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報告ありがとうございます!
「どこへ行った!?」
「お嬢様!手を煩わせて申し訳ありません!」
「いい!今は虫を探すわよ!」
オレは息を潜めて窓の緣に手をかけて
追ってを振り切る。
「危ない場所しかないのかよ………」
振り切ったようで、窓の外から中へ戻る。
おそらくまだ見つかっていないだろう。
まさか2階の窓の外にいるとは思うまい。
「あ」
「…………」
最悪だ。目が合う。
あの幼女、ナイフメイドからも逃げ切ったのに。
もう、逃げる自信が、ない。
ずっと窓に掴まってたから腕がヤバい。
あーもういいやー
「自首します、どうぞ、
煮るなり焼くなり好きにしてください」
「えぇっ!?いいんですかそれで!?」
なんか知らんが捕まったのは確かだ。
そのまま連行される。
「それで、紅魔館に来たと?」
「おう」
「良くやったわね、こぁ」
「なんか釈然としないんですけど」
ナイフメイドに再びナイフを突き付けられる。
紐で縛られているので動けない。
縄抜けは出来るけど、この人数差はキツイな。
さっきのメイド、幼女、眠そうな少女、
小悪魔、それに中国風少女。
逃げられない。うん。
「ほう、ならここで死ね。
と、言いたいところだが
………良いことを思いついた」
「死なないことでお願いします」
「遊ぶだけだ、私の妹と、な?」
その言葉に、周りの人たちも驚く。
「お嬢様、ですが……」
「いいストレス発散にもなるだろう、
咲夜、そいつを地下室へ連れていけ」
「承知致しました」
オレはナイフメイドに引きずられて
地下室、という場所へ向かうことに。
嫌な予感しかしないなぁ………
「それでは、惨たらしく死になさい?
お嬢様の手にかからなかったこと、感謝してね」
「ぐえっ!」
ナイフメイドに、ドア………というより、
牢の檻のような扉の向こうに投げられる。
縄抜けは完了した。
「ここは───」
「だあれ?」
オレに声をかけた主は、視界の隅っこにいた。
濃い黄色のサイドテールの髪、赤い瞳と服。
特徴的なのが、
宝石のようなものが下がっている翼だ。
ここの主だと思われる、「お嬢様」と
同じような幼女だった。
「オレは空。キミは?」
「私?
フランドール・スカーレット。
よろしくね、ソラ」
「あぁ、よろしく。
キミと遊んで欲しいって言われたんだけど」
その言葉を発した時、
オレの背筋が粟立つ。
感じ取ったのは、殺気に似た、ナニカで。
「そう!新しいオモチャ!
私と遊んでくれるのね!」
「いや、オレはオモチャじゃ」
赤い光弾が、オレの左頬を切った。
速い───!
あの「お嬢様」よりも、もっと!
「弾幕ごっこで、遊びましょ?
フフ、アハハハハハハハハハ!!!」
凄まじい量の光弾が浮かび上がる。
一撃一撃が、オレを殺せる威力。
手加減を知らぬ子供が、アリを潰すように。
「アハハハハハハ!!」
狂ったように笑う幼女が、
弾幕の雨を降らせた。