雄英高校の実技試験。
4種の仮想ヴィランロボを個性で行動不能にすることで、それぞれに応じたポイントを集めるというもの。
4種はそれぞれ0P、1P、2P、3Pと割り振られている。
妨害行為は禁止。
なんだぁ? 余裕じゃねぇか。
それが三崎亮の感想だった。まるでヴィランの様な笑みを浮かべる。一時は、自身の個性にコンプレックスを持っていたが、今となっては自身の個性を最強の力であると信じていた。
試験会場に向かい、大量の人混みの中、神経を集中させる。有象無象は、気にかけずただ目的のために。
「じゃ、スタート」
唐突に告げられた開始の合図に亮はすぐに反応した。他の受験生を置き去りにし、早々に個性を発動させる。
腕は鋭い爪をもった腕に、足は槍の様な細い足に。色は黒くどことなく機械のような、人形のような雰囲気であった。しかも、僅かだが宙に浮いていた。走るでもなくスライドするように移動する。明らかに普通に人が走るより速い速度である。
「ずあっ!!」
仮想ヴィランロボに向けて腕を振り下ろす。仮想ヴィランは真っ二つに割かれて壊れる。
「よし、次ぃ!」
亮の動きは止まることなく、仮想ヴィランを破壊し続けた。一人の少女を見かけるまでは。
「っ、志乃!?」
すれ違ったうちの一人が志乃によく似ていた。だが、違う。よくよく見れば自分と似たような個性を使っていた。
亮の視線に気づいたのか少女も足を止めた。
「あの……何か?」
「なんでもねぇ……」
亮はすぐにその場を去った。
「ちっ」
亮は舌打ちをする。思考が乱れ、仮想ヴィランを撃破することに集中できなくなっていた。不意に受験生の姿が目に入る。と、同時に瓦礫が受験生に落ちようとしていた。
「! らぁあ!!」
瓦礫ごと傍にいた仮想ヴィランをぶった斬る。
「てめえら雑魚は隅に縮こまってろ!!」
受験生にそう罵倒を言い残しその場を去った。
くそっ、くそっ、くそっ、くそっ!
志乃との思い出、約束がフラッシュバックする。
『私たちはヒーローを目指すんだから人助けをしないと』
『大丈夫? 亮』
『亮?』
不意に暗くなり空を見上げる。ギミックである、0ポイントの仮想ヴィラン。超巨大なそのロボットが前に立っていた。他の受験生たちが逃げ出す中、亮は立ち尽くす。
「俺は、ぜってぇに逃げねぇ」
仮想ヴィランに対する姿と自身の追い求めるヴィランの想像の姿を重ねる。
「てめぇは絶対に俺がぶっ殺す!」
亮は個性により浮きあがり、0ポイント仮想ヴィランの腹の高さで止まる。
腕を突き出し、0ポイントヴィランに突進する。腹の部分にぶち当たりそのまま突き抜ける。
「
ノってきたら多分文字数が増える。
もう片方書いてるのがそろそろ終わりそうですので、並行して進めようかと。
三崎(ハセヲ)とくっつくヒロイン誰がいいですか?(なお下の選択肢ほどエタる確率が上がる。そして、アンケート通りにするとは言ってない)
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日下千草(アトリ)
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倉本智香(揺光)
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久保萌(タビー)
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芦戸三奈
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拳藤一佳