戦姫絶唱シンフォギア01 ~Take off toward a dream~   作:光からの使者

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響、お誕生日おめでとうッ!(大遅刻)
並行世界でとんでもないことが起きているけど、お願いだからこれ以上グレ響をいじめないでくれ・・・未来さんと幸せな生活が見たいんや・・・

前回のあらすじ
歴史介入を防ぐべくミーナ・スクルディアと共に子供たちを救い出した雅人たち。しかしスウォルツがアナザー1号へと変身、さらにアルゴスの因子がジャンヌ姉妹に打ち込まれてしまう。
これ以上、いることが出来なくなりミーナと再会を約束して現代へ帰還するのであった。


最愛のヒトに会うために

~side S.O.N.G~

雅人たちが過去へ向かっている間、任務から帰還した装者たちは発令室へと集まっていた。

 

「皆、戦闘で疲労しているところすまないが、エルフナインからの報告を聞いて欲しい」

 

弦十郎から話を引き継いだエルフナインは装者たちに報告する。

 

「はい、あの怪物の特性や翼さんが受けた影響からデータ照合したところそちらの調さん、切歌さんが教えてくださった能力と合致しました」

 

「本当かよッ!」

 

「流石、エルフナインデス!」

 

「世界が違っても頼りになるデスッ!」

 

「ありがとう」

 

「とても助かる」

 

話は続き、エルフナインは完全聖遺物『アルゴスの眼』について話し始める。

 

「自立型の百眼の巨人、と文献にはあります。無数の眼により、全く死角のない無数の視界をもつのだとか」

 

「眼玉を切り離し端末として操ったり、他者を眷属化させることも可能だったようですが、詳しいことはわかっていません」

 

「他者の眷属化・・・・。それがあのマギアたちデスねッ!」

 

そう、それこそが装者たちの前に何度も立ちふさがったバトルマギア typeAの正体なのである。

 

「つまり何処かに親玉がいるってこと?」

 

「マリアさんや翼さんのギアが変化していたのも眷属化ってことなのかな」

 

装者たちが考える中、こちらの世界の切歌が意見を述べる。

 

「わかったデスッ!マリアは眷属化させられて、操られているんデスッ!」

 

「眷属化っていうのがそこまでできるかわからないけど、それだと、こっちも操られて敵になってないとおかしくないか?」

 

「確かに言われてみれば・・・!並行世界からきた月読さんと暁さんも眷属化について何か知っていませんか?」

 

「う~ん・・・残念だけど眷属化については遼太さんからあまり聞かされてないかな・・・」

 

「そうデスね、こっちではジャンヌが事件を起こさなかったデスから」

 

あくまでも並行世界、双方で同じ出来事が起きても違う結果になるのは当然である。

再びエルフナインがアルゴスの眼について解説し始める。

 

「眷属化の条件など、不明な箇所が多すぎますが・・・1つだけ気になったことがあります。」

 

「かつてアルゴスはヘルメスという神に殺されたという伝説があります。アルゴスの眼はその亡骸だと」

 

つまり、ジャンヌがヘルメスの剣を狙っていたのも合点がいく。

 

「ああ、だとしたら、それが奪われてしまったのは痛いな。こちらは切り札を失った状態だ」

 

「そうですね・・・・」

 

すると並行世界の調はエルフナインに1つ尋ねてみた

 

「そういえばヘルメスの剣はそっちで最近発見された聖遺物らしいけど、アルゴスの眼はどこにあったものなの?」

 

「僕も気になってアルゴスの眼の出所を調べてみました。」

 

エルフナインが調べた情報によると、元々アルゴスの眼の所有国は米国だったようだ。

研究機関に預けられていたが、なんらかの事故で研究機関は壊滅、アルゴスの眼もその時消失したとされている。一説には秘密裏に人と聖遺物の融合実験が行われたそうだが、真偽は不明で尚且つ事故で機関にいた人物は亡くなってしまっている。

 

 

 

(もし遼太さんたちが過去を変えることが出来たのなら、ジャンヌのアナザーライダー化は防げる)

 

(頼んだデスよ・・・・)

 

並行世界から来た調と切歌が遼太達のことを心配する中

 

 

「眼帯の女性・・・俺が相手をできればよかったんだがな」

 

そう話す弦十郎だが、服からほんのりと焦げ臭い匂いが立ち込めていた。

 

「気になってたんだけど、なんでおっさんは焦げ臭いんだ?身体は無傷な癖して」

 

クリスの言葉通り彼の身体には怪我など目立ったものは見られていなかった

 

「ああ、研究施設を爆発させられてしまっただろう。その際職員を爆炎から避難させるのに、少し無茶をしてな」

 

そう、ジャンヌによって爆発が起こったあの時、弦十郎は1人職員の救助活動を行っていたのだ。無茶というのも崩落した天井から守るためにHAKKEIでかき消しただけだが・・・・さすがOTONAである。

 

「弦十郎さんのお陰で、施設の皆さんは無傷でした」

 

「あの爆発からみんなを護りきるとは、さすがデス」

 

(やっぱり、並行世界でも規格外デス・・・!)

 

(そうだね、切ちゃん。この世界の指令もわたしたちの世界と変わらないみたい)

 

「外も色々大変だったけど、中でも色々あったんだな。侵入を許して悪かった」

 

 

ばつが悪そうな表情を浮かべるクリス。さらに響も不安そうな様子だった。

 

 

「・・・・考えたんですけど、アルゴスの眼とかヘルメスの剣の話を聞いても、マリアさんが敵対する理由が見つかりません」

 

「ああ、今日まで一緒に戦ったマリアが理由もなく裏切るなんてありえないね。だとしたら、そのジャンヌとかいう奴に弱みを握られているとアタシは思う」

 

「そうだな。聖遺物を盗まれた以上、こっちから取り返しに行くしかないけど、居場所がわからないか・・・・」

 

「ボクは場所の特定に尽くします。だから皆さんは戦いの準備をお願いします」

 

「わたしも手伝います、エルフナイン。アガートラームから発せられた反応を頼りすればある程度足取りが掴めるかもしれません」

 

「亡さん・・・・!」

 

 

エルフナインと亡が特定に努める一方でシンフォギア装者たちは戦意を奮い立たせていた。

 

「もし、次もマリアさんと戦わなくてはいけない状況になったら、わたしも戦いますッ!」

 

「ああ、そうだな。戦ってでも止めてやるッ!」

 

クリスと響の言葉に暗くなっていたF.I.S組も立ち上がる。

 

「そう・・・デスよね。もう躊躇なんてしていられないデス」

 

「うん。そのために、もっと強くならないと。マリアを止められるくらいに」

 

「師匠、今は忙しい状況だとは思いますが、手合わせをお願いします!」

 

響の真剣さに弦十郎は頷く。

 

「ああ、わかった。ただし・・・厳しくいかせてもらうぞッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弦十郎との特訓が終わった後、S.O.N.G.のトレーニングルームにて翼は1人ギアペンダントを握っていた。

 

 

 

Imyuteus amenohabakiri tron(羽撃きは鋭く、風切る如く)

 

 

聖詠を口ずさみ天羽々斬のシンフォギアを身に纏う。

今までの天羽々斬の美しさとはかけ離れ、ギアの所狭しと並ぶ禍々しい目玉の数々。

マリアのアガートラームと同じく完全聖遺物『アルゴスの眼』の眷属となってしまった証拠でもある。

 

 

(やはり、ギアは変わったままか・・・しかし意識を乗っ取られるわけではない。ならばなぜマリアは・・・・?)

 

瞳を閉じれば、時翼に告げたマリアの『さようなら』という言葉を思い出す。

彼女の表情はどこか悲しみを秘めているようであった。

 

(マリア・・・・もしかしてお前は・・・・)

 

「・・・ん?」

突如翼は何者かの気配を感じた。

 

「フ、隠れてないで出てきたらどうだ立花?」

 

「えぇッ!?」

 

翼に当てられたのがよほどびっくりしたのか物陰から響が目をまん丸にして現れる。

 

「ご、ごめんなさい!でもなんでわかったんですか?」

 

「まぁ、何となくだ。それで何の用だ立花?」

 

「実を言うと翼さんが何か思いつめていたようでしたので、溜め込むのはいけないような気がして」

 

「すいません、わたしなんかがしゃしゃり出て・・・・」

 

自分を心配してくれた響に対し翼は、感謝の言葉を口にする。

 

「いや、ありがとう。それならこのギアの具合を確かめるのに付き合って欲しい」

 

「実はずっとそれが気になってて。マリアさんのギアと同じように見えるんですけど・・・・」

 

大方不気味だと思うのだろう。翼自身も響と全く同じ思いを口にする。

 

「い、いえ、そういうわけではッ!ちょっと眼がぎょろっとしてるなーっと思ってたくらいで」

 

「いや、わかってる。しかし今はこれが敵の手がかりだ。このギアのことを知ればマリアとのこれからの戦いに役立つかもしれない」

 

 

Balwisyall Nescell gungnir tron(喪失までのカウントダウン)

 

 

 

響もガングニールを身に纏い、身構える。

 

「準備、万端ですッ!」

 

「このギアの性能、確かめさせてもらうッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから翼と響の激しい攻防戦が繰り広げられた。響の鍛え上げられた拳を難なく避け、動きを見透かした立ち回りを魅せる。何度か全力をぶつけた所で二人は訓練を終えた。

 

「これが、このギアの力か」

 

「すごい戦いづらいです、まるで全部動きが読まれているみたいでした」

 

ギアの使い勝手が分かったところだが、翼にはもう一つ悩みがあった。

それは勿論マリアのことである

 

「友が道を外れるなら止めなければならないという想いがある。だが、一方で友を信じ抜きたいという想いもある」

 

自分が信じるべき想いがどちらなのか、それが翼を悩ませていた。

 

「そんな時立花ならどうする?」

 

「それは・・・・わたしにもわかりません」

 

「でも、わたしは信じて手を伸ばし続けますッ!」

 

「手を伸ばす?」

 

「伸ばした手が届かなかった時は何度かありました。了子さんにキャロルちゃん、それにマリアさんも」

 

「最初は敵同士でしたが、最終的には手を取り合うことが出来たと思っていますッ!」

 

誰かと繋がり続ける、それが立花響の生き方である。

 

響の言葉は翼に勇気を与えた。

 

「そうだな、それが立花だ」

 

「最初は私たちを敵だと言い襲って来たマリアさんですが、心の奥ではきっと助けを求めているのかもしれません」

 

 

「手を繋ぎたいと思っているかもしれませんッ!」

 

「わたしも・・・・手を伸ばすことが出来るだろうか?」

 

「はいッ!マリアさんを信じる気持ちは一緒ですからッ!」

 

「ああ、ならばわたしも手を伸ばし続けよう」

 

友の窮地を救って見せると翼は心に誓うのであった。

 

 

 

 

 

~sideマリア~

1人散策を続けるマリア。ヘルメスの剣の起動実験を明日に控えておりそれまでに行動を起こそうとしていたからだ。しかしアルゴスの眼による監視がマリアの行動を制限させている。どうしたいいのか、そう考えていると・・・

 

『きこ・・・・ま・・・』

 

「ッ!」

 

再びマリアの脳に響く途切れ途切れの声。

 

「わた・・・・声・・・」

 

(一体どこから・・・・)

 

「地下に・・・きて・・・」

今までとは違い今度ははっきりと聞こえた、『地下に来て』・・・と

そしてマリアは脳に伝わる少女の声に聞き覚えがあるのを思い出す。

 

(わたしは・・・この声を知っている・・・)

 

するとマリアにとある記憶がフラッシュバックを起こす。

幼いころのジャンヌの側に誰かいたことを・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『どうしたんだ?』

 

すると回復したジャンヌがやってくる

 

「いえ、何でもないわ。それで、大事な聖遺物はきちんと保管できたのかしら?」

 

『ああ、お前は決して近づくなよ』

 

そこでマリアはアルゴスの眼と、アナザーゼロワン、ヘルメスの剣を使い何を企んでいるのかジャンヌに問い詰める。

 

『私には救わなければならないものがある』

 

ジャンヌは打って変わって悲しげな表情をみせる。

 

(こんな表情もするのね。あの子が一緒の時はいつもーーー)

 

(あの子・・・・?そうだ!思い出したわッ!)

 

 

マリアが思い出したのはF.I.S時代いつもジャンヌと共にいた妹のメルについてである。

 

(でもなぜ、今彼女は1人でいるの?)

 

そこでマリアはメルについて尋ねた。

 

「ねぇ、妹のメルはどうしたの?」

 

『・・・・忘れていたのに今更思い出したのか?』

 

 

「それは・・・・悪かったわ。もしかして病気とかで・・・・」

 

マリアの心配をよそにジャンヌは淡々と告げる

 

『早合点されては困る、メルは今も生きているぞ』

 

『・・・・だが、死んだも同然だがな・・・』

 

「どういうことか聞かせてもらえるかしら?」

 

 

マリアの言葉に応じたのかジャンヌは自らが戦う理由を明かした。

 

 

~sideジャンヌ~

 

F.I.Sから私たちは軍用施設に移送された。表向きは研究者養成などを掲げているが、裏では人と聖遺物の融合実験をする違法研究施設だったんだ。F.I.Sの他にも各地から集めてきた孤児を実験体としていた。

 

 

待っていたのは無機質な待機室で実験体となるのを待つ日々だった。

年端のいかない子供たちは当然怯えた。メルも怯えわたしはそんなメルを励まし合い、助けが来ることを信じて待っていた。

 

私が唄うとメルはいつも微笑んでくれた。とても幸せだった。

 

いよいよ実験が始まろうとしたその時、助けは来てくれた。

 

ドアを打ち破って、私たちのマムが助けに来てくれた。

 

子供を使い捨てにするような奴らに比べ、助けに来てくれたマムは心から私たちを本当の子供のように愛してくれた。

 

でも・・・脱出しようとしたその時、施設を破壊する巨大な怪物が現れたんだ。

マムが怪物を食い止めている間、どさくさに紛れて研究者どもは私とメルだけにアルゴスの因子を打ち込んだのだ

 

結果わたしではなくメルがアルゴスの眼と融合してしまい、起動させた。

 

しかし、その力は到底メルが制御できるものではなかった。

 

暴走したエネルギーは瞬く間に上昇を続け、しまいには怪物を巻き込んで破壊してしまったんだ。

 

 

 

 

 

衝撃で気絶していた私が目を覚ますと、怪物の姿はなく、瓦礫と研究者たちの死体の山に瀕死の子供たち、そして血だらけになりながらもメルを抱きしめ、護るマムに苦しみ続けるメルの姿がそこにはあった。

 

 

その後メルは昏睡し、蝕まれる痛みに苛まれながら眠り続けることとなった。

 

~side end~

 

ジャンヌの話を聞いたマリアであったが、腑に落ちない箇所が幾つかあった。

 

「今の話だと現状に繋がらないわ。今あなたはアナザーゼロワンの力とともにアルゴスの眼を使っているじゃない」

 

『暴走するメルに呼応するかのようにあっさりと私に融合したアルゴスの眼も起動したのさ』

 

「施設を壊滅させるほどのエネルギーをどうやってッ!?」

 

するとジャンヌはアナザーゼロワンウォッチを見せつける。

 

『失意に駆られていた私の前に、1人の男が現れた。名をスウォルツと言う。彼は私の中に燃える復讐の炎に目を付け契約を迫ったのだ。』

 

『お前は世界に復讐する権利がある。どうだろうか?お前の家族を救う力が欲しくないか?』

 

望め、望むと良い、お前が望めば願いを叶えてやる。

 

 

『当然私は手を取った。マムを救うために、家族を蘇らせるために』

 

 

 

 

 

ゼロワンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『家族を救えなかった怒りを力に変え、わたしはアルゴスの眼もアナザーゼロワンも自身の力にしたんだ!』

 

 

 

『今も米国をはじめ似たような施設が幾つもある・・・・全て滅ぼし理想郷を作り上げるのが私の悲願だ』

 

けれど、それでも何故ヘルメスの剣を欲しいがるのか理由にはならない。

しかしジャンヌは歓喜し続けた。

 

『そしてようやく見つけることが出来た。アルゴスを滅ぼした神の聖遺物ならば必ずやメルを救えるかもしれない』

 

『だから、お前にはなんとしてでもヘルメスの剣を起動してもらうぞ・・・・どんな手を使ってもな』

 

不敵な笑みを浮かべるジャンヌ。しかし・・・・

 

『・・・・ッ!?』

 

つい先ほどまでの表情はどこへやら彼女は左眼を抑え、苦しみ始めたのだ。

 

『ぐああーーッ!』

 

突然苦しみ出したジャンヌにマリアは驚く。

 

「まさか、まだ完全にはアルゴスの眼の浸食がッ!?もしかして、まだ完全に制御しきれないんじゃあ・・・」

 

 

『うるさいッ!ま、だ、だい、じょうぶだ・・・・話はまた後だ・・・・部屋に戻って休ませてもらう・・・』

 

心配するマリアに対しジャンヌは足早にどこかへ去っていった。

 

(酷い苦しみ様・・・・大丈夫なのかしら?)

 

部屋から漏れ出す程の声で苦しむジャンヌ。僅かとはいえこれ程苦しむことなどなかった。

恐らくヘルメスの剣を強奪する際、多くのバトルマギアtypeAを送り出したことが理由なのかもしれない。

しかしマリアには彼女を心配する暇はない。この絶好のチャンスをどう生かすべきか、考える。

 

「だいじょ・・・・ぶ・・・・わた・・・が・・・」

 

すると再び少女の声がマリアの頭の中へ伝わる。

 

(また、この声!やっぱり・・・・地下から)

 

(こっちに・・・・きて・・・)

 

(誰の声だかはまだわからない・・・。でもいいわ乗りましょう!)

 

見知らぬ少女の声に導かれるまま、マリアは古城の地下へとやってきた。

 

「ここが、地下ね」

 

(だけど、本当に大丈夫・・・?もし、ジャンヌに見られでもしたら・・・)

 

「今な・・・・大丈夫・・・・早く・・・・」

さっきよりも謎の声ははっきり聞こえるようになっていた。

 

 

 

「・・・・ッ!」

 

地下を進んでいくと何体ものバトルマギアtypeAが徘徊しているのを目撃する。

恐らく警戒用に配備したのだろう。

 

 

 

「悪いけど急いでるの。すぐに終わらせてもらうわッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「消えなさいッ」

 

アガートラームを纏ったマリアは次々に警備用のバトルマギアを斬り捨てていく。

 

(くッ・・・・数が多い。よほどジャンヌは地下に近づけさせたくないようね)

 

しかしこんなところで時間を取られるわけにはいかない

 

すると地下にも関わらず風が吹き始める。

 

「風・・・・?」

 

すると風と共に赤い稲妻が駆け抜け、深藍色の戦士は瞬く間にバトルマギアたちを一掃した。

 

(あれって監視カメラに写っていた・・・!?)

 

驚きを露わにするマリアを余所に深藍色の戦士は変身を解除し、赤髪で白衣を纏った女性が現れる。

 

「初めまして、マリア・カデンツァヴナ・イヴ」

 

赤髪の女性は初めて会う筈なのに、マリアの名前を口にしたのだ。

 

「貴女は一体、何者なの・・・・?」

 

驚いている様子のマリアに対して、赤髪の女性は平然としている。

 

 

 

「約束を果たす為に6年間、私たち(‥‥)は貴方たちを待っていた・・・・」

 

 

 

 

 

6年という歳月を、惨劇を経て、仮面ライダー1型 ミーナ・スクルディアが希望を用意して現れた。




~時系列整理~

・本来の歴史
アルゴスの眼の起動実験によって、ジャンヌ、メル以外死亡。
復讐と救済のためスウォルツと契約しアナザーゼロワンとなる。

・介入した歴史
ミーナと出会ったことで、ゼロワンのシステムがより進歩し、子供たちを助け出す。
スウォルツ、遼太から平成ライダーの力を奪い、アナザー1号へと変貌する。
ミーナ、雅人たち帰還後アナザー1号を足止めするもメルの暴走で施設が崩壊し、子供たちを庇い瀕死の重体となる。
家族を救い、メルのアルゴスを除去するためスウォルツと契約、アナザーゼロワンとなりアルゴスの眼を完全に制御した。







今更ながら、仮面ライダーセイバー、面白くなりそうですね。
日曜には子連れライダーも登場、ますます期待が高まります。



次回予告
ミーナと出会ったマリア。彼女たちと協力しジャンヌの計画を阻止すべく動き出す。
一方でジャンヌの古城へと不時着した遼太、雅人、並行クリスは古城を探索する。

次回
『ゼロから1へ』
姿形が変わろうとも、心だけは変わらない。

本小説版LOST-SONG編、読んでみたい?*XV編後

  • 勿論ッ!
  • う~ん・・・
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