刀使ノ巫女RTA 綾小路武芸学舎フリーエディットAny%   作:滑落車博士

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まだアニメ本編一話途中なので初投稿です。



第三回

 新幹線に乗って東に向かうRPG始っじまーるよー。

 

 さておき、京都から東へ新幹線で向うことになりますので、鈴本さんと仲良くおててつないで一緒に京都駅に向かいます。若干ゃ倍速でお送りしておりますが、スタッフの中に鉄っちゃんな方がいるのか駅舎のモデリングや新幹線の内装、駅弁に至るまで妙に細かく作り込まれてるのが印象的です。初プレイ時には本当の旅行のごとくドキをムネムネさせて新幹線に乗り込んだものです。

 

 鎌倉に向かう際の新幹線乗車時には駅弁を購入することが可能で、これは特に意味のないフレーバーな要素なのですが…。各学園によって乗車駅が異なるのを反映して、購入可能な弁当の種類が細かく変わるという謎の拘りを見ることができます。何が製作スタッフを駆り立てたのか…(困惑) 此花寿々花さんの『コンビニでレンチンした格安弁当の熱々漬物が好き』という設定といい、妙な場所でニッチな作り込みがあるんですよねぇ…。謎だ…。

 

 見所さんもないので加速です。

 

 車窓から流れる風景を楽しみつつ、葉菜ちゃんとキャッキャウフフして過ごします。ちなみに駅弁はチキンライス弁当を選びました。美味しいよねチキンライス弁当(唐突な主張)

 

 余談ではありますが、この新幹線移動シーンで各校の代表二人組には互いの好感度アップが発生します。可奈美ちゃんと舞衣さん、益子さんと古波蔵さん、あと判りにくいですが姫和さんと岩倉さんの関係性が深まるのは、このシーンを挟むのも一因らしいですね。鎌府の沙耶香ちゃんは学校が地元で移動シーンを挟まないからか、このタイミングで好感度イベントを発生させられないという差別化がされています。

 

 

 (鎌倉駅に)着きました。

 

 ぬわああああん疲れたもおおおおん(長旅の疲れ)

 

 鎌倉駅から小町通りを抜けつつ、本日宿泊することになる折神家の屋敷までトコトコ歩いていきます。可愛い制服の学生がたくさんいますが、それは無視だ無視! なんだそのミニスカートはけしからん! 実際、ここでの会話イベントは特に何の好感度上昇もフラグも立たないのでさっさと進みます。

 

 折神家に到着すると、すぐにお風呂シーンに突入します。旅の疲れを風呂で癒やしなさいという折神家の粋な計らいです。これにはノンケも大満足。

 残念ながら全年齢仕様とはいえ、女子中学生の入浴シーンをしっかり入れてくるサービス精神ッ。ぼくは敬意を表するッ! 当然のようにバスタオル着用ですが、各キャラクターの3Dモデルの素晴らしさを噛み締めましょう。体のラインの造形美は……なんという見事な肉体!わしを捧げても良い! うほおお!(突如興奮する患者)

 

 ……なお、このお風呂シーンは強制でスキップ不可なので、RTA的にはイライラタイムです。葉菜ちゃんと一緒に温まりながらぼーっとします。…葉菜ちゃんも中々のナイスなボディなんですよね…恋煩いしちゃうよぉ…。

 

 風呂を出たら浴衣に着替えて夕食を食べます。これも折神家の粋な計らいです。なんだ、折神紫って良い奴じゃん!(手のひらクルー)

 

 

 入浴と夕食を済ませると、あとは就寝まで自由時間…もとい、交流タァイムとなります。可奈美さんルートや姫和さんルートを邁進する場合、このタイミングで交流を持っておくと後々のフラグになります。

 

 ですが、今回は運命に翻弄される女の子たちとの淡い想いを育むルートではなく、あくまで速度が優先です。葉菜ちゃんと軽くお話して、早めに就寝するとしましょう! ここで夜更かししても会話埋め程度の価値しかなく、あまりに睡眠時間が足りないと翌日のステータスに下方修正が入ってしまいます。何時だと思ってんださっさと寝ろ!(21時)

 

 就寝時の夢は、『特殊な出生』フラグが立っていない限り見ないので、早めの睡眠からの即起床でタイム短縮になります。……可奈美ちゃんを操作キャラにした場合、全自動斬月ママおねえさんこと藤原美奈都さんとのイベントがちょくちょく挟まるせいで、場合によっては鎖要素になるんですよねぇ…。強化イベも兼ねているので、回数によっては最終的な収支でプラス要素になるんですが…。

 

 

 

 おはようございまーーーーす!

 

 布団を飛び出したホモちゃんは廊下に飛び出して手当たり次第に挨拶していきます。このタイミングでの会話は若干の好感度上昇効果があり、さらに余計なフラグを立てないことが確認されています。ガンガン話しかけて友好の輪を広げておきましょう。

 特に大事なのは岩倉早苗さんへの接触、次点で長船の二人組への接触です。試合前に馴れ馴れしいヤツだな、と思われている可能性もありますが、臆することなく話しかけましょう。ここで顔を覚えてもらうと、後々の展開がスムーズになります。へい嬢ちゃん!今日のパンツは何色だい?

 

 

 朝ごはんを食べ、再び舞台は移動して折紙家の武道場です。

 ここから、いよいよ御前試合がスタートです。

 

 各試合前にセーブポイントおよびステータスの強化確認を挟みますが、ここは最初に一度だけセーブをして、ステータスは確認しません!成長も必要無しです! なぜならば折神家御前試合は基本的に負けイベントであり、よほどの無理をしない限りは二回戦以上に勝ち進むのは不可能だからです。

 

 これは、可奈美ちゃんに勝利することがこの時点のレベルとステータスでは逆立ちしても不可能なこと。また無理をして可奈美ちゃん又は姫和ちゃんに勝利してしまった場合、その後のチャートが大規模崩壊することに起因します。メリットも少ないので、プレイヤーが御前試合を勝ち進んで折神紫暗殺ルートを狙わない限りは無駄でしかありません。

 

 対戦相手がランダム選出なので祈るしかありませんが、最善なパターンは初戦で鎌府代表(モブ)を瞬殺し、二回戦で可奈美ちゃんと試合して敗退する展開です。ここでの戦績が沙耶香ちゃんと舞衣ちゃんの成長フラグにもつながるため、ここの対戦相手は重要です。

 

 ………と、初戦の相手は岩倉さんですか。…まずまずの良運といえるでしょう。さくっと鬼神大王の錆になってもらいましょうかね〜。経験値おいてけ! なあ、対戦相手だ! 対戦相手だろう!?

 

 岩倉さんは念流の遣い手で、平城学館の代表として恥ずかしくない強さを持っていますが……まだゲーム序盤という事もあり、固有スキルの『続飯付』や『切り割り』も使用率が低く、速攻を意識すれば安定します。

 ただ、岩倉さんは地味にガード値が全キャラクター中でも屈指なので、連撃でも削り切れずに反撃を食う可能性があります。十分に注意しましょう。(8敗)

 

 1試合目が終わったらリザルトとセーブ画面を挟みますが、ここはセーブせずに進みます。

 葉菜ちゃんは…ダメだったみたいですね。ヒヨヨン・ザ・ナイペッタンこと姫和ちゃんに敗れてしまったようです。優しく慰めてあげましょう。大丈夫だって安心しろよ~。ヘーキヘーキ、ヘーキだから!

 

 …さて、第二試合では可奈美ちゃんとホモちゃんの試合になるようです。ああ、これは負けイベントですね…(確信)

 

 ここでホモちゃんが負けるのは確定なのですが…。少し面倒なことに、可奈美ちゃんは極まった剣術バカなので試合で手を抜くのを許してくれません。

 具体的には、あまりに杜撰なプレイングでわざと負けると、シナリオ後半まで内心引きずって「なんであの時、本気で戦ってくれなかったの?」とハイライトの消えた目で詰問されます。可奈美ちゃんヤンデレルートはガチのホラーなので回避しましょう。ホモちゃんとの約束です(4敗)

 

 なーのーでー、可奈美ちゃんに許してもらえるギリギリのラインまで善戦し、最終的にイイカンジに斬られて敗退します。ここが序盤最大のリセポイントといっても過言ではないでしょう。シビアな調整が求められます。(53敗) 相手を満足させつつ接待プレイであることを気づかせない、これが お・も・て・な・し というヤツです。

 

 可奈美ちゃんに斬られ、ホモちゃんの写シが解除されたのを確認して試合終了。敗北リザルトを確認して今回は終わりになります。

 

 ご視聴ありがとうございました。

 

 

ーーーーーーー

 

 

(ーーーすごい、すごいすごい!)

 

 やっぱり、御前試合に出られて良かった!

 

 さっきの一刀流の子の隠剣もだけど、やっぱりいろんな流派の子がいるから見ててすごい楽しい!

 今の試合の子、念流…だよね? あの特徴的な上段の構えと撞木足! 鍔迫り合いに持ち込まれたら厳しいんだろうなぁ…! 対戦してた背の高い子も、古流だと思うけど…中条流の系統かな? にしては御刀が長い気がしたけど…。

 

「楽しそうだね、可奈美ちゃん」

「うんっ!」

 

 決勝戦まで数試合しかないのが信じられない。もっともっとたくさん戦って、色々な流派の技を見てみたいのに!

 新当流、一刀流、薬丸自顕流にタイ捨流! ちょっと判別のつかない子もいたけど、ああ、あと何試合か見させてもらえればきっと判ったと思うのに! たぶん、構えたときの重心が高めで青眼の切っ先の高さがああだから…。

 

『第六試合 綾小路武芸学舎・本多紅葉。美濃関学院・衛藤可奈美。前へ!』

 

「呼ばれたよ可奈美ちゃんっ!」

「はいっ!」

 

 行ってくるね!って舞衣ちゃんに言って、会場の中央に向かう。

 

 

 相手は、さっきの試合で見た、背の高いお姉さんって感じの子だ。先輩なのかもしれない。名前は本多紅葉さん。朝食のときも、試合前にも、色んな人に声をかけてて、なんだかすっごく社交的な人な気がした。でも、こうして向き合ってると何だか空気が違う気がする。わからないけど。

 

『これより第六回戦を始めます。礼ッ!』

 

 お互いに向かい合って、礼をする。

 ーーーそれは、このあとに御刀を交えれば、もっと理解(わか)る。だから、私はそれが楽しくて、ドキドキして仕方がない。

 

 鞘から御刀を抜いて構える。

 

 まずは良く見ること。御刀の長さは三尺と少し。対して私の千鳥は二尺もないから、それだけで間合いが違ってくる。手足の長さも違うし…本当にすらっとしてるんだなぁ。まるでモデルさんみたい。

 

『写シ。ーーー始めッ!!!』

 

 号令がかかると、動いたのはお姉さんだった。

 

 正面から迅移で飛び込んできて、八双から袈裟に振り下ろしてくる。受け流してみて、見た目の速さよりも太刀筋が鋭いことにびっくりする。ああ、やっぱり。なんとなく小太刀みたいな遣いをすると思った。定寸より長い御刀なのに、くるくると手の内で器用に回すのは流派の特徴なのかな。

 

(一つ、二つ! 三つッ!)

 

 剣戟に耳を澄ます。打ち鳴らされる音にはリズムがある。

 

 顎先、側頭部、脳天。飛んでくる三つを防いで、次は……下っ! 胸元を狙って鋭く突いてきたのを鎬で逸らす。

 ……うん、わかってきた! お姉さんが引いた刀が、今度は脛斬りを狙ってくる前に、迅移で後ろに下がる。

 

 

 やっぱり面白い。

 

 御刀を通じて、打ち込まれるごとに伝わってくる。

 

 これは流派の特徴…じゃあないのかな。お姉さんは、剣を振る速さの割には迅移が得意じゃないみたい? 斬りかかるのはすっごく速いのに、前に後ろに進むときに少しズレてる。剣を振る速さで、中々そうは見えないけど…。…あと、じっくりと手を読み合うのは苦手なのかな…止まらずに、攻めて寄せようとするんだね。焦ってないのにヘンに急ごうとしてるから、なんだろ、不思議なカンジ。

 

 でも。ああ、やっぱり。私は剣術が好きだ。

 

 勘違いかもしれないのに。見当外れかもしれないのに。

 初めて出会ったお姉さんが、こんなにも近く感じられる。

 それが楽しくて、嬉しい。

 

「……っ!?」

 

 お姉さんの動きが一瞬鈍った。うん、足が追いついてないのに攻め続けて、下段から上段に振り上げるのが少し遅れるんだよね。呼吸が乱れてたから。

 千鳥で、それを撥ね除ける。お姉さんの上半身が完全に流れて、完全に死に体となる。あとは、このまま小手を……。

 

 

 

「ーーーそれまで!」

 

 一瞬だった。

 小手を切り裂かれ、そのまま蹲るお姉さん。写シが剥がれ、御刀を取り落としたのを見て、審判が声を上げる。

 

 私の勝ちだ。

 

 残心を取ったまま、やがて立ち上がったお姉さんの表情を見る。さっきまですごく真剣な表情をしていたけれど、試合が終わってみれば清々しいような、なんだか大仕事を終えたような顔になっていた。

 私が刀を下ろすと、ニコリと笑ってくれた。

 

『双方、礼!』

 

「「ありがとうございました」」

 

 会場のざわめきが耳に戻ってくる。

 すごく集中して、それから世界が戻ってくるような感覚が私は好きだ。試合が終わって、舞衣ちゃんのとこに戻る。

 

 

(でも、さっきの一瞬…)

 

 振り返る。

 

 お姉さんが、最後の一瞬に見せた、腕の動き。

 痙攣にも似た、わずかな震え。

 

(たぶん、まだ最後に一太刀…出せたんだよね。きっと)

 

 でもそれは、お姉さんにもどうしようもなかったのかも。

 だって、これはあくまで試合で、荒魂との戦いでも本当の斬り合いでも無いから。

 

 真剣であっても、真面目に取り組んでも。

 本当の意味で必死になることはできないから。

 写シがあるから、斬られても怪我をしないから。

 

 相討ち覚悟で、本当にギリギリの死線で繰り出すような決死の一撃を、こういう試合で見たいなんて、そんな贅沢なことは言えないもんね。

 ーーーだから、これは仕方無いんだ。

 

 ひょっとしたら、危なかったかもしれない、なんて。

 お姉さんの『本当の全身全霊』なら負けてたかも、なんて。

 そんなのは、確かめようにない「もしも(if)」の話なんだから。

 

 

 

 

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