戦姫絶唱シンフォギア01 ~Take off toward a dream~   作:光からの使者

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前回のあらすじ
時空を超えて現れた4人のライダーたち。
そしてヘルメスの剣防衛作戦が開始されるも、翼がアルゴスの眷属と化してしまう。
さらに目的の完全聖遺物を奪われ、ネメシスの砲撃により逃げられてしまう。

一方で雅人は遼太、並行クリスに連れられスウォルツの介入を止めるべく過去に向かうのであった。


はじめまして、ミライのあなたへ

~sideマリア~

 

「何故、彼女たちに向けてネメシスを放ったのッ!?手は出さないという約束だったでしょう!」

 

『そんなことか』

 

研究施設からアジトに帰還したマリアはジャンヌに詰め寄るもジャンヌは悪びれもなく言う。

しかもそんなことと言ってのけたのだ。

 

「そんなことですか、って!」

 

『まったく、あの奇妙な奴らがいなかったというのに、お前がもたもたしているから、私が直接出張ることになった』

 

『それに、殺すつもりはない。装者ならば退避できるよう着弾点をずらしている』

 

しかしマリアはまったく納得がいかなかった。

 

「ふざけないでッ!もしも当たっていたらわたしは—」

 

心配しているマリアにジャンヌはさらに告げた。

 

『安心しろ。あの女風鳴翼を通して全員の生存を確認している』

 

「本当に全員?怪我を負った人は・・・」

 

『うるさいぞ、無事だと言っている』

 

ジャンヌが顔をしかめる中マリアは心の中で安心していた。

 

(・・・よかった。みんなが無事で本当によかったわ)

 

安心しているのも束の間、ジャンヌが翼のことについて話しだした。

 

『せっかく眷属を増やしたというのに、すぐに殺しては意味がないからな』

 

「どういうこと?」

 

『あの来客どもが何故アルゴスの眼の力を知っているのかは知らんが、S.O.N.Gは今人手不足だ。風鳴翼を戦力から外すことは出来まい。密偵として利用させてもらう』

 

『S.O.N.G.や国連の動向を探り、聖遺物の知識を得るのにあの女の存在は都合がいい。それにあのゼロワンよりも厄介な仮面ライダーどもについてもな』

 

『こんなこともわかるぞ、S.O.N.G.はお前を完全に敵と認識し、処分するために動くようだ』

 

「S.O.N.G.がわたしを・・・・」

 

事情を隠し、密かにジャンヌ側に着いた時点で処分されることは分かっていた。

そう、わかっていた・・・はずなのに。

怖い・・・みんなから心が離れていくのが怖くなっていた。すると・・・

 

 

「ねえ・・・ん・・・わた・・・」

 

 

弱気になろうとしていたマリアであったが、再び女の子の声が聞こえたのだ。

 

(この声は・・・この前もここで聞いた・・・。よく聞き取れない・・・一体どこから?)

 

思考を広げているとジャンヌは再びマリアに告げた。

 

『さて、次の段階に取り掛かるぞ』

 

(・・・ッ!この反応、ジャンヌには聞こえていないのかしら?)

 

『ヘルメスの剣は未だ基底状態にある。そこでお前にはこれを起動してもらう』

 

「聖遺物を起動させるためにはフォニックゲインが必要というわけね?」

 

『その通りだ。だが、消耗している今のお前を試しても望みは薄い。明日から実験を行う。今日は身体を休めておけ』

 

そう言ってジャンヌは部屋から去っていった。

 

ジャンヌがアジトとして使っている古城の内部構造は現状わかっていない。しかしネメシスの制御室や聖遺物の保存場所を突き止めなければならない決して諦めないとマリアは心に誓う。

 

(どんなに敵が強大でも、足掻き抜いてみせる・・・!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~side雅人、遼太、並行クリス~

<タイムマジーンッ!>

 

 

タイムマジーンに乗って三人は6年前の米国にある違法聖遺物研究施設へとたどり着いた。

 

辺り一面に広がる荒野に場違いなほど広い研究施設。

ここがジャンヌと妹のメルをはじめとした孤児たちがいる場所である。

本来の歴史ならば、メルにアルゴスの因子を打ち込んだことによる暴走によって跡形も無く消える予定の建物だ。

しかしスウォルツの介入によってこの世界に存在しないアナザーライダーが生まれてしまう。

 

これを防ぐには実験を阻止して、スウォルツの介入を止めるしかない。

 

 

「うわあああッ!怪物だあああッ!」

 

 

突如、施設の方から悲鳴が上がった

 

 

 

 

「よし、行くぞッ!」

 

「うん!」

 

「ああ、」

 

悲鳴を聞いた三人は、急いで施設の中へと進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

施設の中へ進むと、そこではトリロバイトマギアの大軍が施設内の人間たちを片っ端から襲っていたのである。

 

「マギアッ!?何でここにマギアが!」

 

「御託は後だ、さっさと片付けるぞ!」

 

「行くよ、二人とも!」

 

三人は各々ドライバーを手にとって腰に装着する。

 

<<ジクウドライバーッ!>>

 

【フォースライザーッ!】

 

「ぐう・・・・ッ!!」

 

 

遼太とクリスはジオウライドウォッチにゲイツライドウォッチを、雅人はフォースライザーの痛みに耐えながらライジングホッパープログライズキーを手に取り起動させる。

 

 

<ジオウッ!>

 

<ゲイツッ!>

 

『JUMPッ!』

 

そして三人はそれぞれベルトにアイテムを挿し込んだ。

 

「「変身ッ!」」

 

「変ッ・・・身ッ!」

 

<ライダータイムッ! 仮面ライダージオウ!>

 

<ライダータイムッ!仮面ライダーゲイツ!>

 

《フォースライズッ!ライジングホッパーッ!》

 

"A jump to the sky turns to a rider kick."

 

"Break down."

 

 

 

 

フォースライザーから呼び出したバッタのライダモデルが更にアーマーを出現させ雅人の上を旋回する。

その後無数の蝗状になったライダモデルが雅人の身体にまとわりつき、ベーススーツを形成、旋回するアーマーをスーツから出現させたベルトで引っ張りスーツに装着し、変身を完了した。

 

仮面ライダー001

本来ならば誕生することもない仮面ライダーが今まさに誕生した!

 

 

「はあーーッ!」

 

「うおおおおッ!」

 

研究員に襲い掛かるトリロバイトマギアを雅人、遼太、クリスが排除していた。

 

ジカンギレ―ドで敵を薙ぎ払い、001も格闘戦で機能停止に追い込んでいく。

しかし敵の量が多い為、何体かのトリロバイトマギアは背後から迫る。

 

「喰らいなッ!」

そこをすかさずジカンザックス ゆみモードでゲイツが狙撃、二人の背中を守る。

クリスにも狙いを付けたトリロバイトマギアだったが・・・・

 

「おりゃああッ!」

<タイムブレークッ!>

 

「吹っ飛べッ!」

<ギワギワシュートッ!>

 

「ふんッ!」

《ライジングディストピアッ!》

 

全員の必殺技が炸裂し、現れたトリロバイトマギアは全て倒された。

 

「ふう・・・これで全部かな?」

 

変身を解除し、辺りを見回す雅人。

するとまだ完全に破壊されていなかったトリロバイトマギアがナイフを手に起き上がったのだ!

 

「おい、後ろッ!」

 

「雅人ッ!」

 

「えッ・・・」

 

気づいたときには時すでに遅く、ナイフは雅人の脳天目掛けて振り下ろされていた。

 

(うッ・・・・)

 

咄嗟に目を閉じる雅人、しかしいつになってもナイフによる痛みは襲って来なかった。

恐る恐る目を開けると深藍色の装甲を纏い、襟に真っ赤なマフラーを思わせるような配色がされている仮面ライダーがトリロバイトマギアの胴体を拳で貫いていた。

 

「なんだ・・・あのライダーは・・・?」

 

謎のライダーに全員が呆気に取られていると、謎のライダーはベルトからキーを取り出し変身を解除する。

 

変身を解除したその人物は真っ赤で長い髪をしており、白衣を身に纏っていた。

 

「・・・何故、そのキーを持っているのか。詳しく聞かせてもらうわ」

 

「あ、あなたは・・・?」

 

遼太の問いに赤髪の女性は答えた。

 

「私の名前はミーナ・スクルディア。またの名を・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 仮面ライダー 1型

 

 

 

 

 

 

 

突如として現れた謎の仮面ライダー1型、そしてその変身者であるミーナ・スクルディア。

運命の悪戯が、より物語を加速する。




あとがき
迅・・・いつまでも滅と一緒にいて欲しかった(泣)
それにしても悪意がある限りアークは不滅とかこれ勝ち目あるんですかね?
アズもなんかアークワンキー量産しようとしているし後2話で完結するのか、気になるところですが・・・

次回予告
施設にて出会った謎の女性 ミーナ・スクルディア。
仮面ライダー1型として戦う彼女の口から衝撃の過去が明かされる。

次回「ゼロからの再誕」

本小説版LOST-SONG編、読んでみたい?*XV編後

  • 勿論ッ!
  • う~ん・・・
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