この辺までは書きたいなぁって言ってたらこんな事に・・・・・
あ、箒は少し改変してます。
マルグリットのセリフを元ネタのように直しました
基希Side
「なぁ、ちょっといいか?」
自己紹介を終えて、休憩時間にシャルとアリスと話していたら、1人目こと、織斑一夏がこちらに来て話しかけてきた。
「んー、何でしょう?」
そう言ってできる限りにこやかに反応をすると、織斑は少したじろぎながら、けれど何処か嬉しそうに口を開く。なんで嬉しそうなの!?M?Mなの!?
「良かったぁ!お前もIS動かしちゃったんだろう?男同士、仲良くしようぜ!な?」
あ、なんだろう。この人苦手だ・・・・・。でもそれを隠しつつ、にこやかに・・・・・。優雅たれ優雅たれ・・・・・これは違うか。
「まぁ、それは別にいいんだけど・・・・・一応歳上なんだから、最低限の礼儀ってものがあるよね・・・・・多分」
「あの・・・・・織斑くん、だっけ?基希は歳上なんだから、最低限の敬意は払わないと、ね?」
俺が言いづらそうにしていると、横からシャルが助け舟を出してくれた。でも織斑は何言ってんだこいつって顔してるけど・・・・・アホの子?
「いいじゃねぇか、2人しかいない男同士、仲良くしようぜ!基希!」
「いやだから・・・・・」
「三雲さん、すまない。
困りまくっている時に、黒髪のポニーテールの少女・・・・・たしか篠ノ之箒さんだったかな・・・・・が近づいてきて、織斑を借りる、と言ってくれた。
「篠ノ之さん、だったよね?いいよ。連れてって。」
「はい・・・・・あと、それと苗字でなくて名前でいいです。あらためて自己紹介します。篠ノ之箒。日本の代表候補生です、と言っても姉さんの身内だから、でしょうけど。」
そう言って、苦笑いする箒は年頃の女の子、という印象が大きく、これが大和撫子なのだろうな、と感じた。
失礼しました、と言って、織斑と共に箒は教室を出て行った。何処へ行ったのだろうか・・・・・?
「あの、ちょっとよろして?」
「はーい?如何なさいまして?」
授業の準備をしようとした瞬間、別の声が聞こえ、それがお嬢様口調だったので、すみれさんのように返事をして振り返るとそこにはシャルとは違った金髪のいかにもお嬢様、と言う少女が立っていた。確か名前は・・・・・
「えっと、イギリスの・・・・・セシリア・オルコットさん・・・・・だったよね?」
「えぇ、そうですわ!というかアナタ、人の名前をうろ覚えだなんて失礼ですわよ!」
「あー、うん、それについてはゴメン。人の名前と顔覚えるの苦手なんだよ。あらためて・・・・・」
「いえ、結構です。アナタの事は本国で充分聞いておりますわ。男という事がスゴく不本意ですが・・・・・泣いて頼まれたら仲良くして差しあげても・・・・・」
「「いえ、間に合ってます」」
「即答!?デュノアさんまでですの!?」
オルコットさんの態度は女尊男卑そのものであり、徐々に上から目線で話していたので、とりあえず友達としては遠慮したいなぁ、と思って断ったら、意外にシャルも同意見らしい。
オルコットさんは何か言いたそうだったがチャイムが鳴ったので覚えてらっしゃい!と悪党じみたセリフを吐いて席に戻っていった。
その問題が起きたのは、授業中。
「―――と言うことでして、ISの基本的運用は現時点では国家の認証が必要であり、枠内を逸脱したISの運用をした場合は、刑法によって罰せられます。」
すらすらと教科書を読んでいく山田先生。こうして見ているとしっかりと先生なんだなぁと思う。以前すみれさんから聞いたところによるとなんと元代表候補生で専用機持ちだったらしい。相当な実力者であることをシャルと痛感していた。
そして、前の方の席にいる織斑はなんか固まっている雰囲気であった。まさか予習してない?いや、まさか・・・・・
「織斑くん、三雲さん、ここまででわからないところはないですか?」
教科書の朗読を終え、山田先生が俺らに理解しているかを尋ねてくる。本当にいい先生だと思う。しっかりとフォローしてくれるんだもの。
そして、織斑の視線がなんか鬱陶しい。なんでお前もわかんないだろう?みたいな懇願の目をされにゃいかんのだ。フランスの所属に決まってから、マルグリットさんとロゼンダさん、シャルからミッチリと教わったわ!
〜〜〜〜
「いい、基希?美というものは、その内に持つ礼儀と教養と知性がオーラのごとく醸し出されるものです。それを常日頃から心がけること……その緊張感が凛とした美しさを生み出すのです。要するに素直な自分を見つめなさい。自分に非があるなら、それも認める。醜い部分も含めて自分なのだと思いなさい。」
「スロットルを使い分ける事を意識しなさい。少なくとも並の射撃ならスロットルワークで回避出来るはずよ。」
「接近した時は加速の勢いを殺さないように気をつけてね」
上からマルグリットさん、ロゼンダさん、シャルのアドバイスである。
なんだろう、この感じ・・・・・
〜〜〜〜
「フランスで教わっていたので今のところは問題ありません、が確認したい事があるので後で質問良いですか?」
「もちろんです!私は先生ですからドンドン頼ってくださいね」
本当に頼れる先生だな、と思い、織斑の絶望の眼差しは見なかった事にする。何も見てない、うん、何も見てない。
「先生!」
その織斑が声をあげた。山田先生はやる気に満ちた返事を返したが・・・・・
「ほとんど全部わかりません!」
この一言で教室が凍りついた。そしてあろう事か織斑はこちらに振り返り
「三雲もわからないならハッキリ言っとけって!」
・・・・・この男は何を言ってるのだろうか?そう頭を抱えるとシャルが立ち上がりいい笑顔で口を開く。
「織斑くん、それは言いがかりだよ。もと・・・・三雲さんは私の作成した基礎のテストをクリアしているので問題ありません。」
うん、言っておこう、スゴく怖い。
その後、織斑は捨てた参考書を1週間以内に覚えろと織斑先生から言い渡されたのだった。まぁ、ざまぁとしか言いようがないな。
次の休み時間、織斑が顔を蒼くしてこちらに駆けてきた。
「三雲頼む!勉強、教えてくれ!!」
「え、嫌だ。自力でがんば」
「そんな殺生な!?」
そんなやり取りをしているとオルコットとシャルがこちらに近寄ってきて
「三雲さんはともかく、織斑さんは何も知らないようで?このイギリス代表候補生、セシリア・オルコットが泣いて膝まづいて頼まれたら、まぁ、お教えして差しあげてもよろしてよ?」
「あ、じゃあ、1ついいか?・・・・・代表候補生って、何だ?」
「織斑くん、本気で言ってるの?」
織斑の発言に周囲の女子はズッコケ、シャルはこめかみに手を当てながら織斑に確認している。
「僕や基希もフランスの代表候補生だけど・・・・・あと、日本だと篠ノ之さんも」
「この島国にはテレビというのは御座いませんの?」
「あるけど、放送とかの問題かも・・・・・他国の代表候補生については俺もデュノア社の報告で聞いたぐらいだし」
「そ、そうなんですの・・・・・」
呆れて何も言えない、と言った状況の代表候補生3人、と、織斑の後ろにいつの間にか居た箒はワナワナと肩を震わせていた。その中で織斑は1人首を傾げていたのだから相当なのだろう。
「ま、まぁ!わたくしは入試で唯一!教官を倒したエリートなのですから!細かい事は良いのですわ!」
「入試って、IS動かして戦うやつ?あれ、俺も倒したぞ、教官」
空気が再び凍りついた瞬間だった。オルコットの笑顔が引き攣り、シャルがあーあ、と言わんばかりの顔をして、俺は箒と共に肩を竦める。
「あ、三雲はどうだったんだ?」
「ん、俺は負けたよ?と言うかなんで勝てたんだよ。」
「いや、いきなり突っ込んできたから避けたら自爆してくれたんだけど・・・・・」
あれ?それ勝ったって言わなく無いか?そう思ったのはシャル達もらしく、首を傾げていた。
「学園最強相手とか無理だろ」
そう言ったら織斑とオルコット、箒が驚いた顔でコチラを見てきた。
「え、それって、どういうーーー」
そこでチャイムが鳴った。また準備出来なかったなぁと考え、夜寝れなくなるなと考え憂鬱になった。
「っ・・・・・!また後で聞かせてくれ!」
「逃げないでくださいまし!よくって!?」
お前ら本当は仲良いだろ、絶対。
箒は一夏がすまない、とだけ言ってくれた。お前はお母さんか。
箒は日本の代表候補生になりました。って言うか原作でも開始時点でこれぐらいしてても可笑しくないんだよなぁ・・・・・
専用機はまだないけど、若干大人っぽい箒の出来上がりです。
次回!
基希の入試回想シーン!と、オルコットと織斑のケンカに巻き込まれるぞ!
ホントにやめてえええええ!