戦姫絶唱シンフォギア01 ~Take off toward a dream~   作:光からの使者

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今回は諸事情であらすじをカットします。誠にすいません。
後今回はいろんなものを詰め込んだため長いです。
それでも良い方はどうぞご覧ください!


世界を識るための歌

~sideキャロル~

自分の忠実な僕に仕立て上げていたガリィが、ここに来てキャロルを助けたのである。

勝手に行動した彼女にノエルは声を荒げた。

 

「木偶の分際で、よもやマスターに造反するかッ!?」

 

BGM:The WILD BUNCH

 

怒るノエルに対し、ガリィは口の端をニィと吊り上げ、からかうように告げた。

 

「こんなに可愛いお人形のガリィちゃんに、木偶なんて目が腐ってるんじゃないですか?」

 

ノエルに皮肉を込めて反発するガリィ。その様は到底操られているようには見えなかった。

 

「全くこんなクソみたいな奴たちをマスターと、思っていたなんて、一生の不覚ですねー」

 

「何だと!?」

 

「ガリィ・・・お前記憶が!」

 

記憶が戻ったことに驚くノエルとキャロル。しかし記憶が戻ったのはガリィ一人ではなかった。

 

「「はぁッ!」」

 

レイアのコインとファラが巻き起こした旋風がノエルと滅亡迅雷netたちをキャロルの側から引き離した。

 

「貴様ら・・・ッ!」

 

「時折、不自然さを感じていたのですけれど。まさかあなた達をマスターだと摺りこまれていたなんて」

 

「派手に屈辱だ・・・」

 

「なーんか変だと思ったのよね。」

 

「嘘だゾ、すっかり騙されていたゾ。」

 

前々から気づいていたかのように話すガリィにミカがすかさずツッコミを入れる。

 

「ええ、すっかり騙されてしまいましたわ。けれども私達の目の前でマスターを傷つけたのが間違いでしたわね。」

 

「お腹がグラグラと煮えたぎったんだゾ!」

 

「助けねばならぬと、派手に心が騒いだのだ!」

 

「それでやっと記憶の矛盾に気づけましたのよ。」

 

「まあ、装者たちから喰らった呪われた旋律のお陰でもありますけどね。」

 

ガリィの言う通り、オートスコアラーを倒すために使われたダインスレイフの力が隷属化を強めていたレイドライザーを砕いたために洗脳の効果が薄くなったのである。

 

「やっと頭のモヤモヤが取れたんだゾ!」

 

「ああ、おかげで派手に全部思い出した!」

 

「さてマスターを返していただいたことですし」

 

「ここは派手に退却と行こう!」

 

しかしオートスコアラーの再起という予想外なことが起きていながらもノエルは依然として平静を保っていた。

まるで問題がないかのように

 

「うぐッ!?」

 

「ああああーッ!」

 

ファラが抱えようとしたその直後、キャロルが突如苦しみ出す。

 

「マスターッ!?」

 

「何が起きているんだゾ!?」

 

驚くオートスコアラーたち、いつの間にかシャトーの壁には赤、青、黄、緑の垂れ幕が掛かっている。

 

「どうやら既に儀式は十分だったようね。」

 

この垂れ幕の正体は、いわゆる譜面である。ダインスレイフの呪力がキャロルの身体に流れ込んだことで世界を壊す歌の譜面が出来上がってしまったのだ。あとはダインスレイフの剣でオートスコアラーを破壊すれば歌は完成してしまう!

 

「お前らッ!早くこの場から逃げろッ!」

 

オートスコアラーたちの身を案じて、早く立ち去るよう命令するが・・

 

「そうしたいのは山々ですけど、アイツがそれを許してくれますかね?」

 

ガリィの言葉は最もであり、はなから逃がすつもりなど毛頭ないノエルとアークは自身の部下たちを差し向ける。

 

 

「「「変身。」」」

 

 

『フォースライズ!』

 

 

スワーミングニッポニア!

 

ダンシングバット!

 

 

BREAK DOWN

 

 

変身を遂行した滅亡迅雷netの幹部たち。さらにノエルが握っていた魔剣をシュウが持つ。

 

「うおおおおおッ!」

 

すると魔剣に反応するかのように全身の装甲やクレストが赤一色から禍々しい赤黒へと変化する。

 

「ここに滅亡迅雷net最強のライダーが誕生した。さあ、我らの贄となれ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~sideS.O.N.G~

キャロルが敵に捕まるという最悪な事態に陥ってしまった装者たち。さらにシャトーの居場所も未だ掴めてはおらずまさに絶望的な状態であった。手がかりが何もないまま時が過ぎようとしていたその時である。

 

「皆さん、チフォージュ・シャトーの居場所が分かりました!」

 

「本当ですか!?亡女史!」

 

「今まで反応が無かったのにどうやって見つけたんだ?」

 

疑問に思うクリスに亡が答える。

 

「ステルス状態の次元潜行モードでは私や錬金術師協会の方でも見つけることは困難でした。しかしシャトーが稼働状態であるならば、歌を発動させる為に一度こちらの次元に来なくてはいけません。」

 

「開発者のプレラーティさんにこのことを尋ねてみましたら、それを元にシャトーの居場所を見つけたのです。」

 

しかし儀式が進行するということはキャロルの命が刻一刻と死に近づいているということ、また、負傷したエルフナインの願いを叶えるために弦十郎指揮の元、一同は出撃の用意を急ぐ。

 

~side響、翼~

響は以前よりも晴れ晴れとした顔持ちで出撃準備をしていた。ふと気になった翼は響に聞いてみることにした。

 

「立花、一つ聞いてもいいか?」

 

「はい?」

 

「こんな状況下にも関わらずどこか前より迷いの晴れたような顔をして見えるが・・・?」

 

「あ・・・はい。こんな時に不謹慎かもしれないですけど・・・。少し嬉しいことがあったんです。」

 

「父親とのことか?」

 

「はい、もう一度お父さんと向き合って繋がることが出来ました。」

 

「どんなことがあっても生きている限り、本当にわかり合えるーーそんな気がするんです。」

 

「・・・・そうか。」

 

翼も今回の事件で父八紘と繋がることが出来た。

だから響の言っていることは十分と理解できていた。

 

「ならば尚のこと早く迎えに行ってやらねばな」

 

「はい!絶対に助け出しましょう、今度こそ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideF.I.S 組

一方マリア達も重苦しい雰囲気の中準備を進めていた。

 

「敵の本拠地にはドクターがいる・・・」

 

ウェルの存在が今のマリアたちに重くのしかかっていた

最悪の場合LINEKERが失われる可能性があるからだ。

 

 

「でも世界を救うためにはやるしかない。」

 

「あのトンデモにあたしたちの力を見せてやるのデス!」

 

「わたしたちFISの絆は永遠に不滅ですから!」

 

しかし既に調、切歌、セレナは覚悟を決めていた。

(年下の彼女たちが覚悟を決めているというのに、私がしっかりしないでどうするのよ!!見ていてマム、必ず世界を守って見せるから!)

 

「行くわよ!」

 

「はいッ!」

 

「うん!」

 

「了解デース!」

 

迷いを打ち払いマリア達も出撃準備を終えるのであった。

 

 

 

 

side雅人、奏

「雅人さん、奏さんこれを」

 

プログライズキーの調整を終えた雅人と奏に亡がある物を渡す。

「これは・・・?」

 

一つはオレンジ色のアタッシュケースのようなもの。もう一つはアサルトグリップであった。

 

「奏さんにお渡ししたのはアタッシュランサーです。元々奏さんは槍での戦いを得意とされるので今までのデータから作成しました。そして雅人さんにはそのグリップをお渡しします。」

 

 

「今回の戦いは双方全力の総力戦が予想されます。ですのでシャイニングホッパーを超えたシャイニングアサルトが必要不可欠だと思い一から作成しました。」

 

「ありがとな、亡!」

 

「本当にありがとう。」

礼を言いヘリポートに向かう二人を亡は見守っていた。

 

(やはり、仲間というのはいいものですね。滅、迅、雷)

 

 

 

 

 

 

 

 

~side装者~

いよいよ出動する準備が整い指令が出撃命令を出そうとしたその時・・・・

 

「待ってくれるかな、少しばかり」

 

何と局長アダムが再度S.O.N.G発令室に訪れたのだ。

 

「「「「ッ!?」」」」

 

当然驚く一同を余所にアダムは、要件を述べる。

 

「渡して欲しい物があってね、あの子に」

 

「あの子ってキャロルちゃんですか?」

 

「ああ、託していいかな。君に」

 

そう言うとアダムは赤く光り輝く石を響に手渡した。

 

「頼めるかな?」

 

「・・・・わかりました。必ず届けます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~人里離れた山奥~

「まさか、こんな山奥にあるとは・・・」

 

「人に見つかる心配も薄いからな、都合がよいのだろうな。」

 

「確かにこんなところに世界を分解せしめる代物があるとは誰も思わないしね。」

 

指定されたポイントへやってきた装者たち。そこへファウストローブを纏ったサンジェルマン、カリオストロ、プレラーティが現れる。

 

「貴女たちが統制局長がおっしゃっていた助っ人ね?」

 

「あなた達は?」

 

「あーしたちも世界を壊す歌を止めにきたのよ♪」

 

「ともかくついてくるワケダ。」

 

彼女たちの後を追い山を登る一同は山の頂を見る。

 

「奴はレイラインにメスを入れるつもりなワケダ。そしてその線が重なり合う地点こそ。」

 

山の頂のさらに上空にチフォージュ・シャトーがある。

 

「いつもみたいにヘリが使えれば良いんデスけどね・・・」

 

「でも敵のことだからその辺の警備も厳重な筈。」

 

「搭乗員を危険に晒すわけにもいかないだろう。」

 

所在は割れたのに行く術がない。そんな中、付近の魔力が急激に上昇していく。

チフォージュ・シャトーが本格的に稼働し始めたのだ。

そこへ、何時ぞやのギーガーとともに本部を襲ったレイアの妹が姿を現す。

 

「あのデカブツかッ!」

 

「性懲りもなく出てきやがって!」

 

「ちょっと待ってみんな!」

 

一斉に迎え撃つ体制を取る装者たちであったが、響だけは何か違うものを感じ取っていた。

 

「どうしたんだ、響?」

 

「なんだか、様子が変なの。まるで攻撃するつもりがないように見える」

 

「何だって?」

思わぬ返答に困惑する雅人、しかし響の言葉が指す通り我々を見てもレイアの妹は一向に攻撃しようとはしなかった。するとレイアの妹は膝を着き手を差し伸べる。

 

「乗れって言うの?」

 

響の言葉に対しレイアの妹はこくりと頷く。

 

「驚いた、頷いたぞ!」

 

「こちらの言葉が分かるようだ。」

 

「でなければ音声命令はできないワケダ。」

 

「しかし戦意がないとすると、メモリアルバレットが効いたのか・・・」

 

「お願い、私達をキャロルちゃんの元に連れて行って!」

 

再び頷くレイアの妹。指し伸ばされた手の上に響は飛び乗った。

 

「おい!大丈夫なのか!?」

 

「わたしたちも乗るぞ!」

 

響に続き装者たちに錬金術師たちが飛び乗りシャトーまで運んでもらえることになった。

しかしシャトーの防衛システムが次々と弾幕を発射する。

あと少しというところでレイアの妹は弾幕に耐え切れず倒れてしまう。

 

急いで飛び降りた装者に錬金術師たち。身を挺してまで運んでくれたレイアの妹に感謝しつつ先に進むのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideキャロル

真の力を解放した黒騎士の魔の手からキャロルを引き離すべくオートスコアラーたちは奮戦していた。

以前よりも強固になった鎧の前に彼女たちの攻撃が一切入らないのだ。

ミカがシュウ目掛けてカーボンロッドを発射するが、彼は魔剣の一振りで薙ぎ払い逆にミカの胴体を深々と貫いてみせた。

 

「ゲフうッ!?」

 

「ミカ!」

 

「マスターを・・・頼んだゾ・・・」

 

力なくその場に崩れ落ちるミカ。そして赤の譜面に術式が刻まれる。

 

「オートスコアラーの最大戦力と言っても所詮はこの程度ですか。他愛もない。

 

最期までキャロルの身を案じていたミカをノエルは侮蔑する。

 

「オレのオートスコアラーを侮辱するのは許さんぞ!」

 

「マスター、ここはわたしたちにお任せを」

 

「これ以上マスターに指一本触れさせませんわ!」

 

「お前たち・・・」

 

ミカに続いてファラとレイアがシュウの前に立ちはだかる。

 

「派手に止めさせてもらう!」

自ら生成した大量のコインをシュウの関節へ的確に命中させていく。

 

「さっすがレイアちゃん。黒騎士の動きを止めた!」

 

さらにファラが修復されたソードブレイカーを手に黒騎士へと近づいていく。

 

「奴の主力は剣ッ!ならば私のソードブレイカーでッ!」

 

「甘いッ!」

 

しかしそのことは相手も知っている。ファラのソードブレイカーを腕の籠手で防ぎレイアの鳩尾を殴り吹き飛ばす。

 

「ぐああああーッ!?」

 

 

ファラの元へ吹き飛ばしたため、黒騎士への斬撃がレイアに当たってしまったのだ。

当然動揺するファラの隙を突いてレイア共々串刺しにする。

 

「ファラ!レイア!」

 

「2人一片に串刺しとは手間が省けましたね。」

 

「マスター・・・申し訳・・・ありません・・・」

 

「もっと派手に、散りたかった・・・・」

 

力尽きた二人もミカと同様に崩れ落ちる。

そして一気に二つの譜面が完成してしまう。

 

(こりゃ、マズイわね・・・でもファラちゃんたちのお陰でマスターから距離が離れてる。)

 

「今のうちにずらかりますよ、マスターッ!」

 

しかしノエルの旋風と滅亡迅雷netの攻撃がガリィに当たってしまう。

 

「ギャフッ!?」

 

「ガリィ!」

 

「「逃がさない、と言ったはずだが?」」

 

「このクソッタレがーーー!」

 

「マスター!」

キャロルを守るべく立ち上がろうとするガリィ、しかしそのすぐそばまで黒騎士は迫っていた。

無慈悲にもシュウの剣がガリィを捕らえた。

 

「に、、ニゲ、、、テ・・・」

 

「ガリィイイイッーーー!」

 

ガリィも倒れ、譜面はついに完成してしまった。

「やっとガラクタが片付いたか。だが使えぬ骨董品の木偶どもも最後に旋律となって役には立ったがね。」

 

 

「ついに完成したぞ!世界を壊す歌がー奇跡を殺す歌が!」

 

「ノエル・・・貴様ッ!」

 

歓喜に震えるノエルを怒りに満ちた眼差しで睨みつけるが・・・

 

「いくら凄んだところで怖くありませんよ?そこで這いつくばってみていると良い。僕がパパの命題を、万象黙示録を達成させるところを!」

 

「そんなものがパパの命題であってたまるかーーーー!!」

 

キャロルは残された力を振り絞り標準をノエルに合わせるが、

 

「せっかくいいところなんだから邪魔しないでね。」

 

「ぐあッ!?」

 

その全力の一撃を発射する前にベアトリーチェがキャロルの手を力強く踏みにじり阻止してしまう。

 

「まさか、まだそんな力が残っていたとは。貴女には非願成就の時を見届けさせてもよかったのですが・・・しかたありませんね。」

 

「空の上の特等席から鑑賞していなさい。」

 

次の瞬間シュウの刃がキャロルを無慈悲に斬りつける。

そしてそのまま彼女は倒れ込むのであった。

 

「さて、そろそろネズミたちが来る頃合ね。ネツ、ショウ二人はシャトーの制御室を守りなさい。」

 

「「畏まりました」」

そして二人は命令に従い去っていった。

こうして装者たちを迎え撃つ用意を整えたノエルたちはただそこで待つのみであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~side装者、錬金術師~

ようやくチフォージュ・シャトーに辿り着いたがサンジェルマン達は異様なエネルギーを感知した。

 

「まさか、世界を壊す歌が完成したのか!?」

 

「どうやらそうらしいワケダ!」

 

「そんなーッ!?」

 

「間に合わなかったのか・・・」

 

このままでは世界は分解されてしまう。やむを得ないと考えたサンジェルマンはプレラーティ、カリオストロを連れチフォージュ・シャトーを三方に囲むように飛び出した。

 

「サンジェルマンたち!何をするつもりですか!」

 

「わたしたちの力で滅びの歌の効果を押しとどめて見せる!」

 

しかしいくら凄腕の錬金術師であろうと歌をいつまでとどめられるかわからない

 

「わたしたちが抑えている間に中へ進め!そしてこの呪わしき歌を止めるのだ!」

 

「・・・わかりました。絶対止めて見せます!」

 

「全員覚悟はいいな!」

 

翼の掛け声に全員が頷く。

そしてチフォージュ・シャトーの中へ突入、進んでいく。

 

すると・・・

 

「来たか!シンフォギアども!」

 

「世界を壊す歌はとめさせない!」

 

ベアトリーチェの命で制御室に向かっていたネツとショウが全員の前に立ちはだかる。

襲い掛かる二人の刃をマリアが受けとめるが、勢い反動で手摺が壊れ真っ逆さに落ちてしまう!

 

「「マリア!」」

 

「姉さん!」

 

マリアの後をセレナ、調、切歌が追う!

 

「マリア!」

 

「調ちゃん、切歌ちゃん!」

 

「セレナ!」

 

心配するメンバーにマリア達は告げる。

 

「心配しないで!みんなはノエルを!」

 

「こいつらのことはわたしたちが!」

 

「だから絶対に負けないでください!」

 

「任せたデース!」

 

そしてそのまま四人の姿は消えていった。

残されたメンバーは歌を止めるべくノエルのいる広間へと急ぐのであった。

 

 

 

 

 

 

 

~チフォージュ・シャトー玉座の間~

「あら、来てくれたのね、嬉しいわ。」

 

「ええ、ですが随分と遅かったですね。」

 

ようやくたどり着いたシンフォギア装者たちをノエルとベアトリーチェ、黒騎士が待ち構えていた。

 

「お前は・・・ノエル!」

 

「ご丁寧に滅亡迅雷netの主力もご一緒ってか!

 

「わざわざお出迎えとは」

 

「待ちくたびれてしまいましたよ。」

キャロルのことが気になる響はノエルに問い詰める。

 

「キャロルちゃんはどこッ!」

 

「それなら、この先に転がっていますよ。世界を壊す歌は、既に完成を迎えました。今更止める手段なんてありませんよ?」

 

響たちを挑発するノエル。しかし彼女たちは乗るはずがなかった。

 

「お前の思惑通りに行くものか!」

 

「ああ、その証拠に歌は未だ発動し切ってない!」

 

だがノエルとベアトリーチェは余裕そうな表情をしている

 

「ああ、錬金術師たちの行動は無駄です。」

 

「あの程度の術式なんて、せいぜい始まりを引き延ばすくらいよ。」

 

「なら、その間にあなた達を倒して完全に止めて見せる!」

 

響の言葉に翼、クリス、奏、雅人もそれぞれ武器を構える。

 

「ああ、チフォージュ・シャトーの中枢を破壊すれば!」

 

「世界崩壊の拡大は止められるはず!」

 

「時間がないならッ!最初から全力で行かせてもらう!」

 

「世界の破壊なんて絶対にさせない!」

 

装者はアームドギアを構え、奏、雅人も『アサルトウルフ』『シャイニングホッパー』へ変身する。

 

「最高の舞台ねッ!良いわ、地獄の円舞曲を踊りましょう!」

 

「行け黒騎士よ!今こそ奇跡の力を塵殺する時だ!」

 

仮面ライダーサウザーに変身したベアトリーチェと仮面ライダー終・ダインとの決戦が今幕を開けた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~sideマリア、セレナ、調、切歌~

チフォージュ・シャトーの奥底へと墜ちていったマリア達。気を失っていた彼女たちであったが辛うじて意識を取り戻す。

 

「ここは・・・・?」

 

「シャトーの地下みたいだけど・・・・」

 

「それよりもあいつらはどこデスか!」

 

辺りを見回すもネツとショウは姿を消していた。

 

「逃げられてしまったみたいですね・・・」

 

辺りを散策するべく歩き回るマリア達。すると誰かが壁にもたれかかっているではないか。

 

「ドクターウェル・・・・」

 

ベアトリーチェによって落ちていたウェル博士はなんとこんなところにいたのだ。

しかし腹部からは血が流れており傷の深さが知れる。

 

「御覧の有様でね・・・血が足りずシャトーの機能を完全掌握することすらままならないから難儀したよ・・」

そして彼は大声でマリア達に告げる

 

 

「さて、戦場で僕と取引だよッ!」

 

 

 

ウェルの案内によって玉座の間と似た構造の広間へとやってきた。

ここは龍脈からエネルギーを供給し制御するためのフロアであった。

 

「ここにある制御装置を破壊すればー」

 

「おつむのプロセッサーは何世代前なんだい?そんなことをすればシャトーまるごと飲み込んでドカンだよ!」

 

「じゃあどうするんですかッ!」

 

そうこうしている合間にも防衛システムが働きアルカノイズが姿を現す。

 

「君たちがむずがる間にも歌のエネルギーは上昇していることを忘れるなよぉぉおおお!」

 

マリア達がアルカノイズを蹴散らしていく間にウェル博士は制御装置に触れ操作を行う。

歌のエネルギーはレイラインから確保されている。それを龍脈に流し返すことで少しでも威力を抑えようとしているのだ。

 

「「うう・・・ッ!」」

 

突如調と切歌が吹き飛ばされ、入ってきた方向からネツとショウが現れる。

 

「まさかお前たちが此処にいるとはな」

 

「アーク様の悲願を叶えるためにも、邪魔はさせない!」

 

 

「「幻影召喚ッ!」」

 

 

そして二人はトキの羽根と大量の蝙蝠を呼び出し、混ざり合わせて何かを生成する

すると・・・

 

『私はフィーネ。終わりの名を持つ者よ』

 

フロンティア事変時に纏っていた黒ガングニールのマリアだ。

黒マリアはアームドギアの穂先からレーザーを飛ばしてマリアを攻撃する。

過去の産物と出会うが、剣を突き立てマリア達は立ち上がった。

 

「そうか・・・お前はわたし。過ちのまま行きついたなれの果て・・・」

 

「だけど黒歴史は塗り替えてなんぼのもんです!」

 

「ドクターが龍脈を抑えている間に罪を乗り越えよう!」

 

「みんなが居る・・・だからこの程度なんともありません!」

 

奮い立った彼女たちは黒マリア、ネツ、ショウに立ち向かう!

さらにエルフナインが通信を送る。

 

『マリアさん、通信機をウェル博士に送ってください。」

 

『自分らしく戦います!』

 

言われるままに通信機をウェル博士に預ける。

 

『この端末をシャトーに繋いでください!ボクと亡さんでサポートします!』

 

「胸が躍るね!だけど出来るのかい?」

 

『出来る、できないの問題じゃない!ただ全力で足掻くだけです!!』

 

藤尭さんや亡、エルフナインが演算処理を行い負荷を抑え、世界を壊す歌のエネルギーを低下させる為に奮闘する。

 

外で抑えるサンジェルマン達、しかしそろそろ限界が近くなり始めていた。

ノーブルレッドも加勢するがそれでも残された時間は限られている。

 

黒マリアと滅亡迅雷netの二人と戦う、FIS組。

 

「ドクター!わたしたちの命に代えても守って見せる!だからドクターは世界を!」

マリアの希望にウェルは笑って返す。

 

「はあッ!」

 

「デェェェスッ!」

 

「やあッ!」

 

イガリマとシュルシャガナの刃、そしてセレナの銃弾がネツとショウに放たれる。

けれども彼女たちも負けじと起爆性の羽根弾や鋭い爪でそれらを捌いていく。

 

(負けるものか・・・・!!)

 

(絶望の底にいた私たちを救ってくれたアーク様に恩を返すためにもッ!)

 

 

力を奮い起こし、ネツとショウは互角の戦いを繰り広げる。

 

 

 

 

 

 

 

マリア達が戦う一方S.O.N.Gでもエルフナインは無理を押しても演算処理を行っていた。

ノエルの野望を止めるために

 

『ボクは、ボクの錬金術で世界を守って見せる!ノエルに世界を壊させない!』

 

「があッ!?」

 

「ぐうッ!?」

 

調と切歌が相手の武器を弾き飛ばし天井へかち上げる。

 

「行こう、マリア姉さん!」

 

「ええ、行きましょうセレナ!」

 

マリアは左の籠手から刃を出し、セレナもエイムズショットライザーのトリガーを引く!

 

「うぉおおおッ!!」

 

「はぁあああッ!!」

 

二人は右手側にあるレバー『フォースエグゼキューター』を2回引いた。

 

『スワーミングユートピアッ!!』

 

『ダンシングユートピアッ!』

 

 

  塵           塵

 

舞   熱      踊     消

   

 

  芥           芥

 

 

トキの形をしたエネルギーをネツは纏い、ショウも全身の血を沸き立たせ最大火力のレーザーをマリア達に放つ。

 

「姉さん、行こう!」

 

「ええ、セレナッ!」

 

向かってくる二人に対し、マリアは左腕に接続したアームドギアを大剣状に変形させ、ブースターで突撃していく。

セレナもライトニングホーネットプログライズキーを装填したショットライザーのトリガーを腰に巻いたまま引く。

 

【ライトニングブラスト・フィーバー!!】

 

 

 

姉妹は同時に天高く飛び、ネツとショウ目掛けて急降下する。

 

 

 

 

 

 

セレナああああああああああッ!

 

 

 

姉さああああああああああんッ!

 

 

 

グ 【 SERE☨NADE 】ブラストフィーバー

 

 

 

必殺技同士がぶつかり合い拮抗する。

 

しかしマリアとセレナ、そしてFISの絆が相手の力を上回った。

 

そしてサンダーライトニングブラストフィーバーとSERE☨NADEの一撃が黒マリアを巻き込み切り裂いたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~side錬金術師~

外で抑えていたサンジェルマン達であったが、歌のエネルギーが突如として弱くなった。

 

「・・・歌の威力が弱くなった?」

 

「あら?本当だわ・・・・」

 

 

「だが・・・黒幕は以前と健在なワケダ。」

 

「後はあの子たちに任せるしかない」

 

 

 

世界の運命を、私たちの命を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~sideキャロル~

 

 

 

(何処だ・・・・ここは・・・?)

辺り一面が真っ白で何もない世界。そこにキャロルは居た。

 

(ああ、そうかここが辺獄という奴か。)

 

(当然だなオレがパパと同じところに行けるはずがない。)

 

このまま消えてしまおうかと思ったその時。

 

「・・・キャロル。」

 

何処からか声がした。懐かしくけれどつい最近まで聞いていたような声だ。

 

「・・・・誰だ?」

 

キャロルを呼んだのはここにいるはずがないエルフナインであった。

 

「エルフナインか・・何故お前が此処にいる?」

 

「どうやらボクとキャロルの神経パスはまだ繋がっていたみたいなんです。ただ微量だったためちょっときついですけど・・・」

そしてエルフナインはキャロルに聞いた。

 

「パパの命題の答えは出ましたか?」

 

パパの命題。パパが心から望んでいたことを今のキャロルは見つけていた。

 

「それは・・・世界を識ることだ・・・」

 

今までずっと取り違えていた世界を識る意味。支配するためでも滅ぼすためでもない。世界の全てを識り、得た知識で誰かを幸せにしていくものであった。人が分かり合うために

パパは殺される直前までその考えを変えることはなかった。そしてわかり合えないないことに悲しみを見せずなおもわかり合えると信じて死んでいったなのだ。

 

「うん・・・そうだったね・・・ボクたちのパパはそういう人だった。」

 

キャロルが本当の答えを見つけていたことにエルフナインは安堵する。

しかしキャロルは後悔していたのだ。

答えを導き出すのにどれだけの時、どれだけの無断犠牲を強いてきたのか。そしてパパの答えはすぐそばにあったというのに復讐と憎悪に囚われ見失っていたのだから。

自身の醜い心を持った合わせ鏡と出会いようやく気付いたのをどれだけ悔いたことか。

 

「そこまで悔いているのなら・・・戦ってください。」

 

「戦え、だと?」

もう一度立ち上がるようにエルフナインはキャロルに伝える。

 

「間違った考えを行使しようする者と。それを止められるのはパパの意思を正しく受け継げるのはキャロルだけなんですから。」

 

しかし力を使い果たしたキャロルにはもう戦う力は残されていない。

それにも気づいたエルフナインはー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キスをした。

 

 

エルフナインの持つ想い出をキャロルを分け与えたのだ。

 

「そんなことをすればお前はーーー」

 

「ボクなら大丈夫です。それよりもこれであなたの中に眠っている想い出の輝きも取り戻せるはずです。」

 

失った記憶ばかりだけじゃない。これからも紡ぎ出される記憶。楽しいことばかりではないが再び誰かと紡げる輝ける未来を信じていているから。

 

人とわかり合える奇跡がキャロルを奇跡の殺戮者から変える。

 

「さあ、立ち上がって。」

 

「あなたなら立ち上がれるはずです。」

 

「礼を言う、エルフナイン。オレは戦う。」

 

「オレの過ちを正し、新たな思い出を紡いでいくために!」

 

パパが望んだ奇跡を肯定し、叶えるためにも。

 

 

 

 

オレは奇跡の完遂者だッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意識を取り戻し目を覚ましたキャロル。エルフナインのお陰で現実に戻ってこれたのだ。

 

しかし、どうしても立ち上がるための力が残っていなかった。

 

「・・・マス、ター・・」

 

「ガリィ!?動けたのか!」

 

「どうにか、こうにか、ですけどね・・・」

 

 

驚くキャロルにガリィは息も絶え絶えに傍に近寄る。

 

「マスター・・・今まで預かっていたもの、マスターに、お返ししますよ・・・」

 

「オレが預けたものだと・・・?」

 

皆目見当が付かないキャロル。そんな彼女にガリィは胸のコアから青い光を取り出す。

そう、作ったときに入れた聖杯の力だ。

 

「さ、お受け取りください。」

 

「何をーッ」

 

光を受け取ったキャロルの脳内にかつての思い出が思い返させる。

 

始めてオートスコアラーを起動した時のこと。計画を進める中で一癖二癖もある彼女らとの面白かった日々との記憶が。

 

「これは・・・オートスコアラー全員の思いでッ!?」

 

「はい、私を含め、他の者たちの最後の思い出を聖杯に込めました。」

 

「どうしてそんなことをッ!」

 

「嫌ですよ、マスター、マスターは私たちにとって一番大切な人なんですから」

 

「さあ、立ち上がってくださいませ。そしてあのクソ野郎どもに、必ず、勝って、ください、よ・・・」

 

そう言い残しガリィは今度こそ動かなくなってしまった。

 

 

「・・・受け取ったぞ、お前らの想いをッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~side響、翼、クリス、奏、雅人~

 

「そのガチガチの鎧削りとってやらあッ!」

 

「磁力を浴びせれば少しは動きずらくなるだろッ!」

 

クリスのガトリング砲と奏の銃撃をありったけ仮面ライダー終へ浴びせる。

 

「おおおおーーッ!」

 

「はあああーーッ!」

 

「おりゃあーーッ!」

 

 

サウザーに響の拳が炸裂するが、翼の天羽々斬と雅人オーソライズバスター アックスモードの斬撃をギリギリのところで回避する。

 

「ダインスレイフの力をここまで引き出すとは・・・・」

 

「相手は、敵の親玉とナンバー2なんだろ?ならこの力強さも納得だ。」

 

「それにしても両方とも大した装甲だね・・・」

 

「けど全く通用していない訳じゃないです!」

 

「だったら一点突破で突き崩す!」

 

諦めずに戦う響たちにノエルは呆れたように告げる。

 

「悠長なことを。その前に世界は終わりを告げー」

 

するとノエルは何か違和感を感じた。何か呪いの旋律におかしなノイズが走っているような違和感が。

出力は何故か低下しているが、それはどうでも良い。今の威力でも世界は壊せるからだ。しかしそれを差し引いても向こうの部屋から何者かの気配を感じ取ったのだ。

 

「まさか、キャロル!」

 

「キャロルちゃん!?」

 

キャロルがまだ生きていたことに気づいた装者たちはほっと胸を撫で下ろす。

 

「何を考えているのかは知らぬが邪魔はさせない!黒騎士、アーク、ついてこい!」

 

黒騎士とベアトリーチェを連れノエルは向こうの部屋へと走っていく。

 

装者たちも後を追うが、アルカ・ノイズが行く手を阻む。

 

(待っててキャロルちゃん!すぐ行くからッ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~sideキャロル~

気配を感じたのかノエルは黒騎士とベアトリーチェを連れて戻ってくる。

 

「感づかれたか・・・」

 

「キャロルッ!しぶといですねッ!まだ生きていたのですかッ!」

 

ノエルはキャロルを強く罵る。

 

「ああ、こうして不様に存している。」

 

「何故だ、何故そんなことが!?」

キャロルが生きていられる理由がノエルは分からないでいた。

しかしベアトリーチェは、キャロルが再び立てた理由に察しがついていた。

 

「オートスコアラー・・・ね?」

 

「ああ、あいつらがオレに再び立ち上がる力をくれた。」

 

「だが、その程度の想い出では何の力にもならないはず!」

 

「それだけではないのだ、ノエル。」

 

「あいつらは己の全存在をーオレとの想い出を全て与えてくれた。」

しかし彼女の話すことをノエルは鼻で笑う。

 

「笑止な。木偶どもに自我などあるものかッ!」

 

「少し前までのオレなら同じことを言っていただろう。」

 

「だが、そんなことはどうでもいい!ここまで来て計画を頓挫させてなるものかッ!」

 

「おおおおーーーッ!」

 

叫びと共にノエルが術式を展開し呪いの歌を一身に集めたのだ。

そしてあろうことか黒騎士こと、仮面ライダー終と融合してしまった。

 

「シュウッ!」

 

大切な部下を飲み込まれたベアトリーチェは驚く。

 

「貴様もボクの糧となれッ!」

 

動揺するベアトリーチェの隙を突き剛腕の一撃で壁へと吹き飛ばした。

 

「がはッ・・・・」

不意を突かれ、攻撃をまともに喰らったサウザーの変身が解けベアトリーチェは気を失ってしまう。

ちょうどそこにアルカノイズを撃破した響たちが駆けつける。

 

「キャロルちゃんッ!」

 

「なんだあの化け物はッ!?」

 

「それにベアトリーチェが倒れてるッ!?」

 

「ノエルだ・・・ベアトリーチェを裏切り仮面ライダーと融合したんだ。」

 

「そんな・・・」

 

「最強の仮面ライダーと錬金術師との融合体だとでもいうのかッ!」

 

「こいつは厄介な相手だな・・・・」

 

「キャロルちゃん!これを!」

 

すると響がアダムから渡されていたものをキャロルに渡す。

 

「これはー」

 

「アダムさん、錬金術師協会の偉い人から頼まれたんだッ!」

 

響から手渡されたもの。それは協会で永らく研究していた賢者の石 『ラピス・フィロフィカス』

キャロルが居た頃はまだ完成していなかったのだが、どうやら完成したようだ。

そしてアダムから言われた言葉を思い出す。

 

『学ぶと良い、存分に。そして見つけると良い君のやりたいことを』

 

失ったはずの記憶が鮮明に思い出されていく。オートスコアラーの想い出の欠片が記憶の補完をしていてくれるのだ。

 

「余計なことを・・・」

表面上では苦笑いするキャロル。しかし

 

「だが、有難く使わせてもらおうッ!」

 

「はああー!!」

賢者の石を起動させ、体を、黄、緑、青、赤、の光が包み込む。

 

 

 

【BGM:五線譜のサンクチュアリ】

 

ダウルダブラとは異なる純白のファウストローブ。

今まさにキャロルは復讐者から完遂者へと変わった瞬間である。

 

「あの姿は・・・!?」

 

「あの時のダウルダブラじゃねえ!?」

 

装者もノエルもその場にいた全員がキャロルに圧倒されていた。

 

「おい、お前。」

 

するとキャロルは雅人の方へと近づく。

 

「とっておきがあるのだろう?ならば出し惜しんでいる場合ではないだろ!」

 

「ああ、俺もとっておきを見せてやる!」

 

雅人も亡から渡されたアサルトグリップをシャイニングホッパーに合体させた。

そしてもう一度起動させる!

 

 

『ハイパージャンプッ!』

 

 

『オーバーライズッ!』

 

シャイニングホッパーと同じく天高くプログライズキーを掲げ、ライダモデルが頭上へと浮上する。

 

「変身ッ!」

 

『プログライズッ!』

 

 

"Warning,Warning.This is no a test!"

 

 

『ハイブリッドライズ! シャイニング!アサルトホッパー!』

 

 

 

"No chance of surviving this shot(この一撃から逃れる術はない)"

 

 

 

 

 

 

奇跡の完遂者と蒼の煌めきを手にしたゼロワン。

 

そして装者たちは世界を、明日を救うために、ノエルへ最後の戦いを挑むのであった。




今回登場した敵たちについては次回説明します。

次回予告

『最終決戦、輝ける想い出のために』

本小説版LOST-SONG編、読んでみたい?*XV編後

  • 勿論ッ!
  • う~ん・・・
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