ハイスペックボディで生き残る   作:鮭大根

1 / 1
はじめての投稿です!


困惑

 ────『鬼』                                                                        それは鬼舞辻無惨を祖とする人喰いの怪物であり、日光や鬼狩りの使う特殊な刀意外では殺せない上に、異常な身体能力をもつ化物である。

 

 そして、目の前に鬼がいる。

(……は?)

 気持ち悪いほどにギョロついた目、涎が垂れまくっているだらしない口、そして頭から角が生えている。

(…………は???)

 漫画でみたことがありそうな顔である。

(はあああああああああ──っ!!??)

 

 ちびったかもしれん。

 鬼である。自分はこの目の前の存在を知っている。 

 いや、そんなことを考えている場合ではない。逃げなければッ!! 

 全力疾走で後ろ向きで逃げる。逃げる最中に色々と疑問が出てくるがとにかく逃げる。

 

(なぜまだ捕まってないんだ?)

 

 走っている最中そんなことことを考える。鬼の身体能力は人間の遥か上であり、俺が逃げれている道理はないはずである。それに……

 

(目線の位置が低い?)

 

 おかしい。自分は18歳だが、10歳ぐらいの目線の高さになっている。

 

 ふと、後ろを見れば、鬼が焦ったような顔をしている。

 

(鬼の足が遅い?)

 

 違う。俺が速い―っ!? 

 

 躓いて地面を転がっていく。相当な速さで走っているいたのか2、3メートルほど転がった。

 

 まずい。追い付かれる-っ!? 

 

 反射的に身を翻すと―自分がいた場所に鋭利な爪が突き刺さっていた。

 

(っっっぶねぇ!!)

 

「随分と活きのいいガキじゃねぇか。少し焦ったが、もう逃がさねぇぞ?」

 

 まずい。この距離では逃げられない。

 

 鬼の鋭利な爪が俺の顔に振り下ろされ──鬼の腕が宙を舞った。

 

 それと同時に稲妻のようなものが目の前を走り──鬼の首が宙を舞っていた。

 

 思考が追い付かない。何が起きた? 

 

「大丈夫か? 小僧」

 

 小さいじいさんだと思った──って桑島さん!? 

 

 なぜ漫画のキャラがここに? 何がなんだかわからない。体が重い……意識を保てそうにない。

 

 「……りがと…ござ…す…」

 

 とりあえずお礼を言おうと思ったがちゃんと言えていただろうか?

 

 

 

 

 目が覚め、体を起こす。

 

 (見たことのない場所だ…)

 

 立ち上がろうとして――足に激痛が走った。

 

 (痛すぎる…)

 

 まともに足を動かせそうにない。どうしようかと悩んでいると―

 

 「やっと起きたか」

 

 桑島さんがいた。

 

 あの桑島さんである。元鳴柱であり、善逸と獪岳の師匠の桑島さんである。改めて考えると意味がわからない。

 

 あの鬼だってそうだ。あんなの漫画の中の存在だ――

 

 (鬼滅の刃ぁ!!??)

 

 どうやら鬼滅の刃の世界に来てしまっているようだ。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。