中華娘は・・・・・・・・・・
基希Side
翌日の朝、龍が持ってきてくれた制服の着替えを着て、教室へと向かうと、俺はそのまま数人の女の子に囲まれた。
「三雲さん!大丈夫何ですか!?」
「先日の試合、とても凄かったです。」
「もっちー、すごーく強いんだね〜」
えぇっと、上から確か・・・・・相川さん、夜竹さん、布仏さんに声をかけられ、戸惑っていると・・・・・
「こら、3人とも。三雲さんが困っているだろう。それにあまり無理させない方がいい。」
教室に入ってきた箒さんが3人を抑えてくれた。3人もそれにハッとして、謝ってくれて、そのまま離れていった。いい子達だ・・・・・。
「ありがとう。箒さんのお陰で助かったよ」
「あぁ、いえ、困っているのが見えましたので、つい」
箒さんは照れくさそうに席へと向かった。
俺も席に着いたのだったが、織斑が此方へ向かってきた。なんだなんだ?
「基希!俺と真剣に勝負しろ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・え?
いきなりの事でしたが、全然理解出来ていなかった。なんで俺勝負挑まれてんの!?
そんな感じに考えていて固まっていると織斑は何を勘違いしたのか得意気な顔で
「もしかして、卑怯な戦いしか出来ないから、俺との勝負はしたくないんだろ?だからわざと不戦敗になったんだろ?」
と言ってきた。え、ナニソレ俺知らない。
俺の声が出せない。出したらなんかヤバい事になる。
そんな感じで固まっていると織斑の後ろに阿修羅が・・・・・
ズドンッ!!!
「あの・・・・・織斑先生?それ、授業で使う専門用語集(全300ページほど)ですけど・・・・・」
「あぁ、まぁ、大丈夫だろう。織斑、SHRだ、下らん事やってないでとっとと席に着け。」
そう言われて渋々と言った形で織斑が席に着き、SHRが始まった。
「それでは、1年1組代表は織斑一夏くんに決定となりました。1繋がりで言いやすいですね!」
クラス代表に関してはシャル、オルコットさん、俺の3人が辞退しているため、当然残った織斑がやる事となった。
「ちょっと待ってください!なんで俺が・・・・・」
「三雲、デュノアは所属企業の仕事があるため辞退する旨を聞いている。オルコットに関しては・・・・・」
「織斑先生、私自身から話させていただきますわ・・・・・・・・・・まずは皆さん、以前は、申し訳ございませんでした!!」
抗議をする織斑に対して織斑先生が理由を話し、そして、オルコットさんが謝罪をしだした。以前とはクラス代表を決める時の事だろうな・・・・・
「私はあの時、代表候補生、いえ、人としてあるまじき事を言っておりました・・・・・それを深く反省しております。今の私にはクラス代表は相応しくありませんわ。ですので辞退致しましたの。あらためまして、皆さん、本当に申し訳ございませんでした!」
深々と頭を下げ、謝罪の弁を口にしたオルコットさんにクラスメイトの皆は謝罪を受け入れ、そして織斑は諦めたようでクラス代表となったのだった。
「三雲さんも、申し訳ございませんでした。」
「ううん、全然平気。これからもよろしくね、オルコットさん」
「あ、私の事はセシリア、とお呼びください。」
「え、そう?じゃあ、俺の事も名前でいいよ、セシリア」
「かしこまりましたわ、基希さん」
SHRが終わってからセシリアの謝罪を受け、俺自身は特に思うところが無かったので当然許した。そしてシャルに膨れられて困ったのはあとの話だった。
そして、そこから数日のある日・・・・・
俺たちはアリーナでISの実技授業を行っている。担当は勿論、我等が織斑先生、サポートには山田先生、そして何故か龍がいる。何故いるかというと簡単な話で俺の機体のデータ取りらしい。にしてはセシリアと話したりしてるけど・・・・・ナンパ男め。
「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。専用機持ち、試しに飛んでみせろ」
そう言われて、俺、シャル、セシリアは自分の専用機を直ぐに展開した。そしてセシリアのブルー・ティアーズを見て少し安心した。
「良かった〜、ブルー・ティアーズ。直ったんだね」
すっかり元通りになったブルー・ティアーズに安心した俺を見てセシリアは微笑みながら口を開く。
「元通りになっただけではありませんわ。少しばかりカスタマイズ致しましたの。今度模擬戦でもいかがですか?お見せいたしますわ。」
「俺とシャルも今度フランスから専用パッケージが届くんだ。望むところだよ。」
「僕もセシリアと戦えなかったから、やってみたいなぁ」
「ええ、シャルロットさんも是非」
ちなみにお気づきだろうか?専用機持ちの会話なのだが1人だけいないのである。それが・・・・・
「おい、織斑。早くしろ。熟練したIS操縦者までとはまだ言わんが遅すぎるぞ」
織斑先生にせっつかれながら、ようやく織斑は自身の専用機を展開したのだった。その名も『白式』だそうだ。
「よし、専用機持ち!飛べ!」
その言葉が合図となって俺ら(織斑除く)は同時に急上昇した。そして地上から約300メートル・・・・・1番最初にたどり着いたのはセシリア、その直後にシャル、そのあと数秒後に俺、という形になった。織斑はまだ遠く、織斑先生にお叱りを食らっていた。
「あーあ、やっぱ、稼働時間の問題かぁ?」
『ブースターを増やしてもらうように龍にお願いしますか?』
「いや、それすると総重量エグいだろ・・・・・」
「基希はブレーキが早すぎるんだよ、急制動が甘いんじゃないかな?」
「そうですわね・・・・・あと4秒くらいはブレーキ遅くても平気ですわよ?」
「マジか・・・・・」
そうこう話している内に織斑がこちらまで到着し、織斑先生から次の指示が下る。
『よし、次は急下降と完全停止だ。目標は地表から10センチだ。』
「では、わたくしから、お先に失礼いたしますわね」
そう言ってセシリアは反転し下降して行き、見事に10センチで停止を行ったようだ。
次は誰が行くか、という前にシャルが動き出した。
「じゃあ、僕も行くね〜お先に〜」
シャルも難なくクリア。さて、と。
「織斑、先いく?後行く?どっちがいい?」
「・・・・・先に行く。お前よりも先に、な」
・・・・・何を先に行く事に拘ってんだろ?言い方に疑問を感じながら織斑を見送るが・・・・・おいおいおい、早すぎ無いか?アレ・・・・・そう思っていると恐らく織斑が降りた地点で土煙があがった。
「・・・・・・・・・・行くか」
何も見なかった事にしといて、俺も下降を始める。どんどんと近づいてくる地表にビビらないようにしながらアリスにカウントダウンをしてもらう。
『5...4...3...2...1...今です!ブレーキブレーキ!』
そう言われブレーキを強く掛け完全停止をした。結果は・・・・・・・・・・
「12センチ、ブレーキの思い切りが良すぎたな、精進しろ」
今度はブレーキが強すぎたようだ。気をつけなければなるまい。
その頃、織斑は箒さんにお姫様抱っこをされながら大穴から救出されていた。箒さん、凄いね。
「一夏!しっかりしろ一夏!」
「う〜ん・・・・・」
あ、しっかりと気絶してる。
To be continue...
中華、襲来ならず!!
謝罪に使い過ぎた!!
あ、1話1話あまり長くならないように書いてます。
長いと読まれないしね!
次回こそ!
中華、襲来
お楽しみに!