(うぅ……今日はもう限界です……まだお昼も回って無いと言うのに)
(フェムト、お疲れ様)
戦いと言う名の蹂躙から何とか命からがら耐えきる事に成功し、結果として新たな出会いを果たす事に成功した私達であったが、その代償は高くついた。
その為話し合いやミッションの報告等は後日に後回しにされる事となり、今日は先の戦いの疲れを癒す事に専念し、後日改めてと言った感じになった。
一応リトルマンティスの電源からEPを拝借してキュアーヴォルトをする、なんて事も出来るし既にやっているのだが、今回の戦いは肉体的な物よりも精神的な疲れが激しい事もあり身体だけは元気、みたいな状態となっている。
ここまできつかったのは頭領さんの所で初めて訓練をした時以来であり、その時は頭領さんにおんぶをして貰ってベッドまで運んでもらっていた。
その時に比べれば今の私はかなり心身ともに鍛えられていると思ってはいたのですが、その自信は今日粉々に粉砕されてしまった。
とまあそれは置いといて、今私はリトルマンティスを返却しそのまま我が家へ帰る道中に差し掛かっている。
精神的な疲れが元気な筈の身体の方にも表に現れているせいか、足取りが重く感じる。
この辺りまで来れば玄関までもう少し……と言う所で頭の中から私を応援する優しい声が響く。
(フェムト、もう少しだから頑張って)
それは何て事は無い、いつものリトルの声。
だけど疲れが溜まってしまっているせいか、そんなリトルの声にゾクゾクとした心地よさを感じてしまう。
(ほらフェムト、がんばれ。がんばれ。もう少しでエリーゼにいっぱい
(……リトル、どうして頭の中に響かせる声を小さくしてるんですか?)
(こうするととっても気持ちよくなれるからだよ。……私ね、コレを最初にフェムトにして貰った時、とっても心地よかった。凄く
……リトルは今意図的に小さな声を頭に響かせて【ASMR】を私に施している事が判明した。
ASMR、正式名称【
このASMRとは今から大分昔の超大型の動画投稿サイトで流行り出した物で、例えば雨粒が傘に当たる音であるとか、焚火をした時の音であるとか、出来立ての揚げ物を食べた時の音のような、所謂マニアックな音を聞く事で脳をじんわりと浸透、刺激する事でとろけるような快感を頭に優しく注ぎ、ストレスを癒すと言った物だ。
確かに今のリトルの声は聴いていてとても心地よい物ではあるのだが、今それに委ねてしまうと既に見えている玄関前で眠ってしまう。
(リトル、このままでは私は寝落ちしてしまいます……)
(いいよフェムト。後は私にまかせて)
(リトル……?)
(私がフェムトの事、運んであげる。フェムトは今日いっぱいがんばったんだから、休んだってバチは当たらないよ? 眠ってる間は、全部私に任せて。身を委ねて、楽になろう?)
玄関前までたどり着き、リトルの方から
だけど、そんな私を
「フェムト、私、役に立ってるよね? フェムトの力になれてるよね? いらないって思ってないよね?」
そんな事、私が、思う訳、無い。
むしろ、
「私に何でもしていいよ? 私に何でも頼っていいよ?
……リトルの様子が、おかしい。
なのに、もう、意識が……
私がこの時最後に見たのは、玄関の開いたドアの先に居る慌てた様子のエリーゼの姿だった。
サイドストーリー |
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洗濯物を干す為に玄関のドアを開けたらリトルちゃんとフェムトくんの姿がありました。
フェムトくんはリトルちゃんに抱きかかえる形で意識を失ってしまっており、リトルちゃんは今にも涙が零れ落ちそうな程顔を歪ませてフェムトくんにか細い声で呼びかけている。
その声の内容は要約すれば「一緒に居て欲しい」と言った物で、この時のリトルちゃんの瞳からは光沢が消え、何処か遠くを見ている虚ろな目をしており、正気を失っている状態と言っても良い有様でした。
「……ぁ。 エリーゼ、見ちゃダメ!!」
「……リトルちゃん?」
「やだ……やだやだ! 捨てちゃやだ! 離れちゃやだ! 一緒に居て! ずっと一緒に居て!」
気を失っているフェムトくんを抱きしめながら、わたしに対して倒錯したかのように八つ裂きに声を荒らげるリトルちゃん。
……リトルちゃんは、時々こんな風にフェムトくんやわたしに発作を起こした時みたいに縋りつきながら一緒に居て欲しいと言ってくる事があります。
こうなってしまった切欠はフェムトくんが皇神グループに入社する前、まだ施設に居た頃のお話まで遡ります。
この施設においてフェムトくんの事を研究していたニコラさんと呼ばれる研究者さんがいました。
その人がある日の出来事を切欠に疎遠になってしまった事があったのですが、これはフェムトくんを皇神グループに入社させる為にあれこれと手を回していた結果そうなってしまっただけでした。
ですが、
この疎遠になっている間、フェムトくんは潜在的にニコラさんに【捨てられた】と思っていたとわたしに当時の事を話していました。
そして、このフェムトくんの想いは当然その一部であるリトルちゃんも抱いている想いです。
なので、主にわたしやフェムトくんの前で何か失敗をする事が
なので、私はいつもこうしています。
「ふぁ……フワフワだぁ……」
「大丈夫。わたしはリトルちゃんを……フェムトくんを捨てたりしないですから」
リトルちゃんの腕の中に居るフェムトくんも含めて一緒に二人を抱きしめる。
離さない事を誓うかのように、強く、力いっぱい。
こうやって力いっぱい抱きしめる事でリトルちゃんに絶対に離さない事を行動で伝える事で、いつもリトルちゃんは落ち着きを取り戻してくれます。
「……ごめんねエリーゼ。またやっちゃった」
「ううん。リトルちゃんがそうなっちゃうのは
「……ん」
リトルちゃんはフェムトくんの一部。
つまり、
リトルちゃんは、言わばフェムトくんの潜在的な代弁者と言っても良いのです。
リトルちゃんのワガママは大体フェムトくんが本当にしたい事だったりしますので、気持ちが筒抜けであるとフェムトくんは恥ずかしそうに不満を漏らす事がありますが、わたしはそんな風に思っていません。
なぜならば、その筒抜けになった想いはわたしに対して向けられた物がとても多いからです。
それも、わたしの事を大切にしていると言う想いが。
だからリトルちゃんの事も普通に受け入れることが出来るんです。
「よしよし……」
「んぅ……もっと撫でて……」
「ふふ、うりうり♪」
「あぅ、えへへ♪ ……エリーゼ、一緒にお風呂入りたいな」
「いいよ。お風呂はもう何時でも入れるようになってるからね」
「やったぁ♪ お風呂♪ お風呂♪」
「眠ってるフェムトくんも、一緒に入れちゃいましょう」
「うん! ……あのねエリーゼ、お願いがあるの」
「? なあにリトルちゃん?」
「私とフェムト、今日はいっぱい頑張ったの。だから……」
「だから?」
「エリーゼの
リトルちゃんの目が艶やかに、妖しく輝く。
先ほど元気を取り戻した時の様な明るく活発でくりくりとした瞳では無く、明確に
フェムトくんと同じような背丈で、幼さを前面に出したその姿とのギャップは余りにも激しく、わたしから見ても今のリトルちゃんの姿は酷く倒錯した淫らな物でした。
こんな風にリトルちゃんがわたしの事を見ているという事は当然、フェムトくんもわたしの事をこんな風に見てくれているという事です。
そう、
フェムトくんとリトルちゃんはわたしの
わたしの髪の先から足のつま先まで、その全部を。
その事が、リトルちゃんを通じて真っ直ぐ伝わってきます。
なので髪を撫でていた手を耳へと移し、焦らすように優しく優しくなでなでします。
「んぅ……」
「どうしようかなぁ……♪」
「やぁ……エリーゼ、意地悪しちゃやだぁ……んむ」
わたしの空いた手の人指し指をリトルちゃんの口の中へと優しく挿入し、舌を優しくぐりぐりします。
そのぐりぐりに合わせてリトルちゃんは身体を痙攣させ、心地よさそうにしている反面何処か物足りなさそうな切ない表情を今の私に向けています。
……今のリトルちゃんはフェムトくんを抱えている状態。
なので今のわたしは色々な意味でやりたい放題です。
「ぷぁ……エリーゼ、焦らしちゃヤダぁ……もっと強いの。もっと強いのがいいよぉ」
「リトルちゃん。わたしの事、そんなに欲しいの?」
「欲しいよ。エリーゼがいっぱい欲しいよぉ……」
フェムトくんと出合う前、わたしはわたし自身を求められる事はありませんでした。
親からは諦められ、通っていた女子高の同級生からはキモいと突き離され、挙句ゲーム内でも不要と切り捨てられる始末でした。
そして心無い研究者達からもわたしは求められず、
……だからこそ、わたしをそう言った切り捨てから守ってくれたフェムトくんの事が好きになりました。
当時はあまり好きじゃ無かった能力を操る訓練にも積極的につきあってくれて、私自身も嫌っていた
わたしを否定せず、その上で能力も受け入れてくれたフェムトくんのお陰で私自身、生命輪廻を受け入れる覚悟を持つ事が出来ました。
そして……フェムトくんと結婚を前提とした付き合いをするようになりました。
「エリーゼ、お願い。もっと強いの、して。もっと、
リトルちゃんは涙の溜まった淫猥な瞳を蕩けさせ、顔を赤くしてだらしなく開いた口から透明な粘液が垂れ、まさに夢心地といった感じになっています。
……あぁ、キモチイイ。
求められるのが、キモチイイ。
もっとわたしを求めて。
もっとわたしを好きになって。
わたしが居なくなったら寂しくて死んじゃうくらい好きになって。
「今はダメ」
「ぇ……」
涙目でショックを受けてるリトルちゃん、カワイイ……♪
そんなにわたしが欲しかったんだ……
欲しくて欲しくて、たまらなかったんだね♪
あぁでも、これ以上はリトルちゃんが可哀そう。
だから……
「ここは玄関だよリトルちゃん。……続きはお風呂で、ね?」
エリーゼと訓練 |
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気が付いたら私はお風呂の中で二人と一緒に
それもあって精神的な疲れも癒され、また元気を取り戻す事が出来ました。
……あの後疲れを始めとした色々な要因があったとは言え意識を失ってしまったのは不覚でした。
まあ過ぎた事を悔やんでも仕方がありませんので、今日の余った時間はエリーゼの訓練に付き合う事にしました。
とは言え、訓練と言っても本格的な物では無く所謂組手に近い物ではあるのですが。
「えい! やぁ!」
「ふっ! せい!」
我が家にある専用のトレーニングルームで変身現象した私とエリーゼの声が響く。
エリーゼの手にあるのは私と初めて出会い、戦った時に使っていたクナイ。
対する私の手にあるのはもうすっかり私の手に馴染んだ鉄扇。
互いが持つのは奇しくも両方とも暗器と呼ばれる種類の特殊な武器。
最初はゆっくりと、型を合わせる様に互いの武器を合わせる様に動き、徐々にその速度を加速させていく。
エリーゼのクナイの扱いは私経由で頭領さんに見て貰っていたので、その型の基礎は例の名前を出せない裏組織の物。
それに加え、この訓練は私がエリーゼの事を任されてから始めた物なので、今やエリーゼの動きも堂に入る立派な物だった。
「はぁ! そこ!」
「ふっ! はっ!」
私の足を払うようななぎ払いに対してエリーゼは一歩下がり、流れる様にクナイを私の腕に切りつけようとする。
それを読み切っていた私はなぎ払いの勢いを舞を踊るかのように利用して開いた鉄扇で受け止める。
甲高い金属音がトレーニングルームに響き渡る。
お互いに目を合わせ、鏡合わせの様に距離を取り、構えを取る。
構えを取っているエリーゼの姿は実に堂々とした物。
最初の頃のビクビクしていた頃の面影はすっかり無くなり、今はその表情に自信すら満ち溢れている。
「それじゃあ準備運動はこのくらいにして……本番、いってみますか」
「はい! よろしくお願いします、フェムトくん!」
私はリトルが人型の時に使っている鉄扇を左手に持つ。
対するエリーゼもクナイを左腕に持つ。
お互い二刀流の状態になった上で訓練を再開する。
切る、払う、受ける、避ける、突く、下がる、振り向く、受け流す。
二刀流になった事で互いに手数が増え、自然と訓練は白熱した物に変化していく。
我が家のトレーニングルームはこう言った変身現象を行った能力者同士の衝突にも耐えられる上に防音設計されている為、熱が入ると自然とそうなってしまうのだ。
この時の私達はまた違った意味で繋がりを感じている。
こんな風に熱の入った訓練と言うのは一歩間違えれば大怪我をするし、実際に初期の頃は何度か私達の間で事故を起こした事もある。
だけどそう言った積み重ねを得た上で互いを信頼し、技を競い合う。
終わった後で録画したデータを見直し、次に生かし、そしてまた訓練をと繰り返す。
そうしている内に、私達は互いの手が手に取るように分かるようになった。
普段から互いが互いを求めている事もあり、そんな領域に至ったのもまた早かった。
「ひとつ! ふたつ! みっつ!」
「ふん! せい! たぁ! ふっ!」
リトルと同調し、最適化を行う時とはまた違う感覚。
互いを想い合っているが故の独特な繋がりの感覚。
あぁ、出来る事ならば……ずっとこんな風に続けていたい。
だけど、それは互いの体力が限界になる事で幕を下ろす事となる。
激しく強かに、互いの得物を打ち付ける衝撃で私達は動きを止めた。
「終わっちゃいましたね。……もう少し、続けたかったなぁ」
「私も同じ意見です。もっとエリーゼと舞いたかったですね」
その言葉と共に私達は変身現象を解除。
リトルが再び姿を現し、エリーゼはボディラインが強調された姿からスポーツウェアの姿へと戻り、その手に宝剣【
「フェムトとエリーゼの訓練、すっごくキレイだったよ。それに、今までで一番長かった」
「ありがとうリトル。これは見直すのが楽しみですね」
「わたしもです。……貴女もそう思うでしょう? 【アニムス】」
エリーゼの呼ぶ声に対して宝剣が紫色の優しい輝きを以て答えを返す。
アニムスとはエリーゼの生命輪廻に対するあだ名。
普段から【アンリミテッドアニムス】と呼ぶのは名前が長すぎる為、エリーゼは自分の能力の事をこう呼んでいる。
その性格はリトルが言うには母性溢れるお姉さんと言った感じらしく、最近のエリーゼはとても明るく元気になってくれた事を心から喜んでいるとの事。
「リトルちゃん、アニムスは何て言ってるか分かる?」
「えっとね……『二人がとっても仲良しで嬉しいわぁ。ねぇエリーゼ、結婚式はいつかしら?』って言ってるよ」
「ちょ……アニムス!?」
「結婚式は私が十八になったらですよ。アニムス」
「ふぇ……フェムトくん!?」
「責任はしっかり取ります。だから安心して下さい」
私のこの答えに満足したのか、アニムスは自身を封印する宝剣を淡い輝きで数回瞬かせた後、沈黙した。
リトル曰く、宝剣を光らせて意思を伝えるのは大変なんだとか。
……最近宝剣をリトルと同じようにヒューマノイドの姿にしようと宝剣開発部の人達は気合を入れているらしい。
何でも、リトルから得られたデータは物凄く重要だったらしく、それのお陰で元々の宝剣とは関係ないヒューマノイドの品質が劇的に向上し、その利権が宝剣開発部の懐に飛び込んでフィーバー状態なのがその理由。
つまり、予算制限が大幅に緩和されたのだ。
それだけでは無く、リトルを見て宝剣をヒューマノイド型にしてみたいと名乗る能力者もおり、その一人がメラクだと言う。
まあ、彼のそのめんどくさがりな所を考えれば名乗りを上げるのは納得出来るけど、ヒューマノイド型の宝剣の面倒はリトル以外の事が分からない為不明だ。
そんなギャンブルに付き合って大丈夫なのかと内心思ったけど、これは私が決める事では無いので何も言わない事にした。
さて、話を戻そう。
訓練も終わり、改めてエリーゼの姿を見る。
以前のデータよりも全体的にしなやかに鍛えられ、そんな身体を全身汗だく状態のスポーツウェアがより一層魅力を引き上げる。
普段の長い髪もヘアバンドで短く纏められ、そのお陰で普段見えないうなじが見えている。
(……この姿を見れるだけでも、エリーゼとの訓練に付き合う価値があるんですよね)
「……? どうしたのフェムトくん?」
「エリーゼは今日もカワイイなって」
「うん! エリーゼは今日もカワイイ!」
「もぅ! 二人共! 全く、しょうがないんだから……」
顔を赤くしたエリーゼと共にトレーニングルームを後にする。
その後、お互い汗だくだったのでお風呂へとまた入り、私達は汗を流すのであった。
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。
ここ以降は独自設定のオマケ話みたいな物なので興味の無い方はスルーでお願いします。
〇リトルの依存について
リトルはフェムトの過去に負った心の傷、そして第七波動の「宿主の役に立ちたい」と言う本能が複雑に絡み合った結果生じた物。
主に自分が原因で失敗してしまうとそれが
その片鱗は十九話辺りで見ることが出来、今回の場合はパルスエクソシスムが結果的にロロをパワーアップさせた事が引き金になっている。
〇エリーゼの依存について
エリーゼはフェムトに出会うまでに友達は愚か両親からも見捨てられている(と設定している)為、求められる事に強い欲求を感じている。
なので自分の事を初めて必死に求めてくるフェムトとリトルがそれはもう魅力的に映ります。
それこそ、自分の全てを捧げてもいいと思える程に。
なのでフラグはしっかり立てましょう。
〇フェムトの依存について
フェムトは強靭な理性によってそう言った依存とは無縁……ではありません。
これに関しては本人も自覚しておらず、本能が巧妙に理性を操っていると言う良く分からない状態になっています。
具体的に言うと、「無自覚に相手を依存させる」
これに関しては心の傷も要因の一つではあるのですが、本命はフェムトの性癖。
この対象は以前は居なかったのですが、今はエリーゼが居る為この本能が全力稼働している状態です。
一見エリーゼに対して自立を促そうとあれこれ催促している様で、実は色々と雁字搦めに離さない様にしている感じです。
こうした要素が複雑に混ざり合って凄い速度で恋人同士となり、今の関係が出来ている、と言った感じです。
〇この世界の依存に対する認識について
激重依存ソングを歌う
〇エリーゼと訓練について
エリーゼと出合った初期のころから始めていた物ですが、メタ的にシステム開放される条件はトークルームで心の繋がりを沢山得る事で開放されるシステム。
フェムトと
〇アニムスについて
フェムトと出合ったばかりの頃はアニムスに対して否定的でしたが、第七波動に意思が存在すると知った事と、フェムトが告白の際に「能力も含めたエリーゼの全て」を肯定した事が切欠で少しづつ向き合う様になり、現段階ではこうして話が出来る様になりました。
その軌跡の断片は十七話で見ることが出来ます。
性格は母性溢れるお姉さんで、エリーゼの境遇を憂いていたのだがフェムトが現れて一安心している。
声のイメージはグラブルのハーゼリーラ。