「NARUTOー名もなき忍道ー」RTA   作:メメイ

64 / 68
だいたい一年ぶりの更新だ〜!!!!
これも全部コロナってやつのせいなんだよ!!!(言い訳)


うちはイタチ討伐トロコンRTA Part9(完)

両刀くんは試験じたいには参加しませんが、トーナメントの時なんかは観戦したりできます。

今回のゲームの流れだとサスケェの精神状態が安定しているので、呪印をつけられこそすれ状態は恐らく安定しているでしょう。カカシ先生ぇによる呪印対策は、精神が安定さえしていればさして問題はなくなるのでこれでOKです。

後は木の葉崩しですが……これは原作沿いの中ではかなりの大イベントであり、木の葉出身である以上主人公の両刀くんも必ず巻き込まれます……が!

肝心の我愛羅やらナルトやらその辺と下手に関わると原作展開がブレたりイベントが増える可能性がありますので、この辺は適当に襲ってきたやつをボコボコにしながら収束するのを待っていくスタイルです。

もちろんサスケェに助太刀することもできますが、まあこのあたりは一応サスケ一人でも原作どおりちゃんと生き延びてくれますからね。そこは安心です。

ここで経験値稼いで今後のイタチ戦の安定度を取るチャートも考えてましたが、正直焼け石に水なのでそのあたりはもう適当にイベント流していきます。

マジでこのあたり実際イベントやってると分岐やイベントとても多くて面白いのですが、RTA的にはそんなにうまみもないです……。

 

というわけで、例のイタチとサスケェの遭遇シーンのイベントまで加速加速ぅ!

 

余談ですが、うちはさん家絡みのイベントは基本的に原作に絡んだ部分が多いので、特に原作にとって大きな立ち位置になったキャラの行動に干渉するように絡むとその後の原作展開がズレていく可能性がそこそこでかいんですよね。

あと、闇深イベントがめっちゃ多い……。今回は好感度そこそこ上げたけどそこまで突っ込んだ話とかやってないですが、突っ込んだ話や一族内部の事に関わったり相談されたりするようになると出るわ出るわ怖い話。

昔は近親婚多かったとかそう言う話もあったり……血を保つためってやつですね。とことん内側への繋がりが強い一族だよほんと。

今回はRTAの都合上その辺のお話に深入りや突っ込みはしませんでしたが、気になったプレイヤー兄貴姉貴は是非やってみてくれよな!

 

……えー、画面内では倍速で物語が進んでいきますが、主人公が徒手空拳で木の葉崩しにて襲ってきたやつをボコボコに殴ってますね。

木の葉崩しはわらわら敵が出てきても、ちぎっては投げちぎっては投げ状態ですね。印を結ぶ前に殴ってわからせる、コレが一番早いんだなあ。

 

はい、というわけで木の葉崩し終了~~~!

 

よしよし、ちゃんとほぼ原作どおりの流れになっていますね。ちゃんと三代目の葬儀や諸々が終わり、イタチと鬼鮫兄貴が突撃木の葉隠れの里をしにくる番です。

このイベントやる前にちょこっとサスケェと大変だったねサスケも的な会話したり色々できますが、まあ正直いつものダメ押しでの好感度稼ぎみたいなもんなのでここも倍速で飛ばします。

ゲームでやってても、本当に次から次へとイベントが起きますねえホントこの時期。

 

そんじゃ、イタチを探すサスケェをラーメン一楽でラーメン食いながら待ちます。

ラーメン一楽食べると、ちょっぴり精神力にバフがかかるのでね。気持ちばかりのバフです。

 

【やっぱり一楽のラーメンは美味しい。】

【……少しだけ、心が強くなった気がする。ラーメンってすごい、自分はそう思った。】

 

このゲーム、一楽以外にもラーメンの屋台やお店はたくさんあるんですけど、製作陣にラーメンマニアでもいるんかってくらい描写凝ってますよね。

ちなみに自分はつけ麺派です。

 

「オッサン!ナルトが……夜刀さん!?」

【あれ?サスケ?どうしたのそんなに慌てて】

「イタチが……!イタチのやつがこの里に帰ってきたんだ!」

【えっ……】

 

という事でサスケに事情を説明してもらいつつ合流して病院の方に行きまーす!

ここからがこのRTAの本番にして終盤です!最後にして最大の難関、イタチ戦が始まります!

ということで、病院へGOしてイタチ兄貴に突撃しまーす。

はい、と言うわけで病院へ全力ダッシュでつきました!

 

「久しぶりだな……サスケ、そして夜刀」

「おやおや、今日は珍しい日ですねえ。三度も他の写輪眼が見れるとは……。それに、もう1人の方はイタチさんが要注意と言った方じゃないですか」

【イタチ……!】

 

イタチ兄貴と接触度が高いかつ一定の実力や実績がある場合、こうして鬼鮫兄貴にイタチは要注意人物だと伝えてるんですよね〜。こう言う細かいとこ好き。

サスケェ!はイタチに対してブチのギーレェで今すぐぶっころしてえよお!!!という殺意の波動に目覚めてますが、事前に両刀くんと話をしてあるので多少は冷静さがあります原作比だと。

さて、今すぐバトルに入ってもいいのですがちょっとばかし両刀くんとイタチ兄貴とで会話をします。

タイム的にはすぐ戦闘した方が早いのですが、理由は後で説明します。

 

【イタチ、本当に久しぶりだね】

「……」

【イタチ!お前がこんな事してるのには何か、訳があるんだろ!?】

「お前に答える義務はない」

 

サスケェの諸々がかかってるので、絶対イタチ兄貴は話さないのですが両刀くんは会話で問い詰める選択をします。

 

【お前にも、もしかしたら事情があるのかもしれない。だけど、お前がやばい事した時俺は止めるし叱るって……約束したから。だからお前を止める】

「そんな会話はもう、忘れた」

 

過去の会話を参照にしたセリフが出てくるの、いいよね。

それはそれとしてサスケが黙って会話聞いてくれてるけどイタチの反応見てキレそうになっとる……。こわ。

さーてここまで会話を引き延ばした理由ですが、自来也の到着を待ってます。

原作漫画でも途中参戦してましたが、今回は戦闘の最初からできるだけ居てもらいたいので会話で時間を引き伸ばしてました。

さあ来ました、頼もしい助っ人こと自来也ことエロ仙人が!

 

「けったいな雰囲気になっとるのぉ……」

「エロ仙人!遅いってばよ!」

「!」

【エロ仙人!?えっ、伝説の三忍がエロ仙人!?】

 

これで役者は揃いました!

さーて本来であれば原作でもそうでしたがここでちょっとした会話を挟み、それから戦闘でしたが今回は両刀くんに加えて自来也まで居るというイタチサイドからすれば敵の戦力が多いわけで悠長なことはしてられません。

ですので、イタチは不意打ちを仕掛けてきます。

 

さあ戦闘開始!と同時に来ました、月読です!

イタチも消耗してはいるのですが、こうしてこちら側の戦力が多ければこうして不意打ち気味に月読を初っ端使ってくるパターンもあります!

今回はそれを引きました、トロフィーの条件を素早く満たせるので当たりですね!

 

というわけで、イタチの月読から他のメンツを庇うようにいの一番に両刀くんがかかっておきます!

イタチからの視線のラインを遮るように移動し月読の判定から味方を庇います。

……はい、これで今まで多重人格の中で表に出ていた人格である“俺”の人格が月読状態になりました。

ここで素早く別の人格に操作を切り替わります!

これで“俺”の人格が月読でえらいことになってますが、体は他の人格で正常に動かすことができます。

 

【自来也さん!ぼ、僕たちがイタチを何とかします、だからもう1人の方お願いします!】

「……どんな因縁があるかはワシには預かり知らんことだが、無理してくたばる真似だけはするなよ」

 

自来也とNARUTOには鬼鮫の足止めをしてもらい、サスケェと両刀くんでイタチ兄貴を仕留めます。

自来也はほんと強いので、NARUTOを奪われないように守りつつ戦ってくれるので彼が居る状態でのスタートがやはり安定します。

自来也は途中参加でも十分役立ってくれるのですが、鬼鮫にまずイタチとの戦闘を邪魔されるのでね……やはり最初から自来也はいてくれたほうが楽です。

今回は戦闘不能状態にまで持ってけば勝ちなので気絶させましょう。

 

こうして動画編集してる時に気づいたのですが、イタチ兄貴この時点でよく見るとちょっと冷や汗流してるんですよね。

イタチ兄貴からしたら月読を回避されたってわけでもないのに、耐えたり精神ダメージ受けてる様子もなく普通に動き回ってるのたしかに衝撃だわ。

 

ここから本格的な戦闘がスタートです。

とは言っても、この戦闘長引かせるだけ不利になるのでワンパンで仕留めます。

そのためにはサスケェとの連携は最重要です。

 

さあまずサスケがイタチの前に飛び出していった!

これはサスケと連携してイタチ兄貴と戦う場合に最重要な要素なのですが、基本的にイタチ兄貴はサスケェの生存が行動の中でもほぼ最優先の順位の行動として設定されてます。そのついでに憎しみを煽ったりしますが。

ですので、サスケェがこうしてイタチのターゲットになってるとそれだけ隙ができます。

と言ってもその隙は小さいですが、問題ありません。

まず火遁系を潰すため、あらかじめ習得しておいた「風遁・可燃水気の術」を使います。

 

【風遁・可燃水気の術!】

 

これで火を使うと大爆発なので、イタチ兄貴の火遁は封じられました。

他にもイタチの使える術は沢山あるのですが、使わせません。

 

ここで全力でインファイトに持ち込みます!

 

イタチ兄貴の行動AIは基本的に幻術系と火遁が一番優先順位が高く、体術とその他の術はその時その時の状況で使用範囲が異なります。

今回のようにバリバリのインファイトに持ち込まれた場合、体術で応戦するか写輪眼の幻術を使い翻弄しつつ距離を取りまた別の術を使うかの二択です。

 

しかし!今回幻術の最高峰である月読を両刀くんが尋常でない手段で突破してるため、イタチは幻術はよくわからんが通じないと判断しているため体術を使うしかありません。

つまりこの状況、イタチ側からすると「絶対に殺せない弟(今はまだ弱いとはいえ)の相手をしつつ、体術特化の相手とインファイトをしなくてはならない。さらに言うと大掛かりな術は狭い場所なので使いにくく、自来也というその他のやべー術の手の内あんまり見せたくない相手も場にいる」って感じなんですねえ。イタチ兄貴側のクソゲー感ヤバイ。

もちろんサスケェは片手間にあしらわれてるような状態ですが、それでもサスケのおかげでイタチのキャパシティを少しずつ削ってます。

これでもまだイタチサイドに余力があるのが恐ろしすぎるのですが、ここまでやってようやくワンパン気絶があり得るラインに持って来れました。

 

こっからはタイムリミットと運の戦いです。

膠着状態が続くとナルトの誘拐に不利と判断し、鬼鮫とイタチは撤退します。

ですので、撤退のタイムリミットの前に何としてもイタチに一番きつい一発を入れて気絶させなければいけません。

その肝心の一発入れられる隙が出るかどうかは……運です。

多重人格が特徴で無い場合月読に耐えれるかどうかのガチャまであったのでまだマシなのですがここでも運ゲーです!

 

と言うわけでこっからは全力でサスケェ!の手助けを借りつつイタチと殴り合いのお時間だオラァ!

頼むから隙を見せてくれよな〜〜〜!!!

 

……。

………。

…………。

 

……!?

 

あっ、これは……月読を受けたはずの人格が、精神ダメージひどいですが動けるようになってますねこれ!?

月読ダメージ自体がなくなる訳ではないので、こうして月読の囮になった人格は精神ダメージきつくて基本的にこの戦闘中には復帰できないかあるいは、下手にダメージ強かったら人格が死んでしまうことも本当に低確率ですがあったりするのですが……。

精神力と月読の精神ダメージの対抗判定に成功したっぽいですねこれ。

正直こっちのが確率低かったのですが……。

ほんとに誤差の範囲ですが一応この“俺”の人格が一番体術のスキルが高いですので、一応切り替えておきましょうかこっちの人格に。

 

 

そして来ました!ようやく来ました!イタチが見せたほんの僅かな隙!

サスケェがもうボロボロですが食い下がってくれてる、タイムリミットもギリギリなのでこれが最初で最後のチャンスです!

オラッ!全力の腹パンを喰らえ!!!!

イタチ兄貴はもちろんチャクラによる身体強化で防御などもしていますが、まあ特徴で【怪力】に【天与の肢体】持ちの馬鹿力の全力パンチくらえば……。

 

「倒したのか……?」

 

この呆然としたサスケェの台詞が出たということは……イタチがようやく倒れてくれました。

ここまでやっても乱数によってはまだイタチが立ち上がる可能性あったので、ほんっとーにここまでお膳立てしてほぼ最適解の特徴取っててもギリギリのバトルでしたわ。

このバトル、片方が倒されるともう無理だともう片方が判断し自動的に撤退イベントとなります。

鬼鮫兄貴は巣におかえり……。

 

というわけで「接触度が高い状態での討伐トロフィー」、「月読を突破して討伐トロフィー」、「サスケェ!と共闘状態で勝利トロフィー」をゲットォ!

 

【赤い月が沈む時】

【月に蝕まれる】

【兄の心弟知らず】

 

 

 

はいここでタイマーストップ!6時間58分ジャスト!

まさかこのレギュレーションで7時間切れるとは思ってなくて、今回のRTAで一つの壁を越えたな〜!って感じですね!

完走した感想ですが、今までにも暁のRTAはいくつもやってきましたが現状だとやっぱ一番強かったなイタチ兄貴……。

道中の難易度を言うなら創成期が入る角都ですが、ボス戦ならイタチがやばかった。

ある程度安定するチャート自体があまりないと言う意味でも難易度が高いですチャート構築が。

勘も良ければそもそも写輪眼でこっちの策が察知されることも多いので、術系のビルドよりは体術系のキャラビルドが有利で、その点で言うと特徴ガチャ大勝利だったのが最も大きな勝因ですな。これがなかったらさらに運ゲー加速してた。

ただこれだけやってもイタチ戦はちょいちょい乱数次第でぐだるポイントあったので、やっぱ豪運は全てを解決する……!

 

視聴者兄貴姉貴も是非走ってみてくれよな!うちも、やったんだからさ(同調圧力)。

それでは、長時間のご視聴ありがとうございましたー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

動いてる、未だ、四肢を動かして俺と戦おうとしている。

 

俺は確かに、心を殺して身動きできなくなるように月読をかけた。

もちろん、視線自体を避けられるとも予測はしていたが夜刀は視線を逸らさず真正面から受け止めた。

しかし、夜刀はまだ不安げにしつつも強い光を宿してなんてこともなしに立っている。

未知の事象とイレギュラーに、今までにない戸惑いが俺の中に湧いてきた。

夜刀のじっと見つめる視線に奇妙な焦燥感が走る。

そして、サスケの俺を見る視線にもあの夜と異なるものを見た。

俺を倒そうとはしてるし憎しみもある、しかしどこか理性を持って憎しみを分別しようとしてるかのようにと感じた。

 

殺意が、薄い。倒そうと言う意思があるにもかかわらず。

サスケ、お前はあの夜から変わったとでも言うのか。

 

俺は悟った。夜刀の影響が大きいのだろうと。

何故だかはわからない、ただ本当にそう直感的に思った。

 

ならば尚更、夜刀は殺さなくてはいけない。

 

奇妙な焦燥感は、焼けるような殺意に変わり出す。

夜刀はここで殺さなくてはいけない、サスケが俺を殺すためにも。

お前の、何かを変えてくれるような優しさと心の強さは、今ここで消えてもらわなくてはいけない。

殺さなくては。

今、この瞬間に。

 

夜刀の中の心がまた切り替わる。

痛みで死ぬ寸前のような顔になった瞬間、俺は理解した。

夜刀の中の彼が月読を今まで引き受けていたのだと。

度し難い精神の傷を耐えている彼に、殺意が先走った。

弱った獲物に付け込もうとする獣の疾駆か、あるいは……。

 

……。

 

だが、それがいけなかった。

先走れば隙が出る、当たり前の初歩だと言うのに俺は愚を冒した。

 

 

 

 

本当に手痛い、腹が潰れるのでは無いのかと言う痛みと息苦しさに気絶しまいと耐えようとしたが出来なかった。

彼は、俺のことを静かに見つめていた。

俺にはしなくてはいけないこともあれば守らなくてはいけないものもある。

だから、夜刀を殺そうとした。

それでも変わらない心と瞳で、俺を見ていた。

 

その信頼が、いかなる苦痛よりもずっと俺にとっての痛みとなる。

いつかの日にあれだけ救われた俺を信じようとする信頼を、俺は挫かなくてはいけなかったと言うのについぞ夜刀はそれを曲げなかった。

 

夜刀とサスケは、いつかの時と同じ瞳で俺を見つめる。

この異常事態に対して考えなくてはいけないことが沢山あると言うのに、その視線にどこか懐かしさを感じながら意識は闇へと落ちていった。

 




イタチ兄貴もやっぱ思い詰めるとやばいってばよ!!!うちはの闇は大体公式
自来也兄貴、ダンゾウのやつ何とかしてくれー!
イタチ兄貴の原作からしてうちはチックな情緒と、強迫観念じみた両刀くんへの殺意、ヤバかったかもしれんけど両刀くんはそんなことつゆ知らずだったのすれ違ってましたね
でもこのシリーズだいたいそんな感じだったし、暁の心主人公知らずだったわ
いいからタイムを縮めるんだよ!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。