ありふれないジェダイとクローン軍団で世界最強   作:コレクトマン

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今回はサブタイトル通り、スターウォーズにおいて不死身の傭兵が出てきます。


42話目です。


裏組織撲滅作戦と不死身の傭兵

 

 

ミュウの救出と同時に人身売買を生業とする裏組織“フリートホーフ”を壊滅させる為に俺は名前付きクローンを五人も召喚する。その名前付きクローン五人の内二人は、第212攻撃大隊、ゴースト中隊の“ボイル”と“ワックサー”で、残りの三人は“リース”、“ジェック”、“サイア”のクローン・ショック・トルーパー達だ。彼等の自己紹介は後回しにして、ここに集まったユエ達に状況を説明する。そうして大体のことを把握してもらった後に俺は本作戦の説明を行う。

 

 

「作戦を説明する。今回の作戦は、フューレンを拠点にし、俺達が保安署に預けた海人族の幼女ことミュウを誘拐した裏組織“フリートホーフ”の壊滅だ。先ほど言った様に敵はミュウを誘拐し、兎人族のシアを条件に人質にし、指定されたポイントに連れてくる様に敵が指示を出して来た」

 

 

そう説明した時にクローン達はその卑劣な裏組織に対して怒りを抱いた。特にワックサーは子供を人質にすること自体が許せなかったがそれを顔には出さず、怒りを通り越して冷静になっていた。すると清水が今回の作戦において質問をした。

 

 

「なら、今回の作戦はその人質になった海人族の幼女を救出するのと同時に裏組織の壊滅が目的か?」

 

「いや…それもあるが、今回の作戦でシャドウとボイル、ワックサーには別行動をしてもらう。それは裏組織が人目が付かない場所で行っているであろう裏オークションの捜索及び、潜入して裏オークションで売られるであろう奴隷達の保護、並びに敵勢力の排除だ」

 

「…なるほどな、了解した」

 

 

与えられた指示を理解した清水は、今回の作戦でベネリM4とSCAR-H、MK23を使用することにした。なお、SCARは建物内での戦闘を想定してホロサイトやバーティクル・グリップといったCQB向けのアタッチメントを装着させている。

 

 

「俺とシアはショック・トルーパー一個分隊を率いて敵が指定して来た場所に殴り込み、敵の拠点を一つずつ潰し回りながらも敵の本部と裏オークションの情報を入手する」

 

「はいです!絶対にミュウちゃんを助け出します!!」

 

「その粋だ。ハジメとユエ、ティア、デルタ分隊、サイア、ジェック、リースはショック・トルーパーもう一個分隊を率いて俺と同様に複数ある敵拠点に強襲と同時に奴隷達の保護。こちらがミュウの居場所が判明したらそこに向かい、ミュウの救出しろ」

 

「……ん。任せて」

 

「任せるのじゃ」

 

「あぁ、奴らは俺達の敵になった。敵になったことを死を持って後悔させてやるさ…!」

 

「よろしい。なお、今回の作戦はスピードが重要視されると同時に裏組織のボスの身柄拘束だ。ギルドも裏組織問題に頭を抱えていたそうだ。ここでもう一つ貸しを作っておいて損はない、間違っても裏組織のボスは殺さない様に注意しろ。ミュウが何時裏オークションにて売られるかは時間の問題だ。各員の迅速な行動が本作戦の成否に掛かっている。……これより状況を開始する。各位、速やかに行動せよ!」

 

「「「サー、イエッサー!」」」

 

 

俺の言葉を皮切りに各自それぞれの役目を果たす為に行動に出るのだった。そして俺達も敵からミュウの居場所を聞き出す為にもシアと共に指定された場所に向かうのだった。

 

 

 

俺とシアは敵が指定したであろう敵の拠点を肉眼で捕捉した。率いているクローン・ショック・トルーパー達には敵に見つからないよう後方で待機しながらも先行する俺達から合図が送られたら突入と同時に気絶させた敵の捕縛するよう指示を出した。そして俺はシアに準備は万全なのかを確認を取った。

 

 

「シア、準備は?」

 

「バッチリです!」

 

「そうか。……では、行こうか」

 

 

俺とシアは門番兼見張りをしているであろうフリートホーフの構成員三人の前に姿を表し、敵拠点へと歩み寄った。

 

 

「何だあいつ等?」

 

「白い鎧の上に茶色のフードを被った野郎と白髪の兎人族……連絡にあった二人組の片割れか」

 

「眼帯のガキがいねえのが気になるが、寧ろ好都合だ。報告通り、女の方はかなりの上玉だ」

 

「白い鎧野郎はどうする?」

 

「決まっているだろう?殺せ」

 

 

そうフリートホーフの構成員達が話し合っているが、相手の都合に付き合ってやる程ヒマではない為に俺はフォースを使って三人纏めて宙に浮かせた。

 

 

「うぉっ!?何だっ!?」

 

「身体が……宙に!?」

 

「う……動けねぇ…!?」

 

「悪いが、お前たちの相手をしているヒマはない」

 

 

フォースを操りながらも三人の構成員を壁に叩き付かせて気絶させた後に敵拠点内に足を踏み入れと同時にコムリンクで待機中のクローン・ショック・トルーパーに突入指示を出す。ショック・トルーパー達は気絶した構成員に手錠をかけて捕縛しながらも、先に敵拠点に侵入した俺達の後を追う様に敵拠点に突入するのだった。……さて、ここから先はスピード勝負だ。

 

 

雷電Side out

 

 

 

雷電が敵拠点に侵入したその頃、ハジメ達は別の敵拠点を発見し、その拠点に対して強襲を仕掛けるのだった。すると一人の構成員がハジメの姿を見た。

 

 

「あん?何だあのガキ……」

 

 

その構成員はハジメを視認した瞬間、頭部に一発の青い閃光が貫き、言葉が続かずにその場で倒れ込んだ。その閃光の正体は、後方にて長距離から狙撃したセヴだった。見張りの構成員を無力化したのを確認した後、俺はハンドサインで各トルーパーに指示を出し、突入を行う。

 

 

 

ハジメが扉を蹴破り、そのまま接敵した構成員にドンナーでヘッドショットを決め、敵を即死させて拠点内に突入し、ユエ達も突入する。

 

 

 

敵拠点に突入してから敵構成員と接敵するたびにドンナーかクローン達のブラスター、ユエ達の魔法で攻撃される前に仕留めているためか、敵拠点を簡単に攻略することが出来た。そしてその拠点で有力な情報がないかどうか調べていると、デルタ分隊のボスから連絡があった。

 

 

「ハジメ、こっちに来てくれ!」

 

「…ボスか。そっちで何か見つけたか?」

 

「あぁ、ある意味厄介な代物だがな……」

 

 

俺はボスがいう厄介な代物が入っている箱のところに向かった。そしてその箱の中身を確認して見ると、そこには、本来存在する筈のない()()()()()()()()()()の“DL-18ブラスター・ピストル”が数十挺詰められていた。

 

 

「おいおい…!奴らどういう経緯なのかファースト・オーダーと繋がっているのか?」

 

「その可能性も否定出来ないが、決定的な証拠が足りない。今は海人族の幼女が何処に運ばれたかを調べないとならない」

 

「…只でさえミュウが何処にいるのか判らねえ時に、本当に厄介なことになったな…」

 

 

そう考えながらも俺はコムリンクを通して雷電達に敵がブラスターを所持していることを伝え、その後に俺達は敵がブラスターを使ってくることを想定しながらもそのまま別の敵拠点へと殴り込みに行くのだった。裏オークションが行われる場所を探し求めて……

 

 

ハジメSide out

 

 

 

ハジメやライデン達がフリートホーフの拠点を潰している頃、フリートホーフのボスが裏オークション会場で海人族のミュウがここに運ばれてくるのを苛立ちながらも待っていた。

 

 

「…チッ!まだ来ないのか!」

 

 

既に会場は仮面を纏った貴族達が裏オークションの本日の目玉である海人族の幼女を競売する為に集まっていた。その肝心の海人族の幼女(ミュウ)が居ないのでは客としてきた貴族達に面子が立たないのは明白だった。すると別の構成員が保安署から誘拐した際に気を失っているミュウを連れて来た。

 

 

「ボス!例の海人族のガキを見つけましたぜ!!」

 

「何っ!?でかした!」

 

「それから、ボス!大変だ!複数の拠点にいる他の構成員から連絡が取れねえ!」

 

「な…何だとっ!?」

 

 

ミュウを抱えた構成員はミュウが再び逃げ出さない様に手錠をかけ、水が入ったガラスで出来た専用の池鉢に入れた後に現在の状況をボスに伝えた。すると構成員が懐からアーティファクトが振動した。構成員が懐から取り出したアーティファクトは音声通信用の物で、そのアーティファクトから他の構成員の声を聞いた。

 

 

《おい…おい!誰か…誰でもいいから、返事をしてくれ!!》

 

「おいっどうした、何があった!」

 

《て…敵の襲撃だ!白い鎧を着た奴ら、ところ構わず次々と俺達の拠点を潰し回っている!!このままじゃやべぇ!早く逃げな…!》

 

 

その瞬間、通信が途絶え、その構成員との連絡が取れなくなってしまう。事態を重く見たボスだったが、それでも裏オークションを開催することにした。

 

 

「…クソッ!今更ここでオークションを中断させてたまるか!!お前等、俺達に喧嘩を売って来た連中に容赦するな!!あのファーストなんたらから貰った武器で下水道から裏オークションへの侵入を防げ!!」

 

「「「お…応っ!!」」」

 

 

ボスの指示の下、構成員達はファースト・オーダーから秘密経由で受け取ったブラスター・ピストルやライフルを手にし、半数は下水道の警備に当たり、残りの半数は万が一の為に、裏オークションの警備に当たらせるのだった。

 

 

「お前にも役立ってもらうぞ、ファースト何たらから送られて来た化け物。お前も下水道で侵入者を確認したら殺せ」

 

「………………」

 

 

化け物と称される者は言葉を返さず、ボスが言われた通りに下水道の警備に向かうのだった。

 

 

フリートホーフSide out

 

 

 

一方、雷電の指示の下、俺は第212攻撃大隊、ゴースト中隊のボルイとワックサーと共に敵の裏オークションに通ずる抜け道を探し始めて十分後、コムリンクを通して雷電から裏オークションへと通ずる地図が見つかったとのことだ。その地図を雷電のヘルメットのバイザーでスキャンし、データ化してその情報を俺達の方に送ってくれた。場所は観光区の美術館の地下に裏オークションの会場が存在すると同時に裏オークション会場の裏手には非常口として下水道と繋がっているとのこと。裏オークションの裏口を確認し終えた時にハジメからも連絡があった。その報告はある意味厄介なことであった。それは、敵が此方の世界のブラスターを所持していたのだ。敵との接触の際に銃撃戦を想定しておく様にとハジメが俺達全員に伝えるのだった。

 

 

 

そうして俺達は、警戒しながらその地図に従い、裏オークションの裏口へと繋がる下水道に向かっていた。その時に俺は人の気配を感じたのかボイルとワックサーにハンドサインで待機する様指示を出した。

 

 

「シャドウ、その先に誰か居るのか?」

 

「あぁ。数は判らないが、それなりに人数が多い。銃撃戦になる可能性が大だ。俺が先に行って様子を見てくる。ブラスターの銃声が聞こえたら援護してくれ」

 

 

ボイル達にそう伝え、俺は単身でその先に居るであろう敵の方へと向かった。すると敵構成員も俺を捕捉したのか俺に警戒しながらも、俺が何者であるかを確認を取った。

 

 

「おいっ貴様!何者(なにもん)だ!」

 

「俺は冒険者だ!下水道を管理している人の依頼を受けて調査しに来た!そっちこそ何者なんだ?」

 

 

俺はその敵に嘘で言い包めようとした。しかし構成員は、俺が言った言葉をあまり信じてはいなかった為か、その敵は“殺れ!”と言葉を言い放つと別の通路から隠れていた他の構成員達が一斉に出て来ると同時に懐からブラスター・ピストルを取り出して俺に向けた。俺は敵が動いた時に咄嗟の判断でMK23を引き抜き、そのまま近くに居た構成員を射殺しながらもボイル達がいる所まで後退し、物陰に隠れた。

 

 

「シャドウ、大丈夫か!?」

 

「あぁ、どうやらここは大当たりの様だ…!ボイル、お前は雷電たちに連絡を!ワックサーは引き続き援護を!」

 

 

ボイル達に指示を出した後に俺はハジメが作ってくれたSCARを手にし、SCARに装填されている二十発入りマガジンを引き抜いて弾を確認した後にマガジン挿入口に再装填し、セレクタを単連射(セミオート)に切り替えた後に敵が放つブラスターの弾幕に当たらぬよう気をつけつつもタイミングを見計らって、物陰から出てすぐさま引き金を引く。SCAR-Hの銃口から放たれる7.62×51mm NATO弾が構成員の胴体、或いは頭に直撃する。ワックサーもDC-15Aで援護射撃をしながらも敵構成員を倒していく。そしてボイルも雷電たちに連絡を終えた後にブラスターで援護するのだった。

 

 

 

数的に此方が不利だったのだが、敵はブラスターなどの銃を使った戦闘の基本的な戦術……即ち、物陰に上手く隠れて応戦することが出来ていない敵がいた為か、隙を突いて少しずつ敵の数を減らすことが出来た。敵が物陰に隠れる際に僅かに足がはみ出ていたり、たまに物陰から俺達の場所を確認しようと頭を出して覗こうとする者もいた。そんな僅かな隙すら見逃さずに俺は物陰からはみ出ているところに7.62×51mm NATO弾を撃ち込み、確実に敵を仕留めていった。

 

 

「(こいつら、もしかしたら連絡にあった俺達のアジトを襲撃している奴らの仲間か!?)…クソっ!一旦逃げるぞ!このことをすぐさまボスに連絡…ごぉっ!?」

 

 

敵構成員は状況が不利になったのか生き残っている構成員に退却指示を出そうとするが、清水が手にするSCARの流れ弾が運悪く頭に直撃し指示を出す前に絶命してしまう。絶望的な状況に耐えられなかったのか、構成員達は“ば…化け物だー!!”悲鳴を上げながらもこの場から逃げ出すのだった。

 

 

「……なんとか敵を退かしたか。こいつ(SCAR)の弾の消費を抑えられた分、作戦継続は可能だな」

 

 

そう呟きながらも空になったマガジンをSCARから排出し、新しいマガジンを装填し、弾が空になった際にショートストロークピストン式によるガス圧作動で後ろへ引いたチャージングハンドルを前へと押し戻し、再び射撃可能の状態にする。消費したマガジンは、今排出した奴を含めて二つ。1マガジンにつき二十発入りである分、地面には排莢された四十発の空薬莢があちらこちらに転がっていた。

 

 

「おーい清水、そっちは如何だ?例の連中はいたか?」

 

 

すると、別通路でハジメとショック・トルーパー一個分隊と合流する。

 

 

「ハジメか。雷電の情報通り、フリートホーフの連中はここで警備していたところを見るに、目的地が近いだろう。それはそうと、俺は清水じゃなくシャドウだと言ってるだろうが。後ついでに、ユエとティアはどうした?一緒じゃないのか?」

 

「ユエ達は各アジトにいた奴隷の子供達を安全な場所に移す為に別行動中だ。後、一々その名で呼ぶのが面倒なんだよ。只でさえ中二病臭いコードネームなんだしよ……」

 

 

“お前な…”と俺は何かを言い返そうとしたその時、四発の赤い閃光が近くにいたショック・トルーパーに直撃し、その命を刈り取った。味方がやられたことで一気に警戒心が上がった俺達は、先程赤い閃光が飛来してきた場所に目を向けると、そこにはガタイがよく、二メートル以上もありそうな感じの高身長で、この世界には見慣れない鎧とヘルメットを着用した人物がいた。その者はブラスター・ピストルを構えており、そのピストルの銃口には小さな煙が上がっていた。…どうやらショック・トルーパーを殺ったのは奴の仕業と見ていいだろう。

 

 

「お前、何者だ?裏組織の仲間って感じじゃなさそうだが……?」

 

「………」

 

 

ハジメは奴に問いかけるが、そいつは無口……というより無反応だった。口では語らず、代わりに右側のホルスターに懸架していたピストルを引き抜き、二挺持ちで俺達に対してぶっ放して来た。俺とハジメ、ショックトルーパー達は咄嗟に物陰に隠れ、その者の攻撃を防ぐのだった。

 

 

「…ちっ!よりによって面倒な敵だな!」

 

「ハジメ、スモークとかはないか?」

 

「あるにはあるが、あれか?奴の目をくらませて一気に仕留めるってことか?」

 

「幾ら奴でも視界が見えなければこっちにもチャンスはある。やって見る価値はあると思うが?」

 

「…まぁ、ファースト・オーダー以外にも厄介な連中は他にもいる訳だし、出し惜しみしてる場合じゃねぇな。……ちゃんと援護しろよ?」

 

「そのつもりだ。俺はこいつ(ベネリM4)で牽制するから、お前が奴を倒せ!」

 

 

“分かってる!”とハジメがそう言葉で返すと同時にスモークを奴の元に投げ込んだ。その結果、スモーク・グレネードから煙が勢い良く噴出し、辺りを煙で覆った。敵は煙幕の中でも慌てる様子もなく、警戒しながらもじっと立っていた。俺はハジメの注意をこちらに向けさせるようベネリM4で牽制する。そして奴も反撃の為にこっちに攻撃してくるが、その隙が命取りだった。その煙幕の中で一気に至近距離まで近づいたハジメは近接武器であるレーザーソード型アーティファクトで敵の胴体を貫いた。

 

 

 

……が、しかし……

 

 

フゥ…フハハハハハハハハハハッ……!!

 

 

そいつはまだ生きていた。レーザーソードを正面に受けた筈だと言うにも拘らずにだ。

 

 

「なっ…!?こいつ、まだ生きて…ぐぉっ!?」

 

 

そこから奴の反撃だった。一瞬手を止めたハジメに対して奴はレーザーソードに貫かれたままの状態でハジメに殴りまくる。そして渾身を一撃をハジメに叩き込み、距離を取らせた。

 

 

「ぐっ…!や、野郎…!」

 

「おいっハジメ、無事か!?」

 

 

俺はハジメを安否を確認するや否や、奴は右手首に付いているであろうニードル弾射出口から無数のニードル弾を放って来た。

 

 

「うぉっ…やべぇ!?」

 

 

ハジメは咄嗟に錬成で半円形状のドームの壁を作り、奴のニードル弾を防ぐ。そして奴は次の手と言わんばかりに左腕を前に出し、そこから火炎放射器らしき部分から火炎を放った。

 

 

「…おいおいおいおいっ!?今度は火炎放射かよ!?」

 

 

ハジメは錬成した半円形状のドームの壁に身を隠しながらも奴の火炎放射の攻撃をやり過ごした。しかし、このままでは状況は不利と判断した俺はMK23(サイドアーム)で直接奴の火炎放射器を狙い、そのまま引き金を引いて火炎放射器を破壊する。

 

 

「行けっハジメ!」

 

「!…あぁ、言わずもがな!!」

 

 

俺はハジメにそう呼びかけながらもMK23からベネリM4に持ち替え、ハジメもホルスターからドンナーを取り出し、錬成した壁から飛び出てそのまま奴の方にドンナーを向けて引き金を引いた。ドンナーから放たれた弾丸は奴の鎧を貫通するも、奴は未だに平然としながらも次の武器はモーニングスターのスパイクメイス部分と連接棍棒を足して割った様な武器でハジメに向けて振るう。

 

 

 

そうはさせまいと俺はベネリM4でピンポイントでスパイクメイス部分を狙い撃ち、ハジメのサポートに徹した。そしてハジメは左義手のギミックの一つであるワイヤ―アンカーを射出し、奴の胸に刺さりっぱなしであったレーザーソードの持ち手に絡み付き、そのままハジメの方に引っぱり、ハジメの手元に戻す。ドンナーとレーザーソードの一挺一振りになったハジメに対して奴はホルスターから二梃のブラスター・ピストルを引き抜き、ハジメを撃ち殺そうとするが……

 

 

「どっかのお人好しジェダイよりも遅ぇっ!」

 

 

ハジメはレーザーソードで奴の二梃のピストルの銃身を切り裂き、奴の攻撃手段を全て奪った。……が、しかし。奴はまだ諦めてはいなかったのか左右の腕に円形状のエネルギー・シールドを展開した。

 

 

「いい加減しつこいんだよ!!」

 

「ここで仕留めるっ!」

 

 

この勢いに乗って俺とハジメはラストスパートをかけ、奴に対して一気に攻めまくる。防戦一方の中、奴は円形状のエネルギー・シールド俺達の攻撃を捌きながらも反撃の隙を伺っていた。しかし、あまり時間をかけたくなかった為に俺はベネリM4で直接至近距離で12ゲージのバックショット弾をお見舞いし、奴を仰け反らせたと同時にハジメがレーザーソードで奴の右腕を切断した後に胴体を両断させて止めを刺した。

 

 

「こいつだけ人間じゃなかったな。魔人族か何かか?」

 

「いやっ…魔人族にこの様な奴はいなかった。…となるとこいつは、ファースト・オーダーが送り出した刺客かもな……」

 

 

そう考えながらも改めて奴を倒したことを確認していると、雷電から通信が入る。

 

 

《ハジメ、シャドウ。こっちは既に配置に付いた。後はお前たちだけだ、急げよ?》

 

「あぁ、分かってる。直ぐ向かう」

 

「了解した。(……一体奴は何者だったんだ?)」

 

 

奴の生死の確認を中断し、俺とハジメ、ボイル、ワックサー、ショック・トルーパー一個分隊は急ぎ裏オークションの裏口へと向かうのだった。

 

 

 

……その時に俺とハジメがレーザーソードで切断して倒した奴の腕と胴体の切断口から触手の様な物が出て、その触手同士で絡み付きながらもそのまま接着する様に元に戻ろうとしていたのを、この時の俺は知らなかった。

 

 

中村恵里が雷電たちの仲間入りする際にどのタイミングがよろしいか?

  • グリューエン大火山に向かう時
  • 王都編が終わる直前の時
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