作られた時期や場所の事情と闇が垣間見える気がする
さて、フウの護衛になれたら後はひたすら訓練ですね。
後は実際の戦闘時に連携を取りやすいよう、同じく護衛のケゴンとヨウロウやフウと会話をして好感度稼ぎましょう。
好感度稼ぎは似たようなことの繰り返しなので倍速!!
新しく覚えた氷遁の技ですが、やっぱり複数に分裂できる角都の性質を考慮して範囲広めでデバフ盛ってく方向にチャートを練りました。
デバフうちつつ、時間を稼いで大きめの技で決めていくみたいな……。
王道ですがやっぱりこっちの方が安定します。安定チャートを通す走者の鑑(自画自賛)。
飛段とセットで戦闘になる確率が高いのですが、そうなると戦闘が面倒くさくなります。
ですので、先に味方に氷針舞とかのような範囲が広い術の事を説明しておくと、うまいことケゴンとヨウロウの方で飛段を片付けるよう話を通す事ができます。
範囲広いものだから、味方と連携取るなら距離とって貰うのが一番だし、そうなると飛段はそっちで処理してもらう方が楽だし。
流石に角都プラス愉快なお面たちに加えて飛段までこっちで処理するのはキツイので……。
おっと、もうそろそろフウの中忍試験ですね。色々あって参加することになり、その帰り道で襲われる……というイベントの流れになりますこのゲームでは。
「中忍試験楽しみっすー!外出るの初めてだし……」
【すごく応援してるから頑張ってくださいねー!】
「……はい!」
【それにしても、人柱力を狙う組織が居るらしいっての、物騒ですよねー。】
「捕まったらどうなっちゃうんすかねえ……色々気になるところはあるっすけど」
【ちゃんと誰が来ても護衛するから、大船に乗った気でいてくださいー。】
「……それもそうっすけど、その、その活動してる奴の中に滝隠れの抜け忍がいるってのも」
【あー、そうそう、いたね。】
「……ぶっちゃけ、特徴を聞くに知り合いっぽいらしいっすけど、その辺どう思ってるんすか?」
【友達がそんな事になったら悲しいよー!普通そうでしょ?】
「ええと、うまく言葉にはできないんすけど……普通どう思うかとかって、気にしなくてもいいと思うっすよ。悲しいのも悲しくないのも、それ自体が悪いわけじゃないっす」
【……そうかなあ。】
「たとえ悲しく思えなかったとしても、あっしはそれでいいと思うっす」
【……。強いて言うなら、悲しく思えてない事が、悲しいかもしれない。】
ちょっとした会話イベント挟めば後は中忍試験イベントですー!
こっから先は余計なことしなければほぼ一本道イベントなので倍速で飛ばしていきます!
はい倍速!
原作本編だとそんなに使ってきませんでしたが、ひじきの触手による拘束なんかは普通に振りほどくの大変なんで気をつけます(2敗)。原作ではそんなに無かったけど、ゲームだとガッツリ追加されてる行動パターン大体面倒いものが多い、多くない?
遠距離だとお面が暴れ、近距離でも触手がクッソ邪魔だから暁の中だと堅実に隙が無いタイプなんですよねえ……。
原作みたくナルトの大火力技で押し切るってやり方は分かりやすいですがリスクもあります。
攻めてる系走者の兄貴姉貴たちはそっちのやり方でしょうけど、一般通行走者にはキツい……キツい……。
タイムを取れば安定せず、安定を取ればタイムがロスる。
……おっと、ということでどうやら不死コンビが襲撃に来たっぽいです。
本RTAのクライマックスですねえ!
まず真っ先に飛段が小手調べといわんばかりに一撃加えてくるので、フウを庇いつつ距離を取って回避します!
うおおお!あっぶねえ!タイミングがズレてフウを庇った拍子にクズくんの腕が切られかけました!ビビった……。ここまで来てガバはやだ、小生やだ!
飛段は一発喰らうと儀式が飛んできてアウトなのほんと走者殺しですわ……。
切られたのが服の表面だけでほんとセーフ!血さえ流さなければOKOK。
「人柱力一匹に、護衛がひい、ふう、みい……生贄には困らないみたいでよかったぜ!」
「……」
「で?結局、知り合い居るか?あの中に」
「……どうやら、本当にあいつのようだ。何をどうやったか分からないが、歳をほぼとっていない若いままだが」
角都と飛段が登場だー!
凍眠の術で時を駆けるクズくんをしていると、こういう風に歳とってねーやん!ってツッコミが入ります。
【お久しぶり】
「よくもそうヘラヘラと俺の前に現れたな」
【来たのはそっちだと思うんだけど!】
「黙れ」
【えーっと、うーん、元気?】
「死ね」
クズくん会話へったくそやなー、でもまあこの選択肢が一番会話終るの早いんで仕方ないね!
ちなみに、老けた?とか挑発するような選択肢取るとまあまあキレます。
【……目的はフウを攫うこと?何故狙うの?】
「お前達に教える義務は無い」
【……。角都が里抜けしたとは聞いたけど、なかなかヤバそうな組織に入ってるんだね今】
「今さら、お前がそれに関してどうこう言うつもりか?数十年放置しておいて」
【……寝てたから、ごめん】
「喧嘩を売ってるのか」
【あ、いや、ほんとだよ?ほんとに寝てて……】
「もういい。そういえばお前は氷遁の血継限界持ちだったな、ちょうどいい……お前の心臓を貰う」
「あ、あれは……!確か禁術の、気をつけるっすみんな!友達になってくれは……しない感じっすかねこれ!」
はい、というわけで戦闘開始でーす!
何十年か、正確な年数は数えるのも億劫な時間の果てに再会したあいつは別れた時の姿からほぼ変わっていなかった。
あの時から、時間が凍り付いて止まっていたかのように変化が無い。
いや、外見の上では変化が無いが、全てにおいて何も違わないというわけではない。
人柱力を庇った際に焦ったような顔をしたり、慌てたような顔をしたり、そういったことは俺は見たことがなかった。
困ったりしたときも、困ったような薄笑いだったからだ。
その微妙な変化がいやに腹立たしかった。
こいつの考える事は、今も昔も分からない。
寝ていたとはなんだ。
何故今更出てくるのだ。
何故人柱力の護衛なんかをしているんだ。
頭を砕き脳髄を見ても、腹を裂き内側を覗いても、きっと分からないのだろう。
だから、心臓だけが欲しい。それが俺の報復だ。