ISと空に舞う   作:ALUKana

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闇、晴れるとき

OUT Side

 

基希とシャルロットが訓練を始めて1週間・・・・・

基希は、シャルロットに基礎を教わり、ヴェール・リヴァイブを確実に乗りこなせるようになってきていた。だが、武装の取り回しに関してはまだまだであり、武装で自爆する事が多い。

 

そして、この日のシャルロットとの模擬戦では・・・・・

 

「アリス!ガトリング!お願い!」

 

『ロックオン完了!撃ちます!』

 

サブアームに展開されたガトリング《ファランクス》が凄まじい音を立てて弾丸の雨を降らす。が、シャルロットのラファールはシールドを使い防ぎ、回避可能なものはあっさりと回避していく。そして、左手にショットガン(レイン・オブ・サタデイ)、右手にパイルバンカーを構え、接近してにっこりと笑う。

 

「惜しかったね。灰色の鱗殻(グレー・スケール)!はああっ!!」

 

基希の腹部にパイルバンカーを当て、1発、2発とリボルバーを炸裂させて突き刺す。そして最後にショットガンをゼロ距離で撃ち込みこの日の模擬戦は終了したのだった。

 

「ああぁー!!また負けたぁぁ!!」

 

『マスター、ドンマイです。次こそはダメージを与えましょう。』

 

そして、この男、哀れな事に今までシャルロットに1回もダメージを与えた事がないのだった・・・・・

代表候補生なのだから、と言われればそうかもしれないが、負けっぱなしは悔しいのである。

悔しさを言葉にしながら基希はもう一度、とシャルロットに頼み込んでいく。

そんな様子をデュノア夫人ことロゼンダと千冬、束が微笑ましそうに眺めていたのであった。

 

そして、この日の夜ーーーついにデュノア社の闇たる暗殺者を排除する作戦が行われるのだった。

 

フランスは花の都、パリーーー

ブロンドでロングの髪を下ろし、白いワンピースの少女が心軽やかに歩いていた。

そして、少女を見ている複数人の影があった。その視線に気づいたのか、少女がいきなり走り出した。そのあとを追いかける影。次第に市街地から離れていき、工場地帯に差し掛かったとき、少女の前に1機のIS《ラファール・リヴァイブ》が降りて来た。

 

「っ!」

 

「あー!もう!!動くんじゃないわよ!?シャルロット・デュノア!アナタを殺す!」

 

そう言ってアサルトカノン《ガルム》を向けるがラファールのパイロットは焦る様子もないシャルロットに疑問を抱いた。

 

諦めたのだろうか?いや、まさか。それにしても落ち着きすぎだ。いや、関係ない。そう思い引き金を引こうとした瞬間だった。IS用の近接ブレードを持った生身の人間がガルムを弾き、返す刀で斬り落としたのだった。

 

「ふむ、こんなものか。おい、三雲(・・)。そろそろいいだろう。」

 

そういったのは、目の前にいる織斑千冬(世界最強)でパイロットの女はなんの事だ、と考えた。が、目の前の少女が自らの髪の毛を鷲掴みにしていて、己の判断ミスに気づいた。最初から自分たちの追っていたのはシャルロット・デュノアではなかったのだ。では誰か?織斑千冬は三雲と言っていた。最近耳にする名前の持ち主だとしたら・・・・・

 

「スカートってやっぱり寒いですね〜。脚元が冷えちゃう!アリス!」

 

『ヴェール・リヴァイブ、展開します』

 

そこにはカツラを外した、2人目の男性操縦者(三雲基希)が愛機ヴェール・リヴァイブを纏っていた。

 

 

基希Side

 

色々と束、千冬と調整した結果、俺が女装してシャルロットさんに成りすまして囮になる、というのが作戦となった。そして、シャルロットはISを展開して別の場所で待機している。しかし千冬は生身でも化け物じみているなぁ、とか思ってたら睨まれた。こええわ。

 

「くそっ!私たちを騙したのね!?」

 

「面白いくらい引っかかったね笑、残念でした〜」

 

そう言ってラファールの女は俺と千冬に向かって突進をして来たが、如何せん直線すぎた。こんなものは楽に対処できる。リボルバーガンを展開して、ラファールに向けて3発撃つ。弾丸は当然のように直撃し、ラファールの動きが鈍くなった所に別方向から橙の機体(シャルロットさん)がグレー・スケールを構えて突撃する。

 

「はあぁぁぁっ!!」

 

グレー・スケールが炸裂し、暗殺者のラファールが吹き飛ぶ。コンテナにぶつかったソレはもう動くことは無かった。気絶したのだろう。

残るメンバーも千冬の前からは逃げられないと悟ったのか、投降した。会社に残っていた暗殺側の者も束があぶり出してどうにかしたとか。そうして、デュノア社を取り巻く暗殺事件は解決されたのだった。

 

「お疲れ様、シャルロットさん。」

 

そう言うとシャルロットさんは少し照れくさそうにはにかんで口を開く。

 

「あ・・・・・それなんだけど、シャルロットさんじゃなくていいよ?堅苦しいだろうし、これからも仲間なんだから」

 

そう言うとシャルロットさんは俯き、あだ名とか言いやすいように呼んでいいと言った。

 

「んーと、じゃあ・・・・・シャルロットだと言いづらいし、シャル、なんてどう?あ、俺も基希でいいよ?ISに関してはシャルが先輩だし。」

 

シャル、と呼ばれた彼女はパアッと笑顔を咲かせて、うん、うんと言いそれでいいと絶賛していた。ビックリだな。いい笑顔だ。

 

「これからもよろしくね!シャル!」

 

「うん!こちらこそ!基希!」

 

そう言い合って俺たちは手を繋いだ。

心做しかシャルの顔が赤いけど、気にしちゃいけないなと思い、触れないでおいた。可愛い子だとは思うけど9歳も下の子は色々と不味いだろうしね。

そんな事考えてたからか、お互いに笑い合っている俺らを見ていた人がいたなんて思わなかったのだった。

その人が見ていたのがシャルなのか俺なのかなんてのも知らずに・・・・・・・・・・




あ、なんかヤバい感じ
ヒロインはシャルロットの予定。あとオリキャラ(♂)とのルートもww

次回!
新兵器、導入!!
って、はや過ぎない?
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