戦姫絶唱シンフォギア01 ~Take off toward a dream~   作:光からの使者

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前回のあらすじ
平穏を取り戻した世界。しかしそんなのも束の間、新たな敵、錬金術師とその配下オートスコアラーが現れる。
新兵器『アルカノイズ』と『アークマギア』の前にシンフォギア装者と仮面ライダーは敗北を契しってしまう。
はたして雅人たちの運命は!?


※書いてから気づいたことなのですが話の展開的にプロジェクト開始は次回からとさせて頂きます。
誠に勝手ながら、どうぞご了承ください。


これがワタシのガングニール

「はあ・・・はあ・・・」

あちらこちら汚れたローブを纏った少女は、息を荒くしながら火災の起きたマンションを見ていた。

 

(くそ・・・ッ!何故こんなことに・・・!!)

 

少女の名は、キャロル・マールス・ディーンハイム。一介の錬金術師でありオートスコアラーの主人でもあった。

そんな彼女が何故こんなところに、またなぜそこまでボロボロなのか、それは今より時は遡る。

 

 

 

 

~作戦決行前~

「つまり、オレの命令が受け容れられぬと?」

 

オートスコアラーの起動は既に完了し、エルフナインは呪いの旋律を完成させるのに必要なドヴェルグ=ダインの遺産を持って目論見通り脱走。後は上手くことが進むと思っていたが、そんなオレの前に廃棄用のホムンクルスが現れた。そいつにチフォージュ・シャトーの調整を命令したのだが、断固として拒否したのだ。そして・・・

 

 

「ええ、その通りです。もう僕は貴女の奴隷ではない、パパの命題は僕が果たします。」

 

奴が指を鳴らすと、奴の背後にオレと差程の変わらぬ背丈をした女と見かけぬ青年が現れた。

 

「貴様らが余計な入れ知恵をそそのかした張本人か。」

 

「ええ、そうよ。」

 

「いかにも。」

 

「彼女らは僕の協力者です。ともに世界を破壊するために」

 

「よかろう・・・ならば身の程を改めて脳髄に刻んでやるまでだッ!」

 

「シュウ、あのお馬鹿さんたちにさっきの言葉返してあげなさい?」

 

「御意、アーク様の意思のままに」

 

『フォースライザー』

 

『アンモナイト!』

 

「変身。」

 

アンモナイトゼツメライズキーを装填しレバーを引く。

 

『フォースライズ!』

 

『BreakDown』

 

シュウの身体には騎士の鎧の如く黒いアーマーが括りつけられる。

禍々しい瘴気を放ち、所々アンモナイトの貝殻を思わせる装飾が施されており、手には聖遺物『魔剣ダインスレイフ』に酷似した剣が握られていた。

 

「お行きなさい、仮面ライダー終。」

 

「あーららッ。マスターを本気にさせちゃったわー♪」

 

「だが、マスターの御手を煩わせるまでもない。」

 

「ええ。まずは私たちがお相手しましょう。」

 

「言うこと聞かない悪い奴はお尻ぺんぺんだゾっ!」

 

先陣を切ったのは黄色き自動人形『レイア・ダラーヒム』

黄金のコインを終へ投擲するが、剣で全てはじかれてしまう。

 

「この数をはじくか!?」

 

「あたしの水流も同じように弾けるかしら?」

 

青き自動人形『ガリィ・トゥーマーン』が繰り出す水流も『仮面ライダー終』は素早く躱す。

 

「クソ!ちょこまかと!!」

 

「そう来ると思ったゾ!!」

 

紅き自動人形『ミカ・ジャウカーン』のカーボンロッドが動きを止める。

 

「とどめは任せたゾ!」

 

「任せなさい。」

 

「剣と定義されるモノならば私の敵ではありません。ソードブレイカー!!」

 

緑の自動人形『ファラ・スユーフ』の哲学兵装『ソードブレイカー』を仕掛ける。

ファラに剣と定義されたモノを問答無用で砕くのだが、終はそれを腕で受け、仕返しに吹き飛ばす。

 

「奴め、ファラのソードブレイカーの特性を?」

 

「あの鎧めちゃくちゃ堅そうだゾ!」

 

「どれ程堅かろうが、動きを止め片っ端から削り取ればいい話!!」

 

 

ダウラダブラの糸で終の動きを封じ4体の自動人形が一斉攻撃をお見舞いするも、傷一つつかずに糸を力任せに引きちぎってしまう。

 

「頑丈すぎるんだゾ!!」

 

「だが足さえ止めてしまえば事足りる!」

 

「ぬう・・・っ」

 

ついにレイアの攻撃が通り終が声を漏らす。

 

「やりぃ!」

 

「今です!マスター!!」

 

「よくやったな、お前たち。」

 

「痴れ者どもめ、諸共に滅ぼし尽くしてやる!」。

しかしノエルが何やら術式を展開すると、キャロルの身体に途轍もない負荷が襲い掛かる。

 

「こ、これは・・・反転術式だと!?」

 

「貴様ら・・・予め準備を!」

 

「なんの策を持たず、貴女の前に身を晒すとでも?」

 

「無策でかち込むなんて馬鹿な真似するわけなくてよ?」

 

「お、おのれ、小癪なー」

 

「ぐあああああッ!?」

 

「いけませんわ!魔力がマスター自身に逆流を!」

 

「だが、これでは手の出しようがない!」

 

「クッ・・・こ、この程度の術式で・・・!」

 

「このオレの力を凌駕できるなどと・・・・高をくくったかあッ!」

 

反転術式に抗うべくキャロルは自らの想い出を焼却し力へ変えていく。

 

「マスター・・・想い出の焼却を・・・!?」

 

「その出力の上限は天井知らず。だがー」

 

「燃やせば燃やすほど、みんな忘れてしまうんだゾ!」

 

「流石にそれは不味いですって!」

 

「無駄です。」

 

「力を注げば注ぐほど、それは己が身を戒め、苛むだけ」

 

「があああー!!」

 

大人の姿だったキャロルはやがて子供の姿へと戻ってしまい地面へと倒れる。

 

「う・・・うう・・・」

 

「マスター!」

 

「マスターを救うぞ!」

 

「任せるんだゾ!」

 

しかし救出に向かう自動人形たちを見えない壁が阻む。

 

「結界!?テメエらいつの間に!」

 

「人形たちは黙って見ていなさい」

 

「くっ・・・なんと強力な結界!」

 

「よほど前から周到に準備されていたようだな」

 

「あんな奴にチフォージュ・シャトーの管理の一部を任せていたなんて、マスター、後で抗議させていただきますよ。」

 

「そんなことよりアイツがまた暴れ出しそうだゾ!」

 

体制を立て直した仮面ライダー終がキャロルへと迫る。

 

「マズ!黒騎士が!」

 

「マスター!退避を!」

けれども深刻な精神ダメージを負ったキャロルは動くことすらままならない。

 

「マスター!」

 

咄嗟にガリィがノエル、アークへ迫り無理矢理結界を破壊した!

 

「人形ごときが!!」

 

「やらせぬものか!」

 

「お前らの相手はあたしらだゾ!」

 

「マスター、この場は退避を」

 

「オレに逃げろというか!!」

 

「今やここは周到に用意された絶好の狩場、他に仕込まれたりしてもおかしくはありません。」

 

「一度退いて、立て直すべきかと」

 

「己が領域で何たる屈辱・・・」

 

「だが・・・やむを得ん。退くぞお前たち!」

転送用の結晶を展開するも何も起こらない。

 

「馬鹿な・・・転送できない!?」

 

「千載一遇の子の機会、逃がすとでも?」

 

「ならばわたしたちが退路を支えます。マスターは先に退避を。」

 

「馬鹿なこと言うな!」

 

「馬鹿なんて言ってませんよ、マスターのために身体張るのがわたしたちの役目なんだから」

 

「マスターに倒れられては、計画は水の泡」

 

「その大望、ここで潰えるわけにはいきません」

 

「後でご褒美貰うんだゾ」

 

「だから!さあ、早く!」

 

「わかった・・・お前ら・・すまない!!」

 

こうしてキャロルはオートスコアラーのお陰で何とかチフォージュ・シャトーから脱出できたものの、当然当てもなくフラフラとさまよいここにいるわけである。

 

そんな彼女は燃え盛る炎を前に涙を流していた。

計画に至った、言わばきっかけ。忘れもしない、父イザークの火刑を

彼は最期に世界を識れといった。世界を識る為に分解を果たし黙示録を作り出すはずだった。

それが今では、このざまだ。

 

そんな彼女に声を掛ける者がいた。

 

「そんなところに居たら危ないよ?」

キャロルは、響に近寄られまいと術式を開こうとするも魔力が足りず寄り添われてしまう。

 

「ひどいけが・・・すぐに病院に・・・!!」

 

「やめろ・・・放っておいてくれ・・・」

 

「どうして・・・放っておけなんて「みーつけた」

 

「「!?」」

 

キャロルに寄り添う響の前にアークが現れる。

 

「ねえ!もしかしてこの子の家族なの?」

 

「違う!!そいつは・・・・!」

 

キャロルが何か言う前にアークは配線を触手のように操り巨大な岩石を響たちへ投げつける。

 

「うわあああ!!」

 

「ぐう・・・・」

 

「フフフッ、どうしたの、戦わないの?」

 

「戦う・・・よりも・・・どうしてこんなことする理由を聞かせてよ・・・」

 

「知ってどうするの?」

 

「私は・・・戦いたくない!」

 

「・・・・相変わらず、変わってないのね。響は」

 

「え・・・?」

 

「月の落下を食い止めたのも、シンフォギアを纏ったのも全て人助けのため、でしょ。でも、優しすぎるのよ。その優しさを踏みにじる輩の前でそんな戯言はまかり通らない。悪意に蹂躙されるだけ、こんな風にね!!」

 

再びアークは配線で響の足を絡めとり放り投げる。

 

(このままでは、諸共全滅してしまう・・・やむを得ん、今のうちに逃げさせてもらう。)

アークが響に夢中になっている間にキャロルは土煙に紛れ、逃走する。

何度も地面へ叩きつけられ全身ボロボロにながらも立ち上がる響にアークは告げる。

 

「手を伸ばすのは自由だけれども、力を持っていながら戦いたくないという甘い考えはお止めなさい。その甘やかした拳でもたらすのは破壊のみだから。」

 

そう言い残しアークは姿を消す。

 

「あ・・ああ・・・」

アークの姿が消えたのと同時に蓄積したダメージによって地面へと突っ伏す。

そしてそのまま意識は闇へと消えていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分解されていく中辛うじて翼と奏は武士ノイズ、アークマギアを倒すもギアや変身は解除されてしまい、そのまま丸裸で倒れてしまう。

 

「翼!奏!」

 

日本でもクリスのギアが解除され、雅人も咄嗟にプログライズキーを取り外し変身を解除させる。

 

「イチイバル、シャイニングホッパーともに反応途絶・・・・」

 

「ノイズに・・・嘘だろ・・・」

 

「あの分解はノイズの炭素転換ではないのか?」

 

「世界の解剖を目的として作られたアルカノイズやその機能をマギアに取りつけ、兵器と使えば・・・」

 

「シンフォギアに備わる多種防御フィールドを突破することなど容易い。」

 

「システムの破壊を確認。これで一先ずひと段落ね。」

 

ファラが足踏みするとともに魔法陣が展開され、自身とアルカノイズ、アークマギアは消えていく。

 

 

 

「次なるシナリオに次なるゲストを・・・」

 

「くっ・・・」

変身できないクリスと雅人の前にアルカノイズが迫るなか、エルフナインは前に立ち守ろうとする。

 

「させないデスよ!!」

 

声のする方を見ると切歌が橋の上に立っていたのだ。

 

「Zerios igalima raizen tron・・・」

 

イガリマを身に纏った切歌は切・呪リeッTぉで鎌の刃を飛ばしながら、災輪・TぃN渦ァBェルを繰り出しバーニア噴射で加速しながら高速回転で敵を切り裂いていく。

 

「派手にやってくれる」

 

「切歌ちゃんが状況介入!?」

 

「LiNKERを投与せずにか!」

 

「ですが、これでいければ!」

 

しかしアルカノイズたちは後ろからも迫っていく。

 

「はあーーーーー!!」

 

「てやああーーー!!」

 

しかし調の放った『α式・百輪廻』とセレナの『サンダーライトニングブラスト』が敵を殲滅する

そしてそのまま各々はクリス、雅人、エルフナインを回収し撤退するのであった。

ロンドンにいたファラもすぐさま去って行ったという。

 

結果として天羽々斬、イチイバル、奏のエイムズショットライザーとガングニール、雅人のアタッシュカリバーが破損、一晩の戦いはS.O.N.G.側の大敗北で終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから日が経ち、一同は保護されたエルフナインに話を聞くこととなった。

 

「僕は、キャロルに命じられるまま巨大装置の一部の建造に携わっていました。ある時その装置が世界を壊しバラバラに分解するものだと知ってしまい目論見を阻止するために逃げ出してきたのです。ですが・・・・」

 

「ですが?」

 

「僕と同じ巨大装置の建造に携わっていたホムンクルス『ノエル』が滅亡迅雷netと名乗る組織と手を組み、キャロルに反旗を翻したんです。」

 

「滅亡迅雷netが!?」

 

「滅亡迅雷netなら、あの時倒したはずだ!」

 

「ノエルに反乱をそそのかしたのは『アーク』と呼ばれる人物と『仮面ライダー終』と呼ばれる人物です。」

 

(もしかして・・・アークちゃんに追われていた子がキャロルちゃん・・・)

 

「ノイズのレシピをもとに作られたアルカノイズに、アークマギアは見ればわかるようにシンフォギアをはじめとした万物を分解する力が秘められており、その力を世界規模に拡大する装置が『チフォージュ・シャトー』になります。」

 

「建造に携わっていたというのなら君も錬金術師なのか?」

 

「はい、ですがキャロルのような全ての力や知識を統括しているわけではなく、限定した目的のために作られたにすぎません。」

 

「作られた?」

 

「装置を造るのに必要な錬金術をインストールされただけなので。」

 

「ノエルの反逆を僕に知らせた後、キャロルの行方は分かりません。ですが、世界を分解するチフォージュ・シャトーの完成が間近なのはわかります。」

 

「お願いです、僕に力を貸してください!そのためにドヴェルグ=ダインの遺産をここまで持ってきたのです。」

 

「ドヴェルグ=ダインの遺産?」

 

「アルカノイズに、錬金術師ノエルに対抗できる聖遺物『魔剣ダインスレイフ』のかけらです。」

 

こうしてエルフナインがこちらに味方してくれることになった。

しかし彼女の検査を行った際少し困ったことが起きた。

 

「念のために彼女のメディカルチェックを行ったところ・・・・」

 

「身体や精神面の異常はなく、インプラントや高催眠といった怪しいところは見られなかったのですが・・・」

 

「ですが?」

 

「彼女・・・エルフナインちゃんに性別はなく本人曰くホムンクルスなので怪しくはないと・・・・」

 

「「「「あ、怪しすぎる・・・・」」」」

 

(仲間だ・・・・・!!)

 

装者たちが言う中、特に定められた性別が無いヒューマギアである亡はエルフナインに何か通ずるモノを感じ取ったのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンフォギアやショットライザーの改修が行われる中、

学院からクラスメイトや未来と一緒に帰っている響の心中はどこか靄が掛かっていた。

昨夜アークから言われた言葉、そしてキャロルを助けてあげられなかったことが彼女に響いているためだ。

今までフィーネの目論見や月の落下を防いだのも、全て誰かを助けたいという意思があったがアークに否定されマリアからも『力を持つ者の傲慢』とまで言われてしまった。

その事が頭から離れず、上の空にまでなっていた。

 

すると突如一緒に帰っていたクラスメイトの一人が悲鳴を上げる。

そこには思い出を吸い取られ、髪が白髪と化し干からびた人たちが倒れていたからだ。

 

「聖杯に思い出は満たされて、生贄の少女は現れる。」

 

「汝らの魂を喰らい、我が糧とせん。」

 

木の陰から自動人形ガリィと黒騎士のライダー終であった。

 

「アークちゃんの仲間なんだよね?」

 

「そして貴女の戦うべき敵」

 

「違うよ!わたしは人助けがしたいんだ・・・・戦いたくない!」

 

「・・・・ガリィ。」

 

「ハイハイ、わーかってますよ。」

 

ガリィは石を落とし、足元からアルカノイズを召喚する。

 

「貴女みたいなめんどくさいタイプを戦わせる方法をよーく知ってるの。」

 

「こいつ性格悪ッ!」

 

ごもっともな意見だが今はそんなこと言っている場合ではない。

 

「頭のお花畑、踏みにじってあげる。」

 

指を鳴らすとともにアルカノイズが迫る。

ガングニールを手に取り、聖詠を歌おうとする響、けれどもいつものように歌うどころか声が出ない。

 

「響・・・・?」

 

「歌えない・・・」

 

「えッ・・・・」

 

「聖詠が・・・・胸に浮かばない・・・」

 

「ガングニールが・・・応えてくれないんだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side二課

 

「アルカノイズの反応を検知、座標絞り込みます。」

 

「エルフナインちゃんのお陰で格段に精度が上がっている。」

 

「急ぎ装者たちに対応を・・・」

 

「調と切歌ちゃんのコンディションじゃあ無理よ。それに使用可能なギアがない以上翼さんやクリスちゃん、奏さんにマリアさんだって向かわせられません。」

 

「まともにギアを纏えるのは、響君只一人・・・」

 

「現在ゼロワンを現場に派遣、バイクで向かわせています。」

モニターを見ても一向に響は聖詠を歌うことができないでいた。

 

「歌わないんじゃなくて・・・・」

 

「歌えない・・・・」

 

「緒川ッ!」

 

「心得ています!」

 

指令室から飛びだそうとしている緒川さんに亡はある物を渡す。

 

「これは・・・?」

 

「アルカノイズへの新たな対抗武器『オーソライズバスター』です。これをゼロワンに!」

 

「わかりました。」

 

「一体何がッ!?」

 

「響さんの援護に向かいます!」

 

指令室から出た緒川さんを追ってマリアも駆け出すのであった。

 

 

 

 

side響、未来with三人娘

 

「何で、聖詠が浮かばないの・・・」

 

ガングニールを纏うのに必要な聖詠を歌えずにいる響に対しガリィは考えていた。

 

(ギアを纏えないこいつと戦ったところで意味はない。)

 

一度響たちが仲良しこよしを試しに見てみようと考えていた矢先、三人娘の一人である寺島が地面を力強く踏みしめる。

 

「あーあ、まどろっこしいなあ。アンタと立花がどんな関係だか知らないけど、ダラダラやるならあたしら巻き込まないでくれる?」

 

いつも親しい彼女の想い掛けない言葉や雰囲気に思わずガリィと終は驚く。

 

「お前、こいつの仲間じゃないのか?」

 

「冗談!偶々帰り道が同じだけ、さっさと道を開けてくれる?」

 

渋々アルカノイズを下げると響と未来の手を取り一斉に走り出す。

 

「あんたって変なところで度胸あるわよね」

 

「去年の学祭のテンションも高かったし」

 

「さっきの・・・お芝居?」

 

「たまにはあたしたちがビッキーを助けたっていいじゃない!」

 

「即興ではありましたが、ナイスな作戦でした」

 

 

 

 

 

 

「・・・・と見せかけた希望をここでバッサリと摘み取るのよねぇッ!」

 

ガリィが仕向けたアルカノイズが響たちへと迫る。

電灯やベンチしまいには、地面までも分解しながら追いかけてくる。

 

「上げて落とせばいい加減戦う気になるんじゃない!」

 

アルカノイズの分解機関が響の片方の靴を掠め体制を崩し転倒してしまい、そのはずみでガングニールのペンダントを手から離してしまう。

 

「ギアが・・・!」

 

「おらあああああッ!」

 

ライズホッパーで現場にたどり着いた雅人は火花を散らしアルカノイズとガリィ、終を引き離す。

そして派手にドリフトした車からマリアが飛び出し、ペンダントを握り聖詠を歌う。

 

「Granzizel bilfen gungnir zizzlー」

マリアが纏うは黒きガングニール。以前とは違いマントは無くLINKKERもない状況下の中雅人もシャイニングホッパーへ変身する。

 

「雅人さん、これを!!」

 

緒川さんからオーソライズバスターを託され、二人はアルカノイズたちに向かって行くのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~錬金術師協会・本部~

「どうだね、キャロルの行方は?」

 

「ばっちり居場所は突き止めた。」

 

「ほう・・・どこだね?」

 

「俺が最初に生まれた場所、日本だ。」

 

「決まったね、次なる場所が」

 

「サンジェルマン達に行かせなくていいのか」

 

 

「もちろんだよ、これは果たさねばならない約束だからね。」

 

そう、悠久の友とのかけがえのない約束だから。




今週のゼロワン感想
祝!亡、復活。でも次回ZAIAvs滅亡迅雷netの大戦争・・・雷兄貴も復活するしもしかしたら全員でライダーに変身とかあるのかな?

次回
自身の力の使い方に悩む響。

襲い掛かる最後の自動人形『ミカ・ジャウカーン』

果たして彼女は答えを導きだせるのか

『それがカノジョの人助け』

本小説版LOST-SONG編、読んでみたい?*XV編後

  • 勿論ッ!
  • う~ん・・・
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