サソリの旦那の湿度の高さがすごい
数と手数の圧倒的差をひっくり返してくRTAはーじまーるよー!
前回はチヨ婆が駆けつけたところからですね、駆けつけたチヨ婆は大量の人骨を発見してサソリがやってたことを悟ったようですね。
「サソリ……、やはりあやつ人傀儡に手を出しておったのか」
呆然とするのも無理はないですよね……信じて送り出した孫が禁術に手を染めて人傀儡ダブルピースするなんて……状態ですからねこれ。
すんすん泣くレズちゃんとチヨ婆の悲しげな後姿のシーンから暗転。
後日、チヨ婆からこれから自分はサソリが今どうしてるかの情報を集めるので、それらしい情報を入手したら寄越してほしいと言われます。
ここで主人公もまた「自分もサソリ探したい!」という風に言えば共同戦線が張れます。
ただこれをやるとチヨ婆と一緒に戦うというイベントが固定になる都合上、原作軸でのサクラと一緒の戦闘の際にまでもつれ込んでしまうのですね。
RTA的にはもっと早い段階でサソリとタイマン張って倒せるので、ここで自分も!という選択はしません。
普通のプレイならチヨ婆と一緒の方が楽なんですけどね……チヨ婆強いし……。
すまんなチヨ婆、サソリを殺すのはレズちゃんや。
サソリが里抜けしたので、トロフィーの条件的にサソリが最低百機をそろえるまで待つ必要があるのでその間また日常を繰り返していくので倍速。
……。
おっと、傀儡の術から派生して覚えられるとある術ですが、この倍速中にどうやらうまいこと極める事までできたそうです。やったね!
このゲームでは、原作に登場した術のオリジナル派生術が出てきたりして、その強さはピンキリですけど面白いものが多いです。
完全オリジナルで主人公が開発する術もブレ幅が大きいですけど、毒姫的な状態になる毒化の術がやっぱり一番殺意が高いですねえ……最悪道連れにできる。
このゲームで暗殺という敵対者を消す手段が、毒化を極めていればかなり現実的になるのは大体この術のスペックのせいですね。
ちなみに千手やうちはの創成期あたりからゲームを始める事もできますが、そこから初めて柱間を倒す場合毒化を使って暗殺毒殺が結局一番現実的になるあたりそのスペックが分かると思います。
毒姫♂つよい。
あっ、よし同期の忍から情報が得られました!
「おい大変だ!三代目風影がいねえ!この時期になんてことが……」
あーはいはい、三代目風影を暗殺したようですねサソリ。
ちなみにですが、三代目風影を殺した手段は毒だそうです。まあ傀儡だとぜってえ無理ですからね相性問題で。
ちなみにこのイベントにもフラグを立てたりしてれば介入できて阻止できます。
まともにサソリを倒すというだけならこのイベント介入して三代目風影を生存させて、人傀儡になってもらわないほうが本当はいいのですが……トロフィーが取れなくなるので見殺しです今回は。
暗殺まで来たということは恐らく百機で国を落すっていうのも、もうそろそろ起きるはずですが……。
ちょっと任務をこなしつつ時間を進めます。
「最近、傀儡で小国とはいえ一国が落とされたなんて話まであるじゃないか……あれ、誰も何も言わないけど絶対サソリの仕業だろ……」
声を潜めるようにして情報を漏らす同期の忍、ナイス!よしこれでフラグ全部立ってるのでいつでも討伐にいけます!
ちなみにここで声潜めてるの、抜け忍とはいえ一国が落とされた規模ともなると……砂隠れが自分とこの抜け忍がやりましたってそれ認めると責任が発生するからですね。
大人って汚い。
こっからのサソリの居場所自体はある程度ランダムです。
しかし、小国が落とされた云々の話が出てから三日以内であればその近辺に赴く依頼を受ければ遭遇できます。
必要な術の準備はほぼ整ってますので、傀儡のチューニングと道具を必要な分購入したらすぐにでもいけます。
という訳で……行きます!
任務の受注をして、いざ鎌倉!
……さあ、ピッタンコカンカン、他の忍達と一緒に移動して任務先でサソリとデイダラに遭遇しました。
まーたどっかを襲撃しに行く予定のところに鉢合わせたって感じですね。
かれこれ里抜けから数年、この状態のサソリは里抜け前とは比べ物にならないくらい強いですのでナメてかかると死にます。
「ん?こいつら、砂隠れの忍達じゃねえか。知り合いでもいるか旦那」
「……ああ、一人、知ってる顔が居るな」
ヒルコがこっち向きます。知ってる顔のレズちゃんだよお!
ここのイベント、接触度が一定以上だとちゃんとこういう「おっ知ってる顔だー」って反応してくれます。
なお好感度が低いと、なんで居るんだテメェ死ねみたいな事言われます。
ここでのセリフは無言を選択します。
【……】
「だんまりか。うんとかすんとか言ったらどうなんだ」
【うん、すん】
「そう言う事を言ってるんじゃねえよ……」
はい、適当に一定の会話をした後に選択肢が出ます。
【今はまだ会話の途中だが……不意打ちをしますか?】
まずサソリをヒルコから引きずり出す事、デイダラをこの場から引き離す事、サソリと戦う前段階としてこれらの事が必要になります。
……ですので、まず。
【はい】
【→起爆腐食札を使う】
まずは一発、会話の真っ最中にヒルコに不意打ちだオラァッ!
起爆腐食札は通常の起爆札とは違い、人体へのダメージはそんなにないですが傀儡や忍具といった道具の類を腐食させる効果がある!
通常の起爆札よりはかなりお値段が高いけど、こっちの傀儡の中にも何枚か仕込んでおきました。
これが命中したので、ヒルコの防御力が腐食の状態異常のおかげでガクッと下がります。
ヒルコはまず硬さをなんとかするのが大前提ですが、この起爆腐食札のおかげでその問題は解決しました。
というわけで、不意打ちからの……戦闘開始じゃあ!!!!
久しぶりに会えたあいつは、記憶の中の姿よりも大人びていた。
それもそうか、最後に会えたときから何年も経っている。
それだけの時間があれば"人間"は移り変わる。
「……」
「だんまりか。うんとかすんとか言ったらどうなんだ」
「うん、すん」
「そう言う事を言ってるんじゃねえよ」
……もっとも、頭の中身はそこまで変わらなさそうでもあったが。うんとかすんとか言うってそういう事じゃねえよ。バカ。
ただ表情は、どことなく暗い。
その変化が、もし俺のせいであるのなら。
そうであると考えてもよいのなら、最早両手に収まる程度にまで削り落とした生身の核が蠢くような衝動に襲われる。
きっと今もなお、その美しく操る指は変わらないのだろう、それどころかこの数年でより強くなったのだろう。
ならば、ならばこそ、それを超えて、俺は……。
思考と会話の最中、突如起爆札が割り込む。
轟音と衝撃が、俺のその思考を許さないといわんばかりに……開戦を告げた。