ハイスクールD×D 運命を背負いし王(お試し)   作:銃剣

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友人に2週間って言ったんですが、やっぱ時間無くて無理でした
本当にすいません


進む行く末・クイーン・アンノウン

遥か遠くまで続く闇

果たして場所と言えるかどうかの道

その道に響く靴の音とそれを混じるかのように響かせる鎖の音。それが次第に大きくなり闇から一つの人影が見えてくる

 

しかし周りが暗く、顔までは見えない

さらに反対側から一人の人影が見えてくる

二つの人影がある程度近づくと立ち止まる

 

 

「どうだ。そっちは」

 

 

「問題はない。残るは禁手の神器、それと時と場所。そちらはどうだマンティス」

 

 

「あぁ、数々の同族の魂を見つけるのも手間が掛かった」

 

 

マンティスと呼ばれる者は鎖で巻かれた棺桶を引き摺り開ける

そこには『ダークネクロ』の魂がいくつも入っていた

 

 

「帝王(エンペラー)復活には十分過ぎるが、衰弱した状態で居られることもある」

 

 

「我々の魂は生命と魔力の塊。復活と同時にこれを放てば」

 

 

「我等の帝王(エンペラー)は目覚める」

 

 

それだけを言うと二つの影は横を通り過ぎ歩き出す

 

 

「そう言えば、クイーンの様子は?」

 

 

「心配ない。もう表に出れる程に回復した」

 

 

そう言って二つの影は闇に溶け込んだ

 

 

 

 

 

 

※

 

 

 

 

 

「うーん、ここが頂上?」

 

 

俺は休憩している皆に断りを入れてから階段を勢い良く駆け上がり頂上らしき場所に出た

そこには古ぼけたお社。辺りは木々に囲まれ、うっそうとしていて、まだ日が出ているのに薄暗い

風で木々がざわめき、人気も無い。お礼外誰も居ないや

 

俺はお社でパンパンと手を合わせた

 

 

『おっぱいをたくさん見て触れますように!彼女が出来ますように!部長や朱乃さんとエッチ出来ますように!』

 

 

と、卑猥で正直な願いを念じて、その場を後にしようと―――。

 

 

「ねぇ」

 

 

ッ!?突然の声に反応し、俺は周囲に気を配らせる

少し身構えると俺の元に現れたのは―――この場では似つかないフード付きの黒いゴスロリを着た女の人

黒と茶色の長髪に、蒼の瞳。大人ではあるがどこか幼さもある

俺はしばらく見惚れていると

 

 

「感じるわ。貴方から強い力を」

 

 

するといつの間にか女の人は俺の間近まで近づき、左手を触っていた

い、いつのまに!?

 

 

「あの人が放った―――倍増の力」

 

 

な、なんで赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の事を!?

女の人が俺の神器の事に気づいていた

それにこの人からは人間の気配がしない

 

 

『離れろ相棒!!』

 

 

「ッ!?」

 

 

急にドライグの呼び声と共に赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)が出る

俺はそれに反応し、距離を置く

 

 

「どうしたんだよドライグ。急に大声出して」

 

 

『奴は人間でも悪魔でもない。それにこの禍々しい魔力……あの女は危険だ』

 

 

「危険だなんて。酷い言い草ね」

 

 

ソォ……

 

 

「…えぇっ!?」

 

 

再び触られる感覚

それは後ろからだった。今まで前に居た女の人は居らず

急に後ろから現れる

 

 

「また会いましょ。赤い龍さん」

 

 

そう言って俺から離れる

それと同時に振り返ると

 

 

「……居ない?」

 

 

いつの間にか居なくなっていた

 

 

 

 

 

 

※

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

さっきの社から離れている森林

そこには先ほど一誠と接触していたユイが歩いていた

 

 

「…京の者ではないな?」

 

 

ユイは、ある程度まで歩くと立ち止まる

そしてユイの目の前に現れたのは巫女装束を着た頭にキツネ耳を生やした金髪と金色の目の少女

その目は激しく睨む

 

 

「余所者め、よくも……ッ!かかれっ!」

 

 

少女は吐き捨てるように叫ぶと林から山伏の黒い翼を生やした頭部が鳥の天狗達と、神主の格好をして狐の面を被った者達が大量に出現した

 

 

「私に何か用かしら?」

 

 

「惚けるな!母上を返してもらうぞ!」

 

 

天狗と狐神主が同時に襲い掛かる

その光景を見てもユイは動じなかった

 

 

「強引なのは嫌いじゃないけど……ゴメンなさい」

 

 

天狗の錫杖が一斉に降りかかり、ユイに当たる―――

 

 

『がはっ!?』

 

 

「貴方達では無理」

 

 

事はなかった

ユイに降りかかった錫杖は全て天狗達(・・・)に当たる

この光景に驚く妖怪達

 

 

「今日はもう帰らなきゃ。さようなら」

 

 

ユイは左手を前に翳すと手の平から帝王(エンペラー)と似た龍の紋章が浮き出る

周りから魔力が放たれると木々が倒れ、突風が吹く。妖怪達が怯む瞬間、ユイは魔法陣を使って転移する

 

 

 

 

 

 

 

※

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…くそ」

 

 

誰もいない無人の部屋で狼牙は一人髪を掻きながら唸っていた

机には古びた本が積み重なっており、書類も散乱している

 

 

「分からん。神器なんか集めて、何をしようとしてんだ」

 

 

狼牙は『ダークネクロ』について調べていた

しかし、目ぼしい情報が見つからない。彼は『ダークネクロ』との因縁、仲間達の敵を討つ事を考えていた

 

 

「原作開始から数ヶ月、奴らは姿一つ見せなかった。聖剣事件、三勢力の会合、禍の団の襲撃、邪神ロキ…これまでの原作には関わらなかった。何故だ」

 

 

狼牙は、これまでの原作には介入していた

長年鍛錬した力で、敵を全て倒してきた。原作崩壊もあったが、それでも狼牙は原作キャラと共に戦ってきた

 

 

「肝心の『ダークネクロ』についての書籍も曖昧な奴ばかりだ。だが気になるのが」

 

 

狼牙は一冊の本を手に取り開く

 

 

「『ダークネクロ』の王・帝王(エンペラー)。奴が戦場に立つ時、龍の鎧を纏い全てを滅する……恐らく神器の類だな。それに龍となると一誠やヴァーリの神滅具と同じ、龍の魂が宿った神器か」

 

 

しかし、狼牙はある事が引っかかっていた

 

 

「(だが奴が宿る龍となると二天龍や五大龍王、そして邪龍のように伝説となっていても可笑しくない。もしも少数の奴しか知られていなければ、名が残らないのも分かる。しかし、二天龍と五大龍王、それに邪龍がまだ誕生していない遥か前に存在する龍ならば、後世に残る筈だ)」

 

 

狼牙は『ダークネクロ』の事と同時に龍についても調べていた

しかし、出てくるのは自分が良く知っている龍の名ばかりである

 

 

「(ここまで調べても埒が明かん)……あの爺さんに聞いてみるか」

 

 

狼牙は部屋を出る

しばらくしてから本棚から、ある本が落ちる

落ちた衝撃で本が開き、あるページが開かれた

その内容は

 

 

 

 

 

 

 

 

《神々の中では、世界の始まりの時から存在する神も居る。しかし、その神は突然と姿を消した。一部の者達は死んだと言い伝えられている。その神は全ての時間、時代をも誕生させ、どんな者でも圧倒するであろう。その存在に讃える信者達が各地に出現し、今では世界を創造した神とまで言われるようになった。その神の名はズルワーン。時間を意味する創造神である》

 

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