レズちゃんの才能が知らないうちにサソリの里抜けの一つの要因になってる感が微妙にある
下忍時代もそこそこに、中忍試験のほうですが案の定楽々でしたね!筆記以外は!!!
筆記でこんなに心臓に悪い展開が出てくるの試走ではなかったよ……。
サソリと試験で当たるとは思ってませんでしたが、この時代のサソリの使う傀儡はまだ対処法がある方ですので楽ですね。
結構誘導とかしやすいし……、人傀儡になるとチャクラを使った術系統も飛んでくるからいやだ。
さて、中忍になったところで任務の幅とお給料が上がります。やったね!
中忍になって任務の難易度やエグさは上がりますが、特殊案件を除きパターンは決まってるのでサクッと任務を回していきます。
というわけでここからしばらく中忍生活流していきます。
やってることは任務&訓練&勉強でやっぱり変わらないので倍速で!
……。
…………。
……数年経ちました、恐らくそろそろサソリが人傀儡について調べてる時期です。
中忍以上の忍が閲覧を許されてる、第二資料室へ行きましょう。
ここには様々な術の資料が記されており、こうした第一第二第三までの資料室は大抵どこの里にもあります。
通常プレイでも、戦術の幅を広げる為に資料室で術を覚えていくというのは多分大体のプレイヤーがやってるんじゃないでしょうか。
ただ、今回は資料そのものを閲覧するわけじゃないです。
「……ん?ああ、アンタ確かサソリさんの知り合いだよな。あの人に伝えておいてくれないか?借りてる本の返却期限過ぎてますよって。任務で忙しいのは分かるけど、足りない本あるとどやされるの俺なんだよなー」
はい、資料室の管理担当の人からメッセージを頼まれます。
ここでセリフ選択肢に「どんな本借りてるの?」を選ぶと……。
「ああ、なんか色々借りてたんだけど……三冊借りてるな」
という事で、何を借りたのかが分かります。
借りたのは「傀儡の変遷」「禁術史」「改造新書」というものです。
この三つの内容を読むと、全部に共通して「人傀儡」というワードが出てきます。
後々サソリが返却した後でレズちゃんも読めば、人傀儡というキーワードを手に入れることができます。
ちなみにこの本には直接的な人傀儡の作り方は流石に乗ってないです。
「かつてこういうヤベー禁術があったんやで、やるなよ」的な情報ですね。
まあ、その前にサソリにこのメッセージを伝えなくてはいけませんが……ぶっちゃけ、直接会わないでもいいです。
というか、会おうとするとタイミングを見計らわないといけないので、そんな事しなくてもサソリと同じ班員の人に伝えるなり、あるいはメモをサソリの家に届けておくなりでオッケーです。
というわけで、これで里抜け前に確実に立てなきゃいけないフラグはオッケーです!
サソリはこの間もコムシとごたごたおこしたり、マッドパペットマスターの片鱗を見せたりしてますが、そんなのレズちゃんには関係ねえ!
はい、では後はサソリが里抜けをするまで倍速です。
倍速中に豆知識を。
「里抜け時に追いかけて倒す」場合ですと、討伐系のトロフィー手に入らないんですよね。
サソリの場合里抜け時にはまだ三代目風影殺して人傀儡にしてないし、人傀儡もこの時点で戦場で死体拾って作ってるけどまだ百もないし。
更に、接点持った上で再会時に倒すっていうのも里抜け時は再会に含まないらしいんですよねえ。
里抜けしきっていないうちは、しばらく会ってなくても再会カウント入らないらしいです。
……おっと、サソリがどうやら里抜けをしたようですね。
サソリと接触度が高い場合、チヨ婆がかけつけて教えてくれます。
「いったいなぜ、あんな事を……」
チヨ婆が滅茶苦茶落ち込んでます、ババアおいたわしや……。
そこで励ます選択肢を選びつつ、キーワードである人傀儡という単語をチヨ婆にぶつけてみましょう。
「人傀儡じゃと……!?まさか、あやつ!」
チヨ婆と一緒にサソリの工房へ向って調べる事ができるようになりました。
それと、チヨ婆から会話で「そういえば最近、戦場で死体が消える事がよくおきていたらしい」という話を聞きます。
このあたりの話は事前に情報入手する事もできますが、入手してても里抜け阻止したい場合なら役立ちますが今回は暁入りしてもらわないといけないので特に入手しなかった情報です。
当然消えた死体は、人傀儡製作の実験に使っていたという訳ですね。
後々特定の会話イベントをこなす事でわかりますが、この時点で三代目風影の暗殺と人傀儡化は考えていたらしいです。
死体はその為の人体実検に使われたという訳ですね。もう死んでるけども。
ちなみに何でよりにもよって風影を人傀儡にーって話も出るのですが、サソリの旦那曰く一言で言うなら「克服」だそうです。
磁遁は確かに傀儡の天敵だから、天敵を傀儡に落とし込むことで云々みたいなアレ……?
芸術家の考える事わかんねえ。
……と、与太話をしているうちにサソリの工房の探索パートです。
といっても調べる内容はほぼありません、サソリが里抜け時に人傀儡などの致命的な物証は大方片付けてたり持ち出しているので。
といっても、完全に物証が無いわけではありません。
【どこを調べますか?】
【裏庭】
はい、工房の裏庭で毒草が山ほど咲いてる場所を調べます。
調べていくうちに、探索スキルが多少でもあれば裏庭の毒草が特に咲き誇っている場所がなんか様子が変だとわかります。
【……掘り返しますか?】
というわけで掘り返します。
【土の下から出てきたのは、おびただしい量の人の骨だった。
毒草の栄養になっていたのだろうか?
しかし、サソリの工房、その裏庭から出てきたということは……。】
実験台にされた死体たちのものですこれは。
人傀儡にするといっても、内臓と一部の骨はいらないものなんですよね。
制作する際に抜いちゃうらしいし。
今更だけど人傀儡にする手順結構グロいしエグいよな……。
とにかく、人傀儡にする際にでた"端切れ"をどうするかとなった時についでだから毒草の栄養にしてやれとでも思ったんでしょうかね。
変なところで豪胆だなこいつ。
……あー、レズちゃんが感情的の特徴あるせいか強制的に泣いちゃうイベント入ってるわ。
やっぱ感情的の特徴取ってると、こういう接触度高い相手がなんかやらかしてると怒ったり泣いたりするイベント入るのロスだよなあ。
まあ小さい頃からの知り合いが死体埋めまくってるとかそりゃ泣きたくもなる、しかもサソリはすでに里抜けしてるし。
泣き声を聞いて駆けつけたチヨ婆が出てきたものを見て絶句したところで今回はここまで!
おそらくまた次回!
里抜けする際にはゴタゴタが起きたものの、別段特筆するような事は起きなかった。
それは楽でもあったが、酷くつまらないとも心のどこかで思ってしまった。
……あいつは、どうも任務のタイミングが合わず抜け忍狩りには呼び出されなかったらしい。
里抜けからいくらかたった後にスパイとして入れた由良から定期的に砂隠れの情報は抜いているが……。
ついでに報告させてるあの女の周囲に関しては随分と変わりが無い。
変わりが無い、というのは何も変化成長が無いという訳ではない。
あの頃と生活や精神性に変化が無いという意味だ。
俺がどうこうしようと、あの女に変化は起きなかった。
感情的で、それを隠せないあの女のことだから目に見えて無いのならば無いのだ。
ああ、苛々する。己ばかりが変化を促されるというのは、思ったよりも苛立ちが募る。
最後に会ってからこれで何年だろうか?
人傀儡の身になってから酷く身体に流れる時間の経過に無頓着になっていって、ソレが一つの永久へ近づいた証でもあるようで誇らしかった。
……それと同時に、胸の底に沈んだ熱砂のような感情も朽ちる事はなかった。
あの頃の、絡んだ糸のような情緒から抜け出せてない己が愚かしい。
未だに俺は、敗北感から抜け出せていない。
「たまにだが、お前のような単純な精神がうらやましくなるな……」
「どういう意味だよ旦那!」