平穏に至る物語   作:ローランゲート・ぺろぺろ丸

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とりあえず書いたけど続けられる自信はない
後多機能フォームは初めてなので、使い方よくわかってないかも


あ、これ知ってる。転生だわ

1話

 

転生した。

 

いつも通り朝起きて飯食って、仕事行って残業。夜遅くに帰ってシャワーの後晩酌。そういえば明日休みだやったーなんて思いながら目が覚めたら10歳児だった。

 

冷静になれるはずもなく発狂→入院コンボ。周りにいた大人がジタバタする俺を拘束して個室にぶち込んだのだ。

その後は気絶して5日後に目覚めた。看護師さんが丁度部屋の掃除をしていたようで、目覚めた俺と目があった。少しの沈黙の後名前らしきものを呼ばれたが残念ながら俺の名前じゃない。いや、多分俺の名前なんだろうけど。

 

『とりめ メグル』

 

それがこのボディの名前らしい。

今度は発狂する事なく落ち着いた雰囲気で呑み込む事ができた。

というよりも、表情筋がガチガチだった。ピクリともしやがらないので、看護師さんが「先生を呼んでくるね。」と悲しそうな顔で去っていった。待って、とりあえずメンタルは今のところ無事だからいかないで。

 

とにかくだ。転生しちゃったものは仕方ない。いや、仕方なくなんかないけど。こういうのは神様とかが出てきて最強特典もらってハーレムすれば良いんだろ?させろよ。

いや、やっぱなし。そもそも俺鈍感系じゃないし。そもそも表情筋がボイコットかましてる時点でハーレムとか不可能だろうけどさ。なんかおかしくない?我、転生者ゾ?

あー、でもいいや。修羅場とか面倒だし。俺は一人で平和にのんびり生きるのだ。決して羨ましいとか妬ましいとか思ってないし。未練もないから。

 

しかし、ここは一体どこなんだろうか?

そもそも転生しても世界観が前回と一緒ならなんの問題もない。正直未だに現れないこのボディのご両親には悪いが、この顔面反抗期の面倒を見てもらおう。

そんな事を考えながら、ふと外を見る。

 

 

そこには4つの顔面の掘られた崖があった。

 

 

とりめ君フェイスは無反応だろうが、マイハートはそうはいかない。アレを見た事あるのだ。いや、実物は勿論ないし、元ネタも無いけど。

 

火影岩

 

歴代の火影の顔を掘って残すスタイルの物語。俺知ってるよ、NARUTOだろ?

はい終わったー俺今終わったよー。

命の価値が妙に低い漫画世界でもモブに対する死亡フラグの内容が濃い世界だよー。

マジでおかしいもん。ガキでも半身潰して目をくり抜くし、薬物ジャブジャブとか洗脳とか兄弟殺しあわせるとかその他諸々。

まぁ、大体の漫画でそれくらいやってるような気がしないでも無いけどさ。

 

さて、原作の展開なんぞ俺は知らない。簡単なまとめとかで軽く見た程度だからなぁ。

とりあえず、根が悪いのは知ってんだけど、それ以外よくわかんねーや。あー、それと大蛇丸(ウマの人)。コイツは覚えてた。てかあのインパクトで忘れられる奴いねーよ。後ホモの一族のどうのこうのとか。

確か『うちは(柱間ァ!!)』と『日向(ネジ子ちゃん)』っていう人たちが血継限界?ってのを持ってるんだよな。それを持ってると蛇三昧なお人に狙われると。このボディ…まぁ、これからは俺の体だし俺でいいか。とりあえず俺の名前は『とりめ』だから、狙われねぇな。まとめで見た事ないからモブだよきっと。

 

 

そんな事を考えてると、医者らしきおっさんが入ってきた。軽く診察した後、いくつか質問するから答えろとの事。

 

名前と年令、今いるところとか色々聞かれたけど、とりあえず子どもっぽく間を置いて答えることにした。

あ、後はどれくらい話せるかの実験とか。

いや、だってさ。イエスorノーしか話せないとかだと致命的じゃない?せめて意思疎通はこなせないと困るし。

そんな訳で色々話してみたんだけどさ。うん、キッツいわコレ。

あのね、俺としては「お医者様ですか?」とか「これからどうしましょうか?」とか聞いたのよ。でもさ、全く別の言葉が出てくんの。しかも明らかに歳上の人にタメ口よ?小市民的思考の俺にはとてもとても。印象悪い事この上なしだわコレ。おっさん顔怖いもん。なんか途中白髪の歌舞伎メイクなおっさんになったし。ある意味子どもっぽく答えれたとプラスに考えないとやってらんないや。

そんなこんなで質問タイムは終わり。しかし、どうにも自分がどうなったとか自分の知り合いの名前とかは答えられないので一部の記憶の混濁があると診断されたらしい。

 

となるとアレだな。これから先この子らしからぬ行動をしたとしても誤魔化せるな。かなり手遅れ感否めないけど。といっても、危険な事は避ける事ができそう。

ほら、この世界ってみんな忍者しなきゃいけないみたいな風潮あるじゃない?だからこの子も忍者やりたかったとか言ってたかも知れないじゃん。それが急に一般人しますとか言い出したら怪しまれるじゃない。しかし、今回の事で大抵の事は怪しまれねぇだろう。

 

 

勝ったな、風呂入ってくる。

 

☆☆☆☆

 

 

『そんなわけで、もし私に子どもが生まれたら、幼少期に発狂して殆どの事を忘れてると思うので、よろしくお願いしますねっ!』

 

なんて言葉を聞いたのはいつだったか。

病院の廊下を歩きながら男は過去に一時期面倒を見た女を思い出す。

 

女の名は『とりめ ツナギ』

水遁と風遁から成る血継限界『氷遁』を持つ忍びだ。どうやら、母親が雪一族だったそうだ。

性格はさっぱりしており、マイナスな感情とはまるで無縁の女だと思っていた。

ところがだ。この女、幼少期に両親を亡くしており、その際に『とりめ』一族の者にたまに起こる発作で全ての記憶を失ったらしい。

 

禽辟の予知。

 

とりめ一族は木の葉の里に古くからいる存在ではあるが、特に目立つような実績は上げていない。忍びとしても特に秀でた才能を持っているわけでもないので、特別視されることも無い。

 

しかし、禽辟の予知を見た者は別だ。

 

基本的な身体能力も一族の平均を大きく超え、チャクラ量が上昇し使用する術も威力を増す。しかし、それと引き換えに記憶と感情を失うそうだ。

 

 

ツナギも例に漏れず、12歳の時に発作が起きた。しかし、記憶を失っても感情は無事だったらしい。

カラカラと笑う彼女は、その話の後にこう続けた。

 

『あ、そうだ。もし、その子供が変な事始めても気にしないで下さいね。多分、予知で色々見ちゃっただけですから。』

 

予知を受けた者は、例外なく厄災の未来を見るらしい。詳しい内容は教えてはくれなかった。どうにも、未来が変わる可能性があるので厄介だとか。

男からすれば、齢1000を超えるガマからの予言と20にも満たないガキの予知が同じとは思えなかった。10年前のあの時までは。

 

九尾事件。

 

4代目火影の妻に封印されていた狐の化け物。それが、出産の際に綻んだ鎖を引きちぎり復活した。

大いに暴れ回る九尾は4代目とその妻の手により、生まれたばかりの赤子に封印される。

その際、2人はその命を散らすこととなった。

 

しかし、里への被害は九尾が暴れまわったにしては少なかった。勿論、建造物まではそうはいかなかったが。

重傷を負った者こそ多かったが、死者は数える程しか出なかったのだ。

それは、予知を受けたツナギの奮闘によるものだったのかは不明ではあるが。

とにかく彼女と、その夫が命を使い切り里の者を救ったのは事実だろう。

 

後にその事実を知った時、2人の弟子を失った男の心に何がよぎったのかはわからない。しかし、清濁合わせ呑む事を男は知っていた。だからこそ、今もこうして生きているのだろう。

 

さて、男はとある病室の前で足を止める。

こうして顔を合わせるのは初めてであるが、はてさて彼はどうなっているのだろうか。

 

軽く戸を叩き、扉を開けた。

 

1人の少女、いや少年が窓の外に顔を向けていた。事前に情報が無ければ、成る程。わかるはずもない。

 

空いた窓から吹く風が、彼の黒く艶やかな長髪を揺らす。まるで映画のワンシーンのようではある。

 

どうやら、こちらに気付いたようだ。視線が動き、こちらに顔を向ける。

 

「(これは、なんと…。アイツが言っておったのはコレか……。)」

 

まるで人形のような顔だった。厄災の規模こそ分からないが、怒りや絶望、焦りの感情でもあればとは思った。事実、母親がその例外なのだから子どももそうであればいい。

 

しかし、少年の顔からは凡そ人が持ち合わせている大事なものは消え失せていた。

元はよく笑う子であったと彼を知る者から聞いていたのだが、とてもそうは見えん。

 

「こんにちは、少しお話しできるかな?」

 

変化の術で若めの医者に化けているので、口調も変えた。これでも長く忍びをやっている男は、その姿に忍びの匂いすら見せず擬態できる。まだアカデミーに通う子どもに見破られる事はない。

 

その口が開かれるまでは。

 

「若いな。医者には到底見えない。(お若いお医者様ですね。って。早速喧嘩腰だなこのお口。)」

 

思わず動きが止まった。まさか、こんな子どもに見破られたか?

 

「そうかな?まぁ、若いとはよく言われるけど。にしても、自分より幼い子に言われたのは初めてだよ。」

 

「あぁ、すまない。見てくれより年老いてるんだな。(生意気言ってすみません!でも落ち着いた印象ですよ!ってダメだよボディ!気にしてるかもしれないからさぁ!?)」

 

淡々と。

男は少年が既に己の変化を見破っている事を察した。1つ息を吐き、変化を解く。

元の姿に戻っても、少年は眉ひとつ動かさない。予知の影響であるのはわかっているため、気味悪さよりも哀れみの情が込み上げた。

 

「全く。ツナギの息子らしく目元以外は奴によく似とるくせに、他は全く別人だのう。」

 

「ツナギ?誰だそれは?(なんか申し訳ないです。いや、ほら。ツナギさんとやらとは会ったことないですから。)」

 

「お前の母親だよ。やはり、記憶が無くなっとるようだの。」

 

やはり全ての記憶を無くしていた。

恐らく、少年が住んでいる家に彼女の写真もある。なら、知らなかったという事はないはずだ。

 

そこから少年と少し話をして、男は病室を後にした。

これからどうするかを考えながら歩く。

自分が引き取り方々に連れ回すには、少年は無知すぎる。記憶がないのだ。いざという時に厄介になる。

血継限界を‘2つ,も持っている可能性のある子どもだ。弱いままでは喰われて終わるだろう。

なら、下忍としてある程度成長してからの方が無難だろう。これから数ヶ月は少年を鍛え、その後は木の葉の里の中で鍛えてもらう。それがいい。

 

しかし、あの少年の態度。

ベクトルこそ違えど、母親と同じく可愛げのない。

そんな事を思いながら、つい口元が緩む。

 

ある程度の方針は固まった。男ー自来也は少年の家に向けて歩き出した。




母親は氷遁
父親はまぁ、アレよ。
とりあえず主人公の名前でなんとなくわかるかも。

今後の展開の為のアンケートです。頭空っぽにしてください。

  • すっごく可愛いテンテンちゃんルート
  • 強くて可愛いテンテンちゃんルート
  • 笑顔がステキなテンテンちゃんルート
  • お団子可愛いテンテンちゃんルート
  • 対魔忍(友情)ルート
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