両方ともタオル、タオル、ラバストだったので「にこまき」「曜ヨハネ」にしました
ラバストは希と花丸でした
始業式の翌日から普通に授業が始まる。
僕が練習へと合流する頃には時間があまり残っていないため、この数日は指示だけ出して曜、ダイヤさん、果南から経過の報告を受け取るだけとなっていた。
距離を置いている今は少しだけ助かっている部分もあるけれど、だからといってAqoursを放っていいわけじゃない。
だいぶボロボロのメンタルになっているけれど、それでも何とかなっているのは曜とヨハネも廃校を何とかしたい気持ちは変わらないことを知っているから。
僕以外どうでもいいとかだったらとっくに潰れていたかもしれない。
今日は長く練習できるために別の場所を見つけたらしく、久しぶりに僕も練習へと顔を出す。
「ここって確かおじさんの知り合いのとこ?」
「うん、そうだよ! 暫く使う人がいないから、私たちに貸してくれるって!」
「ここ、カーテンめくると鏡があるよ!」
「自分たちでも確認できるから、結構いい場所だね」
見慣れぬ場所に一、二年生は少し興奮気味だが、そんな中でも三年生の表情は暗い。
「それじゃ、さっそく着替えて練習しようか。……って言いたいところだけど、何か話しがありそうですね」
どうしたのかと僕の視線の先をみんなも追っていき、暗い雰囲気の三年生たちを見て首をかしげる。
「みんなに聞いて欲しいことがあるの」
促されても話そうとしないマリーさんに変わり、果南が一歩前に出て話し始める。
「浦の星女学院の廃校が正式に決定。それに伴い入学説明会も中止」
「…………うそ」
「嘘じゃない」
「そんなっ! だってまだこれからって時なのに! 入学希望者も十人超えて、もっと増えるのに!」
あまりに突然なことにみんな下を向いていた。
千歌が口にしたことはみんなも思っていることだろう。
マリーさんは理事長である以前に学生である。
何も出来ないことが悔しくて血が出そうになるくらい唇を噛み締めていた。
「ゆ、優くん!」
「…………ん?」
「優くんなら、なんとか出来るよね。μ'sのマネージャーで、廃校を阻止したんだもん。 だからきっと今も……」
目に涙を溜めながら僕に縋り付き、思ったままをそのまま言葉にしていく千歌。
みんなも僕ならどうにか出来るのではとどこか期待しているようだった。
けど──。
「…………ぇ」
僕は優しく千歌の手をほどいた。
どうして、と悲しんでいる千歌を見て胸が痛む。
僕も出来ることならどうにかしてやりたい。
最初はそういうものだからと思っていた事だったけど、千歌たちと過ごすうちになくなって欲しくないといった思いが僕にも芽生えた。
「ごめんね、千歌。みんな。μ'sは、音ノ木坂は廃校をどうにかした。けど色んな事が全部いい方向に転がっただけなんだ。どれか一つでもダメだったらあそこまで上手くいってなかった。奇跡を起こしただけなんだ」
だから僕に頼らないで欲しい。
自らがやると決めなければ
何かをするのはみんなだ。
僕はあくまで補佐に過ぎない。
どうにかしたい。
その素直な思いこそが、一番可能性のある道なのだから。
しばらく黙って俯いていた千歌だったが、いきなり走り出して部屋を出ていく。
「千歌!?」
「どこ行くの!?」
みんなで慌てて千歌を呼び止める。
マリーさんの父さんに直接交渉へ行くと言い出し始めた千歌を果南が正論でもって大人しくさせていく。
少し空気が悪いままだけれど、せっかく場所を借りられたのだからと僕は声をかけ。
ストレッチと簡単な基礎練だけを今日は行った。
「千歌」
「…………なに」
帰り支度を終えた時、千歌へ声をかけたら少し機嫌が悪いようだった。
周りにいるみんなも触れて来ないけど話は聞いているようだ。
「今一度、よく考えてみて。自分が何をしたいのか、どうしたいのかを」
「どういう──」
「さっ、遅くなるからそろそろ帰ろうか」
これ以上は千歌が、みんなが気付いて欲しい。
部屋からみんなを追い出し、忘れ物やゴミが無いか確認して僕も出ていく。
帰りも会話などなかったけれど、各々何かを考えてるようだった。
基本的に箱推しなのですが、Aqoursは無いと思ってた声優にどハマりしたのでCYaRonの三人とヨハネ、ダイヤが中でも好きです