学生同士の諍いの現場から、幼なじみであるアスカを連れ出したモモ。
学生がアスカを責めていた理由。それは、生存権の有無によって厳格に区別され、処分される、残酷な現実への怒りだった。
アスカは語る。「生まれながらに決められた、上流階級という恵まれた地位」、それに苦しむ胸の内を。
モモは彼女を慰める言葉を見つけることが出来ず、その場は別れる。
夕方、学園玄関でアスカと偶然出会い、また次の日会おうという約束をしたモモ。帰宅し、ベッドに入りながら、明日を夢見て眠りについた彼女だったが、自らのサーヴァントのせっぱ詰まった声に起こされる。
「都市運営を司ってるAIの野郎、狂ったらしい」とバーサーカー04は告げ、強引にモモを連れ出し、逃げ始めた。
気温の異常な上昇、火に包まれる都市、焼けていく人々。
それら全て見捨てるかのようにバーサーカー04はモモを背負い走る。
たどり着いた駅で2人が目にしたのは、『聖杯戦争』という謎の儀式の開催を宣言するAIの姿だった。
混乱するモモの前に、寝間着姿のアスカが現れる。
「自分のサーヴァントに守ってもらった」と語るアスカ。
幼なじみとの再会を無邪気に喜ぶモモに、彼女は乾いた瞳で告げる。
「殺し合い、しましょう?」
マスターであるアスカの言葉を合図に、戦闘態勢をとるアーチャー961。
──これより始まるは、
「えっ……?」
殺し合いという言葉に、私は呆気にとられてしまった。
そんな私の前にバーサーカーが一瞬にして移動し、飛んできた何かを掴んだ。
「アーチャー殿……俺のマスターを殺す気か?」
それは青白く燃える矢。掴んだ右手の中で、篭手を焦がしながらあっという間に燃え尽きる。
「答えてくださ……いや、答えろ、アーチャー961」
アスカのアーチャーは何も言わない。ただ、白と青に輝く弓矢を構えた。
武器、だ。電子ライブラリで見た、他者を殺すための道具。
「アーチャー……勝ってね」
主である彼女の乾いた言葉に、サーヴァントは頷くだけだった。
次の矢がつがえられる。真っ直ぐ、私に向けて。
「……ではこちらも加減をしないぞ、アーチャー!!」
バーサーカーはその手に槍を出現させた。金属の穂先と木製の持ち手の、飾り気のない武器。
そして、犬歯を剥き出しにした獰猛な表情で襲いかかった。
「アスカ。や、止めよう。アーチャー、家族なんでしょ、怪我を……殺し、ちゃう、かも」
私は混乱しながら友達に呼びかける。
「……家族なんかじゃ、なかった」
ナイトローブ越しにも分かる細い体を、アスカは両手で抱き……それから、かきむしった。
「貴女もサーヴァントの戦いを見れば分かる!!
彼らは人間と同じ形をしていても、人間なんかじゃない……兵器なんだって! 殺戮の道具なんだって!」
熱風に体をあおられて、倒れそうになる。
目を横に向ければ、2体のサーヴァントの戦闘の余波で瓦礫が粉砕されて細かく吹き飛んでいた。
(バーサーカー……あんな動きが出来るなんて……まるで映画みたい……)
現実とは思えない光景が繰り広げられている。
矢は空間を裂く音を発しながらバーサーカーを狙うが、彼は壁を走りそれを避けた。
アーチャーが次の攻撃を行おうとする、が、壁を蹴って接近したバーサーカーの槍をかわすためにその動きを中断した。
白い外套をはためかせ後ろへ飛び去りながら、矢をつがえ、撃つ。
「わたしね、知ってしまったの、知らない方がよかった事、知ってしまったの」
見慣れた町の風景が、変わる事などないと思っていた世界が、どんどん壊れていく。
「システムの声を聞いた? この都市で、1人しか生き残れないんだって」
武器と武器がぶつかり合う音の狭間で、誰かの泣き声が聞こえた気がした。
「分からないの、もう、自分が生きたいのか、死にたいのか分からない……」
アスカは戦いや崩壊からも目を逸らして、しゃがみ込む。
「……あの時、助けてくれてありがとう」
「えっ?」
唐突な感謝の言葉に、私はうろたえた。
「今日のお昼のとき、助けてくれたこと、嬉しかったの。
……初めてだったから。打算も裏表もなしに、人間に助けてもらえたこと」
しゃがみ込んだままの彼女が顔を上げた。すすのついた頬の上に、固い笑顔を無理に作っている。
「生きてるだけで憎まれて、うらやまれて、苦しかった……。
ねぇトバルカイン、貴女が勝って。
やだよ、こんなに苦しいのに生きるの、もう、やだ……」
「……私」
暑くて熱くて、涙も出ない。
どうしてだろう、こんなに胸が痛いのに。
「マスター!!」
バーサーカーがアーチャーの弓の一撃を槍で受け流しながら、私に叫んだ。
「どうしたい?!」
「どう……って」
瓦礫が積もった不安定な足元は、まるで私の心を映しているようだった。
「これは俺が決める事じゃない! お前が頭で考えて決める事だ!」
彼は絶え間なく飛んでくるアーチャーの矢を、槍でなんとかいなしながら、私に声をかけ続ける。
「俺はこの時を待っていたんだ! お前がその手で運命の針を動かすその瞬間を!!」
バーサーカーと10年一緒に暮らしていたけれど、こんな感情的な声初めて聞いた。
(知らなかった。彼、こんなに熱い人だったんだ)
人間の枠を超えた戦いは、バーサーカーのやや劣勢で続いていく。
「俺ってば加虐趣味だからな!
ずっとイライラしていたんだ! 人の生き死にが勘定される……こんな狭っ苦しい世界に!」
弓と同じ速度でアーチャーが突っ込んできて、バーサーカーが圧される。
しかし彼は突進を槍の持ち手で受け止め、決して倒れない。
「マスター! 世界は広いんだ! お前が欲しい未来がどこかにきっとある! 掴み取れる!
1人じゃできないって泣き言を言うのなら、俺が手と頭を貸してやる!」
アーチャーは弓と矢を両手に持って、バーサーカーが持つ槍へ交互に打ち付ける。
「俺はお前のサーヴァントだ! 家族などではない!
お前の暴力を! 感情を! 代行するための道具だ!」
火花が散るその一撃一撃が、槍にひびを加えていく。
(考えなきゃ、自分がどうしたいか、彼に何をしてほしいのか、言葉にしなきゃ……!)
彼の声が心に届いて、からからに乾いた瞳から、涙が一粒こぼれた。
「私の、気持ちは……」
何を感じているのか、何をしたいのか、うんと考える。
今までは全部、都市運営のAIやバーサーカーが考えてくれた。
けどこれからは、自分の頭で考えなきゃ。
いや──考えたいと、思った。
「マスター! お前の気持ちを、言えぇぇ!!!!」
槍が砕け、アーチャーが手に持つ矢尻がバーサーカーの胴体に突き刺さった。
60℃の熱風を肺に満たしながら、私は思いの丈を叫ぶ。
「死にたくない! でも……戦いもしたくない! 誰も傷つけたくないし、殺したくないよ!」
「……トバルカイン」
アスカが顔を上げ、機械的にバーサーカーと戦闘を続けていたアーチャーが止まった。
「痛い……」
右手の甲を見る。
そこにある時計のような形の赤い模様が、色鮮やかさを増していた。
いや、幼い頃からずっとここにあったのだ。
ただ、私が『戦う』という選択肢から目を背けていただけで。
「令呪……!」
サーヴァントを使役する、マスターの証。
──意志の、戦う意志の証明!
「痺れるほど甘い考えだ……現実を知らないにもほどがある! マスター!」
攻撃を受けた体で、バーサーカーは言い放つ。
「でもそれでいい! それがいいんだ! 叶わぬ夢を叶うって言い続けよう! モモ!」
彼のその顔は、初めて会った時、自死を乞うたあの時の……満面の笑顔だった。
「そんな人間が、俺、一等好きなんだ!」
ぴたりと停止しているアーチャーを押しのけ立ち上がり、駆け寄ってくる。
熱せられた合成樹脂の地面に、彼の血が垂れ落ちた。
「叶わなかったらどうなるの……?」
恐々と聞く。
「幸福な気持ちで死ぬんだ! 俺がいる限りそんな事させないけどな!」
「死ぬのはいやだよ!」
「は、は、あはははは!!!!」
彼は血濡れの顔で笑う。彼はサーヴァント、バーサーカー。
──理性持たぬ、狂戦士。
「勝利条件を、対象の殺害から無力化に変更する……」
笑顔を浮かべたまま平坦な声で言うと、彼はデバイスを埋め込んだ右腕を天井へ向けた。
「都市運営のシステムへ、スキルにより干渉開始……成功」
天井から細かな水が溢れ出す。
「スプリンクラーを作動させた。建物の延焼はこれで防げるはず」
「……アーチャーは、どうするの? 大人しくさせるの? ……殺して、しまうの?」
「殺せない、俺の方がステータス低いからな。でも、戦いを止めさせる事は出来る」
彼は左側の唇を得意げに吊り上げてから、くるりと体を反転させ、前方へ向けた。
「アーチャー殿、私は貴方の真名を知っている」
ばきりと音がした。アスカのアーチャーが姿勢を起こし、瓦礫を踏み砕いたのだ。
「どれほど覆っても、隠しきれない高貴さ、卓越した弓の腕、燃える矢。そして何より」
バーサーカーはもう一度その手に槍を出現させた。
「バーチャル碁を打ち合って分かった。
全体を広く俯瞰し、未来が見えているかのような戦いの運び方。貴方の真名は……」
「言わないで! モモのバーサーカー!」
しゃがみ込んでいたアスカが慌てて立ち上がったが、足をもつれさせて転んでしまった。
バーサーカーは転んだ彼女をちらと見たが、口を止めるそぶりは無く、そのまま決定的な一言を告げる。
「──アルジュナ。
王の子、パーンダヴァ五兄弟の三男にして、雷神の血を受け継ぐもの。
勝利の後、全てを終わらせ後世に託し、白き山に去った誇り高き戦士」
……アーチャーが美しい弓を投げ捨てた。地面に落ちる前に、それは映画で見た雪のように溶け消える。
「だめ、アーチャー、だめ……」
アスカが彼の元へ行こうと地面を這う。大きな瞳の幼さ残るその顔には、怯えがはっきりと浮かんでいた。
「私を……」
彼の顔の下半分を覆い隠す、獣の顎を思わせる意図の黒いギアから、声が轟く。
「アルジュナと……」
手が、瞳を覆っている暗い琥珀色のギアをわし掴む。
「呼ぶなぁぁぁぁぁ!!!!」
そして、壮絶な音と共に砕かれ、剥がされた。
黒い獣の顎は壊れつつ開かれ、彼の瞳が露わになる。美しい顔にある、瞳の怒れるその色は……金。
「ああああああああ!!!!」
アスカのアーチャー、真名アルジュナは、全身から雷鳴をほとばしらせた。
「バーサーカー、私を、よくも、よくもぉぉぉ!!!!」
「アルジュナ殿、いや、何か……ん? ああ、なるほど」
バーサーカーは何か合点がいったのかぽつりと呟く。
「
その言葉の意味を、彼に聞く余裕など無い。
「無名のバーサーカーごときが! この
雷を帯びた瓦礫がずいっ……と浮かび上がる。
「電磁石、レールガン……いや、理屈なんてどうでもいい!
凄いな……人知を超えし英雄! 本当に素晴らしい!」
「その顔を仮面ごと吹き飛ばしてやろう、俺を知ったものは皆殺しだ!!」
私は物陰に隠れつつ、なぜか楽しそうなバーサーカーに声をかける。
「勝てるの?!」
「──ああ、危なげなく」
彼が言った瞬間、巨大な瓦礫が目視できないほどの速さで放たれた。
「はっ……」
アルジュナは、獣の外骨格じみたギアがつけられた口を、大きく開いて笑みを作る。
バーサーカーの左腕が、簡単に消し飛んだからだ。
「っ……」
私は悲鳴を上げないよう唇を噛む。場面の凄惨さにアスカが口元を抑えた。
「おー……」
バーサーカーは、感心したような、どこか間延びする声を上げながら、腕のあった場所を見る。
「次は頭だ! バーサーカー!」
「いや、違う」
サーヴァントは金に輝く瞳を開きながら宣言をしたが。
「やり直しだ、アルジュナ殿」
バーサーカーの左腕が、瞬きの内に再生した。
「……何だそれは」
致命の一撃を与えた側であるアルジュナが、呆けたような表情をつくる。
「何だと思う?」
「……加護か?」
「私だって一所懸命考えたんだ。貴方だって、私の真名に思いを馳せてくれ」
「どうでもいい! 一瞬で全身を蒸発させる……!」
浮かばせていた瓦礫がぼとぼと落ちて、転がる。
頭部にある耳のようなパーツが金色に輝き始め、その下で、アルジュナは眉を、顔を歪ませた。
それを見たバーサーカーは、声を上気させながら呟く。
「殺意を剥き出しにした表情……実に人間らしい……。
神話の英雄は強く、美しいな。泥をすすっていた私とは大違い……」
アルジュナが手のひらに何かを発生させた。目を凝らせばなんとか、銀色の球体だという事が分かる。
──それを目にした瞬間、全身を恐怖が支配した。
(『あれ』は、だめだ)
命あるものである限りどうしようもない、そんな、絶対的なものだ。
「バーサーカー」
「ああ、詰んだな、マスター」
あっけらかんと言い放つ。
「神罰執行……」
アルジュナはこちらを睨みつけながら謳う。
「うう、ごほっ、こほっ」
その時、地面に伏せっていたアスカが激しく咳き込んだ。
遅れて、口からぽたぽたと血が落ちる。
落ちた血は、スプリンクラーの水に混ざって流れていく。
「チェックだ、アルジュナ殿。必殺の一撃を放つ前に、貴方のマスターが死ぬぞ」
バーサーカーは、輝く緑の瞳から冷徹な眼差しを敵へ飛ばした。
「60℃の熱波の中、何時間彷徨っていた?
その後立て続けに激しい戦闘だ、彼女の小さな体では耐えようがない」
バーサーカーが話している間に、アルジュナが手の内に発生させていた光が、徐々に弱くなっていく。
まるで、アスカの命の灯火が消えていくのと呼応するかのように。
痙攣が止まらない彼女の元へ、アルジュナは駆け寄った。
「マスター! マスター!」
今にも死にそうなアスカを抱きかかえるアルジュナの元へ、バーサーカーは歩いていく。
「取り引きしよう、アーチャー0961」
アルジュナの金の瞳が、自らのマスターと敵であるバーサーカーを素早く交互に見る。
「私には自己も他者も回復させるスキルがある。条件さえ飲んでくれれば、貴方のマスターを治療しよう。
私がたどり着いてしまった貴方の秘密についても口外しない」
「……言え、バーサーカー04」
「停戦と同盟を。このままでは私のマスターも死んでしまう、一緒に脱出しよう」
再生したばかりの左手を胸に当てながら、バーサーカーは冷静な声で条件を告げた。
「……信用できるか」
「とは言いつつも、貴方は飲むしかない。自分のマスターを殺したくはないだろう?」
アルジュナは数秒間ざりざりと歯ぎしりをしてから、苦々しげな顔で頷いた。
「……勝利条件を達成できた。では、治療を」
激しく痙攣を繰り返すアスカの青白い額に、バーサーカーはそっと右手を当てた。
緑の光が内側にゆっくりと染み込んでいき……それが消えると、一筋の汗が流れた。
「気管支の火傷、破壊されていた神経の再生……その他もろもろ、治療した」
アルジュナの腕の中で、アスカは静かな息を立てて眠っている。
「さて、問題もまるっと解決した事だし、脱出しよう」
とんでもない方法で、とんでもないサーヴァントを無力化したバーサーカーに駆け寄る。
顔を、じっとりとした眼差しで見てやった。
「バーサーカーって、性格悪いね」
「一緒にいて気がつかなかったのか? モモは人間観察眼を磨くべきだな」
「……口も悪い」
「私は聖人のようにも悪人のようにも振る舞えるぞ。
マスターは私の使い方に気をつけてくれ」
「うん……」
会話を終え、幼なじみを抱き抱えているアルジュナに声をかける。
「アルジュナ、ごめんなさい。そしてありがとう、アスカを助けてくれて」
「……俺の事は、アーチャーか、961と呼んでくれ」
「事情があるんだよね。分かった、アーチャーって呼ぶ」
アルジュナもといアーチャーは、顔を隠すように手を当てる。
機械のようなギアが再び現れ、覆った。
「……上流階級の居住区に、乗り物がある。それがあれば過酷な外の環境にも耐えて移動できる」
「アーチャー殿はお詳しいこと」
「無駄口を叩くな、バーサーカー。
……行こう」
「待って!」
移動を始めようとしたサーヴァント2体を制する。
「……他の、人は?」
この都市の人口は約1万人。
被害も火事も酷い、助けを求めている人がきっといるはずだ。
「スプリンクラーのシステムに干渉した時、救難信号も飛ばした」
バーサーカーが私の疑問に答える。
「直近の3都市が反応した、12時間以内には助けがくる。
避難用シェルターも、ロックされていたが解放した」
「でも、今、苦しんでいる人がいる」
「……そうだな、マスターモモ」
「助けに、行きたい」
「駄目だ」
「何で……!」
バーサーカーはデバイスを埋め込んだ右腕を動かすと、天井からぶら下がっているモニターを作動させた。
「これは……」
アーチャーが感心したかのような声を出す。
そこに映っていたのは、焼けていく都市の内部と、その中で動くサーヴァント同士の戦い。
「この都市のAIが集めていた映像だ。間違いない、他の都市でも聖杯戦争のようなものが始まっている。
……サーヴァントとマスターが
「でも」
「モモ、きつい言い方になるが、俺は人間を数で見るぞ。
俺がスキルで数人ぽっち癒すよりも、このまま立ち去った方が、生存人数は最終的に多くなると計算した」
彼の非人間的な発言を聞きながら、拳に力を込める。
「納得しろとは言わない」
そう続けた彼に、言葉を返す。
「納得しないよ、私の信念と違うから」
「……良いマスターだよ、君は」
バーサーカーは私の肩を優しく叩いた。
私はまだ思いを訴える。
「……上流階級エリアに行く途中、治せそうな人を見つけたら、治療していこう。
これはマスターとしての命令だから」
肩を叩いた手を握り返し、彼へ告げる。
バーサーカーは私に言った。
「使えている主に、自分とは相反する意志をぶつけられるというのは……やっぱり良いものだな」
第3話 少女の志しは星より青く
終わり
単語説明
マスター
サーヴァントの所有者の中でも、魔術的な契約で繋がり、この世界への楔として機能している存在を指す。
楔として機能すればよいので、人間やアンドロイド体のマスターもいる。
体のどこかに浮かび上がる令呪が、マスターとそうでない単なる所有者かを見分ける印。
令呪
サーヴァントと契約しているマスターに浮かび上がる3画の赤い紋様。
デザートランナー世界では、サーヴァントと契約しているマスターが戦う意志を強く抱いた時、色濃く浮かび上がるようになる。