Re:緋弾のアリア   作:Sinku

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第8話です!
遅くなってしまいごめんなさい(´°꒳°`)
色々と忙しくてなかなか書く時間が取れなかったです。
若干短いですが、モチベーションを再び上げていくために暖かい目で見てもらえると嬉しいです°˖✧(⁎ᵕᴗᵕ⁎)


8.

ーーピピピピ。

 

 

設定した目覚ましのアラームで目が覚める。窓から暖かな太陽の光が身体を照らし意識をクリアにさせていく。

 

(昨日はエライ目にあったな…)

 

アリアの帰宅後、限界を迎えたのか泥のように眠ってしまった。ま、睡眠である程度は回復できたな。若干身体が重たいが昨日よりはマシだ。身体を起こし、ポキポキと骨を鳴らしながら寝室を出る。

 

 

ーーピンポンピンポーン

 

 

シャワーを浴び、欠伸をしながら呑気に着替えていると、ドアチャイムが鳴った。

まさか…!嫌な予感が頭をよぎり、ドタバタと急いで玄関へ向かう。ガチャリとゆっくり扉を開くと嫌な予感通り、アリアが仁王立ちで立っていた。おい、またかよ…!!

 

「今日は早いわね。いい心がけよ。この調子で続けなさい」

 

「お前なんでまたいるんだよ…!」

 

「昨日言ったじゃない。また来るわって。バカキンジが逃げないように監視にきたのよ」

 

「翌日の朝に来るとは普通思わんだろ…」

 

白雪もだが朝から男子寮を尋ねるのはやめてほしい。教務科(マスターズ)にバレれば俺の命がない。

 

「そんなことより、ほら、早く準備しなさい!あたしが遅れるでしょ!」

 

全然よくない。なんだこの傍若無人な生物は。というか勝手に来ておいて遅刻の心配ってどういうことだ!

 

「まだ7時じゃねーか…。朝くらいゆっくりさせてくれ」

 

「つべこべ言わない!あたしが準備しろって言ったら準備するの!バカキンジの分際で口答えなんて生意気よ!」

 

がすっと!腹にいきなりハンマーパンチを入れられるそうになるが、片手でとめる。危なっ、相変わらず暴力の化身みたいなやつだな。

 

「あー、もうわかったから、頼むから大人しくしてろ」

 

だがアリアは止められたのが気に食わないらしい。顔を真っ赤にしながらぶんぶんパンチを振り回してくる。それらをヒョイヒョイと軽くかわし、アリアを放置して部屋へ戻る。

 

「避けるんじゃないわよ!」

 

「好きこのんで当たりに行くわけないだろ…」

 

付いてきながらもアリアは未だ諦めずに襲いかかっくる。ぎゃあぎゃあ煩いアリアの手足を避け、止め、軽く受け流しながら、携帯やら拳銃やらを身につけ、椅子に置いてある鞄を掴む。

 

(朝飯は向こうで食うしかないか…)

 

この調子では落ち付いて飯を食うこともできん。

ぶん! と勢いよく繰り出されたハイキックを玄関でしゃがんで躱し、靴を履く。

 

「アリア」

 

みゃうー! となおパンチに混じりキックを繰り出し始めたアリアの、たまご肌のおでこを振り返りながら手でおさえる。ぐいっと奥に押し込むと、アリアの攻撃は手のリーチ差で空を切るばかり。完全に子供をあやしている構図だ。

 

「なによっ」

 

手が届かない上、俺に攻撃がかすりもしないため若干不機嫌だ。むーとハムスターのみたいにふくれっ面になりながら俺を睨みつけ見上げてくる。黙ってれば可愛いんだがな…。

 

「お前、先にでろ。登校するのはいいが時間はずらすぞ」

 

早い時間であるため人目は少ないだろうが…後々、確実に面倒な事態になるな。特に噂が広まり白雪の耳に入った場合がヤバイ。俺は逃亡生活を余儀なくされてしまう…!

 

「なんでよ」

 

大人しくなったため解放してやったアリアが、身嗜みを整えながら問い掛けてくる。こいつ自分のいる場所がわかってないのか?

 

「なんでも何も。お前、自分がいる場所を忘れてるだろ。ここは男子寮だ。朝早くに俺とお前が並んで出てってみろ。見つかれば確実に面倒なことになるぞ」

 

「嫌よ。あんた上手いこといって逃げるつもりね」

 

「同じクラスなうえ隣の席だぞ。どうやって逃げるんだ」

 

今逃げても結局は教室で顔を合わせることになる。そうなれば再び教室で騒ぎ出し、昨日の再来となるだろう。2日連続でその事態は勘弁してほしい。俺の身がもたん。アリアはむうと、唸りながら考えこんでいる。もうひと押しだな。

 

「仮とはいえパートナーにはなったんだ。逃げやしねーよ、男に二言はない」

 

「ぐぬぬぬ…!わかったわよ!先に出ればいいんでしょ!バカキンジ、逃げれば風穴あけるわよ!」

 

ガウっと犬歯を剥き出しにしながら、子ライオンのように叫ぶ。思い通りにいかないため不機嫌そうだが、納得はしてくれたようだ。バンっと玄関をあけ、ドシドシと地面を踏み荒らしながら部屋を出て行く。あいつまだ早朝だってこと忘れてんじゃないだろうな…?

 

(これが毎日続く可能性があるのか…)

 

その事実に頭が痛くなるが、しのごの言ってられん。はぁ…と深い溜息をつきながらも、1週間の辛抱だと自分に言い聞かせる。腕時計を確認し、キッチリ1分後に俺も部屋を後にするのであった。

 

 

 

 

(散々な目にあった…)

 

アリアの奴め。休み時間まで拘束しようとすんのは勘弁してくれよ。理子と武藤が煩くてかなわん。あいつらは日頃の怨みを込めて制裁しといたが…ここ数日のアリア襲来によって俺の日常はブっ壊されつつある。既に仮パートナーになった時点で手遅れな気がするが、何としても平穏な日常を取り戻さなければならん。がしかし、今はアリアより重大な問題に直面している。

 

(とりあえずアリアのことは忘れよう)

 

頭の中からアリアのことを抹消しつつ、俺は探偵科(インケスタ)の専門棟にある依頼掲示板(クエストボード)の前で手頃な依頼(クエスト)を物色していた。理由はただ一つ、金欠である。

 

「何とか弾代くらいは稼がんとな…」

 

武偵高では一限目から四限目まで普通の高校と同じように一般科目の授業を行い、五限目以降、それぞれの専門科目に分かれて実習を行う。大抵はその時間帯かその後に依頼(クエスト)を受けるのだが、探偵科(インケスタ)に転科以降、俺はほとんど受けていない。その時間帯は全て爺ちゃんとの鍛錬に当てていたからな。

今まで生活できていたのは強襲科(アサルト)時代で貯めた貯蓄のおかげだ。その頃はSランクに認定されていたため、授業そっちのけで戦闘に駆り出され、何度も死に目にあった。言わずもがなSランクが招集される依頼(クエスト)なんぞ、危険なものばかりだが報酬はその分破格。おかげでそこいらの武偵よりは稼げていた。その貯蓄が今や風前のともし火…!弾代どころか明日の飯すら危うくなりそうな状況である。

 

(探偵科(インケスタ)らしい任務(クエスト)は…)

 

『青海の猫探し』

単位:0.1 報酬:1万円 必要ランク:Eランク以上

 

「これにするか」

 

そう言いながら貼られている用紙を剥がす。

報酬がいい依頼(クエスト)は他にいくつかあったが…今の俺にはこれくらいしか受けられん。まあ、ランクが足らんからしょうがないな。

依頼(クエスト)にも当たり前だが難易度が存在し、必要ランクが足りなければ受けることができない。低ランク武偵が高ランク依頼(クエスト)で死亡や失敗、逆に高ランク武偵が低ランク依頼(クエスト)での荒らしなど、過去にそう行った行為が横行したため、それらを防ぐための措置である。俺は探偵科(インケスタ)ではEランクに格付けされており、必然的に制限がかかる状態だ。がしかし、例外もある。

 

(強襲科(アサルト)で受けるのは最終手段だな…)

 

俺のように転科した生徒に関してはこのルールが期限付きで除外される。ただ転科する前に所属していた専門科での依頼(クエスト)にしか適用されず、ランクも一段下がる扱いになるため、利用する人は少ない。ま、俺も積極的に使う気はない。あくまでも最終手段だ。探偵科(インケスタ)で探偵術を磨くために転科したのに、強襲科(アサルト)依頼(クエスト)を受けるのは本末転倒だしな。

 

(鬼の居ぬ間になんとやら、触らぬアリアに祟りなしってな)

 

手続きを終え、若干浮かれながら校門へと向かう。

アリアには自由履修で強襲科(アサルト)に戻るとは言ったがいつ戻るかまでは言っていない。約束した手前呼び出されれば潔く従うがその前ならば自由だ。今のうちに依頼(クエスト)を受け、郊外に出て仕舞えば手出しはできないはず。さらに単位がもらえる上に報酬もでる。一石二鳥ならぬ一石三鳥だ…!

 

「キーンジ」

 

意気揚々と校門をくぐると、今は聞きたくない声が耳に入ってきた。反射的に体がビシッと石のように固まり、その場に固定されてしまう。

 

(こ、この声は…ッ!!)

 

恐る恐る振り返るとーー待ち伏せしていたであろう()()()がいた。あまりのショックに膝から崩れ落ちてしまう。くそっ出鼻をくじかれた…!!

 

「なんでお前がここにいるんだよ…」

 

「あんたがここにいるからよ」

 

おい、全く答えになってないだろ。当初の計画が始まる前から頓挫という事実に気が遠くなり頭を抱え込んでしまう。だが…見つかった以上潔く諦めるしかない。

 

「で、今日はどんな依頼(クエスト)を受けたの」

 

「はあ…Eランク武偵にお似合いの簡単な依頼だよ」

 

「あんた、いまEランクなの?」

 

アリアは俺がEランクということが信じられないらしい。赤紫色(カメリア)の瞳に驚きの感情を映しながら首を傾げている。事実であるため反論のしようがないな。

 

「ああ。1年3学期の期末試験を受けてなかったからな」

 

「ふーん、まあランクなんてどうでもいいわ。私の目に留まったことが重要なの。それより、さっき受けた依頼(クエスト)を早く教えなさい」

 

「…まさか付いてくる気じゃないだろうな?」

 

「付いていくに決まってるじゃない。私たちは仮とはいえパートナーよ。行動を共にするのは当たり前だわ」

 

「お前、パートナーの定義を拡大解釈してると思うぞ。依頼(クエスト)の共有は推奨はされてるが絶対じゃない」

 

「いいから早く教えなさい。風穴開けるわよ」

 

焦れたアリアが拳銃に手をかける。無視を決め込みたいが、こいつは教室で発砲したという前科がある。放置しておくと、確実に撃つだろう。

 

「…今日は猫探しだ」

 

「猫探し?」

 

「青海に迷子の猫を探しにいくんだよ。報酬は1万。0.1単位分の依頼だ」

 

こいつに隠し続けても現状デメリットしかない。正直に話し、興味をなくさせるのが吉だろう。

 

「そう、いいわ。それじゃあ、あんたの武偵活動を見せてもらうから」

 

そう言いながら、歩き出した俺の横にピッタリとついてくる。

ダメか…。興味を失うどころか付いてくる気満々である。

 

「はあ…ついてきても時間の無駄だと思うぞ。あと報酬は分けんからな」

 

「それを決めるのはあたしよ。報酬もいらないわ。そのくらいな直ぐに稼げるもの」

 

若干アリアの発言にイラッとしたが、対応するのがめんどくさい。ただでさえ周囲の奴らから白い目で見られてるってのに、余計悪化しかねん。これ以上騒がれるのも嫌だったため、仕方なしにアリアを引き連れたまま青海へと移動するのであった。

 

 

 

 




アンケートの結果から佐々木志乃と島麒麟もヒロインに加えたいて思います!可能な限りキャラ崩壊や違和感なくしていきますので、よろしくお願いします!

PS.緋色の弾丸と聞いて緋弾のアリアかな?って思って嬉しくなりましたが、コナンの新作映画がでした笑
コナンの映画も毎年観ているので、楽しみたいと思います!
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