ありふれないジェダイとクローン軍団で世界最強 作:コレクトマン
76話目です。
魔人族襲撃から五日後……
ハジメが広場を去っていった後、龍太郎によって神水を飲まされた光輝はあっという間に全快した。しかし、斬られた右腕は先の戦闘で何処かに吹き飛んでしまったのか、光輝の右腕は義手で治療することになり、今現在はメディカル・オフィサー・クローンの指示の下、義手のリハビリに専念していた。なお、雫が攫われたことを知ったや否や、まだリハビリを終えていないのにも関わらず助けに向かうなど無茶苦茶なことを言い出すのだったが、メディカル・オフィサー・クローンのお叱りを受け、大人しく治療に専念せざる負えなかった。
この戦いで戦死した兵士は五百人規模に上り、敵に埋め込まれた行動抑制チップによって反逆したハイリヒ王国の兵士や騎士達、クローン達の被害も酷かった。広場にいたARCトルーパーやクローン・トルーパーは、ブリッツを除き、ハジメ達によって全滅した。なお、その戦死者の中にイザナミが含まれていた。これを知った雷電は、清水を救出した後に一体何と言えばいいのか分からなかった。因みに、今回の戦いにてARCトルーパーが大量に戦死してしまった為に雷電が新たにARCトルーパーを召喚し、この戦いにて活躍したエコーとファイヴスを除くドミノ分隊全員を正式にARCトルーパーとして昇格させ、ドミノ分隊はARCトルーパーの一分隊として配置されるのだった。
また、敵にチップを知らないうちに埋め込まれて操られていたブリッツとメルドは、それぞれ自分の守るべきものに武器を向けていたとこにショックを隠せず、PTSDの初期症状に悩まされていた。しばらくの間はメディカル・オフィサー・クローンのカウンセリングを受けながらも精神ケアをされるのだった。そしてアシュ=レイは、清水が敵側に付いたことに戸惑いを隠せないシルヴィを落ち着かせ、その後に愛子にシルヴィのカウンセリングを任せるのだった。
後の調査でわかったことだが、王都の近郊に幾つかの巨大な魔石を起点とした魔法陣が地中の浅いところに作られていたようで、それがフリードの対軍用空間転移の秘密だったようだ。
また、国王を含む重鎮達は、反逆したクローン達や兵士により殺害されており、現在は、ハイリヒ王国国王の座は空席になっている。混乱が収まるまでは、リリアーナと無事だった王妃ルルアリアが王都復興の陣頭指揮を取るようだ。おそらく、一段落ついて落ち着いたら、同じく無事だったランデル殿下が即位することになるだろう。
一番、混乱に拍車を掛けているのは聖教教会からの音沙汰がないことだ。
王都が大変なことになっているというのに、戦時中も戦後も一切姿を見せない聖教教会に不安や不信感が広がっているようである。実は、教会関係者は全員、総本山ごと跡形もなく爆殺されました!などと聞いたら王都の人々はどう思うのだろうと、どこかの白髪少年達は少々不謹慎な興味を抱いていた。
また、魔人族の大軍を壊滅させた光の柱は、“エヒト様”が王都を救うため放った断罪の光である!という噂が広まっており、信仰心が強化されてしまったのは何とも痛い話である。ハジメは、噂でも流して、また“豊穣の女神”の仕業にでもしてやろうかと、愛子が聞けば頭を抱えそうなことを考えていた。
“神山”から教会関係が降りて来ないことを不審に思って、当然、確かめに行こうとする者は多かった。しかし、王都の復興やその他もろもろのやらねばならない事が多すぎて、とても標高八千メートルを登山できる者などいなかった。ちなみに、直通のリフトはハジメ達が停止させているので、地道な登山しか総本山に辿り着く方法がない。
一方の雷電は、攫われた雫と清水の奪還作戦を考えていた。雷電は作戦立案のフォローの為に新たに
「さて……清水の場合はアーマーに備えられている信号があるから見つかるのも時間の問題だ。だが、難しい点を言うならば八重樫の方だ。彼女は今、敵の手に捕まっていて場所がまだ特定出来ていない」
「更に付け加えれば、敵は尋問官率いるファースト・オーダーだ。そこで彼女が何かされるのが目に見えている。これは早急に見つけ出さなければならない」
「分かっている。その為に偵察部隊の派遣を行って情報を収集してもらっている」
そう、雷電は救出作戦を考える前に
派遣させてから既に五日が経過していた。この五日間の間、これといってARFトルーパーから朗報が入って来なかった。あるとするならば、魔国ガーランドの動きやヘルシャー帝国の動きと行ったことだろう。ヘルシャー帝国では、何やら良からぬ噂が上がっている様だ。何でも“降霊術師が作りし傀儡兵のコントロールを奪取し、自在にコントロールすることが出来る魔導具”が数十日後に御広めになるとか何とか……
こうも時間が一刻と過ぎて行く。それは即ち、雫に危機が迫っているということだ。それまでに雫を見つけなければならないという焦りが生じる。そう考える中で、レックス達から一度休んだらよろしいと勧められてきた。どうやら不安などが表情に出ていたようだ。焦りは余計なミスを産み出す原因になりえることは目に見えていた。雷電は、レックス達の言う通り少しばかり自室で休むことにした。
そして雷電は、自室に着いた後、そこで瞑想を行った。
深く、深く。
思考と感覚の海へと潜る。
粘膜のような海原を潜り、深く、深く、底へと降りてゆく。
フォースを研ぎ澄ませ。
感覚を鋭敏に。
呼吸する息遣いすら感じずに、何もかもの感覚を捨て去り、深淵なる領域へと降りる。
その降り立った領域は、暗く、何もない寂しい所だった。まるで、心の何かがぽっかりと穴が空いてしまった人の心の様な領域だった。
“……けて”
その時に雷電は、僅かだが、誰かの声が聞こえた。周りを見渡してみたが何もなく、ただ暗闇だけが広がっている空間しかなかった。だが、その声は徐々に明確に雷電に聞こえた。
“……助けて”
「……八重樫?」
フォースを通して、その声が雫のものだと分かった雷電。その時の彼女の声は、悲痛の叫びであると同時に、その声の場所が異世界トータスではなく、宇宙から響き渡ってきたものだと理解した。何故宇宙に雫の声がしたのかは定かではないが、恐らく雫は今、敵の宇宙船、或いは宇宙ステーションに捕まっている可能性があると判断した。
そして瞑想を止め、すぐさま艦橋に向かう雷電。そして艦橋に着いた時にレックス達を始め、ハジメ達と愛子先生救出の時に敵対したエヒトの使徒“ノイント”の姿があった。その時に雷電はライトセイバーを構えそうになったが、以前の機械じみた無表情や声音からは信じられないほど感情を表情や声に乗せて、慌てたように雷電に話しかけたのだ。
「ま、待って!雷電くん!私だよ、私!」
「?」
自分の名を呼びながら必死に自分をアピールする初対面の女に雷電が訝しげな表情をする。
傍らにいるハジメが“どこかの詐欺師みたいだな……”と呟いていたが、ノイント?がキッ!と睨むとそっぽを向いた。そしてアシュ=レイは笑いを堪えながらも雷電と顔を合わせない様にそっぽ向くのだった。その時に雷電はノイント?……というより、彼女のフォースが何処か知っているようなものだった。そしてそのフォースは死した香織とほぼ同じものだと判明したと同時に、雷電はある結論を見出し、ノイント?の正体を知った。
「……もしかして、香織か?雫の親友の?」
自分に気が付いてくれたことが余程嬉しかったのか、銀髪碧眼の女は怜悧な顔をパァ!と輝かせて弾む声と共に返事をする。
「うん!香織だよ。雫ちゃんの親友の白崎香織。見た目は変わっちゃったけど……ちゃんと生きてるよ!」
「いやっ変わりすぎだろ?フォースが香織のと同じだったから分かったものの、他の人だったら全然分からなかったぞ?」
「あはは……実は愛子先生達にこの姿で会いに行った時に勘違いされちゃったことがあって……」
どうやら香織はここに来る前に一度、愛子先生達の所に行ったのだが、敵対したエヒトの使徒と勘違いされたようだ。無理もない、何せ一度死んだ筈の香織が使徒の身体に入れ替わったのだ。
その時に雷電は思った。何故死んだ筈の香織が使徒ノイントの身体を使っているのか?そのことをハジメに聞き出した所、ハジメ曰く、新たに手に入れた神代魔法の“魂魄魔法”で香織の魂を死した肉体に固定させ、その後にアシュ=レイの“消滅魔法”によって魂を消滅させられ、魂無き人形と化したノイントの肉体に香織の魂を“魂魄魔法”で定着、固定したことで彼女はノイントの姿で蘇生されたそうだ。
……改めて思うと、神代魔法はとんでもなくチートすぎる魔法だなと再認識せざる負えなかった。それ以前にアシュ=レイの奴、この事を知っててワザと隠してたな?雷電はこの時に後でアシュ=レイはしばくと考えるのだった。
そんな呆ける雷電にハジメは声を掛けて現実へと引き戻す。
「呆けてる場合じゃない筈だろ?お前のことだ、敵に拉致られた八重樫達の居場所を見つけたんだろ?」
「……そうだった!雷電くん、雫ちゃんは今どこにいるのか分かる?」
「待て、二人に関しては偵察のプロが捜索中だ。……といっても、八重樫に関してはフォースを通して彼女がいる方角を感じ取ったから大体の位置は分かる」
「そうか……んで、清水の方は?」
ハジメから清水に関してのことを聞かれたので答えようとした時に、コムリンクから通信が入ってきた。一旦ハジメ達に待つように言った後に通信回線を開く。
《フジワラ将軍、偵察部隊から報告です。報告によると、チップによって敵側にいるシャドウの信号を敵の補給基地にて確認しました》
「補給基地?それに敵ということは……ファースト・オーダーか?」
《はい。なお、八重樫の方はガーランドを除いてどの大陸にも確認できませんでした。申し訳ございません》
「いや、清水を見つけただけでも良い報告だ。それと、八重樫の方はこちらで見つけた。偵察部隊は即時帰投してくれ」
《イエッサー!これより帰投します。交信終了…》
そうして通信を切った後に雷電はハジメ達に偵察部隊から齎した報告を伝えた。そして雫がこの異世界トータスにはいないことを告げる。
「そんな……!それじゃあ、雫ちゃんは……」
「待て、話を最後まで聞け。八重樫は異世界トータスのこの惑星にはいなかった……しかし、その八重樫は今、宇宙の何処かに捕らえられているとしたら?」
「……つまりだ雷電、お前は八重樫が敵の宇宙船か宇宙ステーションに囚われていると言いたいのか?」
「そういう事になる。最も、敵は巧妙に隠れている事に変わりないが、自分視点で北西の方角、役1000光年先に彼女のフォースを断片的に感じ取れた。恐らく、彼女は其処にいる可能性がある」
そう雷電が説明した後、ハジメ達も納得したところでレックスが雷電に作戦指示を求めた。
「将軍、説明中の所を失礼。そろそろ、作戦指示願います」
「……そうだったな。レックス、コーディ、お前達はドミノ分隊とコマンドーのデルタ分隊にクローン・フォース99をここに集めてくれ。そこで作戦を説明させる」
「「イエッサー!直ちに」」
レックス達は一緒に旅してきたデルタ分隊に不良分隊、そして短い間だったがハイリヒ王国までリリアーナを護衛したドミノ分隊を招集しに向かう。
そして数十分後、デルタ、ドミノ、不良分隊が艦橋に集まったことを確認した後に雷電はホロテーブルを起動させ、今いる異世界トータスの惑星と今いるヴェネター級のアイコンが表示させる。表示を確認した後に雷電は作戦を説明する。
「みんな、よく聞いてくれ。今回の作戦は言わずとも八重樫とシャドウこと清水の救出兼奪還だ。…先ず清水についてだが、彼は異世界トータスのハイリヒ王国から2.4kmから敵の補給基地らしきところから信号が検知された。偵察部隊の情報によるとその補給基地はどういう訳か、放棄された後のようで敵らしき姿が見当たらなかったようだ。これは十中八九、俺達を誘き寄せる為の罠だろう。しかし、それでも罠ごと噛み砕いて清水を救出しなければならない」
「様はアレだろう?敵をぶちのめして清水たちを助けりゃいいんだろ?任せな!」
「言うのは簡単だが、敵は易々とこちらの都合を考えてはくれない。問題は八重樫の場所だが、厄介なことにこの異世界トータスには居らず、宇宙にいる可能性が浮上した」
雷電はホロテーブルのパネルを操作し、銀河系を広げて八重樫がいると思われるポイントに移動させ、マーカーを付ける。そこは、別の惑星が存在する星系だった。
「ここの惑星……仮にこの惑星を“トータス”と名付けるが、そこから役1000光年先の星系宙域の何処かに八重樫が捕らえられている筈だ」
「将軍……それはフォースの導きと言う奴でしょうか?」
「そうとも言えるが、正直に言って嫌な予感でしかないのは確かだ。問題は、八重樫が捕らえられていることを考慮すれば敵の宇宙船か宇宙ステーションに捕まっているだろう。二人の早期救出の為にここは地上と宇宙の二手に別れようと思う。地上組はハジメを中心にユエとティオ、ドミノ、不良分隊は惑星トータスにいる清水の救出だ。そしてもう宇宙組は俺を中心にシアと恵里、香織にデルタ分隊、そしてアシュ=レイは八重樫の救出の為に艦隊を率いて八重樫がいると思われる座標にハイパースペースでジャンプする。そして到着次第、敵の猛撃を突破し、奪還する」
そういってホロテーブルから映し出された地図を消し、作戦の大まかな説明を終える雷電。その時に香織は、雷電にもしもの質問をした。
「雷電くん……もし、私たちが行く場所に雫ちゃんがいなかったら?」
「もし彼女がいなかった場合、宇宙組の作戦は中止して即座に撤退する。そうなった場合は、八重樫を助けるチャンスを失うとも言える。残念だが……」
その言葉に香織は暗い表情をする。もしもの可能性が現実のものになってほしくないという気持ちが一杯なのだろう。雷電自身も出来る限り雫たちを助けるつもりでもある。しかし、敵はそう簡単に雫たちは奪還させまいと抵抗してくるだろう。そんな暗い話を切り上げて、雷電は作戦決行日を皆に伝える。
「……作戦決行日は明日だ。急いで八重樫たちの救出に向かいところだが、準備ができていない状態で向かっても敵の罠によって潰されるだけだ。その為にも…「将軍、我々に通信が入って来ました。敵からです」…何っ?」
話している最中にクローンが入ってきて敵から通信が入ってきたと報告を受ける。それを聞いたハジメ達も表情が変わり、敵からの通信に対して警戒していた。そして雷電は、この敵からの通信は明らかに敵の罠でもあり、挑発的な誘いであると視ていた。
「(敵からの通信……確実に罠だろうな。それも、俺達を誘い出す為の)……分かった。通信をこのホロテーブルに繋いでくれ」
そうクローンに指示を出しながらも雷電は、ホロテーブルのパネルを操作してこちらに敵の通信を受信する様設定するのだった。そして通信が開かれた瞬間、その通信相手は尋問官だった。
「尋問官……!」
「それも“セヴンス・シスター”か……」
「……どうも嫌な予感でしかない」
シアはウルの町防衛戦やハイリヒ王国で会った尋問官が通信相手であったことにおどきつつも警戒し、ハジメはその尋問官がセヴンス・シスターであると見抜いて他にも尋問官がいるなと考え、雷電は尋問官が告げる言葉に嫌な予感を感じていた。そして通信越しに尋問官の口が開き、雷電達に告げる。
《この通信を拾ったということは、こちらとの通信が届いた様ね?一応言っておくけど、この通信は貴方たちの声は聞こえない様にしてあるから返答は無意味よ。それはそうと本題だけども、貴方たちに私たちが立案した
その時に尋問官が画面から離れると、そこにはボロボロの状態になった雫の姿があった。
「雫ちゃん!?」
「惨いこと……!」
そんな雷電達の様子を楽しむかの様に尋問官は雫の所に向かい、再び雷電達の目線に合わせた。
《ごらんの通り生きてはいるものの、早めに助けにきた方が良さそうよ?ゲームのルール自体は簡単、今から72時間以内に助けに来れなければ彼女の命がない。シンプルにそれだけよ。それじゃあ、貴方たちが来るのを待っているわ》
そうして尋問官からの通信が切れると同時に雷電はハジメ達にある事を伝える。
「みんな、予定変更だ。決行日は今日だ、すぐに準備しろ」
「「「はっ(えっ)?」」」
「敵は時間を正確に言ってきたが、向こうが丁重に約束を守るとは思えない。それに八重樫のあの傷だ、アレは香織の治療が必要不可欠だ。ハジメ、お前は三時間後にドミノ、不良分隊と共に清水の救出に向かえ。その三時間なら自分の下準備ぐらいは出来るだろ?」
「急だな、おいっ?……まぁ、そのくらいの時間があれば十分だ」
「そうか。……それと、清水を救出したらこいつを清水に渡せ」
雷電はフォードーから渡された清水が持っていた“宝物庫”をハジメに投げ渡す。ハジメは渡された宝物庫をしまった後にそのまま自室に向かい、そこで武器の点検と弾薬の補充を行うのだった。
「残りもみんなも急で申し訳ないが、各々出撃準備として武器の点検をしておいてくれ。俺は艦隊の編成を行う為に宇宙船の召喚を連続で行う。三時間後にはそれぞれ与えられた任務を遂行してくれ。俺からは以上だ。……フォースと共にあらんことを」
そう告げた後に雷電はハンガーへと向かい、ガンシップに乗り込んだ後に魔力タンクのアーティファクトを三つ装備して宇宙に出た。そしてクローン軍団召喚の派生技能“共和国軍兵器召喚”でヴェネター級を三隻とアクラメイター級を四隻、そして八重樫の治療のことを考えてペルタ級フリゲートを三隻を召喚させる。スター・デストロイヤー級とアサルト・シップ、ペルタ級など大量に召喚したことで一気に三つの魔力タンクのアーティファクトが壊れ、残りの魔力は雷電自身の魔力半分を消費するくらいの量を召喚に回したのだ。その後に神水を飲み、魔力を回復させた後に召喚した艦隊に搭乗させるクローン兵を召喚するのだった。
そして三時間後……
ハジメはこの三時間を利用して自身の武器のメンテをし、終えた後にユエと共にヴォルトの所に向かいヴォルトに黒い銃と白い銃のメンテと同時に銘を変えるよう頼むのだった。そして黒と白の銃は銘を改名し、黒い銃は“リベリオン”。白い銃は“クレセント”と名付けるのだった。
そしてハジメの率いる清水救出斑は、ガンシップでトータスに降りた後に魔力四輪駆動車とスピーダー・バイクで清水がいる敵の補給基地に向かうのだった。そして残った雷電達も十三隻で編成された艦隊を率いて雫が捕らえられている座標にハイパースペースの準備をしていた。
「トルーパー、各艦の状況は?」
「ヴェネター級五隻、アクラメイター級五隻、ペルタ級三隻とも航行に異常なし。全艦ともに戦闘準備良し」
「よろしい。全アクラメイター級はハイパースペースから出た後、ファイター部隊を発艦させて制宙権を確保。敵はファイターを出してくる可能性がある。ファイター部隊は敵のファイター部隊の迎撃、及び八重樫の居場所が判明次第、突入部隊のガンシップの援護。そして全ヴェネター級は敵のスター・デストロイヤーの迎撃だ。ペルタ級は八重樫を救出されるまで出来るだけ戦闘は避けろ。八重樫を収容後即座に撤退する。分かったな?」
「「「イエッサー!」」」
「良し……ハイパースペースによるジャンプ開始。八重樫の救出に向かうぞ」
そうして雷電率いる艦隊は、八重樫がいる座標にハイパースペースでジャンプし、救出に向かうのだった。その先で、敵の艦隊が待ち構えており、雷電にとって久しぶりの艦隊戦でもある戦いでもあった。
ハイリヒ王国編が終わった後、番外編をやろうと思います。ハジメ達や勇者(笑)達を含めて別世界に転移するという設定なのですが、転移する場所はどのような場所が良いでしょうか?
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