ありふれないジェダイとクローン軍団で世界最強 作:コレクトマン
33話目です。
ハジメたちに黒竜の相手を任せた俺はパージ・トルーパーを相手にライトセーバーの第3の型“ソーレス”の構えでいつでも迎え撃つ体勢に入る。そしてパージ・トルーパーが先に動き出し、エレクトロバトンの二刀流の猛攻を防ぐ。
「どうした、こんなものか?ジェダイ…」
二つのエレクトロバトンの攻撃をライトセーバーで受け切りながら、パージ・トルーパーは多少煽りを入れながら睨みつける。だが、パージ・トルーパーの攻撃は些か若いところがあって戦闘技術も荒削りだった。それを補う為に相手に煽りを入れてペースをかき乱し、その隙を狙うといった戦法が今の戦いで理解した。そんな相手の攻撃を去なしながらも俺はパージ・トルーパーに問いかける。
「今一度、聞きたいことが二つある。一つは何故お前がクローン達の標準装備であるDC-15Aブラスターを所持しているかだ。そして二つは、お前は何者であるかだ。お前のその動きといい、荒削りの戦闘技術、どうもクローンの動きとは思えないくらいだ。クローン以外だとすれば、一体お前は何者だ?」
「随分とお喋りなジェダイだな。……まぁ、俺の正体を相手に明かすなと尋問官からは言われていないからな」
そういってそのパージ・トルーパーは一度エレクトロバトンをしまい、ヘルメットを取ってそのまま自身の素顔を晒した。
「っ!……清水?」
「
パージ・トルーパーの正体が行方不明だった清水本人だった。本人は違うと言っているが、本人である証拠があった。それはそばかすだ。清水の顔にはそばかすが付いており、シャドウと名乗る男の顔にも清水と同じそばかすが付いていた。清水たる証拠をより確定するには彼を無傷で無力化し、拘束してDNA鑑定させれば決定的になる。
「…悪いが何らかの時間稼ぎのつもりだろうが、その手には乗らん」
そういってシャドウこと清水はヘルメットを再び被り、今度はエレクトロバトン一本とDC-15Aを取り出し、エレクトロバトンをナイフに見立てるよう左手で逆手に持ち、右手はDC-15Aで俺に向ける様に構える。俺は清水の攻撃を警戒しながら再びソーレスの構えを取る。そして清水はじりじりとこちらへと近づき、少しずつ距離を詰めてきた。徐々に距離を詰められながらも相手の間合いに注意しながら俺はライトセーバーで突きを放つ。
それに対して清水は、エレクトロバトンでライトセーバーを去なし、DC-15Aをこちらに向ける。先に撃たれる前に俺はフォース・プッシュで清水を吹き飛ばす。吹き飛ばされる最中、清水は咄嗟にサーマル・デトネーターを俺の方に投げつけた。
「おいおい、それも持っているのかよ!?」
それに気付いた俺は直ぐにそこから離れるように横に飛び込んだ。デトネーターが起爆し、爆発と同時に煙があがる。俺は直ぐに態勢を立て直すと、光弾が数発も飛んで来た。ライトセーバーで弾きながらも俺は清水を肉眼で視認し直し、今度はこっちから仕掛けた。すると清水はDC-15Aを捨て、もう一本のエレクトロバトンを取り出して再び二刀流に持ち直し、そのままライトセーバーの連撃を目まぐるしい速さで捌きながら交錯する。ジェダイではない彼がここまで対等に戦えることには驚いたが、まだ戦闘技術が未熟故に多少の隙があった。
無論、俺とてそれを見逃してやる程甘くはない。僅かな隙を突いて、清水が持つ二本のエレクトロバトンを宙に弾き、フォースでこちらに引き寄せてエレクトロバトンの持ち手を切断し、破壊する。
「チィッ!…だが、まだだ!」
近接武器を破壊された清水は多少焦りを覚えながらもホルスターから二丁のDC-17を取り出して弾幕を張り、一旦距離を取ろうとする。逃がすつもりは無い俺はライトセーバーで弾き返しながらも清水との距離を詰める。そしてライトセーバーの射程に入り次第、清水のDC-17二丁を破壊し、そのままフォース・プッシュで再び清水を吹き飛ばす。吹き飛ばされた清水は最早手持ちの武器を全て喪失した為か最早抵抗する意思が見られなかった。一応俺はライトセーバーを清水を向けながら降伏するよう問いかける。
「お前の手持ちの武器は全て失った。降伏しろ清水、こちらとてお前を殺す理由は無い」
「清水ではない、シャドウだ。お前たちジェダイに指図されるつもりは……」
すると清水の右腕のアーマーに取り付けられているコムリンク通信機から何者かの通信を傍受する。俺はその通信を送った主の存在が気になるため、俺は敢えて出ても構わないと清水に告げる。俺に行動を監視されながらも清水は俺に睨みつけながらもコムリンク通信のチャンネルを開く。
《首尾はどうかと聞こうと思ったけれど、どうやらそっちは失敗した様だね?》
「尋問官か……態々こっちに通信してきたのは俺を笑いにきた訳じゃないだろう?」
《そうさね……坊やのお陰で魔物の数は丁度良い位に集まったからねえ。魔人族からも必要以上に集めてくれたと言ってたわ》
「心の無い世辞はいい、要点だけ言え。俺は最早魔人族や貴方等尋問官達にとって
《あぁら、坊やの癖に中々勘がいいのね。その答えは魔人族にとっては前者だろうけど、私らにとっては後者ね。坊やにはまだやってもらうことがあるわ。…といっても、これが最後かもしれないけどね》
「……そういう事か。どの道お前たち尋問官は、俺をその名の如く切り捨てる魂胆だったか」
彼等の内容からしては、かなりこちらにとって重要な情報だった。尋問官と名乗る者はどうやらシスの暗黒卿の使いか何かだという事だ。その証拠に尋問官の腰にはダブル=ブレード・ライトセーバーらしき物を懸架している。そして尋問官は、清水に最後の仕事として俺と話しをさせる事だった。どうやら尋問官は清水が生きていようが死んでいようがどうでもいい様だ。
《…通信越しとは言え、お初目に掛かるねぇ?ジェダイ…》
「尋問官……と言ったか。単刀直入に問う、お前たちはシスの使いか?」
《シス……ねぇ。生憎アタシ等はお前たちジェダイがいうダーク・ジェダイの類さね。帝国に忠誠を誓っている存在、帝国とは言えこの世界のヘルシャー帝国じゃないよ?》
「……銀河帝国か」
《あら、知っていたのね?だったら話は早いわ。今回は挨拶を兼ねて、お前たちジェダイと裏切り者のクローン達に宣戦布告を言いにきたところさね。次に会うときは戦場で、その首貰い受けるよ、ジェダイ…》
そういってコムリンクから通信が切れ、この場に残っているのは俺と清水だけだった。流石に沈黙のままでは話が進まないと思い、こちらから清水にこれからどうするつもりか聞いた。
「…それで、尋問官に見限られたお前はどうするつもりだ?」
「どうもこうもない。元々尋問官の奴らは俺をある程度使い終わり次第、何処かで切り捨てるつもりだったんだ。今の俺はシャドウという名前以外に記憶が存在しない」
清水は己自身の記憶が無いと言っているが、これは本当の事であるとフォースを通して理解した。どうやら清水は尋問官達の手によって一部の記憶改竄を行った様だ。フォースで心を操るというのはフォース・マインドという技があるため理解できるが、記憶を改竄させるとなると俺でも知らないものだった。おそらく、フォース以外にも何かしらの機械の装置で記憶改竄をされたと見て間違いないだろう。
「……清水、お前には名前以外に記憶が無いと言っているが本当は違う。お前の本当の名はシャドウではなく清水利幸という名前だ。それと、本来あるべき記憶が尋問官という奴らによって消された可能性もある」
「もし仮にそうだとして、俺に一体何をしろと?たとえ俺が記憶が戻ったとして、お前等にとってメリットがあるのかもしれんが、俺からすれば、それはメリットではなくデメリットでしかない。最早俺は死んだも当然の兵士だ。いっそのこと、俺を殺したらどうだ?」
「それは駄目だ、お前には会わせなければならない人物がいる。そして何より、お前の帰りを待っている者達もいる。だからこそだ清水、ここは勝者の権限でお前を生かし、連れて行く事にする。無論、拒否権は無い」
「……思っていたのと違うのだな、これほどまでに自分勝手なジェダイは初めて見たぞ?」
自分勝手……か。清水に言われるまでもなく、薄々俺は己の自分勝手さを自覚していた。俺はジェダイでありながらも掟に反し、普通の人間の様に生き、他のジェダイでは考えつかない位に自分の欲望に正直に生きてきた。
「……
「…フッ。自分勝手どころか余りにも強欲なんだな、お前は。……だが、お前の言う信念が果たして貫き通せるかどうか……いずれにせよ、この目で確かめたいものだな」
「…となると、降伏してこちら側に下るという事か、清水」
「何度も言わせるな。俺は清水ではない、シャドウだ。……だが、その清水という名は俺の記憶と関係している以上、記憶が戻るまでその名は封じる。それまでの間、俺の事はシャドウと呼べ」
「……分かった。しかし、本名は封じる事は出来ない。だが、コードネームでならシャドウと呼んでも問題なかろう?」
そう俺が言うと清水は“ …好きにしろ”と投げやり的な感じで肯定するのだった。何とか清水を確保した俺はライトセーバーをしまい、清水に手を差し伸べようとしたその時……
「ファ''ッ……ア''ア''ア''ァァーーーなのじゃーーー!!!!」
突如と女性の悲痛な叫びがこの山頂にて響き渡り俺や清水の耳に入ってきたのだった。その声の発生源の場所は、意外にもハジメたちが黒竜と戦っていた場所だった。
「なぁシャドウ?普通こんなところで女性の悲痛の叫びを聞くか?」
「シャドウではない清水……じゃなかった、シャドウだ。そんなこと、俺が知る訳が無いだろう」
「じゃあ聞くが、お前が連れてきたあの黒竜は本来
「……正直、済まんかった。確認を取らずに俺の天職である“闇術師”で洗脳していたからな。洗脳する前の黒竜はマヌケにも眠っていたから洗脳しやすかったがな」
“それが原因かい!”と思いながらも俺は清水を連れてハジメたちの元に向かった。そしてハジメたちと合流すると、そこには
「「……ナニコレ?」」
「おっ!戻ってたか雷電。ちょうどコイツから色々と……って、そいつ敵だった筈だが、何でここに連れてきているんだ?」
「え…?あぁ……その点に付いては後でちゃんと説明する。その前にハジメ、その黒竜は喋れたのか?」
「あぁ。ユエから聞いた話じゃ、こいつは“竜人族”ていう五百年前に滅びた筈の種族らしい。んで、その辺を詳しく聞く為にこうして聞いているんだが?」
ハジメはそう言うが、これは俗にいうSM◯レイという奴じゃないのか?流石にこれはやり過ぎだと思った俺は何とか止めさせる様に頼む。
「それは聞き出しではなく尋問?の間違いだろ?それとケツに刺さっている杭を抜いてやれ。彼女も苦しがっているだろう?情報が逃げる訳じゃないんだから」
「そ…その男の言う通りじゃ。ちゃ…ちゃんと説明するから、先ずはお尻のそれを!魔力残量がもうほとんど残っておらぬ…お''ぉーーー!!?」
「だったらさっさと全部吐きやがれってんだ、俺はテメエがどうなろう知った事じゃないんだよ!」
ハジメは容赦なく義手で杭をガンガンと殴り、黒竜のケツにダメージを与えながらも尋問?し、黒竜はハジメの尋問?に悲痛の叫びをあげるのだった。いや、ハジメよ。今喋ろうとしたのに要らぬ刺激を与えてどうする今度は喋らなくなる可能性があるぞ?この光景に流石のデルタ分隊や他のクローン達、愛子先生達もハジメのドSっぷりにドン引きだった。
「もう止せハジメ、これ以上やったらもう彼女は再起不能になるぞ。情報を吐かせようにも相手が喋れなくなったらそれこそ本末転倒だろうが」
「ハジメ…私からもお願い。私と同じ歴史から消えた筈の種族、一度ちゃんと話し合ってみたい」
俺からの静止とユエのお願いでハジメは根負けして、これ以上の黒竜の尋問?を止めた。
「…分かったよ。おい、ユエに感謝しろ。今抜いてやる」
「お……恩に着る」
そうしてハジメは黒竜のケツにブチ込まれた杭を加減無しで思いっきり引っ張るのだった。それに対して黒竜は悲鳴と悲痛を叫びながらも何かに目覚めかけようとしていた。そんなことお構いなしにハジメは何とか黒竜のケツから杭を引っこ抜くのだった。その後に黒竜は何かに目覚めてしまったかの様に悲痛の叫びというより甘美な叫びに近い声を上げ、全身を光らせてそのまま竜から人へと姿を変えたのだった。
「優しくしてって頼んだのに……容赦の欠片もなかったのじゃ…」
「その辺は俺の仲間が済まなかった。……ところで貴女の名は?」
「いやっ妾こそ操られた身とは言え面倒をかけた、本当に申し訳ない。妾の名は“ティオ・クラルス”。竜人族──クラルス族の一人じゃ」
その後にティオと名乗る竜人族は事の顛末を話した。ティオは異世界からの来訪者……つまり、俺達を調べる為に生き残りの竜人族が住む隠れ里から出たそうだ。町に訪れる前に一度山脈に着いた後、魔力回復を兼ねて休憩の為に竜の姿のまま眠りに付いたそうだ。ティオ曰く、竜人族の固有魔法“竜化”は魔力消費が激しいらしく、一度眠ってしまうと丸一日起きられないそうだ。眠りについたその後に見られない黒い鎧を着た男こと清水がティオを見つけ利用できると判断し、天職である闇術師で洗脳され、黒竜のティオの実力を見極める為か、偶然にもウィルとその冒険者達をターゲットとし、そのまま襲わせたのだ。その後は適当にうろついてた所を偶然にも俺達と接敵して攻撃、そしてハジメにやられて杭をケツにブチ込まれたそうだ。そして今現在に至るそうだ。
事の顛末を聞いたウィルは納得がいかず、その怒りの矛先をティオに向けるのだった。
「ふざけるな…!操られていたから、皆を殺したのは仕方ないとでも言うつもりか!!今の話だって本当かどうかわからないだろう!死にたくなくて、適当にでっち上げただけだろう!!」
ウィルは死んだ冒険者を操られていたとはいえ殺したティオの言葉を信じられずにいた。しかし、ここで予想外の人物がティオの言葉を真実だと告げる。
「いや、彼女の言っている事は本当だ。その点に付いては嘘偽りは無い」
そう告げたのは清水本人だった。清水はまだヘルメットを被っている為愛子先生達に気付いていない様だ。それでもウィルは信じられずにいた。
「なっ…!?一体、何の証拠があって…」
「証拠も何も、
そう言って清水は水からヘルメットを脱ぎ、その素顔を愛子先生達に晒した。
「えっ……嘘っ!?」
「マジかよ……」
「し……清水くん?」
ヘルメットを被っていた者の正体が清水であったこと驚きを隠せないでいる愛子先生達。その姿は愛子先生達が知る清水の面影は無く、より凛々しく、軍人そのものであるような姿だった。
「悪いが、俺には記憶が無い。だからお前たちが思っている清水という人物とはかけ離れている。今この場にいる俺はシャドウという存在だ」
「そんな……どうして……」
「貴方が……」
清水が記憶を失い、あまりの変わりように悲しむ愛子先生。しかし、今度はウィルが洗脳したティオにウィルを守ってくれた冒険者達を殺せと命じた清水に怒りの矛先を向ける。
「貴方が…!僕を守ってくれた彼等を殺した!!何故殺す必要があったんですか!!」
そうウィルが清水に駆け寄り、怒りながら問いかける。そんなウィルの怒濤の問いかけに清水は、冷酷な目で見つめるだけだった。流石にしびれを切らしたウィルは清水に何か言わせようと問いかけ続ける。
「何か…何か言ったらどうなんで“ガッ!” …ぐっ!」
そんなウィルに清水は言葉ではなく、拳で殴って黙らせるのだった。そして清水は前にハジメがやった様に尻餅をついたウィルの胸倉を掴み上げ人外の膂力で宙吊りにした。その様子に愛子先生達は慌てふためいていた。
「仲間が死んだからってそれが何だ?そいつらは既に何時死ぬか分からないことを理解して冒険者をやっているんだ」
「だからって……それでも、彼等を殺せと命じたことに変わりないじゃないですか!」
「…なら俺からアドバイスしといてやる。死んだ奴のことはいちいち気にするな。死ぬ奴は間抜けな弱者だ。それが魔物であれ、魔人族であれ、人間であれだ」
そう言われたウィルは何かを言い返そうとするが、改めて清水の冷酷な目に恐怖を覚え、何も言い返せなかった。一方の清水はウィルの胸倉を離し、続け様に俺達にある事を告げる。
「…だが、罪なき人間を殺せと命じてしまったのは事実だ。罪滅ぼしとは言わないが、俺が持つ情報をお前たちに話そう。近々、俺が集めてた魔物達を率いる魔人族が湖畔の町“ウル”に攻めようとしている。「「「っ!」」」それに加え、聞いた情報では
清水の言っていることは本当だ。フォースで清水が言っていることが本当かどうか分かる為、ハジメ達にこの話は本当であると俺は告げる。しかし、謎のゴレーム軍団の存在が気になったその時にティオは自分にも手伝わせてくれと俺達に頼む。
「なら、妾も手伝わせてくれぬか?妾とて罪なき人々を殺してしまったことは事実じゃ。せめて妾に罪滅ぼしの、悲劇を止める機会を与えてくれぬかの?」
「いやっお前の都合なんざ知ったことじゃないし、さんざん迷惑をかけたんだ。詫びとして死ね……って、昔の俺だったそう言ってただろうな。何処かの誰かのお人好しが俺にも伝染したようだ。…んで、清水。お前に一応確認しておきたいことがある。今でもお前は
なんだかんだでハジメはティオの同行を許し、今度は清水に対してドンナーを引き抜き、銃口を清水に向けながらある確認を取った。それに対して愛子先生はハジメに銃を下ろすよう頼もうとする。
「ま…待ってください、南雲くん!清水くんは敵じゃありません!」
「さぁな……記憶を失った俺はお前たちの敵かどうか分からん所だ。しかし、これだけは言っておきたいことがある。お前が俺を敵として認識したのなら殺すなり好きにしろ。だが、それはすべてが終わった後にしろ。その時まで俺は逃げはしない」
その問いにハジメは数秒間ドンナーを清水に向けたままだった……が、敵ではないと認識したのかハジメはドンナーをしまうのだった。一時一触即発な展開だったが、そうではないと発覚した際に愛子先生は少しばかり安堵したそうだ。
「…辞めだ。今のところお前は俺達の敵じゃないな。下手に弾薬の無駄な消費は避けたい」
「やれやれ、一部素直じゃないのは変わりないか。…それよりもだハジメ、俺が言いたいことは分かるな?」
「あれだろ?お前と一緒に湖畔の町を守ってほしいってことだろ。それは分かるが、お前としては本音からしてこうだろう、お前のお人好しが出たんだろ」
どうやらハジメは俺の考えていることを理解していた様だ。その際に“まぁな”と俺はハジメに答える。建前としては湖畔の町が失ったら稲作の料理がもう食べられなくなってしまうことだが、本音としてはジェダイとして牙なき人々の盾となり、剣となる。…要は罪なき人々をこれ以上死なせないためだ。
「なら話が早いな。だが先ずは町に戻ってこの情報を町の人たちに伝えた後に避難させる。ちょうど俺には
俺の言うアレとは、ライセン大迷宮を攻略する前に一度宇宙に出て月付近に医療ステーションとアクラメイター級アサルト・シップの存在だ。アクラメイター級一隻なら一個師団のクローン達を収容することが出来る。そうすればその一個師団をウル防衛の為に配備させることが可能だ。そう考え終えた後に俺達は直ぐに行動に出て、愛子先生達と共に急ぎ町へと帰還した。この時に愛子先生はいつもの藤原くんであることに安堵したのは余談だ。
天之河の末路が原作通りであるが、追加すべき案は如何に?
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その一 右腕を除いて左腕、両足切断
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その二 暗黒面に堕ちる