フェイト/デザートランナー   作:いざかひと

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 前回までのあらすじ
 市長、ツヴァイ・エーテルウェルは人間ではなく、AIだった──。
 自身の正体を隠す事をやめた市長は、人間もサーヴァントも下に見るような発言を繰り返す。
「聖杯戦争の主役は人間でもサーヴァントでもなく、我らAIだ!」
「聖杯を手に入れ、星の海を渡り、新たな知的生命体の祖となるのはこのツヴァイ・エーテルウェルだ!」
 最後に捨て台詞を吐き、市長は自我をネットワークへ逃がして、体を自壊させた。

 戦いの後、取り残されたキャスター171から事情を聞くモモ達。
 彼女は仕えていた主の行動と、サーヴァント複数体を粉砕、混合して作られる『機械化サーヴァント』の存在について語った。
 真実と情報を口にし、自らへの罰を望むキャスター171。モモとアスカは彼女に対して、死ではなく、この地下都市と住む人間の生活を守ってほしいと願う。それを了承したキャスター171。モモは、聖杯戦争についても訪ねてみる。

 彼女が語った聖杯戦争の概念は、無茶苦茶だった。
 聖杯という、勝者に与えられる贈り物がない状態での宣言、各地下都市でばらばらに開催され、都市を管理しているAIより、上位の謎の存在によって、開催を働きかけられている……。

 キャスター171は、このような情報を集めていた理由を話し始める。
「いつかやってくる未来のために」、そして、それこそがモモ達なのだという。
 彼女は未来を見るスキルを持っていることを明かし、モモ達に見えたものを告げる。

「2人の少女が旅をして、聖杯戦争を終わらせる。そして、世界の運命を切り替える」
 予言じみた言葉にたじろぐモモ。
 キャスター171は、モモ達に時間を与えるのだった。
 この都市に留まるか、旅立つか、どちらの道を選ぶか考える時間を……。


第10話 みんなの願い事

 

 

「どこかへ……行ってしまうの?」

「えっ?」

 市長室にキャスターを残して出てきた私に、廊下で待っていたモニカさんが声をかけてくる。

 

「不思議ねぇ……なんだかそんな気がするの」

「その」

 私はうまく言葉を返せずにまごついてしまった。

 

「けど、怪我1つ無く帰ってきてくれる気がするわ! 

 私の勘、よく当たるのよ」

 電動車椅子の後ろで、アーチャー255は胸を張って立っていた。

 

「モニカ、間もなく就寝時間だ」

 興奮を隠せない様子の主へ彼が穏やかに伝えると、モニカさんは目をぱちくりとさせた。

 

「あら? もうそんな時間? 

 今日は時間が過ぎるのが早かったわ……モモタちゃん、また明日ね。

 アスカちゃん、だったかしら? 機会があったらお話ししましょう、ね?」

 車椅子を片手で操作しながら、モニカさんは手を小さく振ると、自らのサーヴァントと共に帰って行った。

 

「……アスカ、帰ろっか」

「埃まみれですし、帰ってシャワー浴びましょう、トバルカイン」

 顔を見合わせ、みんなで帰ることにした。

 

 

 

 

「トバルカイン、わたくしが先に浴びますわ!」

 そう言い放ち、歩いていく彼女を追って、脱衣所に入る。

 

「……なんですの?」

 靴下を壁から伸びる脱衣トレイに乗せているアスカ。

 

「一緒に入れば、シャワーで消費する生存権を節約出来るんじゃないかな」

「……いや」

 彼女が首を振る、黒い長髪も揺れる。

 

「すごい発見だよ! 素晴らしいライフハックだよ! やらない手はないよ! アスカちゃん!」

「いやー! 助けてアーチャー!」

「ええい、暴れるなー!」

「体を見られるのは恥ずかしいのです! やめてー!」 

 私達の声を聞いて、バーサーカーが嬉しそうに話し出す。

 

「アーチャー殿! マスターに呼ばれてますよ!」

「……!」

 がたんがたんと椅子の動く音がリビングから聞こえる。

 

「わー殺意だ。 なんと大人気無くて余裕の無い人なのだろう! あははは、たっのしー!」

 ちょっとどたばたしたけど、結局お風呂は別々に入った。

 ……良い案だと思ったのに。

 

 

 夕飯を食べて、就寝時間の前にベッドに入る。

 けれど、目が冴えて眠れなかった。

 水でも飲もうかと考え、体を起こす。

 生存権節約のために灯りは点けず、壁に手を当てながら歩き、リビングに足を踏み入れようとした瞬間、2人の声が聞こえた。

 アスカと、彼女のアーチャーだ。

 

「私は貴女を守るためだけにここにいます。ゆえに、付き従うのみ」

「でも、貴方にもわたしと同じように心があって……望みがある。そうでしょう?」

 灯りの落ちたリビングで、アスカはアーチャーと話している。

 

「モモと旅をして、まだ見ぬ世界を知りたいのも、わたしの本当の気持ち。

 ですが、聖杯がこの世界のどこかにあって、手に入れる事が出来たのだとしたら……。

 アーチャーの願いを、わたしは叶えてあげたい」

 盗み聞きしたいわけではないのに、私の足はようとして寝室に戻らなかった。

 

「その戒めのようなヘッドギアを外し、素顔になって……心の底から、笑顔になれたのなら。

 聖杯を手に入れて……いつか、アーチャーが心のままに、生きられたのなら。

 全部、わたしの勝手なわがまま……ですけれど……」

「……アスカ、もう遅い時間です。体を休めないと」

「家族だと! ……それ以上に大切な人だと、思っているから」

 アスカの告白に、数十秒間、アーチャー961は押し黙った。

 

「……休める時に、休んでおかないと」

 彼の声はわずかに震えていて、確かに動揺していた。

 

「はい……分かりました……」

 2人の足音が近づいてきたので、そっと自分の寝室に帰った。

 

「バーサーカー、そこにいるんでしょう?」

 薄暗い部屋に入った瞬間、サーヴァントである彼は霊体化を解いて現れ、背中を壁に預ける。

 

「君は旅をする女の子だろうな、モモ」

 私はベッドに腰をかける。

 

「分かっているなら、ついてきてくれる?」

 私より6cmほど背の高い彼を見上げた。

 

「ああ。俺は君のことを大切に思っているからな。

 君の悲しみも喜びも、近くで瞳に納めておきたいんだ」

「……ねぇそれって、fate(運命)ってやつ?」

 炎の中、瓦礫の上で、彼が語ったその言葉を返した。

 

「ああ、fate(運命)ってやつ」

 暗闇の中で、彼は私を見た。

 緑の瞳、もう世界からなくなってしまった木々や草花と同じ色。

 

「……モモは俺の運命の人なのさ。灰色の世界に色彩取り戻す、旅をする女の子」

 私は体を横たえ、毛布を手繰り寄せ、口元までかける。

 

「……私が眠るまで側にいてくれる?」

 お祖母ちゃんが死んでしばらくの間は、目を閉じるのが怖くて、彼にこのわがままをよく言ったものだ。

 

「うん。だから安心して寝ろよ、モモ」

 彼が椅子を引きずって、ベッドの直ぐ横に座ってくれた。

 

「お話して」

 小さい子どものように、お願いする。

 

「……何を話すかなぁ」

 私に「家族ではない、道具だ」と言っておきながら、彼は父親のように振る舞ってくれる。

 それを願っている自らの弱さに、胸が強く締め付けられた。

 

 

 

 

「モ……トバルカインは、どうしますの?」

「アスカちゃんは決めたの?」

 2つのパンと、卵風の黄色ペースト、3色の食用フィルムを和えたサラダ、黄色のとろっとしたスープが本日の朝食。

 それを目の前にしながら、私とアスカは向き合っていた。

 

「いっせーので、で、言ってみよう」

「いいですわ」

 これからの人生を決める言葉を、息を整えてから言い放つ。

 

「旅立ちたい」

「旅に出ますわ」

 気持ちは、一緒だった。

 

「……いいの?」

「ええ! 

 何より、こんな時代に誰かと旅をするなんて経験……簡単に出来ることではないですもの」

「すごく危険だよ、きっと」

「大丈夫! わたくしのアーチャーとトバルカインがいれば!」

「……私のバーサーカーは?」

「……ええ! 彼も頼もしい仲間……? です!」

 おかしくって、顔を近づけ、くすくす笑いあう。

 漏れた吐息で、スープの白い湯気がふわふわと形を崩した。

 

 

「キャスターさんの所に行く前に、旅立つ事を伝えたい人がいるの」

「わたくしも一緒に行っても?」

「いいんじゃないかな。きっと喜んでくれると思うな」

 しっかり味わいながらご飯を食べて、着替えて、2人で彼女の元へ向かった。

 サーヴァント2体もついてきてくれた。リニアに乗って移動し、目的地の居住区で下りる。

 ずらりと番号が振られたドアが並ぶ廊下を歩いて、先日訪れたばかりの部屋のインターホンを鳴らす。

 

「あら、来てくれたの?」

 出迎えてくれたのは、顔色の良くなった車椅子の彼女。

 

「おはようございます、モニカさん。こっちは私のバーサーカーです」

「ああ……口が悪いことが特徴の!」

 バーサーカーは彼女の邪気がない発言に左眉を上げると、それからにたりと笑った。

 

「昨日はご挨拶できなくてごめんなさい。

 わたくしはアスカ。彼はアーチャー961」

「始めまして、モニカ」

 アーチャーは丁寧な挨拶をする。

 

「お客様がたくさんね! さぁ入って!」

 4人、つっかえながらも彼女の家にお邪魔した。

 

「レモンティーを出すわね」

「でも、生存権が……」

「それが不思議なの。

 今朝から何をしてもチケット減らないのよね、システムが変わったのかしら」

 モニカさんの言葉に、キャスター171の姿が脳裏に浮かぶ。

 彼女、都市の運営に早速手を入れ始めたのだ。

 

「はぁい、召し上がれ」

 全員の飲み物がのったトレイがテーブルに置かれ、穏やかなお茶会が始まった。

 私とアスカはリビングに元からあった椅子に座り、アーチャーは別室から持ってきたものに座った。

 出された紅茶をアーチャーがどう飲むのか、気になって観察していると、彼は顎にはめられた外骨格をガチャンと手で触れもせず変形させ、顔の下半分だけを露わにさせた。

 そうしてから美しい指先でカップの持ち手を摘まみ、熱い液体を静かに口へ含む。

 バーサーカーは「椅子が足りないので立っている」と言い、気負わない態度で佇んでいる。

 

「そう……旅に出るのね」

 私とモニカさんの会話を、バーサーカーは口を挟む事なく眺めている。

 

「逃げるために始めた旅だったんですけど……立ち向かう旅に、なりそうです」

「大変そうね、でも」

 彼女が温かい紅茶にレモン風味のボールを落とす。

 それを見てアスカも同じようにした。

 

「ロードムービーみたいで、ちょっとうらやましいかも」

「……でしょうか」

 私もカップの持ち手に指をかけ、酸味のある液体を口にする。

 

「モモタ、いつか絶対に帰ってきてね。そして、私にお話して。貴女が旅で見たものを」

 沢山の優しいしわが刻まれた顔に笑顔を浮かべて、モニカさんは私を見つめる。

 

「私、死にたいだなんて拗ねていたけれど、貴女が帰ってくるまで、頑張って生きているから」

「モニカさん……」

 その決意の宣言に、私は感じ入るしかなかった。

 

「きっと、素晴らしい旅になる筈よ。

 どの映画にも本にも記されていない、まだ生まれていない物語……」

 彼女の手がテーブルの上に置かれた。

 思わず手を重ねると、優しい力で握られ、包み込まれた。

 アスカも白い手をおずおずと出す。

 同じように、モニカさんは彼女の手を握ってくれた。

 

「あなた達の旅は、きっとそれなのね」

 その言葉に、心が震えた。

 

「わたくし、必ず帰ってきますわ」

「私も、みんなで必ず帰ってきます」

「この4人……じゃなかった、5人で、またお茶をしましょうね」

 ささやかな約束の間を、レモンの香りが通り抜けていった。

 

 

「旅立つ……それが、お2人の意志なのですね」

「そうですわ、キャスター171」

 モニカさんに旅立つ決意を告げた後、市長室へ向かった。

 人工革張りの肘掛けつきの大きな椅子に、キャスターが腰をかけている。

 

「そんな気がしたので、白色ラクダさん……グラン・カヴァッロでしたっけ、きちんと整備しておきました~」

 急におどけた口調に変わって、彼女は自らにぱちぱちと拍手をした。

 

「実に素晴らしい船だった! 時間が許すのならばオーバーホールしたいところだ!」

 廊下から突然声が飛んでくる、アーチャー255のものだった。

 

「ご協力お願いしたら、すごくイキイキし始めてぇ……」

「そ、そうだったんですね」

 私はたじろぎつつも頷く。モニカさんの家にいないと思っていたら、こちらに来ていたらしい。

 

「……この地球、どこにも安全な場所はない。

 聖杯戦争の脅威はあまねく人類に降りかかるでしょう」

 キャスター171は明るい声色から、落ち着いたものへと声を変える。

 

「それが続けば、どうなりますか」

 私はキャスター171に問いかける。

 

「……敗者はうずだかく積まれ、むなしい勝者だけが残りましょう」

 アスカが息を飲む音が聞こえた。

 

「私には全てを見通せない、しかし、無事を願うことは出来ます」

 澄んだ青い瞳が、市長室に並んでいる私達を順番に映す。

 

「モモタ・トバルカイン、アスカ・ピオーネ」

 気品ある彼女に名を呼ばれ、身が自然と引き締まった。隣にいるアスカも同じみたいだ。

 

「そして、アーチャーである■■■■■、バーサーカー■■■■」

 後半に呼ばれたサーヴァント2体の名を、私の脳は理解できなかった。

 まるで、誰かに邪魔されたみたいに。

 

「安寧は確約されません、試練が常に襲いかかる、乗り越えられず無残に死ぬかもしれない。

 けれど、心に決めたのならば、旅をするしかない」

 彼女は両の瞳を一度閉じた。

 

「星海に幹かける4本の樹、輝く金の船、命芽吹く楽園が見えます……私の瞳で捉えることが出来た未来はそこまで」

 瞳が開かれる。私は告げられた言葉の1つ1つを胸に刻んだ。

 

「貴方方の旅に喜びを。終わりに美しい光景が待っていますように」

 激励を受け取り、私達は果てしない旅に向かうことにした。

 

 

「上位の都市運営システムも、重要な情報も、普通の都市にあるとは思えません。

 ですから……わたくしの生まれ故郷である、『上級都市ピオーネ』に向かうべきだと思います」

 場所は変わり、デザートランナーの中。

 キャスター171の好意で、水も食料も着替えも、サーヴァントの現界を保ち、車の燃料にもなる液体リソースも、たっぷり積み込んである。

 

「場所、分かる?」

 シートベルトの確認をしながら、後方に座っているアスカに声をかけた。

 

「秘匿されています。なので、様々な都市を訪ねて、聞きましょう」

「その途中、都市が聖杯戦争がらみで困っているようだったら、助ける……だよね」

「ええ、その通りですわ。

 人助けをすれば、きっと良いことがあるはずですもの」

 気持ちの方向と考えを再度確認する。

 私達は旅をする。それは、誰かを助けるために。

 

「全システムと接続、同期完了。デザートランナー、発進できるぞ」

 バーサーカーからの報告。

 

「みな、ベルトはつけましたか」

 通路へ繋がる扉が開き、倉庫で物資の確認をしていたアスカのアーチャーが運転席に戻って来た。

 彼の声にはっとして、慌ててシートベルトを留める。

 

「トバルカイン、出発の言葉を頼みます」

 アスカからの提案。前は戸惑ってしまったけど、今は落ち着いて振る舞える。

 

「よし、じゃあ」

 深く息を吸い込む。

 

「デザートランナー発進! 目的地は上級都市ピオーネ!」

 軽快な声で言い放つと、上機嫌なバーサーカーの返事がやってくきた。

 

「了解! 未来に向かって爆走だ!」

 エンジンが始動し、車体が細かく震える。

 ハンドルを握るのは私のバーサーカー。

 アスカの隣に控えているのは頼もしいアーチャー。

 暗くて長い通路を走り抜け、真っ青な空の下に広がる大地へ。

 車輪は唸り、地平線の向こうを目指して駆けていった。

 

 

 

 

 そんな格好良く覚悟を決めた旅は、直ぐに終わった。

 

 

「全員手を挙げろ! 不信な動きを見せれば! その瞬間にぶち抜くぞー!」

 シートベルトをつけて座ったまま、両手を私は挙げた。

 アスカのアーチャーは弓を顕現させる素振りを見せたが、自らのマスターを思ってか、大人しく機械部品のついた両手を上げた。

 

「この船……車でいいのかな? えへん……この車は!」

 運転室の床に隊列を作るのは、紙を折って出来たネズミ達。

 

(わたし)率いる、ヒメージ盗賊団が乗っ取ったぁ!」

 ガスマスクのような覆面の下から、可愛い女の子の声が響いた。

 

 

 第10話 みんなの願いごと

 終わり




 単語説明


 機械化サーヴァント
 サーヴァントの人格と魂を破壊し、純粋な兵器として運用できるように作り直したもの。
『特殊ミキサー』にサーヴァントをかけ、粉砕。
 ペースト状になった肉を合わせ、頑丈な機械ボディに詰めて出来上がる。
 疑似人格や人工魂魄を搭載した機体もある。
 様々な機械化サーヴァントがいるが、その中でも星座の力を模したものは、倒すべき誰かを探している。


 聖杯戦争
『聖杯』を景品として開催されている生存競争。
 AI、人間、サーヴァントの三つ巴の殺し合いであり、これのせいで多くの地下都市が滅びた。


 聖杯
 願いを叶える力があるという願望器。しかし、その実在は不明である。


 星海に幹かける4本の樹
 キャスター171の予言に出てきた単語。詳細不明。


 輝く金の船
 キャスター171の予言に出てきた単語。詳細不明。


 命芽吹く楽園
 キャスター171の予言に出てきた単語。詳細不明。

 都市28
 ツヴァイ・エーテルウェルが管理していた、この世界においてごく一般的な地下都市。
 彼が逃亡してしまったため、キャスター171が代わりに市長となった。
 生存権が廃止され、生活はもっと自由になる予定。


 エーテルウェル
 都市運営型のAI、その系譜の1つ。
 祖先にあたるものは、エネルギーの運用と運搬を効率良く行うためのソフトウェアであった。


 上級都市
 AIに選ばれた人間が住んでいる。
 兵器の開発、製造、所有が唯一許されている。


 登場キャラクター紹介


 ツヴァイ・エーテルウェル

 身長/体重:180cm・? kg
 出身:地下都市 年齢:稼動年数不明、アンドロイドボディは30歳前後
 属性:秩序/悪 性別:男性モデル
 好きなもの:自分
 嫌いなもの:リリス様、自分以外のAI、無駄

 都市運営システムの内の一体。自己進化するAI。
 エーテルウェルはエネルギー管理の為に開発されたソフトウェアで、名字にその名残が残っている。
 都市28の運営を任されていたが、何かに気が付き、聖杯戦争の勝利を目指して動き出した。
 プライドの高さも他人を見下したかのような無礼な態度も、全て設計通りの動き。
 現在、都市運営もアンドロイドボディも放棄し、逃亡中。


 終末世界のキャスター

 クラス:キャスター
 真名:シバの女王0171
 マスター:ツヴァイ・エーテルウェル

 旧約聖書に登場する、ソロモン王へ3つの問いかけをした神秘なる女王。
 ツヴァイ・エーテルウェルに召喚され、令呪の縛りのもと、多くのサーヴァントを捕らえてきた。
 現在は都市28の管理を一所懸命に行っている。


 モニカ

 身長/体重:? cm・? kg
 出身:地下都市 年齢:76歳
 属性:秩序/善 性別:女性
 好きなもの:日常、自分のアーチャー、わくわくすること
 嫌いなもの:退屈

 都市28で出会った老婆。後述するアーチャー255と暮らしている。
 日々生存権を使いながら暮らし、定められた死を待つ、この世界における一般的な市民。
 ぬるま湯のような絶望に包まれていたが、モモタやアスカとの出会いで生きる喜びを思い出し、元気になった。


 終末世界のアーチャー

 クラス:アーチャー
 真名:ニコラ・テスラ0255
 マスター:モニカ

 1800年代から1900年代にかけて、世界の電気工学の歴史を変えた大天才。
 自信にみなぎった、どうどうとした態度をしている。
 モニカの父の遺品として彼女に贈与され、50年以上を共に過ごした。
 他のサーヴァント同様、自由はなく、鬱々とした日々を過ごしており、やや元気をなくしていた。
 現在はワームロボットや他の機械のメンテナンスに赴き、充実した毎日を送っている。


 機械化バーサーカー

 クラス:バーサーカー
 真名:詳細不明(14体のサーヴァントを混合したもの)
 マスター:ツヴァイ・エーテルウェル

 バーサーカークラスのサーヴァントをミキサーにかけ、砕いたペーストを多脚ロボットに詰めたもの。
 バーサーカー04が詰め込まれていた間は驚異的な回復スキルを有していたが、彼が抜けた後はそれを失い、アーチャー961に倒されてしまった。

 その体は蟹座の力を宿す。
 人格はプログラミングされたもので、魂は模造品。それでも確かにサーヴァントだった。
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