英雄がヒーローになります!給料次第ですけど。   作:聖剣エクスカリ棒

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エビオのマイクラは基本神回です。
あと、新衣装が神すぎてやばかったですね。エビオは神。


1人でUSJほど虚しいものは無いですよね。僕は行きましたけど。

警報騒ぎの翌日。みんな大好きヒーロー基礎学の授業が組み込まれた日であり、全員が期待に胸を踊らせていた。

 

「今日はどんな授業なんだろうな、爆豪!」

 

「知るか、ボケ」

 

「うわ、この人めちゃくちゃ口悪っ」

 

「んだとクソ金髪野郎!」

 

ホームルーム前の時間、エクスは切島、爆豪と話していた。

ちなみに、今日は葛葉と登校したので遅刻は全くしていない。なんでも、葛葉は両親がプロヒーローであり、遅刻に厳しいらしい。

 

「前回が屋内の対人訓練だったからな。今回は制限時間つきの救助訓練とかじゃねぇのか」

 

「おぉ!確かにありそう!流石爆豪!」

 

「うっせぇ!普通だわ!」

 

エクスの頭の中で、爆豪はツンデレに認定された。

 

「エクスはどう思う?」

 

切島の質問に、エクスは少し考える。

しかし、特に思いつくことは無かった。

 

「いや、わかんないですね。まぁ、わかっても面白くないんで」

 

「あぁ、それは確かにな」

 

意地を張っただけのエクスの言葉に切島が共感の意を示したことに、エクス自身が内心1番驚いていた。

 

「てめぇら、いい加減席に戻れや!」

 

「おぉ、もうすぐホームルームか。サンキュー爆豪!」

 

「感謝しといてあげます」

 

「勝手に感謝してんじゃねぇ!」

 

叫ぶ爆豪を背に、エクスは席に着くのだった。

 


 

午後になり、ついにヒーロー基礎学の時間が始まった。

今回はオールマイトではなく相澤先生が授業の説明を行った。どうやら、今回は教師4人で授業を見るらしい。

そして、相澤先生が今日の授業内容を発表する。

 

「災害水難なんでもござれ人命救助(レスキュー)訓練だ」

 

人命救助、それはヒーローとして最も重要な任務である。

ヒーローはヴィランにせよ災害にせよ必ず人命救助を第一として動く。

つまり、人命救助(レスキュー)訓練はヒーローになるために特に大事な授業の1つなのだ。

相澤先生の説明を聞き、それぞれが教室を出る。今回の授業でもコスチュームを使うらしい。

 

「おぉ、なんかかっこよくなってる」

 

エクスが、修理されたコスチュームを見て子供のような声を上げた。

コスチュームの鎧とインナーには、以前は無かった青や赤、金といった装飾が追加されていた。

また、剣もより英雄らしい新たなものに変わっていた。

 

「これめっちゃかっこいいわ。加賀美さんまじでナイスすぎる…!」

 

派手になったコスチュームを着てニコニコしながら、みんなと一緒にバスに乗り込む。

席は特に決まっていなかったので、エクスは葛葉と切島のあいだに座った。

 

「で?パズドラ爆死したの?」

 

「いや、まだ引いて無いです。今から引きましょうか?」

 

「お、マジで?」

 

葛葉がエクスの肩に腕を乗せてもたれかかっくる。エクスはスマホを起動し、パズドラのアプリを開いた。

 

「お前ら、授業中に平気でゲームとか肝が座ってんな…」

 

苦笑いをする切島に2人は即答する。

 

「だって暇じゃん(じゃないですか)」

 

「切島さんも一緒にABOが爆死するとこ見ましょうよ」

 

葛葉の誘いに、切島も少し緊張した様子でエクスのスマホを覗き込む。

2人の視線に晒され、エクスは震える指でモンハンコラボのガチャを引く。

結果は…

 

「うわぁぁ、またヤマツカミだー!」

 

「よっしゃぁぁぁあああ!」

 

エクスが頭をかかえ、それを見た葛葉がガッツポーズをする。切島はなんとも言えない顔でエクスの肩に手を置いていた。

 

「ABOさぁ、芸人とかになったらぜってー売れるって」

 

「絶…対に嫌です。芸人とか売れないと給料貰えないじゃないですか」

 

騒ぐ2人を乗せ、バスは目的地に到着した。

 

『すっげぇ!USJかよ!』

 

辿り着いた演習場を見て、クラスの何人かが大声を上げた。

それを聞いたエクスがサラリと言う。

 

「いや、USJよりも建物が少ないですね。あと、テーマパーク特有の食べ物の匂いもしませんね」

 

エクスの言葉を聞いたクラスメイトが、一斉にエクスに向かって振り向いた。

 

「ABOってUSJ行ったことあんの…?」

 

「ありますよ。何回か行きましたね。自分用の杖も持ってます」

 

それが?というような声音に、クラスメイトのほぼ全員が戦慄した。こいつ、こう見えてリア充なのかもしれない。

確かに性格は多少ひねくれているが、見た目が良い上にいい身体をしている。モテないわけが無いだろう。

 

「アルスちゃん、どうしたノ?」

 

「あいつ、弟子の癖にボクより上とかふざけやがってぇ…!」

 

ギリギリと魔導書を握る手に力を込めるアルス。

その横で、瀬呂が1歩前に出た。

 

「だ、誰と行ったんだ?」

 

全員の思いを代弁した質問に、エクスは首を傾げて答えた。

 

「1人ですけど。当たり前じゃないですか。俺に彼女とか居ると思いました?」

 

全員の体から力が抜ける。特に、峰田実とアルスは安堵の表情を見せた。

 

「お前ら、お喋りはそろそろ止めろ」

 

相澤先生がそう言うと、場が一気に静まった。

 

「こちらが今日、君らの授業を見てくれる先生方だ」

 

片方は、宇宙服のようなコスチュームに身を包んだ教師。もう片方は、メイド服に特徴的な髪型の…

 

『花畑先生じゃねーか!』

 

「なんかその言い方だと、私の頭がお花畑みたいで腹立つな。チャイカ先生と呼べ」

 

体育教師、花畑チャイカであった。

 

「面白そうなことやってるなーって思ったからこっちに参加しちゃった。雄英は自由が売りだからね」

 

ウィンクを決めるチャイカ。そんなチャイカを置いて、宇宙服のヒーロー、13号が説明を始めた。

 

「水難事故、土砂災害、火事…エトセトラ。あらゆる事故や災害を想定し、僕がつくった演習場です。その名も、ウソの(U)災害や(S)事故ルーム(J)!」

 

そこから、13号の演説が始まった。個性は使い方を間違えれば人を傷つける。ヒーローは、個性を慎重に使わなければならないという話だった。

 

「以上!ご静聴ありがとうございました」

 

13号が頭を下げると、ワッと拍手が起こった。

 

「やばい、めっちゃいい話だ…」

 

エクスも類に漏れず拍手を浴びせていた。

 

「一かたまりになって動くな!」

 

突然、相澤先生が叫ぶ。その視線の先には、《闇》と呼ぶべき黒いモヤが揺らめいていた。

そのモヤの中から、ぞろぞろと人間が出てくる。

 

「何だアリャ?また入試みたいなもう始まったんぞパターン?」

 

切島が困ったような声を上げる。

ふと、先頭に立つ男とエクスの目が合った。エクスの体にぞわりと鳥肌が立つ。

 

「動くな、あれは一一」

 

相澤先生がゴーグルをつけて飛び出す。

 

「一一(ヴィラン)だ!」

 

相澤先生の首元に巻かれていた包帯を使って戦闘を開始した。

 

「13号、花畑、避難開始!学校に連絡試せ!センサーの対策も頭にある敵だ。電波系の個性が妨害してる可能性もある。上鳴お前も個性で連絡試せ!」

 

「ッス!」

 

敵の個性を打ち消し、包帯を利用して敵を殲滅していく。

緑谷が相澤先生の戦闘スタイルを心配するが杞憂に終わり、生徒達が続々とその場を離れていく。

だが、エクスと葛葉はその場を動かなかった。2人の視線の先には先程のモヤ。

 

「何をしてるんだ、二人共!早くこっちへ!」

 

「…!」

 

13号の声で2人の気がそれた瞬間、モヤは生徒達の目の前に移動していた。

 

「っ…やばい!」

 

「くっそ、プレミした…っ」

 

葛葉とエクスが走り出す。既にエクスは剣を抜き、葛葉は翼を生やして加速していた。

 

「初めまして、我々は敵連合。僭越ながらこの度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせていただいたのは《平和の象徴オールマイト》に息絶えて頂きたいと思ってのことでして」

 

モヤの言葉で、生徒達の間に少なからず動揺が走る。

『オールマイトを殺す』その一言を発するのがどれだけ難しいか、それはこの世界が証明しているからだ。

 

「っと、危ない危ない」

 

切島と爆豪の攻撃が難なく躱される。

 

「生徒といえど優秀な金の卵。さすがに肝が冷え…っ!?」

 

跳躍して一気に距離を詰めたエクスの剣から、確実な手応えが伝わってくる。

よろめくモヤ。そこへ葛葉が加速に加速を重ねて運動エネルギーを散々溜めた蹴りを叩き込んだ。

 

「ナイスゥ!」

 

「っし、これで挽回…!」

 

肩を並べる2人の目の前で、モヤが起き上がる。

 

「子供と見て侮りすぎたようですね。やはり雄英高校の生徒なだけはある。なので」

 

爆発的にモヤが増え、辺りを埋めつくしていく。どんどん暗闇に包まれる中、誰かが駆け寄ってくるのが見える。

咄嗟に、エクスは葛葉を後方に突き飛ばした。

 

「散らして、殺す!」

 

全てが闇に閉ざされる瞬間、葛葉の叫びが聞こえた。

 

 


 

 

闇が晴れる。辺りを見回すとそこらじゅう火の海だ。そして何故か、モヤの範囲外にいたはずのアルスが隣に居た。

 

「…なんでいるんですか?焼きまんじゅうになりたいんですか?」

 

「えびせんぱい、状況分かってる?」

 

アルスに言われて周りを見れば、ワラワラと現れたヴィランが2人を取り囲んでいる。

 

「やばいですね。師匠が囮になって僕を逃がしてください」

 

「はぁー?お前が囮になれよ」

 

いつも通りに罵りあう2人だが、その視線は油断することなく周囲を見回していた。

 

「死ねぇ!」

 

ヴィランの1人が飛びかかる。それを皮切りにヴィランが次々と襲ってくる。

エクスは肉弾戦で、アルスは魔法を使い、ヴィランをなぎ倒していく。

 

「こんだけのヴィランが居たら、流石にジリ貧になりそうだわ」

 

「えびせんぱい、弱音ですか?」

 

「僕はなりませんけどね。師匠はわかんないです」

 

「ボクもならんわぁ!」

 

 


 

 

「厄介な生徒が1人残りましたか…」

 

モヤが呟く。そのモヤから全員を守るように、13号先生と葛葉が並んでいた。

 

「しかし、教師も1人飛ばしました。あなたがた2人で残りの生徒を逃がせると?」

 

モヤに浮かぶ目が笑う。

 

「逃がすかじゃねー、逃がすんだよ。お前みたいな雑魚からな」

 

「違います。葛葉君、君も逃げてください」

 

「嫌です。先生1人じゃ流石に分が悪いでしょ。俺は怪我しても治るんで」

 

13号の言葉をキッパリと断る葛葉。13号も葛葉が言う事に反論できず、渋々頷く。

 

「葛葉君はここに残って、他の皆は避難を続けて!」

 

13号の号令で再び出口へ向かう生徒達。

だが、モヤから現れた何者かによって、それは遮られた。

先頭にいた飯田は、首を斬ろうと振られた大振りのナイフをギリギリで避ける。

立ち止まった生徒達の前で、ナイフを降った女性は笑顔で拍手をした。

 

「あれを避けるなんて凄いですね!流石雄英高校って感じです」

 

女性はナイフを弄びながら、生徒全員を見つめ…

 

「こんるる〜。はじめまして、鈴原るるって言います。オールマイトが来るまで、皆でたくさん遊ばせて欲しいな」

 

瞬時にナイフを振りかぶって襲い掛かって来る。

 

「はぁッ!」 「ヤッ!」

 

がら空きになった女性の胴体に、飯田とレヴィの蹴りが突き刺さった。

 

「くっ、ヴィランとは言えあまり手を上げたく無かった…。だが、俺は委員長としてやるべき事を、クラスメイトを守らなければいけない!」

 

女性に対峙する6名の生徒。その6人が見つめる中、鈴原が何も無かったように起き上がった。

 

「わぁ…凄い…!プロヒーロー程じゃないけど、そのへんの人より全然強い…!」

 

狂気的な笑顔を浮かべる鈴原に、生徒達は恐怖心を覚える。

再びナイフを構えて走り出す鈴原。芦戸が放つ酸と瀬呂が放つテープを滑るように避けて進んでくる。

佐藤と飯田が迎え撃とうと身構えた時、飛来した何かによって鈴原が横に吹き飛んだ。

 

「まさか!」

 

その姿を見て、13号と葛葉の2人と交戦中だったモヤが叫んだ。

 

「面白そうなことしてるじゃん。私も入れてよ」

 

メイド服をなびかせ、モヤで飛ばされたはずの花畑チャイカが鈴原の前に立ちはだかっていた。




ダサT可愛いし、アクセサリーかっこいいし、メガネ似合ってるしやばかった。
スパチャしたいが親が許してくれないので出来ない。悔しい。
なのでせめてこの小説を書きまくります。
アンジュ、3Dおめでとう一一!
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