ガンヴォルト 現地オリ主原作開始前スタート   作:琉土

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サイドストーリー





 オレ達との戦闘で激しく消耗していた紫電とフェムトが回復するまでの間、その時の戦闘データからEXウェポンを作成する為に一度元の世界へとオレ達は帰還していた。

 久しぶりの第七波動能力者(セプティマホルダー)から作成するEXウェポンであった事に加え、再現する能力の難易度と同時進行している作業も相まって思ったよりも時間が掛かってしまっている。

 だが今日それは終わりを迎え、遂に完成するに至った。


「EXウェポン【ツインフォース】。ようやく完成したか」

『紫電の戦闘データから作成したEXウェポンだけど、あの厄介な二体の動物メカを再現した物だよね?』


 紫電が従えていた陰の化身(パンダーフォース)と呼ばれる黒豹を模した(シモベ)陽の化身(レイヴンフォース)と呼ばれる神話に登場する八咫烏(ヤタガラス)を模した僕を再現したEXウェポン、それがツインフォースだ。

 オレの居た世界ではアメノウキハシでガンヴォルトと遭遇戦をする事となり、結果当時のオレが敗北してしまった為紫電と直接戦う事は無かった。

 それが理由で戦闘データが無かったのだが、メガンテレオンの改良型である【スミロドン】のデータ取りの際に遭遇した()()()()()()()()()()()()()()()()との遭遇戦の時に出会い、成り行きで戦闘データを得る事に成功する。


「ああ。一度展開すればアンカーネクサスの様に常時展開しつつ、オレを掩護するようになっている」

『ん~……。データを見る限りだと効果は凄そうだけど、持続時間が短そうだね。それに一度展開する度に【ワイドサーキット】みたいに消費が激しいみたいだし』


 特に力の強い第七波動能力者(セプティマホルダー)からEXウェポンを作成する際、効果は高いが消費が激しく常用出来ないモノが多い傾向にある。

 紫電は当時ガンヴォルトを上回る戦闘力を持つとされていた第七波動能力者。

 故に、その効果も消費も文字通りケタ違いと言えるだろう。


「その問題は【LPCS】で【ムゲントリガー】と合わせれば解消出来るはずだ」

『それって、例の共鳴現象を再現する為の?』

「ああ。スミロドンの予備動力源も兼ねた新しい動力機関だ」


 正式名称【Little Pulsar(リトルパルサー) Control System(コントロールシステム)】。

 青き交流(リトルパルサー)第七波動能力者(セプティマホルダー)であるフェムトが持つ第七波動(セプティマ)を解析して作られた火器管制システムと予備動力機関の性質を併せ持った複合動力機関。

 紫電と共にサポートに徹していたフェムトの第七波動の残滓にABドライブが共鳴した事に興味を持ち、作成した物だ。


『ワーカーの動力源を元にしてるから、スミロドンに換装するのも簡単だったよね』

「互換性を持たせていたからな。当然だ」

『じゃあ早速試してみる?』

「いや、先にツインフォースの試射を試す」

『了解だよ!』


 オレはこの場に的であるターゲットを用意。

 出現したターゲットをロロが目視すると同時にツインフォースを発動する。


『うわぁ! 本物に比べて小さくてカワイイなぁ。ミチルちゃんも喜ぶかも!』

「お前のビットで再現するとどうしてもそのサイズになってしまうんだ。仕方があるまい」

『いやいや、むしろ可愛くてお得だってぼくは思ってるからね?』

「だが、戦闘においてそう見られるのはあまりいい事では……」

『いいんだってば! まったくアキュラくんったら、変な所でズレてるんだから』

「……お前がいいならそれでいい。早速指示を出してみてくれ」

『分かった! それじゃあ……いっけぇーーー!』


 ロロの指示に忠実な二匹の僕達(ツインフォース)は我先にと競う様にターゲットを破壊していく。

 一度指示を出してしまえば後は自動で指定したターゲットを攻撃してくれるため、単純に手数を増やすのにも便利だろう。

 攻撃の指定方法はロックオンしなければ近場の敵を、した場合はロックオン対象者を優先的に狙う設定になっている。


『こりゃあいいや! ボクがもう二人増えたみたい!』

「手数が足りなくなったらコイツに頼るのも悪く無いだろう」

『だね! じゃあ試射も終わった事だし、そろそろ本命行ってみる?』


 ロロがスミロドンの起動をオレに促す。


「そうだな。先ずは起動させて見なければ何も始まらん。――スミロドン起動。Pix粒子全開放(フルアクティブ)。装着開始」


 オレはそれに応え、機械の身体の全身からスミロドンのデータが入ったPix粒子が広域に展開される。

 オレの周りに展開された幻想的に白く輝くPix粒子がオレの身体全体に収束し物質化。

 瞬く間にオレはラフな格好から起動したスミロドンの装備を完了させた。


「装着完了。ロロ、このまま無接触給電を」

『OKアキュラくん! それじゃあ行くよ! えいや!』


 ロロからの給電が始まり、改めてオレの精神波とABドライヴがリンクする。

 前回の戦闘データの時は青き交流の残滓によってあの現象は発現した。

 それを再現する為にオレはLPCSを開発し、こうして再現実験を始めたのだ。


『キタキタキターーー!! ABドライヴとの共鳴を確認! このままオーバードライヴしちゃうよ!』


 ロロがあの時と同じ様にモード・ディーヴァの姿に自力で姿を変える。

 戦闘中はあまり気にしていなかったが、その姿の解像度は以前の物と比べてより細かく、それでいて立体映像特有の僅かなノイズすら発生していない。

 それ所かそのまま出歩いても今のロロを立体映像だと触らなければ見抜けない程姿がハッキリしている。


「よし。そのままの状態を維持してくれ。これよりデータ収集を開始する。……ABドライヴ出力の最高出力理論値を極めて安定した状態、いやコレは……全く変動が無いだと? 最大出力を、()()()()()()()()()()()()()()()()()出来ているのか。ロロ、調子はどうだ? お前視点の意見を聞きたい」

『えっと、ちょっと待ってねアキュラくん。……この状態だと普段の変身前の姿よりもすっごく楽だなぁ。何て言うか、負担が全く無い感じだね。いつもだったらもっと気合入れたりとかしなきゃいけないのに、今は特に自然体で維持出来ちゃってるし』

「それに、エネルギーロスが0に近い。……この挙動、【ダークネストリガー】とは真逆の性質を持っているらしいな。無駄なエネルギー消費を極限に無くし、その上で最大のパフォーマンスを叩き出している」


 ロロの意見と今オレの前で解析されたデータを見る限り、LPCSを加えた後のロロの稼働データは新たな次元へと昇華されていた。

 ABドライヴの出力を理論値まで上昇させ、ブレが無くその状態を維持させる規格外の安定性。

 それでいてロロ本体に対して負荷を全くかけないエネルギー運用効率。

 各パーツの消耗も通常のABドライヴの稼働時よりもずっと消耗が少ない。

 メカと調和し、その性能を最大限に引き上げつつ負担を減らす。

 このLPCSはABドライヴの欠点を理想に近い形で補強している。

 まるで、それが当然だと言わんがばかりに。


『真逆の性質を持ってるって事は……あーーー! だからあの時クロスシュトロームが使えなかったんだ!!』

「あれはダークネストリガーを限定開放する事が前提のSPスキルだからな」


 そう考えるとダークネストリガーはお役御免になるかと一瞬考えたが、それは無いと考えを改める。

 ロロに対する負荷も大きく、エネルギー運用効率も劣悪でパーツの消耗も激しい欠点もあるEXウェポン。

 だが、ダークネストリガーはABドライヴの出力を理論値以上に上昇させる利点がある為使えない、という事は無い。

 それにダークネストリガーが使えなくなったのは真逆の性質を持っていたが故の対消滅では無いのだ。

 あの時、雷の結界によって弾き飛ばされたオレ達はダメージが無かった事もあり、即座に反撃のクロスシュトロームを放とうとしていた。

 その為に一時的な暴走の力を開放させようとしたのだが、一方的に青き交流の残滓に整った力に変換されてしまった事でロロのモードチェンジが阻害される。

 それによってクロスシュトロームにエラーが生じてしまい、使用不能になってしまったという訳だ。


『何て言うか、ぼくにとっていい事された結果エラーが出ちゃったのはちょっと複雑な気分』

「だが、この時のABドライヴ出力の数字を見てくれ」

『わお! ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「そう言う事だ。上手く組み合わせれば現状のクロスシュトロームを、いや、モード・ダークネスを更に強化する事も出来るだろう。これはプログラミングの問題だからな。直ぐに出来るからそのままの状態で居てくれ」


 クロスシュトロームの挙動を制御するプログラムの書き換えを行う。

 ダークネストリガーによる暴走の力でABドライヴ出力の限界を突破しつつLPCSで反動を打ち消すプログラムを追加。

 これにより、理論的にはダークネストリガー及びロロのモード・ダークネスは限界を突破(ブレイク)するだろう。

 そして余りにも効果も反動も強すぎる事が理由で採用を見送っていたアビリティ【ダークネストリガーX】も同時に採用する事すら出来る可能性が出て来た為、起動が成功したら後にコレも試す予定だ。


「これでよし……ロロ、試してみてくれ」

『分かった』


 ロロは先の時とは違い真剣な表情でダークネストリガーを起動。

 初めて起動させた時にオレを傷つけてしまった事に加え、今回の起動実験は新しく機能追加された事もあってロロは慎重に段階的に起動させ、それに合わせて段階的に紫色を伴った姿形へと変化。

 最終的に紫色の揺らめく焔が顕現する事で変身が完了するのだが、まずこの焔に変化が起きる。


「…………」


 オレは不覚にも、その変化した焔に見とれてしまっていた。

 以前の焔は何所か禍々しさを感じる物があったのだが、今の焔は何処までも透き通った蒼天の空を思わせる色をしていた。

 それでいて極めて安定しているのが理由なのか、その揺らめきは全く無く、明確に光の翼の形となって姿を現す。

 その光の翼からはあのガンヴォルトが能力を行使した際に発生する天使の羽の様な物が舞い散り、ロロをより幻想的に引き立てる。

 そして次に、先ほどまでは紫色の姿形だったのがさらに変化を起こした。

 ロロを包む鎧の色が藍色に、それでいて以前の焔と同じような禍々しさが無くなり、その姿はまるで神話における戦女神を思わせる。


『……モード・ダークネス、起動完了』


 理性を維持しようと集中する為に目を瞑っていたロロの目が開かれる。

 その色は以前の物なら虚空を見つめる紫色をした瞳だった。

 
『どう? アキュラくん。ぼく、どこか変じゃない?』

「…………」

『アキュラくん、そんなに呆けちゃってどうしたの? まさか、何か異常が見つかったんじゃ……』

「……っ! ああ、すまんロロ。姿形が変化していたから驚いてしまってな」

『えぇ!? それって大丈夫なの!?』


 今のロロの瞳もあの蒼天の焔と同じ何処までも透き通った色をしており、更には理性の光まで含まれている。

 ……オレは見惚れていた事を誤魔化すように今のロロのデータを閲覧する。

 ダークネストリガーの欠点が、ほぼ完全に打ち消されている。

 流石にエネルギー運用効率やパーツ消耗率は出力相応に増しているが、それでも通常起動時と同じくらいのブレに収まっている。


「少なくともデータ上の問題は無い」

『ほ……それなら良かったよ。またあの時みたいに理性が暴走してアキュラくんの事を傷つけちゃったらって思ってたからさ』

「それについてはクロスシュトロームを実装させた時点で克服していただろう?」

『それでもだよ! ぼくはもうあんなのはゴメンなんだからね!』


 そんな事を言いつつこの実験に協力してくれるロロに内心感謝しつつ、オレは改めてロロに今の姿をモニターで確認してもらった。


『え……? この姿ってモード・ダークネスを発動させたぼくだよね?』

「ああ」

『……ねぇアキュラくん』

「なんだ?」

『この姿じゃモード・ダークネスって名前、分不相応になっちゃってる様な気がしない?』


 言われてみればその通りだった。

 今のロロの姿は一言で表せば神話に登場する戦女神と言った出で立ちだ。

 ならば当然名前を変更する必要が出てくるだろう。


『うーん。……そうだ! ヴァルキュリア! 【モード・ヴァルキュリア】ってのはどう?』

「戦場で生きる者と死ぬ者を定める女性の名を冠した名前か……お前がそれでいいならオレは構わん」

『やったぁ! じゃあこれからはこの姿の事、モード・ヴァルキュリアって事でよろしくね、アキュラくん!』


 新たにモード・ヴァルキュリアの姿を獲得したロロはご機嫌になってオレにそう答えた。

 その後、何処まで暴走の力を引き上げる事が出来るかを検証する為にプログラムで出力調整を繰り返す。

 そして、ある一定のライン――具体的に言うとダークネストリガーXを起動させてさらに出力を上げた時、ロロの姿がモード・ダークネスに戻った。


『あらら、モード・ダークネスに戻っちゃった』 

「この辺りが限界のラインか。……どうだロロ?」

『以前の物とは比較にならない位楽と言えば楽だけど、このままで居るのはちょっとだけ辛いかなって思う位になってる感じだね』

「分かった。リミッターはここで設定しておこう」

『これでクロスシュトロームは復活した訳だけど、またあの雷の結界を張られちゃったら使えなくなりそうだけど大丈夫?』

「それはモード・ディーヴァ、モード・ヴァルキュリア、モード・アウェイクニングでも使用可能にする事で解決できる筈だ。使えなくなったのはあくまでモード・ダークネスのみを前提にしていた事が理由だからな」

『そっか。ならこれで一安心だね!』

「そう言う事だ。……さて、そろそろ各モードのEXウェポンの試射を始めよう。それと、戦闘機動も含めた挙動のチェックも済ませなければ……」

『えぇ~~~~!? ちょっとぼくの事酷使しすぎじゃない? それに向こうでの集合時間に間に合うの?』

「ブレイクホイールの転移時の時間設定を弄れば問題無い。それに酷使とは言うがLPCSのお陰で負担はかからない筈だ」

『あ! それズルイ!』

「そういう訳だ。もう少し付き合って貰うぞロロ。普段お前のシュミに付き合わされているんだからこの位ガマンしてもらう。ミチルの安全も掛かっている訳だしな」

『むぅ……ミチルちゃんの名前を出されたら断れないよ。全く、しょうがないなぁアキュラくんは。仕方がないから付き合ってあげる。だから感謝してよね!』

「どの口が言う」

『この口が言う!』


 そんな憎まれ口を言いつつ嫌な顔をしないロロにオレは内心感謝しつつEXウェポンや新たに設定したクロスシュトロームの試射を試すのであった。
 








EXウェポン「ツインフォース」と「スミロドン」と「LPCS」を獲得!


               OK               










第二十四話 敵対者の正体 紫電の覚悟

 

 

 

 

 今日はミッション報告及びアキュラとの情報交換を済ませる日。

 

 あの時私の消耗が激しかった事もあって紫電達から心配されてしまい少し日を跨いで休むように言われていた。

 

 その間に色々と精神的に癒された事で完全復活。

 

 エリーゼとリトルの二人には物凄く色々と頑張って貰ってしまった為、私は正直感謝してもし足りない気持ちで一杯だ。

 

 

「エリーゼ。行ってくる」

 

「行ってきます! エリーゼ!」

 

「いってらっしゃいフェムトくん、リトルちゃん」

 

 

 私は変身現象(アームドフェノメン)をしつつ紫電が待っているであろう対ホログラム能力者前線基地へと足を運ぶ。

 

 複数の映像だけのモルフォが飛び交い人々を癒す大通りを見下ろす形で屋根伝いに移動する。

 

 

(エリーゼと特訓をしていた時も思いましたが、身体のキレと呼べばいいのでしょうか? それが体感できるくらい良くなっている感じがしますね。これもあの時の戦いを経験することが出来たからでしょうか?)

 

(私の方も、前よりも多くリソースが馴染んだ感じがする)

 

 

 これは恐らく私視点の話になるが、極限戦いを経験する事で生存本能が刺激された為多く階位が上昇(レベルアップ)したのだと推察出来る。

 

 それをこの道中で体感しつつ、私は紫電の待っている基地へと足を運び門番の人に挨拶を済ませる。

 

 

「おはようございます。任務遂行お疲れ様です」

 

「おはようございます、フェムト殿。……顔付きが少し変わりましたね。また一つ壁を越えましたか?」

 

 

 門番の人……いや、門番の人に変装した頭領さん直属の忍者が私を見てこう答えた。

 

 ……やはり、分かる人には分かるみたいだ。

 

 

「ええ。お陰様で。ただそれと同時に私自身の実力不足が更に良く分かりました」

 

「自身の足りぬ所を自覚し、克服する。それを繰り返して人はやがて一人前となるのです。これからも精進してくだいませ。フェムト殿」

 

「分かりました。……あぁそれと、頭領さんによろしく伝えておいてください。その内顔を見せに行きますので」

 

 

 そう言ったやり取りの後、私は門を潜り紫電の元へと足を運ぶ。

 

 その間、様々な人達とすれ違ったのだが、どこか私を見る目が変わったように感じる。

 

 ある者は何処か畏怖するかのような眼差しを。

 

 またある者は尊敬の眼差しを。

 

 その事を私は不思議に思っていたのだが、ふとデイトナと紫電の言葉が脳裏を過る。

 

 

『しかし、フェムトも【SPスキル持ち】になれたのは朗報だぜ』

 

『コイツを扱えるのは一握りの能力者だけだ。つまり、扱える奴は一目置かれるんだぜ。周りの連中からな。つまりだな、もうお前を舐めてかかる奴は早々出ないって事だ』

 

『お前は小せえし女顔なのもあって完全にって訳にはいかねェだろうが、SPスキルを持つってのはそれだけ大きな意味があんのさ』

 

『キミがSPスキル持ちになれた事は今日一番の朗報だよ』

 

『何しろ能力者部隊において本来上の立場になる為の必須技能だからね。コレのある無しは扱いが本当に変わる。キミの場合は特別待遇で上の立場になっていたからより強く実感すると思うよ』

 

 

 そう言えば少し前から私はSPスキル所持者となっていた。

 

 つまり彼らのこの視線は、私がそうなった事を知ったからだ。

 

 

(むぅ……なんかこの視線、むずむずする)

 

(私もです。しばらくすれば慣れるとは思いますが、ちょっと変な感じですね)

 

 

 今までの私の場合はどこか微笑ましく、悪く言えば侮られて見られる事が多かったのもあり、こう言った視線に対して戸惑うばかりだった。

 

 ただまあそれでも少しだけそう言った視線があったのだが、周りの同調圧力めいた物を感じているらしく、いつもならその手の人が私の耳に聞こえそうな嫌な噂を言うような事は無かったが。

 

 そんな風に私は色んな人達からの視線の変化に戸惑いながらも紫電の居る部屋へと到着。

 

 ドアをノックし、中へ入る。

 

 中の時計は予定時刻より三十分ほど早い時刻を指示していた。

 

 

「やあフェムト。この前は大変だったね」

 

「ええ。お陰様で」

 

「……うんうん。顔付きが少し変わったね」

 

「私の顔って、そんなに分かりやすいですか?」

 

「自分の本当の成長はなかなか気が付きにくいモノだからね。こう言ったモノは第三者の方が気が付きやすいのさ」

 

「そう言う物ですか」

 

「……その様子だと、もう大丈夫みたいだな」

 

「……っ! ええ、お陰様で。あの時は随分ひどい目に合ったと思ってましたけどね」

 

「アレは流石に済まないと思っている。オレも未知の現象に少々張り切り過ぎていた」

 

 

 中には特注のオフィスデスクで座って待っていた紫電とその横で腕を組んで待っていたアキュラの姿があった。

 

 紫電の姿は何時もの物だが、アキュラの姿はあの白鎧を略式に装備したかのような軽装を身に纏っている。

 

 戦いの時に使っていた仮面は無い代わりに眼鏡をつけており、その手の人達から絶大な人気を集めそうな姿を今のアキュラはしていた。

 

 

「その恰好、怖い位良く似合ってますね」

 

「言うな。好きでこんな恰好をしている訳では無い」

 

「はは。良く似合ってると思うよ。()()()()()()

 

「余りからかうのはやめてもらおうか、紫電」

 

「いいじゃないか。この位」

 

「……どうやらまた痛い目を見たいらしいな」

 

「ふふ……」

 

 

 アキュラと紫電、互いが何処か意味深な表情をしながら臨戦態勢に入ろうとしているが、私は特に慌てる様子も無く見守っている。

 

 何故ならばこのノリは普段の紫電とデイトナのやり取りに極めて似ていたからだ。

 

 口でああだこうだ言いあって喧嘩になりそうでも何故かそうならない、独特な空気。

 

 どうやら私が来る前から話し合っていたらしく、二人はもう相応に話せる仲になっているらしい。

 

 そんな風に私が想っていると、そんなアキュラ達の頭上から女の子の声が響き渡る。

 

 

『ふっふ~ん。ぼく達と一緒にコーディネートしたんだから当然さ!』

 

「……っ!」

 

『おっとごめんよ。驚かせちゃってさ。ぼくがネットでは希望の歌姫って呼ばれてるのは知ってると思うけど、名前はまだだったよね? だから改めて自己紹介しちゃうね。では、オホン。ぼくの名前はロロ。今やこの国で大人気な国民的バーチャルアイドルモルフォに挑戦する歌姫さ。よろしく! フェムト()

 

 

 ……?

 

 今私を呼ぶとき違和感があった様な……まあ嫌な感じはしなかったから大丈夫でしょう。

 

 それよりも、この丸い球体の姿をしたメカがあの希望の歌姫と呼ばれる存在、ロロだ。

 

 この丸いメカを見ただけでは希望の歌姫と結びつけるのは難しいのだが、私はもう既に彼女が変身する事を知っている。

 

 その実力に裏打ちされた歌唱力もだ。

 

 まあそれは兎も角、これで役者は揃った。

 

 先ずはミッションの報告を私の口から済ませる。

 

 ミッション内容は紫電も一緒だった為厳密に言えば必要無い行為ではあるのだが、形式的には必要なのだ。

 

 

「……以上を纏めるとホログラム能力者は現れず、代わりに【ホログラム戦車】が出現。これらをこの場に居る私達が始末してミッションは終了。と言った所です」

 

「うん。報告(茶番を)ありがとうフェムト」

 

『……こんな面倒な事、普段からやってたんだね』

 

「記録を残すと言うのはそれだけ大事なのさ。政治でも議事録を残すなんて事をしているだろう? それと一緒さ」

 

「ご苦労な事だ」

 

「ボクとしては無視してもいいんだけど、それをすると何処からともなく痛くもない腹を探られてしまうのさ。嫌になっちゃうよ。全く」

 

「紫電の場合立場が立場ですからね。腹を探られる過程で関係者の事も調べ上げられて、みたいな感じになっちゃうんですよね」

 

「場合によっては冷たく突き放す発言も必要になって来る。例えばイオタに対して駒であると言い切ったりね」

 

『……そんな嫌なコトまでして、どうして皇神グループで上を目指そうとしてるの?』

 

「この国を守るのに必要な事だからさ」

 

「……そろそろ始めて貰おうか、紫電」

 

「だね。そう言えばアキュラ、流石にこの場での記録を残さないといけないから、キミをどう呼べばいいのか教えて欲しいんだけど。流石にそのままアキュラと残すのは不味いだろう?」

 

「イクスだ。オレは一部の人達からそう呼ばれている」

 

「イクスか……じゃあフェムト。アキュラの名前は全部イクスで処理するようにお願いね」

 

「分かったよ、紫電」

 

 

 こうしてアキュラとの情報交換が始まった。

 

 先ずあのホログラム能力者について話を聞く。

 

 

「まずお前達が一番最初に目撃したヤツの名前は【クリム】。【起爆(デトネーション)】の第七波動能力者(セプティマホルダー)だな」

 

「君の居た地域では第七波動(セブンス)能力者の事をそう呼ぶのかい?」

 

「ああ。……次からはこちらに言葉を合わせよう」

 

「そうしてくれると助かるよ」

 

「続けるぞ。……生前表向きはカリスマ美容師として人気があったらしいが、それはあくまで表の姿。奴の真の姿はその第七波動が示す通りの【放爆魔】だ。それのせいなのか分からんが、無作為に選ばれる【翼戦士】と言う存在に抜擢されている」

 

「翼戦士……嫌な響きを感じるね」

 

 

 紫電が嫌な響きと感じるのは「翼」の部分にテロリスト組織であるフェザーを連想させたからだ。

 

 だが、このアキュラの語るクリムと言う人物及び翼戦士と言う存在は今の皇神グループには存在しない。

 

 その事を私はアキュラに指摘すると、難しい顔をして考え込んでしまった。

 

 これは多分、なんて説明したらいいのか分からないと言った状態なのだろう。

 

 

「正直な話、コレをお前達に言っても信じて貰えるか分からん」

 

「うん? 何か突拍子も無い事でもあったのかい?」

 

「そもそもだが、お前達はオレをアキュラと認識しているのは分かっているが、お前達の想像するアキュラとは何処かがおかしいと思っているか?」

 

「そりゃあ勿論! 違和感だらけさ。ボクの知るアキュラは復讐者。他人には決して心を開かず、会話する事も無い孤独者」

 

「故に、もし能力者が遭遇してしまったら戦うか逃げるしか出来ない存在であると、私達は認識しています」

 

『わお! 実に的確な()()アキュラくんへの人物像だねぇ』

 

「……そうだな」

 

「うん? 昔のだって? それじゃあキミはまさか……いやそんな事、そもそも可能なのかい?」

 

「可能ではありますよ。但し「理論上」なんて言葉が付け加えられますけど。【可能性世界】の存在は一部の学者達が存在を主張していました」

 

 

 つまりここに居るアキュラは、この世界に居る私達が認識しているアキュラとは別人。

 

 そして、何処から来たのかと言えばまだ私達の時代でも仮説扱いされている可能性世界からやって来た。

 

 つまりこういう事だ。

 

 

「つまりここに居るアキュラは私達とは違う別の世界からやって来た存在と見て間違い無いでしょう」

 

「……オレが言うのも変な話だが、それを信じるのか?」

 

「信じますよ。と言うか、信じざるをえません。その前提が加わった事でどうしてホログラム能力者達と明確な技術格差があるのか分かりましたし」

 

 

 この言葉をアキュラが聞いた瞬間、何所と無く目が輝いた気配を感じた。

 

 この感じは例えて言うならそう、不器用な友人が共通の話題を見つけたかのような、そんな感じだ。

 

 

「分かるのか」

 

「ええ。具体的には百年位差が付けられている感じですね。解析率はまだ半分も行っていませんが」

 

「フェムト、ボク達とヤツらでそこまで差が付けられていたのかい? 初耳だよ」

 

「あの場でそんな事を言ったら紫電は変に抱えようとするじゃないですか」

 

「だけどねフェムト、ほうれんそう(報告 連絡 相談)を怠るのはどうかと思うんだ」

 

「それはこの場で話した事で許して下さい」

 

「全く、しょうがないなぁ」

 

『ねぇ、アキュラくん……』

 

「分かっている。ここからはお前達がオレを信じている事を前提に話す。よく聞いておけ」

 

 

 ここからアキュラから齎された情報は極めて重要な物だった。

 

 アキュラの居た世界の話。

 

 セプティマホルダー、マイナーズ(無能力者)、翼戦士。

 

 これらの情報をアキュラは詳細に語ってくれている。

 

 そして、私達にホログラム能力者を嗾けている相手を知る。

 

 その正体は【人類進化推進機構スメラギ】を掌握していた管理AI【デマーゼル】。

 

 嘗てアキュラの居た世界で能力者だけの世界(ディストピア)を目指し、無能力者の完全駆逐を目論んでいた存在だ。

 

 

「ここで【ファウンデーションの誕生】の登場人物である宰相の名前が出てくるなんてね」

 

『フェムト君ってば、そんな古典の名前良く出てくるよね』

 

「……? 何を言っているロロ。一般教養だろう?」

 

『いやいやちょっと待って、流石にコレを一般教養何て言うのはちょっと無理があるんじゃない?』

 

「少なくともドット絵の詳細よりずっと有名な筈だ。……話を続けるぞ。ヤツは何らかの方法でこれまでオレが倒した翼戦士達を再現させる力がある」

 

 

 そう言いながらアキュラは私達にその当時の戦闘データの動画を見せる。

 

 そこに移されていたのは私達の知る装備では無く、機動力に特化したであろうアキュラの姿。

 

 そんなアキュラが私達がデイトナと二人掛りで苦労し撃退した羊の能力者を相手に無傷で優位に立ち、これを撃破。

 

 その瞬間、私達にとってはもはやお馴染みのホログラムが消える様に姿を消す死んだはずの翼戦士。

 

 これを見た瞬間、私の中の技術格差等の予想は確信へと変わった。

 

 

「恐らくだが、デマーゼルはこの世界の何処かに潜伏していると予想される。ヤツが何故生きているのか、何故この世界に居るのかは不明だがな」

 

「私達からすればこの世界に存在しない筈のアキュラがここに居る時点で何が起きても不思議はないと言う認識ですけどね」

 

「全くだ」

 

「……頭が痛い問題だね。まさか仮説である可能性世界からの侵略をも想定しないといけないなんて」

 

「紫電……」

 

「まあでも、やるだけやってみるしかない。原因その物は分かったんだ。後は居場所を突き止めてデマーゼルを止めるだけ。実にシンプルじゃないか」

 

「……そう考えられるのが紫電、お前の強さなのだろうな」

 

「ボクは強くなんて無いさ。周りはそう持て囃すけどね」 

 

 

 こうして私達はこの騒動の主犯と思われる存在、デマーゼルの事を知る事になった。

 

 そして、この事に関係する可能性がある情報としてアキュラはある人物の探索を私達へと依頼する。

 

 

「フェザーの頭目である【アシモフ】の居所が知りたい。オレも独自の方法で調べてはいるが、なかなか尻尾が掴めなくてな」

 

「確か、その人が最終的にデマーゼルになるんでしたよね」

 

「ああ。それを抜きにしてもヤツの存在は危険だ。あのエラーを起こした時のデマーゼルの台詞をそのまま信じるならばこの国を乗っ取るつもりでいるらしいからな。それに……ロロ、頼む」

 

『……いいの? ()()()()()()()

 

「今のこの二人なら大丈夫だろう」

 

 

 そう言ってロロが映し出したその画像は、私達に多大な衝撃を与えた。

 

 ……確かにアキュラから話を聞く度に()()()()()が頭を過っていた。

 

 だけど、これは……!

 

 

「GV……シアン……アキュラ、これは何の冗談だい?」

 

 

 紫電がアキュラに対して先ほどとは打って変わって殺気だった声を向ける。

 

 そこに映し出されていたのは私が何時か見た光景だった。

 

 銃を構えるアシモフらしき人物。

 

 血だまりに沈むGVと、胸に風穴を開けられGVに折り重なるように倒れ伏すシアンの姿。

 

 この画像はロロが当時のアメノウキハシに存在した隠しカメラが捉えた映像をハッキングして収集したのだと言う。

 

 

「ヤツは必要とあらば自身の身内も、女子供すら冷徹に処理出来る人物だ。放っておく訳にはいかない。それに……オレの妹も、ヤツの犠牲になった」

 

「…………」

 

「この事態を引き起こしたのはオレにも責任がある。必要ならば一発殴って貰ってもかまわん」

 

「……これから協力者になる相手にそんな事は出来ないさ。でもまあ、キミが責任を感じるのは理解しているよ。彼が持っているあの銃は、確かアキュラが使っていた物だった筈だ。正確に言えば、神園博士の持っていた物と言えるが」

 

「…………」

 

「この二人がボク達の世界のGVとシアンじゃなくて、正直ホッとしているよ。こんな事がこの世界で起きていたら、ボクはどんな手段を用いてもヤツの息の根を止めに行かないといけなくなっちゃうからね。……しかし、因果な物だよ

 

「紫電?」

 

「……いや、何でもないさ。それよりもアキュラ、キミからの依頼だけど勿論承諾するよ。フェザーの頭目がここまで危険だと分かった以上、野放しには出来ない。GVには悪いけど……ね」

 

「紫電……」

 

「この事は準備が済み次第ボクが直接GVに伝えるよ。その時が来たらアキュラにはその付き添いを頼むよ。本当はフェムトにも付いて来て欲しいけど、キミは何かと多忙な身だからね。……フフ。蒼き雷霆(アームドブルー)との直接対決、一度はやって見たかったんだよね」

 

 

 紫電は不敵に、それでいて自信に満ちた表情(仮面)で私達に語り掛ける。

 

 そう、紫電は知っている。

 

 GVから話を聞いている。

 

 GVがどれだけアシモフに感謝しているのかを。

 

 ならばこの事を話せばどうなるか等、火を見るより明らかだ。

 

 本来ならこんな事を本人に直接伝える必要も義理も無いと言うのに。

 

 

「フェムトは引き続きホログラム能力者からデータを収拾してくれ。それがボク達の戦力増強に繋がるからね」

 

「分かったよ、紫電」

 

 

 アキュラの技術力を頼る方法も出来なくはないが、今の私達には正直劇薬に近いし、アキュラ側も応じる事は無いだろう。

 

 なので、こうして地道に積み上げていくしかないのだ。

 

 こうして私達はいつか来るであろう決戦のための準備を開始するのであった。

 

 

 

 




ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。
ここ以降は独自設定のオマケ話みたいな物なので興味の無い方はスルーでお願いします。





〇EXウェポンツインフォースについて
紫電の戦闘データを解析し、陽の化身と陰の化身を疑似再現し、作成したEXウェポン。
一度展開すると地上と空中の両面からアキュラくんを支援する。
ロックオンしていない場合は近くの敵を、している場合はそいつを集中して狙う性質を持っている。
ゲーム的には本体と攻撃手段であるレーザーに当たり判定があり、それぞれの攻撃にはアキュラの通常攻撃と同じクードス上昇効果が存在する。
但し、その代わり【AERIAL EX】と言う空中で敵をEXウェポンで倒す際に得られるボーナスが無いと言う欠点が存在する(【AERIAL】は存在する)。
その上、このEXウェポンの攻撃力は通常攻撃以上に高い事もあり、スコア狙いの上級者には相手にされない悲しい欠点が存在する。
つまり逆に言えばこのEXウェポンは、初心者救済用と言える。

〇スミロドンについて
イプシロンのデータを用いて破損したメガンテレオンを改良した新型の強化ジャケット。
それと合わせて新型のエクスギアもセットでこう呼ばれる。
Pix粒子を用いた変身めいた瞬間着装が可能。
この装備は二組作られており、一つはこの世界のアキュラくんが使うPix粒子対応型で、もう一つはフェムト達の居る世界の技術力で再現した現物型の二種類が存在している。
動力源としては二種類存在し、後に記載するLPCSが強化ジャケットと新型エクスギアに装備されている型はこの世界のアキュラくん仕様で、もう一つの型はフェムト達の居る世界の技術力で再現した(デチューン)したワーカーの動力源が使われている。
この二種類に()()()()()()()()()()性能差は存在しない。
名前の元ネタはサーベルタイガーの種類であるスミロドン族から取っている。

〇LPCSについて
正式名称Little Pulsar(リトルパルサー) Control System(コントロールシステム)
現小説の主人公フェムトが持つ第七波動青き交流を解析して作られた火器管制システムと予備動力機関の性質を併せ持った複合動力機関。
ワーカーの動力源を元に作られており、これ単体ではワーカー達の動力源よりもむしろ性能は落ちる。
その為強化ジャケットとエクスギアによる複合動力とする事で同じ性能になるようにする事で問題を解決している。
なのでこれ単体ではあまり強化された物であるとは言えないのだが、本来の使い方であるABドライヴと共鳴する事で真の力を発揮する。
ABドライヴの最高出力理論値を、全くブレを発生させずに叩き出す事が可能な上に、暴走の力すら掌握する事が可能。
その為、ロロは任意にモード・ディーヴァ、モード・アウェイクニング等にアキュラくんの精神波に関係無く変身する事が可能となった。
じゃあ精神波の変動に意味が無いのかと言われるとそんな事は無く、きっちりアキュラくんの精神波の影響を受けた上で更に強化する。
アキュラくんはムゲントリガー持ちな為無しの場合も解説すると、従来よりもEXウェポンのエネルギー消費量は十分の一にまで減少している事に加え、ゲージ回復速度も2倍に引き上がっている。
今回の話では記述しなかったが、何気にスパークステラーの性能も強化され、フラッシュフィールドも復活(任意ONOFFも可能)している。
ハードイプシロン版の物も使えるようになっている。
火器管制システムとしての性能も記載していなかったが、ロックオン時間が永続化する機能(任意ONOFFも可能)とEXウェポンを複数種類同時に使用出来る。

〇モード・ヴァルキュリアについて1
暴走の力をLPCSで可能な限りコントロールする事で追加されたロロの新たなる姿。
リスクの無いモード・ダークネスと言う代物に近い。
他にもまだ現時点で解明されていない機能が存在するが、その機能は本小説内でも核心に迫る情報である為、後に語る予定。

〇現小説内におけるモード・アウェイクニングについて
LPCSによってアキュラくんの体力が0になった際に発動するソングオブディーヴァが確定で発動する。
それ以外にも任意での発動も可能で、発動した瞬間HP及び全EXウェポンゲージが全回復する。

〇現小説内におけるモード・ダークネスについて
現小説内で安定性が高まったモードダークネス。
理性が暴走しなくなった為アキュラくんに対してロロが攻撃する事は無くなったが、今度はEXウェポンの威力が高くなりすぎてその余波がアキュラくんを襲う様になった。
つまりHPが減る仕様は健在である為リスキーなのは変わらない。
なので主な使い道はクロスシュトローム使用時の限定開放だったりする。

〇デマーゼルについて
感想でも名前を出せないと感想を送るしか無かったのですが、この話で解禁となります。
但し現時点で分かっているのはこの世界に存在する事のみであり、誰が、どうやって、何の為にデマーゼルをこの世界に送り出したのかは不明。
そもそも、何故デマーゼルが生きているのかも、紫電達に手を出しているのかも不明。
そして、協力者が一体誰なのかも不明と色々と現時点では不明尽くしなヤツです。
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