モモの大切な友達であるアスカ・ピオーネは、薬物の力によって自由奪われ、サーヴァントを無くし、自らの記憶まで消されてしまった。
そして……叔母であるエト・ピオーネの家族、『フィリア・ピオーネ』と名を変えて、地下都市で上質な生活を送っていた。
けれど、彼女の魂は何か覚えているようで。ある日、真実を呼び起こすような美しい夢を見るのであった──。
第64話 始まりの庭で『永遠』を見た君は
わたくしは、とても不思議な夢を見ていました。
陽光が再現された人工灯の下、ガラス繊維で出来た植物に囲まれた緑あふれる庭に、いつの間に立っていたのです。
(ここはどこでしょう?)
辺りをぼんやりと見渡してみると、真っ白な小さな箱……いえ、棺が庭の隅に置かれていることに気づきました。
透き通る葉と、今にも砕けそうな極彩色の大輪の花の下に、隠れるようにあったその棺。
わたくしは屈んで、それに耳を近づけます。
「……お母さま、どうして死んでしまったの?」
泣きながら呟いている、小さな女の子の声。
……それは間違いなく、まだ幼かった頃のわたくしのものでした。
(これは、わたくしの昔の夢?)
疑問符が頭に浮かびます。
(変な夢……。
だってわたくしは、昔からエトおばさまと暮らしていて……お母様のことなんて、覚えていないのに)
両親を亡くしてすぐ、親類に引き取られ、それからずっと『上級都市ピオーネ』で2人暮らし。
(そのはず、なのに)
目の前の棺の中に疑問の答えがありそうで、わたくしは屈んだまま箱の蓋を開けようとしましたが、まるで溶接されているかのように固く、びくともしませんでした。
「……どこですか」
誰かが庭に足を踏み入れた音。わたくしは棺から慌てて離れて、ガラスの植物の影へ隠れます。
「どこにいるのですか」
感情を全て押し潰して、平たくしたような若い男性の声。
気付かれないよう、そっと覗いて見てみると、青い糸で刺繍が施された、美しい白い礼服を着た人物が立っていました。
でも、顔はつるっとした質感のヘッドギアなどで隠されていて、黒髪であることくらいしか分かりませんでした。
あと、黒い2つ角みたいなパーツも頭についています。
「箱の内に、だれか……」
彼はすぐに棺を見つけると、しゃがみ込んで、中にいる小さな女の子に声をかけました。
「……ねぇ、見知らぬあなた」
女の子は棺の中から彼へ言葉を紡ぎます。
「どうして、このせかいには『永遠』ってないのかしら?」
それはとても素朴な声で……故に、世界の何もかもに絶望しきっているかのような響きを持っていました。
「──だいすきな人は、いつかみんな死んでしまう。
思い出がたくさんあるお家も、いつかくずれさってしまう。
きらきらの宝石だって、くだけて、ぼろぼろになるの。
夜空にかがやくお星さまだって、うんと未来には、全部消えてしまうのでしょう?」
彼は白の布に包まれた膝を、緑の柔らかい地面につけたまま、女の子の言うことを全部聞いています。
「それに……わたしは、お母さまの一番たいせつなものには……なれなかったの、ずっとなれないの。
だから……もう何もいらない。だって……『永遠』じゃ、ないのだもの」
棺の上に、彼の手がそっと置かれました。
「……それが、棺に入った理由」
「うん」
女の子は以前箱の中のまま、彼の言葉に答えます。
「わたしを気にかけないで。わたしをかえりみないで。
わたしを想わないで。わたしをよばないで。
わたしを……あいさないで。
だって意味がないの。だって……さいごには全部、失なわれてしまうのだもの」
彼は女の子に語りかけます。
「あなたはこれから、どうするのですか」
「──死ぬわ、お母さまと同じように」
庭を満たす優しい人工の日差しは、上から平等に降り注いでいるというのに、この場にいる誰も、温めてはくれていないようでした。
「……」
彼は無言で棺の蓋に指をかけると、とても慎重に取り外しました。
「……ねぇ、どうして開けたの?」
悲しみと疑問が混ざった声で言いながら、昔の……7歳頃のわたくしが身を起こします。
ビニール繊維で作られた色とりどりの花が、棺からいっぱいこぼれ落ちました。
まだ幼く、短かった黒い自分の髪にも花がついていて。
彼は長い腕を伸ばすと、枝から摘み取るようにそっと指先でそれをはがしてくれました。
「教えて、見知らぬあなた」
舌足らずな自分の声が聞こえてきます。遠い過去からの言葉。
「それは……私が……」
彼の声には、自分でも、自分の行動の理由が分からないような、戸惑うような響きが含まれていました。
それでも……最後には、彼自身の言葉で答えてくれました。
「……俺が、1人になりたくないと……思ってしまったからだ」
小さい頃のわたくしは、彼をぼうっと見つめています。
紫色の宝石がついた髪飾り……お母様の形見だと聞いているそれが、きらっと光を反射しました。
「あなた……とてもきれいな人ね」
まばたきをすれば、子どもの白いほっぺの上を涙が流れていきます。
「わたし、『永遠』をさがしているの……あなたは『永遠』?」
彼は首を横に振って、否定の意を表します。
「この世に永遠のものはない。全ていつか、滅び去る」
「じゃあ、どうして生きているの? ……何も、のこらないのに」
うなだれるかのように、顔を下へ向ける彼。
「……分からない。俺は、俺が生きている意味や価値が、分からないんだ」
女の子は言葉を聞きながら、棺から完全に立ち上がると、ふわふわの造花を彼の頭の上にたっぷりのせました。
彼がはっとした様子で顔を上げます。
「あなたとわたし、おんなじね」
はらはらと、彼の黒い頭髪の上をパステルカラーの花が流れていきます。
「見知らぬあなた。あなた……とてもきれいな人ね」
女の子は花をすくい取っては、彼へ注ぎます。
はらはら、はらはら。こぼれていく花、流れていく色。
「──決めた。
死ぬのなら、あなたみたいな、きれいな人のとなりがいい」
女の子も彼も花にまみれていて、そこに白の人工灯の光が差し込みます。
「なんだかそれって……とても、『永遠』のような気がするから。
思ったの、かんじたの」
涙を手の甲で拭って、ほんの少しだけ女の子は微笑みました。
「わたし、あなたのことが好きになってしまった。
ねぇ、『愛』してもいい? 『愛』は『永遠』だって、お母さまは言っていたわ」
彼は機械部品で隠された向こう側から、じっと彼女を見つめていました。
「それだけはどうか……許してほしい」
膝をついている彼の姿は、懺悔する罪人のようなシルエットで。
「俺に愛される価値などないんだ! 俺は生きていてはいけないんだ!
俺は……産まれてきてはいけない存在だったんだ……!」
崩れ落ちるように両手まで地面につけて、顔を隠すと、泣く人のように肩を震わせたのです。
「だから俺は置いて行かれたんだ……俺は必要とされなかった……俺は邪悪な存在だったから!
……だから、『永遠』に誰にも『愛』されてはいけないし、永遠にどこにも行けないんだ!」
明るいだけの庭で、花にまみれながら、彼は
女の子はまばたきもせず、その背中を見ていて。
「じゃあ、わたしがあなたの手を引いて、つれて行ってあげる」
躊躇もしないで、透き通った声で語りかけました。
「……どこへ?」
「どこかへ。
どこにも行けないあなたとわたし。2人だけで行けるところへ、行きましょう?」
彼女は言葉を続けます。
「あなたはわたしに『永遠』を見せてくれたから。わたしはあなたに、おんがえしをしてあげたい」
顔を恐る恐るあげた彼の頬へ、女の子は指先だけで触れて、目と目を真っ直ぐに合わせます。
「あなたが、世界中の人にきらわれても、わたしは好きだと、言いはりつづけるわ。
あなたが、なみだをながす時は、そばにいて手をにぎってあげる。
だれかが、あなたを、きずつけようとしたときは、わたしも同じきずをうける。
何もできないときは、空を見てあなたを想う、いのりをささげる」
「……どうして。何の価値もない俺に、そこまで……」
女の子は彼がしてくれたように、彼の髪へついていた花を指先で摘み取りました。
「わたし、あなたを『愛』したいと、思ったから。
……そういえば、おかあさまは亡くなるまえ……もう1つ、言っていたわ」
彼は身動きも出来ず、じっと声を聞いています。
「『人間には運命があって、その下で運命の人に巡り会う』……って。
そっか! あなたはきっと、わたしの『運命の人』!
『運命の人とは、愛を分かち合う人のこと』……『運命』が先? 『愛』が先? ……どっちでも同じね」
上から降り注ぐ光が、一瞬だけ明滅します。
「あなたから見たわたしはそうでなくとも……わたしにとって、あなたはとくべつ。好きな人」
女の子の邪気も何も含まれていない透明な声が、小さな庭に静かに響いていました。
「だから……」
数百年前に録音された鳥達の歌声も、そっと庭に流れ出します。
「そばにいてもいい?
この『棺』から出て、もういちど『棺』に入って、もやされるまで、あなたのそばに」
少女の言葉の意味。つまりそれは、生きてから、死ぬまで。
「……俺は答えられない、その権利を持たない」
呆然としたような口調で、彼は答えます。
「そう、ならかってにそばにいるわ」
女の子はいそいそと棺の中から体を出して、まだ膝をついている彼の手を引っ張りました。
「いきましょう? わたし、あなたと生きていたくなったから」
彼は彼女を思ってか、立ち上がります。
「……俺は、生きていてもいいのだろうか。何もかも間違って、息をしているというのに」
吐き出された言葉。
「分からないわ。わたしだって、おかあさまが死んでしまったのに、生きていていいのか……分からないの。
でも、ないていたらおなかが空いた、頭もいたい。
いっしょにごはんを食べて、それから考えましょう?
あなたといっしょに食べたなら……お母さまといっしょに食べた時と、同じくらい、おいしく感じそうなの」
女の子と彼は、手を繋ぎながら歩いて、庭の外へ消えていきました。
残されたわたくしは、棺の中を覗き込みました。
造花が散らばり、死を連想させるその箱の中は、空っぽで──。
「……ィリア、フィリアってば!」
エトおばさまの声と、肩を揺さぶられて、わたくしは微睡みから目を覚ましました。
「どうしたのフィリア? サーヴァントオークション、あまり面白くなかった?」
今いる場所は、柔らかな赤の布張り椅子が設置された、劇場のような空間。
わたくしの隣に座っている人は、茶色の髪をお団子にして、簡素なドレスを着たエトおばさま。
「……ごめんなさい。少し、眠ってしまっていたみたいで」
共に暮らしている、大切な家族です。
でもなぜでしょう。彼女に「フィリア」と呼ばれると、時折頭が痛むのでした。
「体に不調は無いのね、ああ……よかった」
エトおばさまは、少しほうれい線の刻まれた顔に安堵を浮かべて、ほっと息を吐いています。
「あなたに何かあったら……私、死んでしまいたくなるもの」
そう言葉を続けるおばさまを安心させてあげるため、わたくしは唇を動かしました。
「何もありませんよ。だってここは世界で一番安全で、全てがある場所なのですから」
わたくしは髪を飾る紫の石に指で触れ、その次に胸を飾る緑の宝石を触り、心を落ち着かせます。
「……フィリアの言う通りね、
だってここは、女神リリス様の遣いであるAIによって、何重にも守られている上級都市ですもの」
まだ席に着いているわたくし達をおいて、ぞろぞろとオークションの観覧者が帰って行くのが横目に見えました。
今回のオークション、その前哨戦である下見会の感想をひそひそと会話しながら。
「いやぁ……あのコルキスの魔女はなかなかの美しさでした」
「まだ下見会だというのに会場の熱気がむんむんと……。
今回のオークションも湧きそうで、実に楽しみですな」
「やはり、狙いはあのサーヴァントですか?」
「ええ。神の血を引く美丈夫……全く、凝り始めると、生存権がいくらあっても足りませんよ」
「私もあなたほど生存権があれば……シャルルマーニュの勇士達を一揃えしたいものです、あははは」
見目麗しいサーヴァントを連れている者、煌びやかな宝石を身につけている者。
全て、上流階級の人間でした。
「ねぇフィリア。私達のお家、少し生存権に余裕があるし……サーヴァントを1体買ってみない?」
「えっ?」
突然の提案に、虚を突かれてしまいます。
「可愛いサーヴァントにしましょうよ、家事も得意であれば言うことなしね。
色んなお料理作らせて、歌なんかも歌わせれば……きっと毎日が楽しくなるはず」
「……おばさま」
「なぁに?」
わたくしは心に強い衝動を覚え、思わず言ってしまいました。
「サーヴァントは……駒鳥ではありませんのよ? ましてや家事手伝いのロボットでもありません」
「えっ……? どうしたのフィリア? 怖い顔して」
指摘されて、自分の頬を触ってみます。……強ばっていて、固くなっていました。
「……ごめんなさい、おばさま」
由来の分からない感情を、制御せずに表に出してしまったことを、おばさまに謝ります。
「……いいのよ! 気にしてなんかいないわ!」
おばさまはぎこちない笑みを返してくれました。
「私……あなたと一緒に生活できて、本当に嬉しいのよ、フィリア!」
「わたくしも嬉しいです、幸せです」
決まりきった文句を口に出すと、胸がちくりと痛みました。
「エトおばさまは先に帰っていらして。わたくし……少し、散歩をしてから帰りますから」
気持ちがなんだか落ち着きませんから、1人になって、静かな場所へ行きたかったのです。
「でも」
「大丈夫。おばさまがさっき言っていらしたでしょう? ここは何重にも守られている上級都市ですから」
「……そうね! 危険なことなんて何もない」
会話を終えて席を立ち、他の観覧者と同じように出口へ向かいます。
金に輝く取っ手付きの重たい扉は、執事型アンドロイドの手によってうやうやしく開けられ、わたくし達は当然のようにそこを通り抜けます。
「ではまたね、フィリア。3時のお茶の用意をして待っているわ」
「はい、エトおばさま」
わたくしはクリーム色のスカートの裾を持ち上げて、一時の別れのご挨拶をし、廊下に出ました。
(どこに行きましょうか……)
赤いふかふかの絨毯が敷かれた道を歩きます。
(ショッピングエリアは人が多いし、アンドロイド動物園や水族館も右に同じ。
カジノ……生存権をギャンブルに使いたくありません。
とすると、残るのは……)
わたくしの足は、豪華な道の終点へと向かいました。
壁にかけられたレプリカの名画を横目に見ながら、奥へ。
そこは。
「映画館エリア……」
わたくしの望んでいた、人の少ない、静かな空間でした。
映画などは上流階級、中流階級ならば自宅で視聴できるので、わざわざ出掛けて見る人は少ないのでしょう。
ずらりと並べられた扉の上には、そのホールで何を上映しているのかが表示されています。
「喜劇や冒険……人生と恋についての物語なども……本当にたくさんの映画が……」
2713年である今から、1000年近く前の無声映画、白黒映画から、フルカラー映画まで。
古今東西、様々の映画が1日中流されているのです。
内装は、1970年代の極東の映画館をモチーフにした、レトロで落ち着いたもの。好きな人には堪らない場所でしょう。
でも、わたくしはどの映画もなんだか見る気がせず、歩いては通り過ぎてしまいます。
数分歩き続け、とうとう廊下の行き止まり、最果てまで来てしまいました。
そこにあった14番スクリーンの上映内容を読み上げます。
「……『マハーバーラタ』」
口にした響きに、何故だか強く引きつけられ、金に輝く取っ手を掴んで、扉を開けました。
暗闇に包まれた通路を歩いて、並べられた席に座ります。
わたくし以外、誰もいませんでした。
「……」
膝の上に乗せた両手で足を撫でながら、どきどきしつつ待っても、スクリーンは何も映してはくれません。
「──ああ、ごめんなさい。もう全て終わってしまって」
誰もいなかったはずなのに、若い男性の声が後ろから聞こえてきました。
声が飛んできた方へ振り向きます。
人……白い服を着た人が上の席に座っていましたが、劇場が暗いせいなのか、顔はよく見えません。
「もうこのスクリーンは何も映しません……全部、何もかも何もかも、終わってしまいましたから」
聞き覚えのあるような、ひたすらに優しい声。
わたくしは席から立ち上がり、目を凝らしますが、靄でもかかっているみたいに、彼の姿はよく見えませんでした。
「……あなたは?」
その問いかけに答えず、彼は席から離れ、わたくしの横へ来ます。
「私は亡霊、残留思念です。そして、貴女と彼へ彼方から呼びかけるもの。
──さぁ、ここから出て、終わってしまった物語の外へ旅立ちましょう、■■■」
白い衣装を着て、綺麗な白の手袋も身につけた、180cmほどの男性。
でも、やっぱりその顔も姿もはっきり見えはしなくて、わたくしは目をこすりました。
第64話 始まりの庭で『永遠』を見た君は
終わり
単語説明
サーヴァントオークション
記憶消去処理を施し、冷凍されたサーヴァントが競売にかけられる催し。
参加者は己の生存権を対価として差し出す。
有名であったり、美しかったりするサーヴァントは高値で取り引きされる。
どんなサーヴァントが競売にかけられるのかを知れる『下見会』も、大変人気が高い。
動物園・水族館
絶滅した動物や魚を、ロボットや立体映像で再現している娯楽施設。
ロボット恐竜ショーやイルカ・シャチショーもあり、老若男女で常に賑わっている。
やや刺激的な見せ物も行われているようだ。
カジノ
古今東西の賭事が楽しめる、特に華やかな施設。
掛け金は当然、個人が持つ生存権。つまり、地下都市における命を賭けて遊んでいる。
酒や危険性のあるドラッグも提供されている。
賭け事で破滅し、生存権を使い果たして『処分』される者も少なくない。
上流階級はなぜここまで危険な娯楽に耽溺するのか、何か事情がありそうだが……?
映像館
あらゆる映像が24時間放映されている。入館も視聴も無料。
レトロな造りと雰囲気が売りであるが、刺激に飢えた上流階級からは人気が薄い。
縮小が進み、現在は13番スクリーンまでしかない。
映画館とは、『過去』と『今』、『未来』を繋ぐ映画を司る場である。
物語に魅せられている間、人の心は『今』ではない場所に飛び、それと溶け合うと、終わる頃には再び『今』へと帰ってくる。
映画館は無数の時間の流れが吹き込み、対流し、時に澱む場所なのだ。
故に、今上映されていないはずの映画だって、当然のような顔で現れてくる。
映画
人類の文化の1つ。『過去』と『今』、『未来』を繋ぐもの。とっても良いもの。
時々とんでもない怪作も生まれてくるが、それは人類文化のご愛嬌だろう。
『最高』が『最優』とは限らないし、『最低』が『最悪』とは言えない。良し悪し、全て飲み込んだものが映画……だったり、なかったりする。