オリジナル色今回多分強くなってもうた(いつものこと)
いつものごとく、雨隠れの里に生まれ落ちました百合ちゃん。
今回は【人柱力(仮)】を引いてるので初っ端特殊イベントが入ります。
さあ、百合ちゃんが人柱力になるイベントです!
【空腹、孤独、戦乱で両親を失いもういっそ心を無くしたくなるくらいの悲しみ。】
【どれだけ辛くても、ご飯は食べなくてはいけない。】
【……生きるための術を雨の中探していると、戦乱で壊れてしまったのだろう家を見つけた。】
【家の中には何もなかった。だけども、ネズミが一匹弱って転がっていた。】
【本当ならば口にすべきではないかもしれないが、どうしてもおなかが空いていたものだからネズミを口に運んだ。】
やっぱりといいますが、やはりこのレギュだと両親居ないですね~。
まあ孤児で両親居ないほうが自由度あるんでよかったよかった。
【ネズミを食べてしまった瞬間、目の前が真っ暗になった。】
【真っ暗になった世界の中、目の前に名状しがたいナニカが現れた。】
【それは真っ暗な宇宙のような、生まれてこの方見たことのない星空のような、あるいは虚無のような。】
【形のないそれは、ゆっくりと近づいてくる。】
はい、この精神世界で唐突に現れた正気が削られそうなナニカが尾獣(仮)です。
特徴のほうにせよ何故(仮)がつくかは一旦置いておくとして、ここで選択が色々出ますが……【それに名前をつけてみる】を選択します。
さみしいからね、ペットの一つでもほしくなるよね!わーい飼うー!!!
【どんな名前にしますか?】
にゅるにゅるとした雰囲気があるので、ここは【にゃる】でいきましょ!
え?這いよりそうな混沌?知らないですね……。
【それに、「にゃる」と名前をつけた。】
「にゃ、る……」
「そう、わたし、「にゃる」という存在で、いいの……」
【名前をつけた途端理解の外側に居た存在が、急にはっきりとした輪郭を持ち始めた。やがて、サエグサと同じ姿を取り始める。】
【……そして、目が覚める。夢だったのかな、と思ったけど確かに「にゃる」の存在を内側に感じる。】
……はい!以上!人柱力(仮)になるイベントでした!
これで、内側に「にゃる」と名付けた尾獣(仮)取り込んだことにより将来的にそのパワーが使えるようになりました!
ではさすがにこれだけだと【人柱力(仮)】ってなに?ってなると思うので説明させていただきます。
まずこのイベントで出てきた、名状しがたい姿をした尾獣(仮)の正体ですが……十尾が尾獣たちに分離した際の切れ端のような存在が、自然エネルギーをゆっくり吸収しながら生きながら彷徨っていたものです。
尾獣の一部みたいなもんではありますが、元の尾獣とはまた違う進化をした存在となった。だから(仮)がつくんですね。
で、この尾獣(仮)は他の尾獣と違い確固たる"形"……もっと言うと、個体としての存在を持てない存在だったのです。あくまであまりものの寄せ集めみたいなもんなので。
尾獣(仮)はそんな存在であるから、"個"というモノを持ちたくて生物の体に入り込む……というのを自力でやらかしやがるのですね。この時点でもう、通常の尾獣とは仕様も習性も違います。
……が、そんな風に個というのを持ちたくて他の動物の体に入り込みますが、その体の主は拒絶し追い出そうと普通はします。
そうするとね、こいつ共存ではなく乗っ取るんですよね……。
体の中身をとろかして再構成して魂を追い出す、という邪悪の極みみたいな乗っ取り同化やらかすのがこの尾獣(仮)の習性です。
こういうことやりながら動物や人間の中をほそぼそ渡り歩いていたのですが、今回百合ちゃんがその尾獣(仮)の入っていたネズミを食べるという形で取り込みました。
そして次の宿主が百合ちゃんになった……これが、特徴をとることで起きるイベントですね。
そこで、"個"がほしい尾獣(仮)に名前を与えることで"個"を確定させ共存という形で味方につけました。
ここまでが冒頭のイベントになります。
ちなみにここ、選択次第では中身乗っ取られてこっから先尾獣(仮)が中身に入った主人公を操作するって事になるルートもありましたが、そっち不便多いので今回は共存ルートです。
これで、にゃるの人柱力みたいなもんに百合ちゃんはなりましたよやったね!
さて、このにゃるはとっても面白い能力を持っているのですが、その反面通常の尾獣とは仕様が異なります。
チャクラ量も確かに相当多いのですが、普通の尾獣にはかなり劣ります。
しかし、チャクラ量が普通の尾獣と比べれば少ない代わりに変幻自在な性質のおかげか感知系からしても百合ちゃん本人のチャクラと見分けがつかないんですよね。
つまり、人柱力みたいなもんであるとはっきりとした疑惑を持たれてがっつり調べられるまで意外とバレません。
ちなみに十尾復活にはこの子必須というわけではないのですが、尾獣みたいなもんなので暁から狙われたり長門達を釣り上げたり居場所特定したり色々あるんですがここも話したらまた長くなるのでまた今度!
この特徴ほんと色々あってバグっぽい挙動とかそういうのまで含めて話すと解説がすごい長くなるのが動画的には困りもの。
さて!というわけで、まず最初の目標としては弥彦長門小南姉貴の雨隠れトリオに遭遇するというのが第一優先です。
俺も仲間に入れてくれよ~!
さっさと接触度稼いじゃいたいし、自来也兄貴のパーフェクト忍術教室は戦力強化を考えてもクッソ美味しいですしね……。
ここで雨隠れトリオに仲間入りして、その流れで暁(健全な時代)入りまではするんですけど弥彦の死の前には離脱する予定です。イベントやもろもろの兼ね合いで。
雨隠れトリオと遭遇する前に死ぬなんてことにならないよう、とにかく食料を探します。
食料が採取できるような効率的なポイントは知ってるので、食料集めなどなどの細かいイベントは加速していますね!加速加速!
……!
食料を手に入れた帰りに弥彦と小南に会いました!結構早い段階で遭遇できたよやったね!
小南のほうから声をかけられました。
「あ、あのっ!私たちもう随分と何も食べてなくて、その食べ物を少しだけ分けてほしいの……」
うーんちっちゃいころの小南姉貴かわE!おっきくなったら色々失って闇堕ちするだなんてとてもとても思えないくらいかわいい。
【じゃんけんしよう!】
「えっ?」
【じゃーんけーん】
「ぽ、ぽんっ!………私の、勝ち?」
【よくぞ勝ち抜いた勇者よ、というわけで食べ物あげる】
「ありが、と……?」
今回不思議ちゃん引いてるせいか、電波みたいな言動の選択多いんですよねえ……電波系百合女子。
「不思議ちゃん」の時だとどれが早いセリフ選択なのかとかよくわからないので、適当に早そうなの選んでます。
ガバじゃないこれはガバじゃない。
【そっちの子はやらないの?じゃんけん】
「じゃんけんでもらえるならいくらでもやってやる!じゃーんけーん」
「弥彦頑張って!」
【ぽんっ】
「ま、負けた……」
【勇者よ、負けてしまうとは情けない。はい、残念賞。あげる】
「あ、ありがとう?」
二人とも「???」って顔してるの草生える。
どっちにせよ食べ物あげるならなんでじゃんけんやったんだろこの子……「不思議ちゃん」の特徴引いたことなくて、実プレイ時はようやく「人柱力(仮)」が出たもんだから勢いでGOしたけどほんとにこの特徴でよかったんかなと思いもしましたが、結果的にはタイムに影響そう出なかったので別に大丈夫でした。
「……ねえ、弥彦」
「人手は多いほうがいいけど、大丈夫かこの子」
ヒソヒソ声が聞こえるんだよなあ~~~。さもありなん。
ぐいぐい自分も孤児だからあんたらの仲間にいれてくんな!!!!って押しまくったら、なんとか仲間にいれさせてもらえたよやったね!
「名前はなんて言うの?」
【サエグサ。サエちゃんって呼んでね!】
「サエグサだな。ボクたちのアジトに案内してやるよ」
【サエちゃん】
「……サエチャン!」
「サエちゃん、一緒に行きましょ」
小南姉貴と弥彦兄貴にサエちゃんと呼ばせたところで今回はここまで!
ご視聴ありがとうございました。
雨音は檻のようにずっと私たちを閉じ込め、苛める。
世界は、茨の檻のようで絶えず私たちに痛みを与え続ける。
「長門……ウソよね?サエが、人柱力の一人かもしれないって、そんな、九つ以外の尾獣が居るだなんて、そんな出来すぎた話……ウソよね?」
「小南。サエのやつは、オレがどうにかする」
苦しそうなのは身体だけなのか、いや違う。
長門は出来る限り声色を抑えようとしたのだろうが、その声からはきっと苦しみがあふれ出ていた。
だからこそわかってしまった。それは正真正銘本当のことだと。
私たちの夢には、世界には、尾獣が必要なの。
例え九つに当てはまらないものだろうと、見過ごすことはできないとは知っている。
だけど、だけど。
どうして……。
それでも、もう私たちに戻る道はない。
戻るための足跡は、雨に掻き消えた。