戦姫絶唱シンフォギア01 ~Take off toward a dream~   作:光からの使者

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祝えッ!
テクノロジーを超え、人との寄り添う信念を貫く技術者。
その名も仮面ライダーバルキリー 刃唯阿!!

五本角の戦士へ反旗を翻した瞬間である!!

次回予告で写ってたヒューマギアって誰だろう・・?
雷電兄貴なのかな・・・・?それとも・・・
タイトルからして滅がどうなるか心配ですね。

来週がとても楽しみ!!




歌はキセキを繋ぐ

ついにフロンティアが浮上し、その全貌に二課を含めた全員が圧巻されていた。

そして未来を救出することに成功したのだが、翼さんたちによれば身柄を捕縛した調以外のメンバーはどうやら既にフロンティアへと向かったようだった。

 

メディカルチェックの結果、響を脅かしていた胸のガングニールは無事に消えていた。

幸いなことに後遺症も残らなかった為、ドードーマギアの戦いで軽傷を負った奏はほっと胸をなで下ろして安心することができた。

 

だが、いい知らせと同時に悪い知らせもある。

 

クリスがなんと敵側に寝返ったのだ。

だからと言って全員が諦めるわけもなく、その後の会議で二手に分かれフロンティアへ行くことが決まった。

 

翼さんと響、調が先行して向かい、雅人たちライダーもブレイキングマンモスで向かう。

 

~出動前~

 

「捕虜に出撃要請ってどこまで本気なの?」

 

「もちろん全部!」

 

自信満々に答える響に調はあまり快く思っていなかった。

 

「あなたのそういうところ、好きじゃないー。正しさを振りかざす偽善者の考えが・・・」

 

「月詠さん、立花さんは月詠さんが思うほど偽善者じゃないよ。」

 

「セレナ・・・!」

 

「確かに、偽善者と思いたくなるのもわかります。でも・・・仮に偽善者ならここまでまっすぐにいられますか?」

 

「・・・ッ!」

 

「偽りの気持ちの持ち主なら、彼女の周りはこんなにも暖かくない!」

 

「今は・・・姉さんを・・・みんなを守るために必死になってる。だから・・・力を貸して」

 

「セレナがそこまで言うのなら・・・信じてみたい。切ちゃんやマム、マリアが笑顔でいられる世界に居たい!!」

 

セレナの想いが伝わって調は協力してくれることになった。目的は同じ・・・大切な家族を助けることだから!

 

 

 

 

 

 

 

~フロンティア深部~

ネフィリムの細胞を宿したウェル博士により月の落下が加速してしまった。

高らかに圧倒的な力を手に入れことを喜ぶウェル博士。

そこにネツとショウが現れる。

 

「おやあ・・・?どうしたんですか?二人とも、持ち場を離れちゃ駄目じゃないですか。」

 

「ウェル、我らの目的は果たされた。差し当たっては巣立ちの時を迎える。」

 

「ほう・・・?」

 

「もうお前たちには用はない、後はソロモンの杖を頂くぞ」

 

フォースライザー、ゼツメライザーを装着したネツとショウは仮面ライダー熱、ドードーマギアへの変身を遂行、同時にウェル博士へと襲い掛かる。

 

「ひぃぃぃッ!」

ネフィリムを宿しているとは言え本人の戦闘力は大したことはない為、当然二人にはかなうはずもない。

ソロモンの杖を奪われまいとノイズを召喚し必死に逃げだす。

 

「「待てぇッ!」」

 

逃げるウェル博士の後を追うべくノイズを蹴散らしながら進むのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フロンティアへとたどり着いた響たちはそれぞれ成すべきことをなすために進んでいた

翼はクリスを連れ戻しに、調は切歌を止めるため、そして雅人、奏、セレナは響をマリアの元へたどり着かせるべく迫りくるノイズを倒し道を切り開く。

 

~side調、切歌~

「切ちゃんが切ちゃんでいられるうちにってどういうこと?」

 

「あたしの中にフィーネの魂がー覚醒しそうなんデス」

 

切歌たちレセプターチルドレンは元々フィーネの器として集められた子供たち。

そしてここ最近自分の身に起こっていた不思議なこと。そしてマリアがフィーネではない事実を知ってしまったことにより今の切歌は自分がフィーネなんだと思い込んでいる。

 

「だとしたら、わたしは尚のこと、切ちゃんを止めて見せる」

 

「え!?」

 

「これ以上塗りつぶされないようにー大好きな切ちゃんを守るために・・・ッ!」

 

「大好きとか言うなッ!あたしの方がずっと調のことが大好きデスッ!だから大好きな人たちがいる世界を守るんデス!!」

 

「切ちゃん・・・!」

 

「調・・・・!」

 

「「大好きだって言ってるでしょおおおおッ!」」

 

交差する鋸と鎌、互いの想いがぶつかり、二人の戦いが激しさを増していく。

 

「切ちゃん・・・どうしても引けないの?」

 

「引かせたいのなら、力ずくでやってみせるといいデスよ・・・」

 

 

そう告げると切歌はLINKERを取り出し自らに打ち込む。

 

「ままならない想いは、力ずくで押し通すしかないじゃないデスか・・・!!」

 

LINKERの効果が消える前に二人は絶唱を口ずさむ。

 

「「Gatrandis babel ziggurat edenal Emusut fineel babel zizi-」」

 

両者の絶唱により高まったフォニックゲインがシュルシャガナとイガリマを変化させた。

 

「絶唱にて繰り出されるイガリマは、相手の魂を刈り取る刃ーわからず屋の調からほんの少し負けん気を削ればッ!!」

 

「わからず屋はどっちッ!わたしの望む世界には切りちゃんもいなくなっちゃダメッ!」

 

 

 

「寂しさを押し付ける世界なんて、欲しくないよッ!」

 

「アタシが、調を守るんデス・・・たとえフィーネの魂にアタシが塗り潰されることになってもッ!」

 

 

 

全力でぶつかり合う刃、そんな中でイガリマの刃が調を捉える。

しかし、調を守るかのようにピンク色のバリアが突如展開された。

 

「何・・・これ・・・?」

 

「まさか・・・調・・・デスか・・・?」

 

「フィーネの器になったのは、調・・・なのに、アタシは・・・」

 

自らの誤解に気づいた切歌は、イガリマを下げ、がっくりとうなだれる。

 

「アタシって、嫌な子・・・デスね・・・」

 

「消えてなくなりたいデス・・・」

 

「ダメ!切ちゃん!!」

 

自らイガリマの刃に掛かろうとする切歌を調は身を挺して庇う

斬撃をもろに受け、切歌の前には調の鮮血が散らばった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~sideクリス~

何とか滅亡迅雷netの二人を巻くことができたウェル博士は、フロンティアにある洞窟内でクリスと合流していた。

 

「約束どおり二課のシンフォギア装者は片付けた。だからソロモンの杖を」

 

「こんなままごとみたいな取引に応じる必要なんてあるんですかね・・?」

 

当然のように約束を守るつもりのないウェル博士は、クリスの首元に取りつけられた爆弾を起動させる。

 

けれども一向に爆発する気配はなかった。

 

「なぜだ・・・!?何故爆発しない!!」

 

「壊れてんのさぁ・・・約束の反故たぁ、如何にも悪党がやりそうなことだ・・!」

 

慌てふためくウェル博士はノイズを召喚し、クリスへ差し向ける。

 

「今更ノイズ如きで、あたしを止められるとでもー」

 

しかし突然自らの調子悪くなったのを感じる。

 

「Anti-LINKERは忘れた頃にやってくる・・・!」

 

「ふふふッ・・・ッ!」

 

笑みを浮かべるウェル博士であったが、突き抜けの天井からドードーマギアと仮面ライダー熱が飛び降りてくる。

 

「げぇ・・・・ッ!」

 

「やっと追いついたぞ、手間かけさせやがって!!」

 

「ソロモンの杖は、我々が頂く。」

 

「てめえらにも渡してたまるかよッ!ブッ飛べ、アーマーパージだッ!」

 

クリスは自らギアのアーマーをパージさせ、周囲に弾け飛ばす。

 

「ひぃ・・・・ッ!」

 

「くっ・・・」

 

はじけ飛んだ破片がウェル博士の手からソロモンの杖を離した。

 

「先輩ッ!」

 

クリスの声とともに天井から翼が姿を現し、ノイズを一掃する。

しかも今の翼が纏っているのは初期の天羽々斬である。

 

「何だと・・・!?Anti-LINKERの負荷を抑えるために出力の低いギアを纏うだと!!」

 

「できんだよ・・・そういう先輩だ。」

 

「十全とはいかないが・・・・ノイズ如き、これで十分!!」

 

素早い動きで次々にノイズを切り捨てていく翼、ここまでに至るにはクリスと言葉を交わし彼女の想いを汲み取ることができる翼の真っすぐな思いが、そして二人のコンビネーションが必要不可欠である。

一言で通じあえる、付き合ってもらえる信頼の力だ。

 

「付き合ってられるか!」

 

ソロモンの杖を奪われたウェルは憤慨しながら再びフロンティア深部へと逃げて行った。

 

「一戦、所望するか?滅亡迅雷net!!」

 

「いや、やめておこう。帰るぞショウ。」

 

「了解。」

 

滅亡迅雷netの二人もどこかへと姿を消す。

 

 

 

「回収完了、これで安心だな。」

 

無事ソロモンの杖を回収できた翼たち、するとクリスがはにかみながら翼に話しかけた。

 

「ひとりでとびだして・・・ごめんなさい」

 

「気に病むな、わたしも一人では何もできないことを思い出せた。なによりこんなクリスを見られたのは僥倖だな」

 

「それにしたってよ・・・どうしてあたしの言うことなんか信じてくれたんだ?」

 

「雪音が先輩と呼んでくれたのだ。続く言葉を斜めに聞き流すわけにはいかぬだろう?」

 

たったそれだけのことで信じてくれた翼に感謝を隠せなかった。

 

「あ・・ありがとう・・」

 

「いいということだ、さあ、立花達とも合流するぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~side調~

「調!調!目を開けるデス!」

切歌が必死に訴えかける中、調は深い海の中のような場所にいた。

 

「切ちゃん・・・じゃない?」

 

調のとなりで浮いていたのはかつて響たちと戦ったフィーネであった。

 

「わたしの・・・友達が・・・泣いている。」

 

「そうね・・・誰の魂を塗り潰すことなく、このまま大人しくしているつもりだったのだけれど、そうもいかないものね」

 

「でも・・・魂を両断する一撃を受けてあまり長くはもちそうにないか」

 

「私をかばって・・・?どうして」

 

不思議がる調にフィーネは答える。

 

「あの子に伝えて欲しいのよ。」

 

「あの子?」

 

「だって数千年も悪者を演じてきたのよ?今更正義の味方を気取るわけにはいかないわ・・・」

 

「今日に生きるあなた達で何とかしなさい」

 

「・・・立花・・・響・・・?」

 

「いつかな未来に人がつながれるなんて亡霊が語るものではないわ・・・」

 

そう言い残しフィーネは消滅してしまった。

 

再び目を開いた調には怪我は一切残っていなかった為、驚いた切歌は調に寄り添う。

 

「みんながわたしを助けてくれている。だから切りちゃんの力も貸して・・・欲しい」

 

「一緒にマリアを助けよう」

 

「うん・・・今度こそ調と一緒にーみんなを助けるデスよ!!」

 

再び二人は手を取り合って走り出す。

みんなを助けるために

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~side響、奏、セレナ、雅人~

マリアのいるフロンティア深部を目指し、迫りくるノイズを蹴散らしながら進んでいく。

道中、奏はフロンティアへ向かう前に『亡』から託されていたシャイニングホッパープログライズキーを雅人に渡した。

 

「雅人、これを」

 

「シャイニングホッパープログライズキー・・・!完成したのかッ!」

 

「ああ、でもドードーマギアに勝てるかどうかはわからない。ライダー三人でギリギリだってさ。」

 

「そんな・・・!」

 

「そん時は、そん時、やってみなくちゃわかんないよ。」

 

そしてついにフロンティアの深部へと到達した。

 

 

 

 

 

「マリア・・・もう一度月の遺跡の再起動を・・・!」

 

「無理よッ!わたしの歌で世界を救うなんてッ!」

 

月の落下を食い止めるべく遺跡を再起動させるためにはマリアの歌が必要だ。

しかしそこにウェル博士が戻ってきてしまう。

 

「・・・・ッ!」

 

マリアを押しのけ、ナスターシャ教授との通信に乱入する。

 

「月が落下しなきゃ、好き勝手出来ないだろうがッ!」

 

「お聞きなさい、ウェル博士。フロンティアの機能を使って集束したフォニックゲインを月へ照射し、バラルの呪詛を司る遺跡を再起動できればー月の軌道を元に戻せるのです!」

 

「そんなに遺跡を起動させたいのなら、あんた自身が月に行ってくればいいだろう!!」

 

ウェルの手によって彼女のいた管理ブロックを月へと射出してしまった。

 

「マムッ!」

 

そこへ響たちも合流する。

 

「マリア姉さんッ!」

 

「マリアさん!」

 

「お前!今度は何しやがった!!」

 

「裏切り者を粛清したまでですよ・・・!あのオバはんをねぇ・・・」

 

「まさか・・・マムを・・・!!」

 

「有史以来、数多の英雄が人類支配をなしえなかったのは、人の数が手に余るからだ!!」

 

「-だったら支配できる数まで減らせばいい!!」

 

「僕だからこそ気づいた必勝法!英雄に憧れる僕が英雄を超えて見せる・・・!!」

 

身勝手極まりないウェルの言動に、雅人の怒りが頂点を超えた。

 

「ふざけんなッ!英雄ってのはな、支配するためにあるんじゃない!!瞬間瞬間を必死に生きている人たちを守ってこそ英雄だろうがッ!」

 

テレビとは言え、雅人は、この世界に来る前にクウガを始めたとした英雄(仮面ライダー)を知っている。

そしてこの世界の初代ゼロワンが命を懸けて世界を救ったのも知っている。

命の危険を顧みず、人々の明日と平和、夢と笑顔を守り続けた真の英雄たちを。

だからウェルの語る英雄像に我慢ならなかったのだ。

 

そして怒りに震えていたのはマリアも同じであった。

ガングニールの槍を構えて、ウェル博士に迫り寄る。

 

「手に掛けるのかッ!この僕を殺すのは全人類を殺すことなんだぞ!?」

 

「殺すッ!」

 

マリアの槍がウェル博士へ向けて振り下ろされた。

 

「ダメー!!」

 

「オイッ!響ッ!」

 

「立花さん!?」

 

振り下ろされる前に響は両者の間に割って入った。

槍の先端を受け止めた手からは出血する。

 

「離せッ!世界を守れないのならわたしに生きる意味なんて無い!!」

 

「意味なんて・・・あとから探せばいいじゃないですか!!」

 

「だからーーー」

 

「生きるのを諦めないでッ!」

 

「Balwisyallッ! Nescell gungnirッ! troooooonッ!」

 

 

「聖詠ッ!?なんのつもりでッ!?」

 

 

響の聖詠によってフロンティアの中枢が光に包まれる。

 

「これは・・・・あなたの歌?胸の歌がしてみせたこと?あなたの歌って何なの!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行っちゃえ響ッ!ハートの全部でッ!」

 

 

 

光が響を覆いその身に再び奏ともマリアとも違う、黄色いガングニールを形成する。

 

撃槍ーーーガングニールだあああああッ!

 




巡り合い、ずっと続く世界。偶然なんかじゃない。

点と点が繋がり合い線となる。

まだ見ぬ明日を守るため装者とライダーは、手を取り合う。

真の輝きを放つ。シャイニングホッパー爆誕!!

次回《G編》最終回。

本小説版LOST-SONG編、読んでみたい?*XV編後

  • 勿論ッ!
  • う~ん・・・
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