戦姫絶唱シンフォギア01 ~Take off toward a dream~   作:光からの使者

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前回のあらすじ
ソロモンの杖の護送を頼まれた響たちであったがそこに滅亡迅雷netが現れる。
一方でツヴァイウィングのコラボライブにて突如マリア・カデンツァヴナ・イヴが各国政府に宣戦布告しゼロワンの身柄引き渡しまでも要求したのであった。


黒き烈槍、カクゴの証明

「もしも24時間以内にこちらの要求が果たされない場合は、各国の首都機能がノイズによって不全となるだろう」

 

「まて・・・何故ゼロワンまでも欲する!」

 

「これからわたしが王道を敷き、わたしたちが住まうための楽土を守るためには仮面ライダーゼロワンの力が必要不可欠、ならば身柄を要求するのは当然であろう。」

 

 

「何を意図しての騙りか知らぬが_」

 

「ガングニールのシンフォギアは、貴様のような者が纏うものではない!」

 

「ああ!そんなことのためにガングニールは・・・シンフォギアは・・・使わせねぇ!!」

 

双翼は、マリアに対抗すべく聖詠しようとするが・・・・

 

「待ってください!今動けば、ツヴァイウィングのお二人がシンフォギア装者であると世間に知られてしまいます!」

 

「「ッ!」」

 

シンフォギアに関する情報は機密事項、そのことが露呈すれば奏と翼のアイドル生命は断たれてしまうだろう。

だから現時点では纏うことができないのだ。

 

「動けないか・・・なら・・・・」

 

「オーディエンス諸君を解放する!ノイズに手出しはさせない。速やかにお引き取り願おうかッ!」

 

「ま・・マリア姉さん!?」

 

圧倒的有利の中マリアは突如観客の解放を宣言したのだ

 

「なんのつもりだ・・・お前!」

するとマリアの通信機から声が発せられる。

 

「何が狙いですか・・・こちらの優位を破棄するなど、筋書きにはなかったはずです。説明してもらえますか?」

 

「このステージの主役はわたし。人質は趣味ではないわ。」

 

「血に濡れることを恐れないで!」

 

「・・・・・・。」

 

発信機からの声に対してマリアは、黙り込んでしまう。

 

「仕方ありません。調と切歌を向かわせています。作戦目的を吐き間違えない範囲でおやりなさい」

 

「了解。マム。ありがとう」

 

「いくわよ!セレナ!」

 

「はい!!」

 

戦意を取り戻したマリアはセレナとともに、ツヴァイウィングにへと襲い掛かった。

迫りくる攻撃を二人は辛うじて回避するも、会場に設置されたカメラのせいで防戦を強いられている。

 

すると・・・・

 

『カバンシュート!』

 

どこからか放たれた一本の矢が設置された複数台のテレビカメラを貫き破壊した。

 

「何!?」

 

「テレビの中継が・・・!」

 

 

「お二方、中継は遮断しました!思う存分戦ってください!」

 

「助かった!ありがとう緒川さん!」

 

「サンキュー!!これで思う存分戦えるぜ!」

 

 

 

「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」

 

二人はシンフォギアを纏いマリア達へと立ち向かった。

 

「はああああッ!」

 

「おりゃああッ!」

 

 

 

翼の天羽々斬と奏のガングニール、双翼コンビの織りなす連続攻撃がマリアとセレナへと叩きこんでいく。

 

「うっ・・・・」

 

「セレナ!」

 

マリアのガングニールのマントがセレナを守るかのように包み込んで攻撃を遮断した。

 

「な・・・同じガングニールでもそんな芸当ができるのか・・・」

 

「_ッこのガングニールは本物!!」

 

「どうかしらわたしのガングニールは攻防を兼ねそろえた代物、そして無双の一振りがある!」

 

「そっちが無双の一振りであるなら、あたしのとっておきを見せてやる!」

 

そういうと懐からショットライザーとプログライズキーを取り出す。

 

バレット!

 

オーソライズ!

 

Kamen Rider Kamen Rider Kamen Rider

 

ショットライズ!

 

シューティングウルフ!!

 

奏はエイムズショットライザーを使ってその身にバルカンギアを纏った。

 

「それがあなた達のとっておきなのね。」

 

奏が仮面ライダーの力を有していることは知らないはずなのに、マリアは一向にして平静を保っている。

 

「セレナ」

 

「はい」

 

マリアはセレナを呼ぶ

そして呼ばれた彼女は何かデバイスを手に取り腰に巻く。

 

『ショットライザー』

 

「な・・・!?」

 

ダッシュ

 

オーソライズ

 

驚く奏を余所にセレナはプログライズキーを起動する。

そしてショットライザーに装填する。

 

Kamen Rider Kamen Rider Kamen Raider

 

無機質な音声が辺りに鳴り響く

 

「変身」

 

セレナはショットライザーの引き金を引いた。

 

ショットライズ

 

放たれた弾丸が瞬く間に装甲へ変わり、身に纏った。

 

ラッシングチーター

 

"Try to outrun this demon to get left in the dust(この悪魔、煙に巻けるならやってみな)"

 

アガートラームの白銀の姿から橙色と白を基調とした姿へと変化を遂げる。

 

「ライダーギア typeバルキリーへの変身完了しました。」

 

「・・・行きます。」

そう告げると瞬時にセレナは、奏の目前へと迫る。

 

(・・・・速いッ!)

咄嗟に繰り出された攻撃を腕で防ぐも、目を離した隙に再びセレナは背後へと回って強烈な蹴りを喰らわせる。

 

「がぁッ!」

 

「奏!!」

 

「よそ見していられる余裕なんてないはずよ!」

救助に向かおうとする翼を阻むマリア。そこへ再び通信が入る。

 

「マリア、よく聞きなさい。シンフォニックゲインは現在22%付近をマークしています。」

その言葉を聞き、マリアは動揺する。

 

「そんな!78%も足りていないの!!」

 

「_勝機!!」

 

 

そんな隙を翼は逃さない。

瞬時に懐へ飛び込み焔を纏わせた天羽々斬でマリアを炸裂させる。

 

『風輪火斬』

 

「ぐッ・・・」

 

「マリア姉さん!」

 

「とどめだ!!」

 

とどめの一撃が放たれようとした瞬間、別方向から放たれた攻撃を阻んだ。

 

「・・・やらせない。」

 

「何!?装者の援軍だと!」

 

「調だけじゃないデスよ。アタシもいるですよ!」

 

緑のシンフォギアから繰り出される鎌が翼を襲った。

 

「うわああああ!!」

 

「翼!!」

 

「・・・危機一髪」

 

「まさに間一髪だったデスよ!」

 

「調と切歌に救われなくとも、貴女程度に後れをとるわたしではないんだけどね」

 

拮抗した状況が一変、圧倒的に不利な状況へと陥ってしまう。

 

「さてこれで4対2だけどあなたはどうするのかしら?」

 

「・・・・。」

しかし翼の表情に変化は現れない。

 

「貴様みたいなのはそうやって・・・・」

 

「・・・?」

 

「見下ろしてばかりだから勝機を見落とす!!」

 

「上か!!」

 

咄嗟に上を向くと二人の装者と仮面ライダーゼロワンがヘリから飛び降りた。

 

「土砂降りな!十億連発!」

 

落下と同時にクリスがイチイバルのガトリング砲が辺り一帯に降り注ぐ。

マリアはマントを硬質化させ弾丸を防ぎ、他の装者も咄嗟に避ける。

 

「はああああッ!」

降り立つと同時に響の拳がマリアへと叩きこむ。

しかし寸でのところで回避する。

 

「避けられたッ!?」

 

すぐさま反撃とばかりに仕掛けるマリアの攻撃からゼロワンが身を挺して防ぐ。

「立花!雅人!」

 

「遅れてすいません!」

 

「これで数はこっちが上!」

 

「勝負は・・・・ここからだ!!」

 

「数が増えたところで・・・」

 

「アタシたちが負けるはずがないのです!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

響たちが加わり戦況はようやくよくなろうとしている中響は襲い掛かった装者を説得しようとする。

 

「やめようよこんな戦い!」

 

「今日出会った私たちが争う理由なんてないよ!」

 

しかし響の説得はかえって彼女たちの琴線に触れてしまう。

 

「ッ・・・そんな綺麗事を・・・」

 

「え・・・・」

 

調から辛辣な言葉を返され戸惑う響

 

「綺麗事で戦う奴の言うことなんか、信じられるものかデス!」

そこへ鎌を携えた切歌が叫ぶ。

 

「そんな、話し合えばわかり合えるよ!戦う必要なんか・・」

 

「ーーー偽善者」

 

「な・・・・」

 

 

怒りと憎しみを含んだ言葉が響く。

 

「この世界にはあなたのような偽善者が多すぎる!」

 

呆然とする響に鋸が襲い掛かる。

そこへ雅人とクリスが割って入りイチイバルとアタッシュカリバーで鋸をはじき返す

調を狙おうとしたクリスを切歌が止める。

「クリス!!」

射線を確保するべくアタッシュカリバーの斬撃で切歌を迎え撃つ。

 

「邪魔をするなデス!!ゼロワン!!」

 

 

「ーーーさぁ私たちも続きを始めましょうか!!」

 

「いいだろう!!貴様の相手はわたしだ!」

 

「奏さん・・・覚悟!!」

 

「やってやろうじゃねか!!かかってこい!」

 

一方でツヴァイウィングとクロスソードも再び戦いを加速しだす。

 

争いを好まない響は必死に調へ説得を続ける。

 

「こんな戦い意味がないよ!!」

 

「・・・まだそんな言葉をーーーー!!」

 

「わ、わたしはただ困っている人を助けようと・・・」

 

「それこそが偽善」

 

「・・・・ッ!」

 

「痛みを知らないあなたや仮面ライダーに誰かのためになんて言って欲しくない!!」

再び鋸を放つが呆気に取られている響は動こうとしない。

 

(痛みなら知っているのに。それでもわたしのしていることは偽善なの・・・・?)

 

迫る円盤鋸

それをゼロワンがフリージングベアーの冷気で作り上げた氷の壁が阻んだ。

 

「・・・そっちから見れば偽善かもしれない。でも知りたいって想いは偽りなんかじゃない!」

 

「信じることが強いって俺が証明して見せる!」

 

バイティングシャーク!!

 

バイティングシャークへチェンジした雅人は切歌、調を迎え撃つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「仕方ありません、最終手段を使いましょう」

 

突如ステージ中央にてひと際大きなノイズが出現した。

ブヨブヨとしておりイボもあるなんともおぞましいノイズが・・・

 

「・・・・分裂増殖タイプ・・・」

 

「こんなの使うなんて聞いてないデスよ!!」

 

「4人とも退きなさい」

 

「わかったわ・・・」

 

「マリア姉さん・・・」

 

「・・・・ガングニール」

アームドギアを取り出したかと思えばその穂先からビームを発射、ノイズに直撃しバラバラに飛び散らせる。

 

「おいおい、自分らで出したノイズだろ!?」

 

「いくわよ」

 

「・・・・ん」

 

「はいデス」

 

「わかりました」

 

するとマリア達は瞬時に会場から撤退してしまう。

 

「あ!!待ちやがれ!!」

 

「あったまったところでシッポを巻くのかよ!」

 

その間にも散らばったノイズは再生して増殖していく。

 

増殖するノイズを食い止めるべく戦う雅人と装者たちだが攻撃すればするほど分裂し手が付けられなっていく。

さらに会場の外には未来たちや観客がいるためこの場でどうにかしなければならない。

 

「---翼さん、絶唱、絶唱を使いましょう!」

 

「あのコンビネーションは未完成なんだぞ!?」

 

「・・・・増殖力を上回る破壊力にて一気殲滅・・・立花らしいが、理には適っている」

 

「おいおい本気かよ!」

 

しかし迷っている時間はない、響は奏と雅人が時間を稼いでいるうちにクリスと翼の手を繋ぐ。

 

「行きます・・・・・S2CA・トライバースト!」

 

「「「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolonzen fine el barbal zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolonzen fine el zizzl 」」」

 

三人の絶唱が重なり美しい虹色の光が放たれる。

 

「スパーブソング!」

 

「コンビネーションアーツ!」

 

「セット!ハーモニクス!」

3つの絶唱を響が調律することで放てる大技だが、その分響への負担が凄まじい。

 

「「響!!」」

 

ガングニールを纏った奏と雅人が響の負担を引き受け少しでも軽減する。

集まったエネルギーが右腕のガントレットに集約する。

 

「今だ!」

 

「全身全霊!」

 

「想いを込めて!!」

 

「--レディ・・・・」

 

「ぶちませ!」

 

「これがわたしたちのおおッ絶唱だあああああ!!」

 

解放されたエネルギーが虹色の竜巻となって会場に溢れかえったノイズを一掃、親主である大型ノイズの核も全て吹き飛ばしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場から遠く離れたところからマリア達フィーネは事の顛末を見届けていた。

「何デスか?あのトンデモは!?」

 

「・・・綺麗」

 

「あれが彼女たちの実力・・・」

 

「こんなバケモノもまた、わたしたちの戦う相手・・・・・」

 

「くッ」

 

「ふ・・・・夜明けの光ね。」

 

 

 

 

 

 

~とある廃病院にて~

「お疲れさまでした、お陰様で計画は上手く進んでいますよ」

 

「なに、これもアークの意思だ。礼など不要。」

 

「ねぇ博士、例の件どうだった?」

 

「教授はお二人を向かい入れることに賛成していましたよ。栄養管理者やカウンセラーの追加とあってか喜んでいましたよ。」

 

「我々が滅亡迅雷netであることは?」

 

「もちろん伏せていますよ」

 

「なら良い、これからよろしく頼む。」

 

「よろしくね!」

 

「ええ、こちらこそよろしくお願いします。あなた方の作るスイーツはとても美味しいのでね。」

 

「安心しろ、これからはいくらでも作ってやる。」

 

「ハハ、ありがたいですね。」

 

「さて行きましょうか。」

 

「ああ。」

 

「うん。」

 

英雄を志す男 ウェル博士は滅亡迅雷netを連れて自らの野望を叶えるべくアジトの奥へと姿を消していった。

 

果たして彼と手を組んだ滅亡迅雷netは一体何を企んでいるのだろうか。

物語はまだまだこれからだ。

 




今更ながらゼロワンを見て、119之助が身体を張る姿に心打たれましたね・・・・
次回のラッパーVS政治家の対決是非とも飛電側には勝ってもらいたいですね。

では次回もお楽しみに!!

本小説版LOST-SONG編、読んでみたい?*XV編後

  • 勿論ッ!
  • う~ん・・・
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