と言いつつ後半の流れで悩んだのでとりあえず途中まででどうぞ
各々が思い思いのものを買いそろえて、桜がよく見える公園のテーブル席に着いた。
僕は焼き鳥、たこ焼き、焼き団子、といったみんなでつまめそうなものをチョイスしてきた。
悪友は焼きそば、とん平焼き、から揚げ、イカ焼きと、腹にたまりそうなものが多い。
白上さんは、フライドポテト、トウモロコシ、鈴カステラと、女の子らしい?ものを選んでいた。
忘れずに取り皿ももらってきたので、みんなでそれぞれの料理をつまみながら談笑をする。
「あ、これ美味しいですね」
「こっちもなかなか美味しいよ」
「やっぱ屋台飯はこうでなくっちゃな!」
ご飯を食べながら、あれが美味いこれが旨いとそれぞれの料理を食べ進めていった。
そんな中、白上さんが意外にもご満悦層にトウモロコシに嚙り付いていたのには思わず笑ってしまった。
そうしてご飯を食べ終わり、食休みの談笑をしていたが、話題は自然と学校での出来事になっていった。
「…でさぁ、こいつの後ろの席空席だから、休憩時間とかはそこに座って話してんだよ」
「同じクラスだからって、四六時中僕のところに来なくてもいいだろう」
「いいじゃねぇか。お前はほっとくとすぐ本の虫になるんだからよ」
「別にいいだろ?僕だって読書の一つや二つしたいんだよ」
(君の後ろの席は、空席なんだ…)
僕たちの話を聞きながら、何か考え事をしているのか、若干ぼーっとした様子の彼女に、悪友が僕も気になっていることを質問していた。
「そういえばフブキちゃんは学校通ってないの?」
「その、神社でのお仕事があるので…行ってみたくはあるんですけどね…」
「そっかぁ…うちの学校に来てくれたら、もっと学校が楽しくなるのに…なぁ、相棒」
「そうだね。僕も白上さんが学校にいてくれたら、嬉しいなって思うよ」
「そ、そうですか…///」
うん、今回もさらっと言えた。やっぱりこういう言葉は恥ずかしいな。
彼女も若干照れた様子で、何かつぶやきながら考え事をし始めてしまった。
そんな姿もかわいいなって思ってしまっている自分に、顔がにやけないように表情筋に力を入れる。
ひとしきり話し終えたところで、悪友がそろそろ腹ごなしの運動をしたそうにうずうずし始めた。
先も話した通り、ここの公園ではちょっとした遊具が借りれるから、3人で何かしようってことになり、公園の事務所に向かう。
「んで、何やるよ?バドミントン、フリスビー、ソフトバレー、向こうにテニスコートもあるってよ!」
「白上さんは何がいい?」
「え?その、どれもあまりやったことないので…その…」
「じゃあ手軽なバドミントンあたりから順番にやっていくか!」
言うが早いかバドミントンから借りて広いところに駆けていく悪友の子供っぽい様子に2人で苦笑した。
「じゃあまずは軽くいくぞー!それっ!」
「えいっ!」
「おー上手い上手い!」
「あっあっ、てい!」スカッ
「白上さんしっかりシャトルを見て!」
「うーっ。意外と難しいですね」
そう言ってちょっと不満げな顔でラケットを振って感覚をつかもうとしている彼女の、意外と負けず嫌いな様子に、今まで知らなかった一面も知れて僕としてはとても満足していた。
しばらくそんな風にゆるっとやっていたが、段々と身体が温まってテンションの上がりだした悪友が、物足りなさそうにしていた。
「なぁ、ちょっと遊ぼうぜ!」
そう言って僕の方を挑発的に見てくる悪友に、またこいつの悪い癖が出ているなと思いつつも、僕も少し乗り気であった。
「仕方ないなぁ。白上さん、悪いけどちょっと休んでて」
「あ、はい」
「で、今日はどうすんの?」
「そうだなぁ。基本移動は2歩まで、3本先取で負けた方がジュースでどうよ?」
「いいよ。コートもネットもないからルールとしてはそんなところだね」
「うっし!じゃあ行くぞ」
「いつでもどうぞ」
そうして僕とコイツのいつも通りとはいえ、ガチ勝負が始まった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「わぁ…す、すごい…」
そうつぶやきながら、私は目の前の光景から目が離せないでいた。
突然始まった二人のバドミントン勝負の内容が、テレビで見たプロの試合顔負けの激しいラリーの様子に、さっきまではほんのお遊びだったんだなと圧倒されていた。
最初に決めていたルールの通り、二人ともほぼその場から動かないが、しかし両者ともに正反対のプレーに目を奪われていた。
悪友君は、その優れた体格から想像できる通り、身体能力に任せた野性味あふれるプレーをしている。
逆に彼は、トリッキーな動きで相手を翻弄する、技巧派なプレーだ。
両者一歩も引かない、手に汗握るような試合の様子に、次第にギャラリーが増え始めていた。
しかしそんな試合も、やはり終わりが来てしまう。
何とか2対2のイーブンに持ち込んでいるが、ネットもコートもない状態では、さすがに身体能力の高さからくる力の暴力に、彼は次第に押されてしまう。
そんな彼の様子に私は思わず、
「が、頑張って!!」
と、大きな声で彼を応援をしていた。
チラリとこちらに視線を送って微笑んできたと思ったら、普段の彼の様子からは想像できないような雄叫びを上げて、力強い一打を叩き込んでいた。
勝負は彼の鋭いスマッシュが決まり、決着がついた。
「やったー!!」
思わず両手を上げて喜んでいた私の様子に気付いた彼がこちらを見て嬉しそうに微笑んでいる。
私はなんだか気恥ずかしくなって、俯いてしまった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「「「わぁーー!!!」」」
周りのギャラリーから一気に歓声が上がる。
「いやー負けた負けた。これで通算5393戦2422勝2423敗548分けか…負け越しちまってるなぁ」
「いちいち数えてるのかよ」
「当たり前だろ!俺と張り合えるのはお前くらいなんだからよ!
「はぁー。今回は運がよかっただけだよ」
「そうだな、これも愛の力ってやつかw」
「はぁ!?違うし!!」
「照れるな照れるなw最後の一打はお前らしくないパワープレーできたから、意表を衝かれちまった。次は俺が勝つからな!」
「はいはい、まぁジュースは奢ってもらうけどな」
そう言ってお互いの健闘を称える。
そうして一頻り談笑をしていると、熱の引いたギャラリーが解散していく。
流石に春とはいえ、あれだけ激しく動いて汗だくになってしまった。
喉も乾いてきたので、早速勝者の特権として賭けていたジュースを奢ってもらおう。
「スポドリよろしく」
「はいはい、かしこまりましたよ。フブキちゃんは何がいい?」
「え?私もいいんですか?」
「今の俺は気分がいいから全然奢っちゃうよ!それにさすがにちょっと疲れたから休憩も兼ねてね!」
「えっとじゃあお茶を…」
「あいよ!じゃあ昼飯食った場所で!」
「あぁ、よろしく」
そうして一旦分かれた僕たちは、先に昼食を食べた場所に彼女と向かった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
僕と彼女は昼食を食べた席に戻ってきて、のんびり悪友を待っていた。
一息ついて落ち着いたからか、彼女は先の勝負を思い出したのか、興奮した様子で話しかけてきた。
「それにしてもさっきの勝負凄かったですね!!まるでプロの試合みたいで、見ていてワクワクとドキドキが止まりませんでした!」
「楽しんでもらえたようならよかったよ。昔っからあんな風に勝負を仕掛けてくるもんだから、僕の方も負けてられなくてね。それにあいつはあんな恵まれた身体してるだろ。なかなか勝負になる相手がいなくて一時期荒れていたんだ」
「え!?そうなんですか?」
「今の様子からは信じられないだろうけどね。成長していくにつれて、身体能力の差は埋めがたくて、僕も段々と適当にあしらっていたら、不貞腐れだしちゃってさ……さすがに幼馴染が荒れてく様子は見ていられなくって、こっちから勝負を吹っかけて今みたいな関係に落ち着いてきたんだ」
「優しいんですね」
「どうかな?腐れ縁だから仕方なくやってるところはあるよ」
「それでも、そこで縁を切らずに付き合ってるあなたは優しいですよ」
「そうかな?でも確かにその時、手の届く範囲の人にはできることをしようと思ったね」
そんな風に彼女に、僕と悪友の昔のことについて話していた。
「なんだよ恥ずかしい話してんじゃん!」
「おかえり、あの頃のお前はひどかったからなw」
「今はお前がいるから、もうあんなことにはなんねぇよ」
「そう願うよ。ただし、僕だっていつまでもお前に付き合えるわけじゃないからな」
「さみしいこと言うなよ相棒!」
そう言いながら抱き着いてくる悪友に、汗でびしょ濡れであったため、果てしない不快感を覚えるも、仕方のないやつだと思ってされるがままになっておく。
一頻り騒いで満足したのか、離れた悪友と二人顔を見合わせ、同時に
「「くさい」」
わかっていたことだが二人して全力で運動したため、パンツの方まで汗だくである。
続きはちょっと悩んでるんで、しばしお待ちを
でもたぶん今月中には上がります