続けられる様に頑張りたいです。
始まりは警告音
ISーーー正式名称「インフィニット・ストラトス」
今から10年前に篠ノ之束博士により開発された。宇宙空間での活動を想定し、開発されたマルチフォーム・スーツである。
開発当初は注目されなかったが、何者かが引き起こしたミサイル基地のハッキングによって起き、ISが解決した「白騎士事件」によって従来の兵器を凌駕する圧倒的な性能が世界中に知れ渡ることとなり、宇宙進出よりも飛行パワード・スーツとして軍事転用が始まり、各国の抑止力の要がISに移っていった。
今ではアラスカ条約に則って、軍事利用は禁止されておりスポーツとして楽しまれている。
そして、ISの最大の特徴は《女性しか扱うことが出来ない》という事である。
しかし、最近になって世界初の男性操縦者が現れたとニュースになっている。
でもまぁ、関係ないか、と思っていた。思っていたんだけどなぁ・・・・・。
「うそ・・・・・でしょ・・・・・?」
なんと、1人目が発見されたため急遽行われた全国適性検査にて、まさかのISを動かすことが出来てしまったのだった。
俺の周りにはISに関わっている人間なんていないのに・・・・・
そんな嘆きもなんのその。黒いスーツの方々に連れられ(一応任意同行です)会社の一室へと通された。
「アリス・・・・・コレって、ヤバい?」
誰もいない空間に響く声。1人で何を言ってるのかって思われるかもしれないがそうでは無い。彼のポケットのスマホにはもう1人、いや、1つ会話が出来るモノがいる。
『多分、問題無いでしょう。恐らく、保護されるのではないかと推測致します。』
彼のスマホから声が発せられる。彼女はアリス。基希が創り出した補助AIである。普段からスマホにインストールされており、話しかければ答えてくれるのだ。
「だよねぇ、どーしよっかなぁ・・・・・仕事もこれからだったのに」
そう言った基希の顔はアチャーとでも言いたげな状態になっている。
そんな時に足音が聞こえ、扉が開く。
「突然の無礼、申し訳ありません。ISを動かした方というのは君か?」
凛とした立ち居振る舞い、キッチリと着たスーツ、そして、キリッと鋭い瞳。そこにはテレビでしか見た事ない、
「はい、そう、ですけど・・・・・?」
基希は戸惑いながら言葉を紡ぐ。その様子に千冬はもどかしそうな顔をし、
「すみません、戸惑うのも分かりますが、今は早く状況を把握しておきたいので」
「あ、すみません」
と、話を進めていくのだった。
「それで、これからですが、1人目同様IS学園へ通って頂く形になります。同年代の方に歳下と生活しろっていうのは無茶かもしれませんが・・・・・お願いします。」
そう言って頭を下げた千冬に基希は書類を一通り見て、もう一度顔を上げた千冬を見て口を開いた。
「・・・・・・・・・・まぁ、良いですよ。喜んで、では無いんですけど。」
「ありがとうございます。では・・・・・」
「の前に条件があるんです。」
基希が条件がある、と言った瞬間、千冬は眉をひそめて怪訝そうな顔で見つめてくる。基希は更に話を進めていく。
「俺と友達になってくださいよ、同年代で話せる人は欲しいですもん」
口を尖らせて、もん、などと言う男を目の前に、千冬はキョトン、とし、そしていきなり笑いだした。
「フッ、アッハハハハハハ!!友達か!それは良い!良いだろう!よろしくな基希!」
こうして、世界最強とのファーストコンタクトは比較的穏便に終わったのだった。
そして、基希はマスコミ対策としてとあるホテルの一室に移動し、そこで軟禁生活を送ることになったのだった。
数日後ーーー
基希はホテルのベッドに沈んでいた。
理由は先刻訪れてきた日本政府の連中。
当たり障りのない内容で書かれた契約書、高待遇である事をアピールする人間、そしてその裏に見え隠れしてる腹黒さ。
要するに実験材料が欲しいから協力しろ、と。
冗談じゃない、まだ死ぬ気はない。と基希は憤慨した。もちろん千冬も呆れ果てており、ため息混じりに好きにしていいと言っていた。
それをどうするのか、ベッドの柔らかさに身を預けながら、考えていかなければならない、そんな時だった。
ガラガラーーーと、
音を立ててホテルの窓が開いた。
こんなところ・・・・・監視が沢山いる所の、しかも窓から入ってくる人間に心当たりなんて基希には一切無い
恐る恐る窓を方を見やると、そこには白いレースの青いエプロンドレスに身を包み、うさ耳のようなモノを頭に付けた、1人の女性が立っていた。
「にゃはは☆キミがイレギュラーくんだね?束さんが、きたーー!ってね☆」
ーーーそこにいたのは
初っ端からちーちゃんが味方になったよ!束さんも動いちゃう!
まだオトコの娘にならないな!
次回!
デュノア、動きます!!
見て見てみてね♡