貴方の隣でぽかぽかしていたい(切実)   作:茜色のLily

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投稿空いたことをお詫びします。許して下さい。何でもしますから。そろそろ完結させなければ。久しぶりで出来がひどくてもそれはご愛嬌ということで。


シン 少年と少女

「あぁもう!何でこんなに遠いのよ!」

 

「爆心地に近いからね」

 

「チリンチリンうっさいわ!」

 

「もっとうるさくできるけど?」

 

「やめなさい。こいつがかわいそうになってくるわ」

 

 バカシンジのことお構いなしねこいつ。…こいつの場合、わざとかもしれないけど「りんりんりんりりん!」

 

………

 

「何ですかアスカ?バランス崩すと危ないので離しへァッ!」

 

赤い地に沈むぱち波。ドラゴン・アスカ

 

「黒い方が真似するからやめなさい」

 

「…真横からのドラゴンスクリューは想定外…」

 

ちょっ黒波さん何で乗っかってくるんです?あー困ります!黒波様!そちら側に腰は曲がりません!困りますあー!

 

ざまぁみなさい。黒波、そいつはそのまま引きずって連れてきなさい。自転車は私とバカシンジで使うから

 

 

 

「いてて…にしても嫌なとこです。形が中途半端に残っているのがどれほど面倒なのかが良く分かりますね」

 

「……こんなとこさっさと抜けるわよ。バカシンジ!…いくわよ」

 

赤い残骸を眺めるバカの瞳に光はない。こいつがこの世界を創ったのは事実だ。ただ、それは仕組まれたものだった。えこひいきを助けようとしたこともやり直そうとしたことも。…止まろうとした意識ごと吞み込まれた。普通に生きることすら許されない子供。

 

赤い世界を歩く。ちりんとベルを鳴らしながら。

 

「私達は、何なの」

 

「んー?子どもでしょう」

 

気の抜けた声が答える。ニヤニヤしながらこちらを見るえせひいきがいた。どうしよう…すっごく殴りたい。

 

「正確には大人に片足踏み込んだ子どもです。アスカ、マリ、黒波はそんな感じですね。碇君はそうですねぇ。大人になる境界線の一歩前にいる子かな。そろそろ踏み出してもいいような気がしますけど」

 

子どもね…。まぁバカシンジがそうなのは分かるけど、何で私まで子どもなのよ。

 

「さて…?いたい!」

 

うざい。アンタはどうなのよ。

 

「わたし?あーどうなんでしょうね。体は子どもだけど色々と大人でもないですしね。うーん…。子どもで!」

 

適当ね。そんなんでいいの?

 

「はい。自己認識はその程度でいいです。自分が何者かなんて他人がいないと分からないので。ただ、自分を持っていた方がいいですよ?」

 

ふーん。じゃあアンタは頭と体が可笑しい子どもね。

 

「あれー?あっじゃあ子どもなんでアスカママに甘えてもいいですk意外!それは肘!」

 

綾波型のこいつを黒波として存在させてる時点で可笑しいわ

 

 

他愛もない話をして歩く。バカは相変わらずのまま。体ぐらい自分で拭きなさいっての!編隊組んだ変態少女達が来るわよと脅したら行動したことに頭が痛い。

 

アイツの歌を聴きながら歩く。もうすぐ回収場所に辿り着く。その前に休憩を取ることにした。えせひいきがダウンしたのだ。情けない奴。

 

「三人をリヤカーに乗せて漕ぐ自転車の辛さを知らないようですね…!」

 

「知らなーい」

 

「…知らんな」

 

「………」

 

「…碇君だけがわたしの味方です」

 

赤い大地に腰を降ろす。ここはリリスは近づけない浄化された土地らしい。どれだけ綺麗でも浄化された土地がいいものではないことだけは確かだ。

 

アイツの歌が聞こえる。

 

誰も知らない彼女だけの音楽は赤い世界に溶けていく。

 

 

 

♢♦♢

 

 夢をみていた。まだ、あいつらがいてアイツがいなかったときの夢。すぐに気が付いたし目覚めなきゃと思った。けれど、その夢が美しすぎて見入ってしまった。バカシンジとえこひいきが作った料理が並ぶテーブル

それを私たちが囲んでいた。そんなことあるはずないのに。

 

…だからアンタはここを出ていったのかしらね。

 

「どいつもこいつも………ね…」

 

自分もそうなれたらいいのに。

 

そんな言葉を飲み込んだ。

 

 

 

 コネメガネの説明によるとバカと変人は何処かに消えたらしい。DSSチョーカーの反応は生きているがどこにいるかは不明らしい。そして、あいつは7号機の封印を解いて消えた。アイツのシンクロ率はどんどん低下していて一番新しいシンクロシミュレーションテストだと20%を切っていた。それでも起動できるということは、あの機体にはまだ何かあるのだろう。

 

 私達はユーロネルフで物資補給した後にネルフとの戦闘に入った。どうやら、奴らは第13号機を復活させようとしているらしい。これが碇司令の計画なのかは不明だが次のインパクトは規模が違う。文字通りの絶滅プログラムが作動する。

 

この艦が「神殺し」なんて物騒な名前だけど、間違いじゃないかもしれない。

 

『使徒がいるなら神も存在するのは道理です。かつて神は存在していました。…胡散臭い宗教勧誘と一緒にしないで下さい。ゼーレの目的に神殺しがありましたので、おそらくいますよ』

 

背中がぞくぞくしたのを覚えてる。

 

 

そうだ

 

 

アイツが平坦な声で当たり前なことのように言ったんだ。

 

 

 

 

「『神は復活する。新たな福音として』」

 

♢♦♢

 

はい。紛れもなく天使だったぱち波です。ソロモンよ、私は帰ってきたぞ!というわけで第7号機が保管?されていたネルフ支部につきました。はい、また頭がおかしくなったわけではないです。ここLCLが満ちてたじゃないですか。これ何処から来たのかなと思ったわけですよ。違う世界からきていたらいいなぁと思います。(ホモ特有のガバ理論)

 

LCLはそこら辺にあっていいものではないです。厳重に管理されているはずです。なんせ、リリスの体液なんですから。それがガバガバ警備の中で放置って…こんな変態な機体なのにどうして?まぁ、L結界密度が異様に高いですからねここ。それに頼ったのでしょう。

 

…ンンン…?おかしいですね。

私が目覚めたのがサードインパクト直後です。月があんなことになっていましたし。あれ?でもネルフVS国連軍してた?国連軍が邪魔だからインパクト起こしたと思ってたんですが…。

 

 

……思えばあの世界色々おかしい。何であの施設コア化してないんでしょう。ネルフ本部はゲンドウ君達が行動できるくらいL結界密度が低い。でもここヴィレメンバーがほとんど滞在できないほどL結界密度が高いです。なのに缶詰とかエクスカリバールとか資料とか何でコア化してないのか。あの時、封印柱は機能してましたがユーロネルフの封印柱とは別のものでした。

 

あの世界…エヴァ世界だけどどこにも存在しない世界だとでもいうのですか?…お腹痛い…。

 

「とりあえず…ドックにエヴァ入れよう」

 

はい。とりあえず調べました。この施設コア化が進んで真っ赤です。もちろん資料はありません。そして、ここにダミープラントなかったんですけど。正確いうと私が入っていた容器が無いです。ここにはクビ波造る用のダミープラントしかない。これで私が目覚めた世界がこの世界と違うことが判明しました。ありがとうございます。次回作にご期待ください。

 

 

 

 

 

 

んなわけねぇだろおい!(炎の妖精)

はぁ~記憶力が乏しいとはいえこれはひどい。配線関係を先にいじったせいでここ見ていませんでした。さて、過ぎた事ですのでスルーします。

 問題はこれが稼働していたということです。ドン引きするほどいますね。いやこれキッツ。普通に生きてるからしんどい。これがエントリープラグに入ってるとか…。 

 

…アイデア成功した。インフィニティの成りそこないって頭ないですよね?なら、頭があればうまい感じに…これ半分マルドゥック計画じゃないですかやだー。ゲンドウ君が潰したはずなのに。やらかしたなゲンドウ君。というか7号機のせいですね。あれがマルドゥック計画の完成品だわ。ごめんねゲンドウ君。

 

…あっちの世界に行きたいな。絶対何かあるし。にしてもどうやって行こうかな…。いや…ありましたね。

 

 

 

 

 

ドックに入れた第7号機に乗り、意識を沈め、クローン綾波の残骸を抜けます。ここにいた使徒には話をしておきました。相変わらずやかましい連中でしたがどうやらこれが最後らしいです。

 海に潜るように深く沈んでいくとあの結界がありました。前は立っていられたけど今は沈んでいきますね。結界を抜けると息が続かなくなり…ボボッ!この海…!深い…!というわけで水面?目指してバタ足です。

 

『パイロット浮上、LCL排出』

 

げっほげほ!久しぶりなこの感覚。はい。戻って来ましたね。LCLに満ちたドックに私とこの機体があります。時間は…The worldしてますね。そういえば、戻るときはラグなしでしょうか。戻るのにまた3年かかったら世界終わってるんですが?

 

…やらかしたかもしれない。

 

ま、まぁ何とかなるでしょう(震え声)

 

さて、ダミープラントは…はいありましたね。私が目覚めた生まれたところです。資料は…ありました。

…この機体、原作では登場してませんがここに存在するということはあの世界に消された可能性がありますね。私みたいに。

原作で必要なものだからこの似たような世界に閉じ込めた。でもわたしがダイナミックエントリーしたことで原作に介入できるようになったと言うわけですか。外に出るとエヴァ世界と似た世界が広がっています。ですが全て偽物です。今ならわかります。

 

ぱち波は空間走るひびにエクスカリバールを差し込み広げていく。ひびが至る所に広がり外装がはがれていく。完全に破壊するとそこは今までの世界とは異なる風景が広がっていた。先程まで昼間だった空が夜の帳をおろしている。空模様も異様だった。鏡の空は波を立て、崩れ去った建物の残骸が点在する。赤い大地おろか赤という色が存在していない。

 

「殺風景ですね。海はきれいですけど」

 

移動しましょう。何処へ行くかなんて決まっていません。とりあえず今はこの世界を散策したいです。ちょうどいいので頭の中を整理しましょうか。

 ファイナルインパクトのことですが第13号機がアダムスの生き残りならあれが戻ってくる可能性があります。所謂世界の意思と呼んでるやつですけどね。

 次にゲンドウ君の目的についてゲンドウ君はインパクトをおこして元通りにするつもりです。子が子なら親も親です。碇君がさっさとシンジさんになってくれればいいんですけどね。今は何処を放浪しているのやら。死んでなければいいけど。にしても、この世界…旧劇世界に似ていて気分が悪いです。わたしあれ半分トラウマなんですよ。む。潮のにおいがしてきましたね。

 

「海ですか。青い海を見るのはいつぶりでしょうか」

 

おや、先客がいますね。それではあいさつでっ!!??!!?!????

 

 

何でここに碇君がいるんですか!?(半ギレ)

こんなとこで何してんの!?というかどうやってここに来たし。ここは一つ追求しないといけませんね。おうこら面かせや。

 

 

エッッッッッッッ!!??!!?!????

何だこのイケメン⁉シンジさんどころかシン様だよ!真顔が素敵すぎる…!まぁ目はわたし好みではないですけど。

 

さて、なんて話かけましょうか。おん?意識が…

 

♢♦♢

 

この廃墟の海には碇シンジともう一人、何者かがそこにいた。鏡の中に写る彼女は薄く微笑んでいる。彼女が僕の体に触れる姿が目に入るけど感触はない。心地いい海鳴りも今は聞こえない。

 

「君は?」

「秘密」

「なぜ直接見ちゃだめなの?」

「なんとなくよ」

「…何しに来たの?」

「碇君がいたから」

 

 鏡に向かって応答を続ける僕は他人から見たら変な人だろうな。そうシンジは他人事のように考えていた。空を見上げると赤い線が引かれた月が浮かんでいる。シンジが知っているどの月とも違う。その思考を読んだように鏡の少女が口を開く。

 

「ここは碇君がいたところではないわ。世界に取り残された異物…体のいいゴミ捨て場みたいなもの」

 

こんなきれいなところがゴミ捨て場なんて贅沢だね。

 

「そうね。でも、綺麗なものでもいらないと判断されてしまえばここに来るのよ。そんな風になってしまった」

 

どうやら声に出ていたみたいだ。…いらないものか…

 

「ははっ…やっぱり僕は必要ないのか…」

 

世界をめちゃくちゃにして皆に迷惑をかけたから当然か。

 

「いつものように逃げないのね」

 

 逃げていたさ。醜く叫んでいたさ。理不尽や責任から。僕は関係ないとかぱち波が逃げさせてくれたからとかさ。優しい大人が嫌いだ。いびつさが怖いから。逃げないで戦い続ける大人が嫌いだ。ひどく自分が醜く見えるから。

 

「だから、逃げることを正当化した?」

 

僕は頷く。でも、

 

…言葉が詰まる。逃げ出しそうなった僕は青い海を見る。

 

本当は分かっている

 

「…逃げちゃ…ダメなんだ」

 

海を見る少年はどこか大人びて見えた。夜の海が放つ静謐なものが彼をより引き立てるのかもしれない。

 

鏡の空にある海は酷くいびつに見えた。答えが見つからずに海を見つめる。そこに答えなどあるはずもないのに。

 

夜が更けていく。夜が深くなるほどに少年の目は冷たくなっていく。

 

その姿はとても大人びている。

 

 

不思議な対話は続いている。この異質な世界がシンジを狂わせているのか綾波と思われる存在と会話をするのは悪くないむしろ心地いいと感じている。

 

「なぜ、逃げ続けないの?」

「逃げるのに疲れたから」

「本当に」

「うん。疲れたんだ。罪を背負うことも生きることも」

「ならなぜ、それを押さないの」

 

手の中のスイッチを握りしめる。本当は押す勇気なんてない。でもこれを手放せずにいる。死ぬことが怖いから?いやそれ以上に、一人が怖いからだ。寂しいからだ。

 

「私と一つにならない?」

 

どういうこと?

 

「一つになれば一人になることはない。喜びも悲しみも罪だって分かち合える」

 

……

 

「だから、私と一つにならない?」

 

 かつて、それを望んだことがあった気がする。でも、傷ついてもいいから他人が欲しかったんだ。今ならそう考えられる。

 

「確かに、喜びも悲しみも分かち合うほうがいい」

 

「えぇ」

 

「でも、この罪は僕のものだ。僕自身が償うよ」

 

彼女は少し困ったように微笑んで僕の手を握ってくれた。いつの間にか彼女は隣にいた。

 

感触はないはずなのにどこかあたたかい。そう感じた。そのまま、僕らはキスをした。忘れてしまうほど短いキスを。

 

「…ありがとう。…待ってるわ」

 

 

 

 気が付いたら赤い大地に僕は倒れていた。あの不思議な景色はどこにもない。

 

「おはよう、シンジ君。また会えたね」

 

ふと、視線を上げるといるはずもない子どもがそこにいた。周りの景色に溶け込み揺らいでいる状態で。だが、そこには確かに渚カヲル本人がそこにいた。

 

 

 




忙しいので投稿がかなり不定期になります。オニイサンユルシテ。
5分で考えたぱち波の歌↓

大人になりたくないという言葉があふれる世界。
叫び続けて疲れて、喉もかれ、人になってしまった。

そんな世界で生きる。

消えない罪から、罪を重ねる。そんな人間がいる世界。
忘れることもない思いはあふれ出して世界を造る。

過去はもうない。現在もない。ただ、決まった未来の道を歩ていてる。そんな人間に憧れた。

「気味が悪い」と言われる君はどうしよもなく子供だった。地に足をつけた私はいらない存在だった。
 
それでも

この羽が千切れてしまっても、人に落ちてしまっても、あなたのそばにいよう

優しい枷を取り払え。今この時だけは。永遠なんて人間には似合わない

翼はもういらない。わたしは貴方の駒じゃない
きっと泣いてしまうだろうけど、人間らしいと思って笑っていよう

私はこの世界で生きていた


はい黒歴史。
ぱち波の考えはあくまで考察にすぎません。後フラグ建ち終わったのでこの先、鬱とかBad Endとかないです。ここからはシンジさんタイムです。
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