戦姫絶唱シンフォギア01 ~Take off toward a dream~ 作:光からの使者
錬金術師協会から派遣された、元滅亡迅雷netのヒューマギア『亡』の協力により新型キーの開発が行われたが、米国艦艇にドードーマギアが襲ってきた。
奴を倒さなければ、ラーニングを重ねてしまいますます手が付けられなくなってしまう。
雅人は新型キーで変身、新たなゼロワンとなって立ち向かった
仮面ライダーゼロワンシャイニングホッパーへと変身したを遂げた雅人は、自身の全身に力が湧いていることに気づく。
「よーし・・・これならッ!」
雅人は、高速でドードーマギアへ接近、パンチやキックを駆使した連続技でどんどん攻め立てていく。
さらに四方から残像を用いた分身攻撃で追撃を加えていく。
されるがままであったードーマギアだが、行動パターンを解析しラーニングを完了する。
高速で接近しパンチを繰り出したその瞬間、ドードーマギアはゼロワンの拳を片手で受け止めた。
「ラーニング完了。出力、パターンともに当時のまま。」
「ハア!!」
すぐさま蹴りを浴びせゼロワンを吹き飛ばす。
「上回るのは造作もない」
見透かしたドードーマギアは両手にヴァルクサーベルを目にも止まらぬ速さで振り下ろし、激しく攻め立てていく。
「嘘だろ・・・また強くなってる!!」
「ハアーッ」
【絶滅之一閃】
エネルギーを込めて大型化させたヴァルクサーベルを振るい、巨大な赤いエネルギー刃を放つ。
「が・・・!?」
咄嗟に避けるも凄まじい衝撃波が、ゼロワンのボディを掠めてしまう。
(今の技・・・間違いない・・あれは、翼の!!)
ドードーマギアが繰り出した技を見て奏は確信する。色や構えは違えどあの技は、間違いなく翼のシンフォギア『天羽々斬』が使う技蒼ノ一閃だ!!
「ドードーマギアの出力が以前の進化態よりも上回っている・・・?どういうことなんだ」
想定外の事態に亡も驚きを隠せない。
シャイニングホッパーならばドードーマギアにも対応できると思い、バックアップデータから制作した筈。
「知りたいか?」
「確かに以前までなら俺は勝てなかった。だが、シンフォギア装者と戦闘したことでラーニングを極めることに成功した。おかげでシャイニングホッパーなど怖くない。当時のままなら尚更な」
シンフォギアをラーニングした結果、今のドードーマギアはガングニール(奏)、イチイバル(クリス)、天羽々斬(翼)の技を習得してしまった。
それによりシャイニングホッパーをも上回るスペックを獲得したのだ。
「冥土の土産には十分だろ?ここまでだ」
ゼロワンに止めを刺すべく魔の手が迫る。
「雅人・・・!!」
「雅人さん・・・」
ダメージを負って動けない奏とセレナ。
亡は、すぐさまゼロワンを助けようと駆け出そうとするも、かといって二人を放っておくわけにもいかない。
絶体絶命の中、突如ドードーマギアの足が止まった。
「え?」
滅亡迅雷netからしておけばゼロワンを仕留める絶好のチャンスの筈。それなのにドードーマギアは動こうとしない。その場にいた一同が驚く中、ドードーマギアは口を開く。
「フフフ・・・新しいゼロワンも恐れるに足らん。」
そう言い残すと弾幕を放ち、煙を巻き上げ姿を消したのだった。
ドードーマギアが去った船上で雅人は三人と合流する。
「シンフォギアまでラーニングしたドードーマギアなんてどうやって倒せるんだ・・・・」
今のままでは奴に勝つのは絶望的だ。途方に暮れる中・・・・
「おおおおおおおおッ!」
翼さんたちがいる方向で未来の叫びが聞こえた。
「まさかッ!」
「行ってください雅人様」
「でも・・・」
「奏様とセレナのことは私に任せてください。シャイニングホッパーの改善策を発見ました。」
「本当なの!亡さん!」
「もう一度シャイニングホッパープログライズキーをお借りできますか?」
亡の言葉を信じ、雅人はシャイニングホッパープログライズキーを渡す。
「じゃあ、行ってきます!」
ダメージを負った奏さん、セレナさんを亡さんに預け雅人はライジングホッパーで翼たちのいる戦場へと向かうのであった。
~side翼、クリス、未来、調、切歌~
翼とクリスに立ちはだかるのは敵に連れ去られていたはずの未来であった。
しかも瞳には光は無く紫のシンフォギア神獣鏡を身に纏って
その様子を上空から見ていたナスターシャはウェル博士に言い寄った。
「神獣鏡をギアとして、人の身に纏わせたのですね・・・」
「マム!まだ寝てなきゃー」
「あれは、封印解除に不可欠なれど、人の心を惑わす力ー」
「あなたの差し金ですね、ドクター」
「フン・・・使いたい時に使ったまでのことですよ」
ナスターシャ教授の問いにウェル博士は悪びれもなく答える
「マリアが連れてきたあの子は、融合症例第一号の親友らしいじゃないですか」
「リディアンに通う生徒は、シンフォギアへの適合を見込まれた装者候補たち・・・」
「つまり、あなたのLINKERによって、あの子は何も分らぬまま、無理矢理に・・・」
「んんんん~ッ、ちょっと違うかな?」
ナスターシャ教授の懸念をウェル博士は否定する。
「LINKER使って、ほいほいシンフォギアに適合できれば、誰も苦労しませんよ。装者量産し放題です。」
「ならどうやって、あの子を?」
愛、ですよッ!
なぜそこで愛ッ!?
「LINKERが、これ以上、級友を戦わせたくないと願い想うを神獣鏡に繋げてくれたのですよ!」
「やばいくらいに麗しいじゃありませんか!」
場面は再び翼たちへと戻る。
「小日向が・・・・ッ!」
「何でそんな恰好してるんだよ・・・ッ!」
戸惑いを隠せないが、切歌の相手を翼に任せ、クリスは未来を相手にする。
「うおおおッ!」
戦闘経験で勝るクリスのガトリングガンで圧倒する。
(くっ・・・やりづれぇ!助けるためだとはいえ、あの子はあたしの恩人だ!)
怒涛の連射の前に膝をつく未来。
「よし!今なら!」
クリスはすぐさま傍に行き未来の頭に取り付けられた洗脳装置を取り外そうとする。
「女の子は優しく扱ってくださいね。」
「乱暴にギアを引き剥がせば、接続された端末が脳の神経を傷つけかねませんから」
ウェル博士の言葉に思わず手を止めるクリス。その隙をついて扇を展開しビームを放つ。
「雪音ッ!避けろ!!」
翼のフォローもあり、クリスはすかさず光線を回避する。
「まだそんな、ちょせぇのを!!」
今度は足のアーマーを円状に展開し極太の光線を放つ。
背後には調がいるため避けるわけにもいかずクリスは真っ向から受け止めるためにイチイバルのリフレクターを展開する。
しかし何故かリフレクターは徐々に分解されていき光線に押されていく。
「うおおおおおおおーッ!」
光線が直撃するギリギリのところでゼロワンが駆けつけ、自慢の跳躍力で調とクリスを回避させる。
「た、助かった・・・・ありがとな。」
「良いってこと、しかし何だあの攻撃・・・クリスのバリアを分解してたみたいだけど・・・」
「無垢にして苛烈ー魔を退ける、輝ける光の奔流・・・それが神獣鏡の力・・」
依然として黙り込んだままの未来に雅人は立ち向かう。
「未来ちゃん!!」
「・・・・。」
背中に備わった無数の鞭をゼロワンへ向けて放つが、アタッシュカリバーで切り刻みながら近づく。
「雅人!むやみにギアを外そうとするな!」
「ウェルの野郎がギアに細工してるせいで、下手したらそいつの脳を傷つける恐れがあるんだッ!」
「何だって!?それは本当なのか!!」
クリスから伝えられた事実を知り、困惑するも未来をこのまま暴れさせるわけにもいかない。
迫りくる光線や鞭の連打をしのぎつつ、動きを封じるため雅人は何度でも向かって行くのであった。
~side響~
「未来ちゃんの纏うギアより発せられるエネルギー波は聖遺物由来の力を分解する特性が見られます!」
「それじゃあ・・・シンフォギアでは防げないってこと!?」
「かと言って聖遺物ではない仮面ライダーといえどあのエネルギーを受けて五体満足でいられる保証もない。」
「この聖遺物殺しをどうやって止められるのか・・・・ッ!」
「師匠ッ!」
「どうした!」
「私が・・・!」
「あのエネルギー波を利用して未来君の纏うギアを解除させるだと・・・?」
「わたしやります・・・!!やって見せます!!」
弦十郎指令に強く懇願する響だが彼女の身体が限界に近いのは知っている為うかつに承諾は出来ない状況だ。
出動を渋る中・・・
「彼女を・・・行かせてあげてください。」
指令室の扉が開き奏とセレナを担いでいる亡が姿を見せる。
駆けつけた医療スタッフにふたりを預け亡は、弦十郎に進言する。
「神獣鏡については聞きました。聖遺物を消し去ると言うのなら響のガングニールも一緒に除去できる。命を救うことのできる千載一遇の機会だと思います!!」
「それにオペレーターのお二方、彼女の活動限界はどれくらいですか?」
「は、はい。過去のデータと現在の融合進度からすると、2分40秒と思われますッ!」
「例え微力でも、わたしたちが響ちゃんを支えることができればきっとー」
藤尭と友里の想い受け入れ弦十郎は響に尋ねる
「オーバーヒートまでの時間は限られている・・・勝算はあるのか?」
「思い付きを数字で語れるものかよッ!」
自信満々に響は弦十郎へと言い放つ。
そして笑顔で飛び出して行った。
「
飛び出す響を亡は笑顔で見送るのであった。
「ぐううううッ・・・・」
どうにか神獣鏡の光線を避けながら戦うも、鞭の連続攻撃がゼロワンに襲い掛かる。
アタッシュカリバーを盾にして防ぐが、先ほどの戦いでドードーマギアから受けた傷に攻撃が当たってしまう。
「うっ・・・」
身体に激痛が走り片膝をつく。
「雅人さん・・・博士から聞きましたよ。あなたが、わたしの響を、太陽を戦いに巻き込んだって」
「・・・・ッ!」
「これ以上響を戦わせたくないの・・・だから・・・倒されてください。」
未来は鉄扇をゼロワン目掛けて振り下ろそうとするが・・・
「一緒に帰ろう、未来ッ!」
そこへ響が駆けつける。
「帰れないよ・・・だって、わたしにはやらなきゃいけないことがあるもの・・・」
「やらなきゃいけないこと・・・?」
「このギアが放つ輝きはね、新しい世界を照らし出すんだって」
「そこには争いは無く、誰もが笑って暮らせる世界なんだよ。」
「争いのない、世界ー」
「わたしは響に戦ってほしくない。だから、響が戦わなくてもいい世界を作るの。」
未来の言いたいことは最もだ。しかし響は納得できるはずがなかった。
「だけど未来・・・こんなやり方で作った世界は、あったかいのかな・・・・?」
「わたしが一番好きな世界は、未来が傍にいてくれるあったかい陽だまりなんだ」
「でも響が戦わなくていい世界だよ?」
「たとえ未来と戦ってでも・・・そんなことさせない・・・!!」
「Balwisyall Nescell gungnir tron」
詠唱を唱え響はガングニールを纏う。
響VS未来
最初で最後の大ゲンカが今始まった。
響と未来が激しい攻防戦を繰り広げる中、徐々に響の身体は高熱を発していく
(熱い・・・体中の血が沸騰しそうだー)
「胸に抱える時限爆弾は本物だ!作戦時間の超過、その代償が確実な死であることを忘れるな!」
(死ぬ・・・わたしが、死ぬ・・・)
迫るタイムリミット、最悪な事態を想像しかけるも胸に秘めた決意を爆発させる。
「死ねるかアアアアアアッ!」
叫びとともに響の体術が未来へ炸裂する。
戦いが激しさを増す中コックピットを操縦するマリアはシャトルマーカーを射出、洋上へ向けて展開する。
反射された光線が収束され一塊の束となる。
「う・・・うわあっ・・・」
ついに危険域に突入した響の身体からはガングニールの破片がはみ出し始めた。
「あのままじゃ光に当たる前に響が死ぬ・・・!!」
何とか立ち上がったゼロワンは、、ライズフォンでライズホッパーを呼び出す。
ライズホッパーに乗りバイクのエンジンを吹かせ全速で発進、艦艇の屋根を利用して飛ぶ!!
しかしバイクではあと少し届かない。しかし・・・
「響ィィーッ!最短で真っすぐに、一直線で光へッ!」
バイクを踏み台にして、ライジングホッパーの出力を足へ集中させることで響たち目掛けて大ジャンプする。
「はいッ!」
「いっけええええええ!!」
響の元に到達したゼロワン、膝を曲げ再びエネルギーを集中し、今度は彼女の足の裏へ両足を繰り出す。
解放されたエネルギーが伝わりスピードがさらに加速、響はそのまま未来を抱きしめ光の中へと突っ込んでいく。
「誰が未来の身体を好き勝手してるんだッ!」
「離してッ!」
「嫌だッ!絶対に離さないッ!もう二度と、離さないッ!」
「響いい・・・・ッ!」
「離さないッ!絶対にいいいいッ!」
シャトルマーカーによって収束された光の中へ響と未来は勢いをつけたまま突っ込む。
神獣鏡の光が彼女たちを包み込み、未来はおろか、響を蝕むガングニールごとシンフォギアだけを消滅させるのであった。
一方で神獣鏡の光は海中へと到達する。
~side F.I.S.~
「やりました!作戦は成功です!これでフロンティアの封印が解き放たれた!!」
(ついに、私たちの世界が・・・ッ!)
作戦の成功に歓喜するウェルとマリア。そんな二人を見ていたネツとショウは小さな声で話す。
「フロンティアが浮上したことにより漏れ出したエネルギーがアークに注がれた。」
「それってつまり・・!」
「アークは再び復活したッ!」
「だとすればもう学ぶべきものは・・・何もない。」
「「
ついにフロンティアの封印が解き放たれた。
人類救済を謳う者、人類滅亡を願う者、そして愛と平和、夢を守る者たちの戦いはいよいよ佳境を迎える!!
次回のあらすじ
さらに醜く歪む英雄を謳う者。
ぶつかり合う斬撃。
マリアの、セレナの唄は、伝わるのか。
次回『歌はキセキを繋ぐ』
本小説版LOST-SONG編、読んでみたい?*XV編後
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勿論ッ!
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う~ん・・・