楔side
永琳さんが姉さんになった翌日、今八意家の道場に向かっています。
「広いとは思っていましたけど、道場まであったんですね」
「一応それなりの地位にいるからね。自然と広いくなって土地をそのままにするのも勿体無いから道場を作らさたのよ。あまり使わないのだけど」
「そうだったんですか」
「昨日から思っていたんだけど、その敬語どうにかならない?他人行儀にされてる気分でお姉ちゃん悲しくなっちゃうわ……」
わざとらしく泣き真似まで見せている姉さん。確かに家族扱いになったからか前よりも姉さんの態度は少しばかり軽くなった気がする
「いえ、そんなことできませんよ。命の恩人であり尊敬すべき姉なのですから、そんなこと罰当たりなことできません」
「…………………グスッ」
「わかりましたッ!少しずつですが普通に喋るようにしますから本当に泣かないでください!!」
「……………今すぐじゃなきゃやだ」
あなた本当にあの永琳さんですか!?キャラ変わってないでしょうか!?
「わかった、わかったから泣かないで姉さん」
「あら?お姉ちゃんがいつ泣いたの?」
「泣き止むの早すぎない!?」
まさか今のも泣き真似?最初のやつとは完成度が段違いに高かったけど……
「で、道場に来てまで何をやるつもりなんですか?」
「…………………グスッ」
「何をやるつもりなの姉さんッ!!」
本当に泣いているのか泣いていないのかわからなくなってきた………
でも、僕が涙に弱いことがわかった
・・・・・・・
・・・・・
・・・
「ここに来たのは楔に身を守るための力を身につけてもらうためよ」
「身を守るって………」
ここにいれば妖怪なんかに襲われないと思うけどな
「楔、何も襲ってくるのは妖怪だけとは限らないわ」
あれ、なんか思ったことに返答されたけど
「楔の思ったことがわからなくて何がお姉ちゃんよ!!」
お姉ちゃん関係ない気がするのは気のせいだろうか
「愛の成せる技よ。もちろん家族愛ね」
どうやら関係あるようだ
「勝手に心読まないでよ姉さん」
「話を戻すわよ」
スルーされた!?
「何も襲ってくるのは妖怪だけとは限らないと言ったわね。言葉通りの意味よ」
「………というと?」
「楔の能力を知った人間が殺しに襲ってくる」
「ッ!?」
そんな……!?だって姉さんは
「私が楔を家族に迎えたのは、一ヶ月の間楔を見て人となりを知っていたし、そんなことをする人間ではないと判断したから。でも他の人は?」
「………問答無用に殺しに来る」
「そうよ。仮にそうでないとしても関わり合いにはならないでしょ」
「でも、実際あんまり使えないですよ僕の能力」
「そんなの連中にとっては関係ない。連中にとって、危険な能力があるだけで理由は十分なの」
「実感がわかないな、やっぱり」
「それでも力をつけてもらわなければ困るわ………そう遠くないうちに離れ離れになっちゃうから、その前に…」
「姉さん…離れ離れってどうゆうこと………?」
せっかく家族になったのに
「……私ね、月に行くのよ。あなたがここに来る前からずっと進めてた計画なの………今更私が行くのを辞めるのはできないわ」
「そ、それじゃあ僕も連れてってよ!それならずっと一緒に入れるじゃないか!!」
この時僕の心にあったのは、一人になりたくない、離れたくないという感情だけだった。見知らぬ土地で記憶がない僕を救ってくれた姉さんの元に居たい!!
「お願い姉さん僕も連れてっ「それはできないわ」ッ!?なんでッ!?」
「月に行ったら確実に殺されるからよ」
「………」
姉さんは………僕のために………
「そりゃお姉ちゃんだって離れたくないわ。月まで連れてって一緒にお風呂入ったり一緒の布団で寝たりとかしたいわよ」
………姉さん?
「でも月に連れてったらきっと殺されてしまうわ。だからお姉ちゃんがここにいるうちに一人でも生きていけるように鍛えないといけないのよ」
「………姉さんありが「そうだわ月で出来ないなら今日からやればいいのよ。そうと決まったら稽古が終わったら一緒にお風呂入って寝るわよ」姉さん正気に戻ってッ!!」
能力を使って正気に戻そうとしたが目の前が真っ暗になった。姉さんを正気に戻すに今の僕では力不足なのか………ガクッ
気がついたら隣で姉さんが寝てた、本当にやりやがったよこの姉は………
うまくキャラがつかめないとです