戦姫絶唱シンフォギア01 ~Take off toward a dream~ 作:光からの使者
仮面ライダーバルカンの力を手にした奏によりクエネオマギアを倒した一行であったが、その裏でフィーネはクリスの命を奪うべく追手のノイズを差し向けたのであった。
クリスside
「っん・・・。」
確か・・・あたし、フィーネが差し向けたノイズを倒してそれから・・・
てかここ何処だよ・・・!?
「よかった、目が覚めたのね。」
「親戚の家が近かったからちょうど貸してもらっているの。」
(誰だが知らねえけど助けてくれたんだから礼くらい言わねえとな)
「あの・・・助けてくれてありがとな。」
「どういたしまして、ちゃんと休んで早くよくなってね」
あたしを看病してくれた女の子にはどこか悩んでいるようにも見える。
だから聞いてみることにした。
「なあ、あんたなんか悩み事でもあるのかい?」
「えっ!」
「話くらいは聞いてやるからよ。」
「うん・・」
小日向未来は、クリスに促されるままにその重い口を開く。
「今まで壊したくないのに、一番大切なものを壊してしまった。」
「つまり、誰かと喧嘩したってことだな・・・あたしには難しいだな。」
「クリスは喧嘩したことないの?」
「・・・あたし、友達いねえんだ。」
「えっ・・!」
「地球の裏側でパパ、ママと離れ離れになってそれどころじゃなかったからな・・・助け出されるまでずっと一人ぼっちだったから。」
「そんな・・・」
「こっちに戻って一緒に暮らしてくれた人はあたしをただの道具としてしかみてくれなかった・・・」
「大人はクズばっかりだ!あたしが痛いって言っても止めてくれやしなかった。」
そんな中であたしを救ってくれた人がいる。
フィーネに拾われる前に現れた鎧を纏った人間・・・仮面ライダーだ。幼かったあたしを痛めつけた汚い大人を叩きのめしたその人はまさに救世主だったんだ。
白い鳥のように美しかったなあ・・・
「・・・あんた、その喧嘩相手とどうしたい?」
「・・仲直りがしたいよ。」
「ならいっそのことうじうじせずに真っ向から言ってやればいい!なんかあってもそん時考えればいい当たって砕けろだ!」
クリスの言葉に未来の不安の心は次第に消えて行った。
そして立ち直る勇気を彼女に与えたのだった。
「あたしはクリス。雪音クリスだ」
「ありがとうクリス。わたしは小日向未来。あなたがよければわたしはクリスの友達になりたい。」
友達・・・あたしにも友達が・・・!!
クリスside終了
「さあ~てはじめましょうかね。」
平穏な繁華街を練り歩くフードの女。背後には大量のノイズを引き連れながら。
辺りにノイズ出現を知らせる警報が鳴り響く
民衆の悲鳴が湧き上がる。
そしてそれはクリス達にも
「なんだ!?この騒ぎ?」
「ノイズが現れたのよ!クリス、早く逃げよう!」
しかし未来の言葉を聞かずにクリスは駆け出してしまう。
暴れるノイズの前に立ちふさがるクリス。
イチイバルで片っ端から撃ちぬき次々にノイズを灰へと変えていく。
そこへフードの女が現れる。
「流石ですね、腐ってもシンフォギア装者・・・そう簡単には死んではいませんよね。」
「お前は・・・フィーネの・・!!」
「クリスさん、フィーネ様の指示ですここでお命いただきます。」
「雪音クリスを・・・なめんなよーーーーーーーーー!!!」
再びノイズの群れに単身で戦いを挑むクリス。しかし圧倒的な数の前に苦戦を強いられていく。
いくら撃ちぬいても次から次へと湧いて出てくるノイズ
さらに疲れが癒えていないままの戦い、あまりにも分が悪すぎる。
『Territory!』
背後からフードの女はアタッシュショットガンを構えトラッピングスパイダープログライズキーを起動し装填する。
"Progrise key comfirmed.Ready to utilize"
【スパイダーアビリティカバンショット!】
アタッシュショットガンから放たれた紫色の弾は、クリスに着弾するやクモの巣状となりたちまち拘束してしまう。
「なんだこれ!?畜生・・糸が絡まって離れねえ・・・!」
困惑するクリスを余所にまじかに迫るフードの女。
彼女の手にはゼツメライザーとゼツメライズキーが握られている。
そしてそのままクリスの腰に装着させる。
「う・・・あああああ・・!!」
シンフォギアの上から装着されたとはいえ無数のトゲ「ソーンコネクタ」から暴走プログラムがインストールされていく。
「あああっ!あっ・・・負けて・・たまるか・・!!あたしは・・・ノイズを・・!!」
「違いますよ、あなたは人間を絶滅させるんですよ?」
「ああああーー!」
クリスの意識は次第に薄れ、暗闇の中に消えて行った・・・
「・・・滅亡迅雷netに・・接続・・」
場面は変わり、飛電雅人はノイズ出現の知らせ聞き響とともに現場へ駆けつけていたのだ。
「雅人さん私は、あっちにいるノイズを!!」
「わかった、ここは俺に任せてくれ!」
「はいお願いします!」
響と別れた雅人は、アタッシュカリバーを振るい現れたノイズを切り裂いていく
『チャージライズ』
『フルチャージ!』
「はああああッ!」
【カバンストラシュ!】
周囲を薙ぎ払い、ノイズは次々と爆炎に飲み込まれて灰となった。
「ひとまず大丈夫かな。」
そう思ったその矢先、イチイバルを纏った少女雪音クリスが現れる。
「・・・!?」
しかしその様子は明らかにおかしかった。何しろシンフォギア装者には絶対にあるはずのないゼツメライザーとゼツメライズが存在していたからだ。
「クリス・・・?」
「滅亡迅雷netの意思のままに・・・」
《ガエル》
ガエルゼツメライズキーを起動させそのまま装填する。
ゼツメライズ!
配線がクリスをイチイバルごと包みこみガエルマギアへと変貌してしまった。
(シンフォギア装者が・・・マギアに・・・!)
動揺を隠せずにいる雅人を気にも留めず問答無用で襲い掛かってきた。
「やめろクリス!」
「があああッ!」
雅人の声も届かず暴れるクリスを止めるため立ち向かうが・・・
「痛い痛い痛いッ!」
アタッシュカリバーの攻撃を難なくかわされ逆に大きなカエルの口で噛みつく。
さらには、小型のカエル型爆弾「コガエルボマー」を至近距離で放たれゼロワンを追い詰めていく。
「ライトニングホーネットがないから戦いづれぇー!」
この不利な状況を打開する為、雅人は衛星ゼムで新しく作られたプログライズキーを手にする。
『Scythe』
オーソライズ!
カッティングマンティスプログライズキーを起動させカマキリのライダモデルが出現しゼロワンの後ろで威嚇の構えを取る。
「いくぜ!カマキリちゃん!」
『プログライズ!』
鎌斬リーパー!カッティングマンティス!
"The twin blades cuts all fear"《その双刃があらゆる恐怖を切り刻む》
緑の装甲を纏い両腕にはマンティスエッジが装備されている。
本来ならば存在しないプログライズキーなのだが、衛星ゼムが少しでもマギアに対応するべく開発したオリジナルらしい。
そんなことは差し置いてコガエルボマーをマンティスエッジですべて切り裂いていく。
「はあっ!」
そして懐に飛び込みガエルマギアを斬りつけ追い詰める。
「ヴうううううッ・・・」
「クリス!お前を止められるのは只一人、俺だ!」
【カッティングインパクト!】
双刃から繰り出される真空波で相手の動きを封じ込める。
そして膨張化しエネルギーを込めた一閃がガエルマギアに炸裂する。
カ
ッ
ティ
ン
グ イ ン パ ク ト!
斬り裂かれたガエルマギアは爆発し、マギア化が解除されたクリスが膝から崩れ落ちていく。
雅人は咄嗟にクリスを抱き留めることに成功した。
腕の中でクリスは気を失っているようだ。
「雅人君!」
声がした方向を向くと、風鳴司令が駆けつけていた。
「司令!?どうしてここに?」
「どうやらたまたま現場に居合わせたようでなそれよりもその少女は・・・」
「はい、先程倒れていたところを保護したところです。」
「よくやった雅人君。」
「では司令、彼女を頼みます。俺は取りこぼしがないか見回りに行きますので。」
「分かった、あとは任せて欲しい」
「それでは」
こうして俺は風鳴弦十郎司令と別れて、ノイズをすべて駆逐し帰還することができたのであった。
「ゼロワン・・・恐ろしい存在になりそうだ・・!」
舞台の裏側で、暗躍し続けている存在、滅亡迅雷net。
何故フィーネと組んでいるのか
何故マギアを操れるのか
その謎は深まるばかりだ。
今回登場したカッティングマンティスプログライズキーは、otonaさんが考えて下さったプログライズキーです!
ご応募ありがとうございます!
感想、アドバイスやオリジナルプログライズキーのアイディアなどドシドシお寄せくださいお待ちしております。
本小説版LOST-SONG編、読んでみたい?*XV編後
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勿論ッ!
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う~ん・・・