艦これ0 RTA 0から1へ エンド 強化人間チャート 作:道長(最近灯に目覚めた)
RTA Part18
とにかく出撃する旨を鳳翔さんに連絡、具体的な被害状況、戦況を確認しましょう! 旗艦に関しては視界共有ということも出来ますが、流石に艦載機との共有は不可能ですので。
「空母、戦艦含めた20隻ほどの敵艦隊と、大湊の部隊が遭遇したようです」
敵の偵察部隊にしては随分と豪勢ですが、侵攻というには物足りない数ですね……? 奇襲でも仕掛ける気だったんでしょうか。もしかすると陽動という可能性もあります。
「詳細は不明です。どうも艦載機との通信状況が悪くて……。聞き取れた報告によると、味方艦隊の駆逐艦2隻と軽巡洋艦1隻が既に大破。ですが旗艦と思われる霧島さんがほぼ無傷に見受けられます。恐らく襲撃を受けてからそう経っていないかと」
戦艦が無事なのは幸いです。旗艦が霧島ネキというのもいいですね。窮地に陥っても安定した現場指揮をとってくれます。最後の一隻になると突貫しちゃいますけど。
最悪の最悪ではありませんが、余裕は皆無です。次の瞬間に全滅してもおかしくありません。鳳翔さんとヒビキネキに、レイくん達が着くまで味方艦隊をなんとかもたせるよう指示、少佐には大湊の本隊との連絡をお願いします。
「承りました。終わり次第、長門達を出動させます。幸運を」
では出撃します。いざ鎌倉!
イクゾー! デッデッデデデデ!
そうそう、今回大規模な作戦への正式参加ということで、ちゃんとした部隊章を授与されました。普通は調査隊となれば、初期から独自のものを持ってるはずなんですけど(微ロス)。
ちなみにモチーフは鴉でした。黒単色に近いのですが、刺繍が異様に凝ってます。細部に銀糸を使っているあたりに製作者のセンスとこだわりを感じますね。一見シンプルですが実は凝ってる……みたいなデザインは好きです(隙自語)。
おや? 武器のスキル欄が解放されたようです。確認確認。
『鬼斬り』……? 初めて見るスキルです。どうやら鬼級以上の深海棲艦に特効が付くみたいですが……。
一緒に武器の名称と詳細が判明しました。変なフラグが発生してますし、一応目を通しましょう。
『専心』
かつて修羅の腕を斬り落としたと伝えられる家宝。専心と、銘が彫られている。
伝承の真偽は不明だが、よく切れる。躊躇いを許さぬ程に。
迷えば、敗れる
信じて斬った、斬り捨てた。
その先が、この様だった。
「皆さん、被害報告を!」
奇襲に近い遭遇戦だった。警戒は十分、初動はこちらが早かった。しかし戦力差と空母の有無の前には、そんなアドバンテージなど無いに等しい。
「暁は大丈夫よ!」
「私もなんとかー、っても、ちょっちピンチだね。これ。3人とも動ける?」
北上さんと暁さんは無事なことを確認。だが、艦載機の爆撃を受けた3人の反応は芳しくない。
「初雪、武装が全部ダメっぽい。……機関部はまだ動ける」
「ボクは副砲は動くよ。魚雷も無事。でもエンジンに異常あり。離脱はキビしくなりそう」
「私は対空砲以外ほぼ全滅。動力も何とか。でも足回りに違和感があるから、長い時間は不安かなぁ……」
初雪さん、皐月さん、名取さんの状況は三者三様に酷い。この状態で戦闘を続行すれば、全滅は免れまい。
「提督に連絡は?」
北上さんの問いに首を振って答える。通信は試みたがノイズだらけだった。もっと北の海域ならともかく、このあたりで通信障害が発生するのは稀だ。嫌な予感がする。
「電波の通りがあまり良くありません。何かしら動いてはいる……とは思いますが、お互いにどう動いているかまでは。とにかく今は可能な限り後退します」
提督のことだ。こちらに異変が起きたことを察して援軍は出してくれるだろう。
問題はこの状況をどう捉えているかだ。
敵主力艦隊と遭遇したと思ったのなら、提督も蒼龍さんを中心とした主力艦隊を応援に送るに違いない。資材はもちろん、他鎮守府からの援軍も来ている今なら、正規空母を存分活用できる。
(けれどこの艦隊って、本当に侵攻目的で来たのかしら)
規模こそ大きいが、この艦隊が主力とは自分には到底思えない。何かしら策があると思った。
でも、そのわりには編成がちぐはぐな気が……
「尤も、そんなことを考えている場合ではありませんね。北上さん、敵艦隊の様子は?」
「まあ追ってくるよねー。まだ戦艦の射程外だけど、爆撃とのセットは遠慮願いたいかな。みんな急いで急いで」
「遭遇はあり得たことですが、わざわざ今じゃなくても良いでしょうに!」
最近は警戒レベルを引き上げ、空母艦を可能な限り偵察のローテーションに組み込んでいたが、今日は丁度その谷間だった。運が悪いにも程がある。
必死になって撤退しているが、着弾音が徐々に近づいてくる。そして空母が艦載機を構えはじめたのが見えた。
「北上さん! 暁さん! なんとしても撃ち落としますよ!」
「もちろん!任せて」
「りょーかい、お残し厳禁ね」
迎撃態勢をとった所で小さな手が私を制した。
「皐月さん?」
「名取さーん、ボクと一緒に足止め付き合ってくれる?」
「……そうだね。私1人だと不安だったんだ。お願いできますか?」
「ちょっとなに言ってるのよ2人とも!」
取り乱した暁さんに、皐月さんはにっしっしと笑いながら
「4人は逃げてよ。ボク達が足止めすれば、鎮守府のみんなに合流できるでしょ」
息を呑んだ。それを考えていないわけではなかった。金縛りにあったように目一杯力んで、無表情に努める。内側から出てくるものを外に出さないように。
「そんなことダメに決まってるじゃない!」
暁さんの言葉でハッと我にかえらされた。
「んー、確かに全滅よりはマシかな。2人がある程度引き付けられる前提だけど」
「北上さん! なんでそんなこと言えるのよ!」
「任せてください。皆さんが離脱できるだけの時間は稼ぎます」
「名取さんまで……」
唸る暁さん。こんな状況だというのに、何故か笑みが溢れそうになる。
そしてやっと、私の袖を引っ張る存在に気がついた。
「初雪さん?」
「私は霧島さんの指示に従う……。エンジンは無事だし囮になれっていうなら囮になる。どんな指示でも絶対に恨まないから。多分、みんな、そう」
「……ありがとうございます」
その言葉で覚悟が出来た。私の一言で誰かが、もしかしたら全滅するかもしれない。
「皆さん一緒に帰りましょう」
それでも、と思った。この5人なら、と。
みんな黙ってうなずい……皆さんどこ見てるんですか? 私の後ろに何か? 特に暁さんは死人にでも会ったみたいに、口をあんぐりと開けている。
「どうぞどうぞ。続けてもらっていいよ」
「ーーえーと」
振り向くと知らない艦娘がいた。彼女は無表情で「気にしないで。私達は私達で勝手にやるから」と言って離れようとする。
「響!? なんでこんなところに」
「やぁ暁。今はヴェールヌイだけどね。感動の再会は霧島さんの話が終わってからにしよう。鳳翔さん、お話が終わるまで掃除でもしてる?」
「そうですね。せめて爆撃機くらいは落としておきましょう」
もう少し視線をあげると、その後ろに更にもう1人いたらしい。
……えっ?
「いやいやいや! どうしてそうなるんです!? その、なんかすいませんでした!」
自分は何故謝ってるんだろう。それより今の話、聞かれてました? よく分からないが無性に恥ずかしい! 話を聞かれたことも、旗艦なのに素で謝ってる自分も!
謝ってる私を背中越しに見て「別に気にしなくて良かったんだけど。ホントに」と言いながらも、こちらに向き直ってくれた。
そして少しだけ、誇らしそうに部隊章を見せつけながら
「第9調査部隊、駆逐艦『響』改め『ヴェールヌイ』だよ。よろしく」
「同じく軽空母『鳳翔』。よろしくお願いします。なんとしても全員で生きて帰りましょう」
皆さん余計ものの話を多少期待してくださってるようで、ちょっと意外でした。
しっかし、なんでこの程度の文量と文章に2週間もかかってるんでしょう。ほぼ毎日投稿出来る人に教えを請いたい今日この頃。
終わらせるには書くしかないんですけどね。皆さんのおかげでモチベはそれなりなんですが。面目ない限りです。
こんな感じの裏話とかレイくんの過去回想みたいな本筋関係無しの話について
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筆者の好きに
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いらん
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投稿間隔が空いてるではないか。いけ
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その他