君が好き   作:不思議ちゃん

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ラブライブサンシャインのエロ(18禁)書きたい


なんだって

 さすがに泊まる事はなく、新幹線に乗って帰ってきた。

 

 バスに揺られながらボーッと外を眺めていれば、浅瀬に見覚えのある少女達の姿が。

 降車ボタンを押し、海から少し離れた停留所で降り。歩いて戻っていく。

 

 悔しいよ、と千歌の声が聞こえ。

 曜に抱きついて泣いている姿が見える。

 

「ぁ……優、さん」

「…………やあ」

 

 ルビィが俺に気付いたので皆の視線が集まる。

 こうして実際に対面すると、なんで話したものか分からなくなってくるな。

 

「優くん、私諦めない! このままじゃ悔しいままだもん!」

 

 どう切り出したものかとまごついていたら、千歌が叫ぶようにして口にする。

 

「だから私、続ける! スクールアイドル、やめないよ!」

「…………そっか」

 

 思っている事そのままを素直に口にできる千歌が眩しく見える。

 

「それなら僕も正直に話すことにするよ」

 

 そう口にした時、反応したのは曜とヨハネの二人だった。

 後のみんなは何のことか分からずに首を傾げている。

 

「僕はね……スクールアイドルをするみんなから避けてたんだ」

 

 引っ越した先でスクールアイドルのマネージャー的なのをしていた事。

 彼女達は十分に輝いていて、自分のアドバイスでその輝きが失われてしまうのではないか。

 その不安もあって千歌たちがやるスクールアイドルの活動からは避けていた事。

 

 それらを簡単に説明した。

 

「……なら、今更どうしてなのよ」

「今日、久しぶりに会ってさ。……あの時間は大切だって言われて。なら千歌たちから逃げないで向き合わないとって」

「──優くんっ!」

 

 少し恥ずかしくなってみんなから目を逸らせば。

 千歌が僕の名前を呼びながら駆け寄って抱きしめてくる。

 

「優くん優くん優くん! とっても嬉しいよ! 優くんが手伝ってくれるならきっとなんだって出来るもん!」

「何でもは出来ないかな」

 

 ギュッと力強く抱きしめてくる千歌をそっと抱きしめ返す。

 

 

 

『──えっ!? 優くん手伝ってくれるの?! それなら私たち、どこまでだって飛べる! なんだって出来るよ!』

 

 

 

 いつの日か、似たような事を言っていた彼女の姿が思い返される。

 

 ……今度みんなに会うときはまず謝罪かな。

 今回といい、謝ることばかりだ。

 

「千歌、冷たい」

「えっ!? ……あ、優くんも濡れちゃったね」

 

 いつまでも抱き合っているわけにはいかないので離れてもらう。

 海に浸かっていた千歌は濡れているため、抱きつかれた僕の服も濡れて冷たい。

 

 みんなも海に入ったままだと風邪を引いてしまうだろう。

 

「千歌、風呂借りてもいい?」

「うん。みんなもあったかくしないと風邪引いちゃうよ!」

 

 ルビィなんかはクシャミをしている。

 小走りで旅館へと向かうみんなの後を追いかけていく。

 

「──ねえ、優くん」

「ん? どうかした?」

 

 手を掴まれ、振り返り見れば曜がそこに立っていた。

 

「私も、優くんが手伝ってくれるって聞いて、とても嬉しかった。だから──」

「二人とも、日も沈んで冷えてきたよ!」

「りょーかい! すぐ行くよー!」

 

 何か言いかけていたけれども、梨子に遮られてしまう。

 曜は手を振りながら返事をし、旅館へと向かっていく。

 

「曜、何か言いかけてなかった?」

「あー、うん。特に大したことじゃないから」

「そうか? 何かあったらいつでも言ってくれ。今までのお詫びも含めてなんだってするよ」

「ほんと? それじゃ楽しみにしてるね」

 

 どこか含みのある笑みを浮かべ、曜は走って行ってしまった。

 

「最後、曜と何話してたのよ」

 

 旅館へ着くと物陰からヨハネが出てくる。

 首にタオルを巻いているが、風呂にはまだ入っていないようだ。

 

「特に何も話してないけど。それより早いとこ風呂入らないと風邪引くぞ」

「ふん。堕天使ヨハネは風邪なんて引かないのよ」

 

 鼻を鳴らし、そう口にしたヨハネは僕の顔をジロジロと見始める。

 

「…………何さ」

「べっつにー。優が私のリトルデーモンだという事を忘れてなけりゃそれでいいわ」

 

 それだけ言うとヨハネはさっさと風呂場へ向かって行った。

 

 曜といい、ヨハネといい。

 女の子の気分はよく分からない。

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