ありふれないジェダイとクローン軍団で世界最強   作:コレクトマン

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まだストックが溜まっていないですが投稿です。


9話目です


吸血姫の実力、劣等感

 

 

突如として出現したサソリ型の魔物。その特徴はサソリの尻尾が二つある巨大な魔物だった。その魔物から放たれる岩の刺により二名のクローン兵が犠牲になった。俺やハジメが持つ技能である気配感知に引っかからなかったのは恐らくユエを解放することで出現する仕組みなのだろう。

 

 

「テック!エルガー!……クソッ!二名死亡!」

 

「こいつ…いつの間に……?この部屋に入った時に気配感知には何も反応もなかった。ユエの封印を解いた事で目覚めたってことか?」

 

「どうやらそれ以外になさそうだ。さしずめこいつはユエをこの部屋から逃がさない為のトラップだった様だな、そのおかげでクローン兵が二人やられた」

 

 

俺は死んだクローン兵が消える前に俺に渡したDC-15Aを懐に懸架してエレクトロ・ロングバトンを構える。残ったクローン達もブラスターを構える。そしてハジメはというと……。

 

 

「あー……その前にだ。ほらっ!」

 

 

ハジメはメルド騎士団長から支給され、前まで使っていたコートをユエに渡した。……そういえば彼女はまだ全裸である事をすっかり忘れてた。

 

 

「これを着ておけ。いつまでも素っ裸じゃいられないだろう」

 

「っ!……ハジメのエッチ」

 

 

ハジメはこの状況で反論すると面倒になると察しているようで反論はしなかった。というよりはしている場合じゃなかった。その時にユエは俺の方を見た。

 

 

「ライデンも見ていたでしょ……エッチ」

 

「何っ!?おい、確かに見てしまったのは後でちゃんと謝るが、今はそう言っている場合じゃないだろ!?」

 

 

俺はユエに反論すると“ふーん”とジト目で俺を見ていた。だからそんな目で見るな、戦いづらいだろうが。

 

 

「今喧嘩している場合じゃねえだろ。ユエ、こいつを飲んだ後しっかり俺に掴まっていろ」

 

 

ハジメは神水が入ったボトルをユエに渡した後にドンナーを片手に戦闘体勢に入る。ユエはハジメから貰った神水を飲んだ後にハジメの背中に負ぶる様にしがみつく。そしてサソリの魔物は唸り声を上げて俺たちを威嚇する。

 

 

「どうやらあのサソリ、相当殺る気満々だな?ユエをこの部屋から出さない為の番人ということか?」

 

「上等だ!邪魔するってんなら、殺して喰ってやる!」

 

「俺たちは喰えないが、二人の仇は取るぞ!」

 

「この野郎、奴だけはフライにしてやらぁ!」

 

 

一人のクローン兵の言葉を皮切りにハジメはドンナーを、クローン達はブラスターでサソリの魔物に撃ち込み、そして俺はエレクトロ・ロングバトンで叩き込む。しかし、サソリの魔物の甲殻が固い所為なのかすべて弾かれてしまう。その時にサソリの魔物はお返しと言わんばかりに尻尾の針から毒液を放った。ハジメや数名のクローンは回避に成功するも、残ったクローン達はその毒液を浴びて原形を残さずに溶けてしまって死亡する。

 

 

「くっ……!一体何なんだあれは!?」

 

「あの毒液、かなり強力な酸性のある毒だ。あれをまともに喰らえばさっきの兄弟達と同じ末路になっちまうぞ!」

 

「へっ……だったら、こいつならどうだ!」

 

 

そう言ってハジメは階層攻略中に見つけた引火性の高い“フラル鉱石”を加工して作った焼夷手榴弾を投げ込む。サソリの魔物はハジメは石ころの様な物を投げたと勘違いしたのか除けず、己が甲殻で防ぎきろうとした。しかし、それが間違いだった。その焼夷手榴弾が爆発して、サソリの魔物の身体に炎に包まれて摂氏3000度の熱がサソリの魔物に襲いかかった。

 

 

「どうだ、道中で見つけたフラル鉱石から加工して作った焼夷手榴弾の威力は?そいつは3000度の温度を持った奴だ。そいつで蒸し焼きになってな!」

 

「これは好機だな。トルーパー、デトネーターを投げ込め!」

 

 

俺の指示でクローン達は“サーマル・デトネーター”をサソリの魔物に投げ込む。サソリの魔物は身体に纏ってしまった炎を消そうと藻掻いていた為かデトネーターの存在に気付かずそのままデトネーターの爆発に巻き込まれるのであった。……しかし思った程のダメージを与えられなかったのか甲殻に傷がつく程度だった。

 

 

「ダァ…クソッ!あの野郎、デトネーターをくらってもピンピンしていやがる!」

 

「チィ……あの甲殻が邪魔だな。あいつさえ何とかすれば…」

 

 

流石にこれには厄介な状況になった。あの甲殻を何とかしなければこっちが不利になっていく一方だ。

 

 

雷電Side out

 

 

 

部屋の外で待機していたデルタ分隊は部屋の中から激しい音が響いている事に気付いた。スコーチはその部屋を覗いて見ると、そこには巨大な原生生物が将軍達を襲っていた。

 

 

「おい、やばいぜ!将軍達、あのバカでかい化け物に襲われているぞ!?」

 

「こっちでも見えた。ボス、指示を」

 

 

セヴは俺に指示を求めた。確かに将軍達を助けに向かいたいがここの脱出経路を確保しなければならない。そこで俺は二手に分けて将軍達を助けに向かう事にした。

 

 

「このまま見ているわけにはいかないが、ここを手薄にする訳にはいかない。セヴとフィクサーは引き続きここで警戒。スコーチは俺と一緒に来い。将軍達を援護する」

 

「「「了解!」」」

 

 

セヴとフィクサーは退路の確保の為に残り、俺とスコーチは将軍達の援護に向かうのであった。

 

 

ボスSide out

 

 

 

サソリの魔物は先ほどの焼夷手榴弾やサーマル・デトネーターのお返しに尻尾から岩の刺をマシンガンの様にこっちに向けて飛ばして来た。俺はユエを抱えたまま回避する。他のクローン達も柱の影に隠れて岩の刺から逃れようとするが回避に間に合わず、直撃して数名死亡するクローン。俺は縮地で岩の刺を回避するも、サソリの魔物は回避の軌道を読んで岩の刺を撃ち込んできた。

 

 

「うぉ…!やべぇ!!」

 

 

俺は頭部に直撃しない様に右腕で防御し、他は致命傷にならない様に祈った。……しかし、いつまでたっても痛みは来なかった。

 

 

「…?何だ……?」

 

 

俺は恐る恐る目を開けて見ると、そこにはサソリの魔物が飛ばして来た岩の刺を全て叩き落した雷電の姿があった。

 

 

「大丈夫か、ハジメ?」

 

「あ…あぁ、何とかな。……つーかよくあの刺を叩き落したな?」

 

「全部が全部じゃないさ。直撃する物だけを叩き落しただけだ」

 

 

雷電の周りを見てみると、そこには叩き落された刺と地面に突き刺さった刺が無数も確認出来た。改めてジェダイっていろんな意味で化け物じみているな?そう考えているとユエが俺から降りて俺の前に立った。

 

 

「…どうした、ユエ?」

 

「ハジメ……私を信じて」

 

 

そう言った後にユエは急に俺と抱き合うと同時に()()()()()()()()()()()()()()()()。その時に俺は奈落に落ちる前にこの世界の図書室で読んだ本の内容を、吸血鬼族の特徴を思い出した。俺は壁を錬成してサソリの魔物の攻撃を防ぎながらも雷電に時間稼ぎを頼んだ。

 

 

「……好きなだけ吸え、そのぐらい時間を稼いでやるよ。雷電、時間稼ぎ頼めるか?一応錬成で塹壕は作っておくが?」

 

「心配するな、そっちは何か秘策があるんだろ?だったら任せろ。それに、丁度援軍が来た様だ」

 

 

雷電がそう言った矢先、デルタ分隊のボスとスコーチがやって来た。どうやら俺たちが戦っている事に気付いた様だ。

 

 

「おいハジメ、無事か……って、何だその別嬪さんは!?」

 

「黙れコマンドー、私情を表に出している場合ではない。将軍、状況は?」

 

「クローン兵二十人の内八名がやられた。状況は最悪だが、今ハジメとユエがこの状況を打開する」

 

「……ごちそうさま」

 

 

そう雷電がデルタ分隊に指示を与える前にユエが吸血を終えて俺から離れる。ユエは片腕を天に上げ……。

 

 

「“蒼天”!」

 

 

無詠唱でサソリの魔物の頭上に蒼い魔力の塊を出現しさせる。そしてユエが上げた片腕を振り下ろして蒼い魔力の塊をサソリの魔物に叩き付ける。……間近で見て分かるが、スゲー威力だな?その時にユエは久しぶりの魔法だったのか少しふらついていた。俺はユエを抱える様に支えた。

 

 

「お疲れさん、やるじゃないか。大丈夫か?」

 

「ん…!ちょっと疲れた」

 

「改めて思うが魔法というのは凄いな?それと……」

 

 

雷電はユエの魔法に関心しながらもサソリの魔物の方に向ける。俺もその方に向けるとあのサソリの魔物はまだしぶとく生きていたが既に満身創痍であった。

 

 

「へっ……まだ死なねぇか、しぶとい奴だ」

 

「だが確実に効いているな。ボス、お前のそのブラスターを貸してくれ。対装甲アタッチメントでだ」

 

「了解だ、将軍」

 

 

そう言ってボスはDC-17mに対装甲アタッチメントと付け替えて、雷電に渡した。どうやら何か策がある様だ。

 

 

「雷電、何か策があるのか?」

 

「あぁ。ユエがあの魔物の頭上に魔法を叩き込んだおかげで甲殻に罅が入っている筈だ。そこにこいつ(DC-17m)をその魔物の頭上に撃ち込んで、肉が見えた所をこれ(DC-15A)とハジメのドンナーで止めを刺す」

 

「なるほど、お前らしいな。ユエ、後はゆっくり休んでくれ。あとは俺たちに任せろ」

 

「……あぁそうだ、デルタ。お前にこれを渡しておく。一応弾はまだ残っているから使ってくれ」

 

 

雷電は俺が渡したハンド・ブラスターをボスに渡した後にサソリの魔物と向かい合う。そして俺たちはそのサソリの魔物に突っ込んだ。サソリの魔物は俺たちを止めようと鋏で捕まえようと試みるも俺は天歩と空力で飛び上がり、雷電はフォースによる身体能力強化で空高く飛び上がる。そしてデルタ分隊のボスとスコーチは己が持つ武器でサソリの魔物に攻撃を仕掛け、出来るだけ注意をそらす。

 

 

「外さない…!」

 

 

そしてサソリの魔物の頭上に到達した時に雷電は対装甲アタッチメントを付けたDC-17mのグレネード・ランチャーを撃ち込む。これにより甲殻に直撃したと同時に爆発してサソリの魔物の柔らかい部分を守る甲殻を破壊し、唯一の弱点を晒す。そして俺たちはそれぞれの獲物でその晒された弱点部分に対して……。

 

 

「「これ(こいつ)で………THE END(ジ・エンド)だ!」」

 

 

これでもかと言わんばかりに弾を撃ち込んだ。その威力にサソリの魔物は絶えきれず、その場で倒れ込んで絶命する。倒したの確認した後に俺たちはサソリの魔物の頭上から降りた。

 

 

「何とか倒せたな。意外と硬い奴だったから苦戦したな」

 

「あぁ…既にクローン兵の約半数はあいつに持っていかれた。これから先、通常のクローンでは歯が立たない場合もある。…よって、増援は無しにする。厳しいかもしれないが替えがきく消耗品とはいえ、これ以上クローン兵の犠牲を増やすわけにはいかない」

 

 

……それが妥当かもしれんとデルタ分隊のボスも雷電の言葉に賛同した。するとユエが意外なことを俺たちに問い出した。

 

 

「ハジメ…ライデン、今更かも知れないけど……どうして?」

 

「ん?」

 

「…何がだ?」

 

「どうして私を置いて逃げなかったの?」

 

 

どうやらユエは俺たちがユエを解放した後は赤の他人としてここから去ると思っていた様だ。

 

 

「まぁ表の理由はクローン達の敵討ち何だが、例えそうじゃなくても俺たちはそこまで堕ちたつもりはない」

 

「あぁ、雷電の言う通り。俺たちはそこまで堕ちてねえよ。酷い裏切りを受けた筈のお前が、俺たちに身を託すって言うんだ。応えなきゃ、男が廃る…」

 

 

その言葉を皮切りにユエは封印されていた時に忘れていた笑顔を見せるのであった。この奈落に落ちてから約一ヶ月、五十階層で見つけたその扉はさながらパンドラの箱の様なその中には厄災と一握りの希望が入っていた。

 

 

ハジメSide out

 

 

 

ハジメ達がサソリ擬きの魔物と死闘から生き抜いたその頃、一人の少年こと“清水 幸利”はある劣等感を感じていた。当初は異世界に来たことに喜び、主人公のように活躍することを夢見ていたが、自分以上の才覚を発揮する光輝や雷電への劣等感とハジメが奈落に落ちたことで芽生えた死への恐怖心で挫折し、部屋に引きこもる様になる。その時に彼のこと気に掛けたコルト達はカウンセリング兼雑務を担当している“99号”やドミノ分隊に彼のカウンセリングを任せるのであった。99号はともかく、ドミノ分隊と清水の間に意外な共通点があった。それは()()()だったことだ。そして今の俺こと清水は99号やドミノ分隊達と話し合っていた。

 

 

「……じゃあ99号は遺伝的な異常を抱えて生まれた不良品だったのか?」

 

「あぁ……お前さんとは違ってわしは戦闘には適さないと判断されて、わしはクローン達の生まれ故郷であるカミーノのティポカ・シティの清掃業務などの雑務に従事したんじゃ」

 

「…それでも彼は俺たちにとって本物の勇者だった。彼は最後まで自分の役割を果たそうとしたんだ」

 

「俺も流石にあの世で見ていたが、まさか99号がこっちに来ちまうなってな……」

 

 

俺は99号とドミノ分隊達と話し合っていると自身の劣等感を一時的に忘れられそうになる。ハジメ達が奈落の底に落ちて死んでからも彼らクローン兵は未だに現界していた。彼らから密かに聞いた話によるとまだハジメ達がまだ生きているとのことだった。俺は未だに信じられなかったが今いるクローン兵が何よりの証拠だった。因みにではあるが、俺もハジメがオタクである様に俺もオタクでスターウォーズのことをハジメより知っているつもりだったけど、まさか本物とこうして話し合えることは有り得ないことだったが、今もこうして生きていて、話し合えている。俺と同じ、嘗てクローン候補生であった頃のドミノ分隊たちは“落ちこぼれ分隊”と言うレッテルを張られ、俺と同じ様に劣等感を抱えていた。ある意味で俺と同じ劣等感を抱いていたんだなと思った。

 

 

「なぁ…シミズ、お前は憧れていた勇者になりたかったんじゃろ?じゃが、人というのは最初から強いわけじゃないんだ。あのコウキという少年も戦いにはなれているものの、人殺しというものは慣れていないんだ」

 

「あぁ……個人的にも彼奴の性格は嫌いだ。口では何とでも言えるが、いざとなった時にヘマをやらかしたら元も子もない」

 

「ヘヴィー、幾ら何でも言い過ぎだ。確かに彼奴の行動には目に余るが……

 

 

99号と自身と光輝のことで話している時にヘヴィーは光輝のことを嫌っていた。ヘヴィーが毒を吐く中、エコーはエコーなりに光輝のことをフォローしている。ただ、小声で光輝の行動に手を焼かされていることをぼやいていた。流石にこの雰囲気はマズいと思ったのか俺は急遽話題を変えることにした。

 

 

「と…ところで、話は変わるけどさ?ヘヴィー達ってどんな活躍を?」

 

 

本当は彼らの末路は俺自身知ってはいるが、この場の重い空気を変える為にあえてこの話題をだしたのだった。

 

 

「俺か?俺はあんまし活躍はしていないぞ。それにしてもだ……お前達はいいよな、ARCトルーパーになって立派に戦死してよ。俺なんか新兵のまま戦死したんだぜ?ブリキ野郎共を基地と共に道連れにしてさ……」

 

「俺、ドロイドと接敵してすぐっていうくらいマヌケな死に方だし……」

 

「お前らはまだいいよ。俺なんか基地から脱出したものの、背後から巨大ウナギに襲われて餌になっちまったんだぜ?」

 

「長生きしてもなー……俺は議長の陰謀に気付いたからって謀殺されたんだぞ」

 

「俺の場合はジェダイ・マスターの救出の際に重傷を負って敵の囚人となった俺は分離主義勢力に引き渡された後に生きたままサイボーグに改造されたんだよな。戦争終結後は俺は隠居生活を送って静かに息を引き取ったよ。…まぁ将軍が召喚してくれたおかげで五体満足の時の身体に戻れたんだけどな?」

 

「何にせよ、みんなとまたいっしょに戦えてうれしいよ」

 

 

自分の死に様で盛り上がるドミノ分隊の隊員達。流石にこの話には付いていけなかった。いくら俺でもクローン達の死に様のオンパレードを聞いて余りいい気はしない。そんな俺を置いてドミノ分隊が話を盛り上がっている中で99号は俺にこう言ってきた。

 

 

「なぁシミズ、さっきも言った様にお前は勇者になりたいと思っているんじゃろ?だが、一人ではなれん。なぁ、お前にはクラスメイトやわし等クローンという兄弟……仲間がいるんだって言うことを忘れるな。お前は彼らを、彼らはお前を必要としている。自分だけで重荷を背負おうとするな、仲間は常に隣におるんだ!」

 

「99号……」

 

 

まさかヘヴィーに言った言葉を俺に言われるとは思ってもいなかった。この言葉を聞けただけでも俺の中の劣等感が少し薄れた気がした。

 

 

「あぁ…すまんな。何かと説教臭くなってしまったのう」

 

「いや……ありがとう、99号。少しだけ自信が湧いたよ」

 

「どっちにしろ、お前はまだ伸び代があるってことだ。余り劣等感に負けんじゃないぞ?」

 

 

ヘヴィーから励ましの言葉をもらった後、俺は部屋からこもるのを止めてコルト達の訓練に再び参加するのであった。……そうだ、劣等感が何だ!そんなもの、自身の成長を妨げる枷でしかない。それを退き千切った瞬間、俺は更なる一歩を踏み出せるんだ!そう決意しながらも自身を鍛え上げるのであった。

 

 

清水Side out

 

 

 

誰も目につかぬ場所にてフォースに対する探究心を胸に暗黒面の力を極めている者がいた。その者は老人の人間の様で実は違った。その正体は、雷電ことライ=スパークが嘗ていたスターウォーズの世界の住人であり、自らの手で自身の身体を改造した者であった。更にはその老人はスター・ウォーズの世界のライが生きていた時代の約3000年前のシス帝国が存在していた頃の住人でシスの暗黒卿だったのだ。その老人はアーティファクトを通してこの世界ことトータスに召喚された雷電……否、一人のジェダイに目をつけていた。

 

 

「ふむ……よもや、3000年遥か未来のジェダイがやって来ようとは……エヒトめ、中々面白い人物を召喚して来おったな」

 

 

その老人は雷電以外にも光輝にも目を向ける。するとその老人は光輝を見た瞬間、彼の才能を見抜いたかの様に新しい実験台(モルモット)を見つけた様な顔をしていた。

 

 

「それに対してこの者はなかなか良い実験台だ。…此奴をこちら側に引き込ませ、暗黒面を学ばせてやればより強力な弟子に成り得るかもしれんな?その暁には儂は更なる英知に、フォースの先にある高みを極めることになるだろう!クーックックックッ……!」

 

 

そう光輝を見つめた老人はいずれ来るであろう雷電達との接触の時が訪れるまで、ここは身を潜めてその機会を辛抱強く待ち続けるのであった。そう、己が果たす野望の為に……

 

 

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