今回はバトルパートもございます!
書いといてなんですがバトルむずくない?
変な表現とか見っけたら是非教えてください!何でもしますから!!(何でもするとは言っていない)
高評価、感想、お待ちしております!
基希Side
山田先生との特訓も順調に進み、1週間が経った。いよいよ、クラス代表を決める戦いが始まる。俺と専属エンジニアの龍、織斑、箒さんは同じピットで待機していて、俺は龍と一緒に機体の調整を行っているのだけど・・・・・織斑は箒さんをジト目で見ていた。え?なに、どしたの・・・・・
「なぁ、箒」
「な、なんだ、一夏」
「気の所為かもしれないんだが」
「ソウカ、キノセイダロウ」
なんか、不穏な流れだ。箒さんめっちゃ棒読みだし!?なになに、この雰囲気!?
そして、織斑が口を開く。
「ISのことを教えてくれたのは良いけど、1度も動かしてないような・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「目 を そ ら す な」
えっ、まさかの・・・・・?箒さん?死んだ目で目を逸らし続けてますが・・・・・
「し、仕方ないだろう・・・・・私の訓練機すら予約が取れなかったのだから・・・・・それに知識は頭に叩き込んだだろう?」
「間違える度に竹刀が飛んできたり、石を抱かされた拷問仕様だけどな!?」
ああ、世界にはこんな馬鹿もいるのか・・・・・
そんな事をぼんやりと考えていると龍が呆れた顔でため息をつく。ちょっとやめてよ・・・・・
「どこの世界の教育だよ・・・・・調教じゃねぇんだから・・・・・よし、これでサブアームの反応が上がったはずだぜ、あとはスラスターを・・・・・・・・・・これで良し」
「龍、ありがと。でも俺も手伝わなくて良かったの?その方が早く・・・・・」
「良いんだよ。お前はこれから頑張るんだから、今は体力温存しとけっての、な?」
リヴァイブの調整を終えた龍に労いと断られた手伝いについて話したら、逆に頭を撫でられてしまった。それを見ていた織斑は、ハッとして口を開いた。
「お前・・・・・誰だっ!?」
いや、そこかーい!まぁ、確かに何も触れてこないなぁとは思ったけど!!今!?
見てよ、箒さんの顔、またコイツは・・・・・って顔だよ!?
「一夏・・・・・お前という奴は・・・・・三雲さんの専属の整備士の方だろう。織斑先生が入学初日に言っていたではないか・・・・・」
心中すっごくお察しします。
そんな妙な空気が流れる中、いきなりピットの扉が開き、山田先生と織斑先生が走ってくる。
「織斑くん!来ました!織斑くんの専用機!!」
「時間が無い。三雲、スマンが先に出てオルコットとやっててくれ。織斑は最適化と一次移行を行え。篠ノ之、サポートしてやれ。」
あ、俺の出番なのね。じゃあ、行ってきますか。
俺はいつも通りにリヴァイブの展開し、ピットゲートへ向かう。その途中で織斑先生に呼び止められて
「これは友人としてだ。頑張ってこい、お前なら大丈夫だ」
そう言ってピットから出て行った。マジか、あんな事言うんだ・・・・・まぁ、初対面の時も思っきり笑ってたもんなぁ・・・・・
「じゃあ、龍。行ってくるね」
「あぁ、行ってこい。壊したら承知しねぇぞ?」
「分かってる。ヴェール・リヴァイブ!出ます!」
そう言ってリヴァイブが空へと躍り出る。アリーナには1組以外の生徒もいて、皆が男性操縦者の値踏みに来ているのか、とも感じた。
そして、目の前にはリヴァイブとは違う、鮮やかな青・・・・・専用機《ブルー・ティアーズ》を纏い、レーザーライフルを携えたセシリア・オルコットが居た。
「あら、貴方からなのですね、意外でしたわ。」
「織斑なら今専用機来たとこ。準備の真っ最中だから、遅刻だってさ」
「なら、ひとまず貴方と1曲・・・・・」
「僭越ながらお相手を・・・・・」
そこまで言うと試合開始を告げるブザーが鳴る。
セシリアは携えていたライフルを構え、レーザーを放つが、俺はサブアームによるシールド防御でそれを防ぎ、円を描く様に旋回し、接近を試みるが、セシリアは上へと浮上し、距離に余裕を持つように動き、レーザーを的確に当ててきた。
「近づこうとしても無駄でしてよ!」
「みたいだね!じゃ、作戦変更で!」
今度は腰に増設した補助アームにガトリングを2丁、サブアームに迫撃砲《篝火》、そして両手でミサイルランチャー《ナイトメアカーテン》を保持する。
『マルチロック。全部照準ですよ!行けますよ!マスター!』
「どーんと!いっけええええ!!」
全ての銃火器が火を吹き、ミサイルが一斉に飛び交う。セシリアは慌てて回避行動を取ろうとするが
「っ!?上手く制御しますわね!・・・・・キャッ!」
アリスによって制御されているアームの銃火器によって誘導、足止めを食らっている。そこへミサイルの雨が降り注いだ。
物凄い数の爆発が起こり、それが治まった時にいたのは、腰のアーマーが吹き飛び、焼け焦げたライフルを地面に突き刺しているセシリアの姿だった。
『あれだけの弾丸でアレしか・・・・・ですか・・・・・まだまだっぽいですね、行けますか、マスター?』
「まだ特殊兵装があるんだろう?・・・・・やるしかない。」
ミサイルランチャーを積んだ事もあり、残りの武装は数少ない。俺は弾の無くなったガトリング達を投げ捨て、自身の半分くらいの大きさの鉄扇《喬美》を展開し構える。
「まだまだ・・・・・これから、ですわよ。さぁ、踊りなさい!わたくし、セシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる
To be continue...
まだまだつづくよ!セシリア戦!
次回は周りの人視点からスタートです♪
次回!
おや?龍さんとシャルロットと一夏のようすが・・・・・?
そして観客席で観ている青い少女は何を思う・・・・・?
お楽しみに!