平穏に至る物語   作:ローランゲート・ぺろぺろ丸

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感謝でございます。




やっぱ主人公が絡むから話が長いわ。前編!

4話

 

 

燃やしたら出てこねぇかな?(短気)

 

 

 

 

どうも、俺だよ。

え、今?アレから2年くらいたったよ。

は?それまでの話はどうしたかって?いや、もう色々あったようで無かったからさ。別にいいかなって。

そもそもさ、俺としては忍者になっちまった時点でどうでもいいのよ。うん。

あー、キバ君と遊んだ時間楽しかったなぁ。赤丸可愛すぎて堪らんかった。早くモフりたい。(禁断症状)

 

テンション上がんないけどさ、一応説明するね。

 

いや、キバ君の友達宣言の後さ。アカデミーに復学したんだよね。そっから色んな奴と遊んだわけよ。正直超楽しかった。

精神年齢というか、前世というか。メグル君になっちゃう前は仕事して飯食って寝るだけの日々だったからさ。遊ぶってのがどんな感じの行動か忘れかけてたわけよ。

でもね、そんな俺を引っ張って遊びに誘ってくれたキバ君とか、仲良くしてくれた奈良君と秋道くん。長い髪をやたらと褒めてくれた山中さんとか、とにかく青春という温かいモノで俺の心をみんなが溶かしてくれてさ。

ヤバい、泣きそう。(オジサン感)

生憎顔には一切出ないけど、幸せな時間を過ごせたわけよね。

 

でも、コレ実は罠だったの。

 

ここまで仲良くなるとね、忍者辞めますとか言えなくなってさ。いや、別に言っても良かったんだけどさ。

授業内容とかもぶっちゃけ簡単なのよ。歴史の勉強とかは結構悩んだけど、忍術とか体術はおっさんのおかげで楽勝なんだよな。だって子ども同士だから怪我する事もあんまりないし。

まぁ、たまに負けるけどね。特にうちは君は超怖い顔して睨んでくる事あるからビビってる間にやられるもん。受け身は得意になったぜ。

 

ちなみにこうなった理由があってさ。

一回やった時に軽く倒しちゃったのよ。

そしたらイルカ先生が褒めてくれたんだけどね。

 

さて、その時の俺のセリフがコレ。

 

「いや、この程度では満足できない。(そんなことないっすよー、忍者なんてとてもできないっすよー)」

 

満足できないってなんだよ。

 

多分俺の言いたい事ってこれからも伝わらない気がしてツラい。イルカ先生すごい切なそうな顔で頭撫でながらそんなことないとか言ってくれるけど、俺もそう思ってるよ?言えないだけで。

それよりそのセリフ聞いたうちは君の顔がヤバくて次の体術訓練でやり返された訳だ。

回避?ビビって動けなかったよ。

 

そんなイルカ先生だけどさ、たまにうずまき君と一緒にラーメン連れていってくれんの。

そう、あのNARUTOの主人公だよ。

 

うずまき君とはキバ君繋がりで知り合ったんだけどさぁ。キバ君って言いたい事言っちゃうタイプだからアカデミーの成績がドベなうずまき君の事結構バカにするんだよね。で、うずまき君も言い返すから仲が結構悪いのよ。

そこで近くにいる俺がストッパーになるわけなんだけど、これがまた大変なんだよなぁ。

キバ君に説き伏せる時は簡単なのよ。あの子プライド刺激されたら弱いから。適当に「そういうの良くないよ?」って言ったら黙るから。

問題はうずまき君でさ。ほら、この子親いないじゃない?その辺りがメグル君の環境と似てるから下手な事言い難いのよな。

仕方ないからアカデミー終わりに飯に誘ったのよ。そんで、うずまき君がよく行くラーメン屋に連れて行ってもらって、そこから色々話ししたわけさ。

 

この子も不憫だからねぇ。里の人にやたらと嫌われてるし。

だからってどうこうできるわけじゃないけどな。

そんな感じで、うずまき君と話してたらさ。

うずまき君に懐かれてさぁ。

 

その流れでイルカ先生とも良く話すようになり・・・まぁ、メグル君マウスはあんまり話さないけど。

うずまき君と一緒にラーメンを食べさせてくれる事が多くなったな。

いやー、美味いのよこのラーメン。俺は味噌より醤油派なんだけど、味噌チャーシューが美味いのなんの。

普段は自分で作って食べてるからさ、カップ麺とかも食べないのよな。だからラーメン食える日は結構楽しみだったりするんだよ。

ちなみにうずまき君は三食ラーメンらしい。栄養偏るよ?

 

そんな事を繰り返している内に気づいたら2年が過ぎ、俺は額当てを手にしていた。

 

俺は、額当てを、手にしていた(怒り)

 

それもこれも全部うずまき君が悪いんだ。

事は卒業試験から始まったんだよ。

 

俺は正直忍者になるつもりはカケラもなかった。でもアカデミーは卒業しとかないとアレだしさ。メグル君にも悪いし、今後の就職にも有利そうだし。だから仕方なく受けたのよ。

内容は簡単、分身の術を成功させること。

うん、言わないで。分身できてる時点で俺の一般人の枠からはみ出てるのは分かってるから。

2年前におっさんから扱かれた俺に隙はなく、当然のように成功させたのよ。

 

問題はその後。実はうずまき君、その試験落ちたんだって。

うずまき君は火影になるのが夢らしいからさ、合格しといて忍者やめるとか言えないじゃん?だから後で報告しようと思ってたのよ。

だからその日は家に帰ったんだよ。でも、飯の買い出し忘れててさ。商店街まで出てきたときにミズキ先生がいたのよね。

 

どうにも焦ってるみたいだったし、この人優しいから声かけたんだよ。そしたら「ナルト君を知らないか!?」って。

 

どうやらうずまき君。火影さんの所から禁書の巻物持ってっちゃったらしいんだよね。それで里の人が怒っちゃってヤバいらしい。

このままだと何されるかわからないから、必死に探してるんだってさ。

とりあえず見てないって言ったら、「君も彼を探してくれないか?多分里内にはいなかったから、森の中に逃げたと思うんだ!僕は火影様の元へ行くから頼んだよ!」とか言っていなくなりやがった。

正直めんどくさいんだけど、なんかあったら目覚め悪いし探しに行ったのよ。

 

とりあえず、うずまき君を見つけてラーメン奢らせよう。うん。飯代浮くと考えたらそこまでマイナスじゃないし。

 

 

勝ったな、風呂入ってくる。

 

 

 

☆☆☆☆

 

 

 

うずまきナルトは禁術の巻物を持って森の中にいた。その顔には、罪を犯した罪悪感も、己を甚振るモノに対する復讐の意思もない。

只々、自分を信じてくれている人たちに、自分の頑張りを見せたいという子供らしい純粋な意思が浮かんでいた。

 

木の葉の里の嫌われ者。

 

うずまきナルトを表す言葉として、これ以上のモノは今のところ存在しない。

 

理由こそわからないが、彼は里の殆どの人間に嫌われていた。幼い頃から罵声を浴びせられ、無視され、酷い時は石を投げられた。

 

そんな仕打ちを受けていたのにも関わらず、うずまきナルトが憎しみに呑まれないのは、1人の教師のおかげだろう。

 

 

うみのイルカはうずまきナルトにとって数少ない心許せる人とも言えよう。

そんなうみのイルカに認められたいが為に、うずまきナルトは禁書の巻物を盗み出し、そこに記されている術を覚えているのだから。

 

「ここにいたか、うずまき。(やっと見つけたようずまき君!もう夜だよ夜!お腹空いたんだけど!?」

 

そんな彼の後ろから誰かが声をかける。

ナルトが振り向いた先にいたのは、1人の少年だった。

 

一見少女のようにも見えるその容姿は、木々の隙間から見える月明かりに照らされ幻想的に映る。しかし、ナルトはその無表情な少年ーメグルをみて目を逸らした。

 

あ、コイツスゲー怒ってる。

 

「よ、よぉメグル。奇遇だってばよ?」

 

「誤魔化されると?(幾ら何でも遠くに行き過ぎだよ。コレはただのラーメンだけじゃ許されないよ?)」

 

「わ、悪かったってばよ!だからとりあえず落ち着こう、な?」

 

 

メグルは無言でナルトを見る。頰を引攣らせながら苦笑いのナルトと視線が交わり数秒程か。彼はため息をつき目をそらした。

 

ホッと息を吐き安堵するナルト。この無表情な少年と関わるようになった時も、こんな感じだったということを思い出す。

 

 

初めは犬塚キバに絡まれた時だったか。

いつもと同じように面倒な絡み方だったのだが、その時にキバの後ろからやってきたのがメグルだった。

 

 

「弱い者イジメが趣味か?(キバ君そういうの良くないよ?)」

 

 

そういってキバを黙らせた後、一度頭を下げるとキバの首根っこを引っ掴んで去っていったのだ。

弱い者扱いは癪だったが、キバの慌てる顔を見られたのは悪くなかった。いい気味だ。

 

その日の放課後、イタズラで汚した教室を掃除しているとメグルから声をかけられた。

 

 

「今日はキバが悪い事をした。(今日はホントごめんよー。キバ君も悪い奴じゃないんだけどさぁ。)」

 

「えっ、あー…。別に気にしてねぇってばよ。」

 

「こちらの気持ちの問題だ。食事でもどうだ?(ホント?でも、やっぱり悪いからご飯奢るよ。何食べたい?)」

 

「メシ、かぁ。なら、一楽のラーメンが良いってばよ。」

 

「わかった、早く済ませよう。(ラーメンね。りょーかい!一楽ってどこにあるか知らないけど、美味しいんだろうなぁ。よし!掃除終わらせてさっさと行こう!)」

 

 

そういってメグルは掃除を手伝ってくれた。多少強引だし何考えてるかわからない無表情な少年ではあるが、ナルトは不思議と悪い気は起きなかった。

 

掃除を終え、箒を片付けていた時に教室の扉が開く。入ってきたうみのイルカが、2人を見て声をかけた。

 

 

「お、メグルじゃないか?どうしたんだ?」

 

「うずまきと食事に行くので、掃除を手伝っていました。」

 

「そうか!なら、今日は俺が2人に奢ってやるよ。」

 

 

どこか嬉しそうなイルカに、ナルトも嬉しくなった。こうやって誰かと一緒に食事をする機会はイルカ以外だと殆どないのだ。

 

アカデミーを離れ、一楽へ向かう。ナルトはイルカと色々な話をしながら、時にメグルにも話を振ったりした。あまり話さないタイプだと思っていたが、無表情な割には色々と話してくれた。

 

一楽に着き、イルカ、ナルト、メグルの順に席に座る。

店主の男、テウチにいつも通り注文を伝えるが、メグルは無言でメニューをじっと見たままだ。

 

 

「どうしたんだってばよ?もしかして、ラーメン食べた事ないのか?」

 

「いや…。(うーん。やっぱり醤油ラーメンが好きなんだけどなぁ。うずまき君の味噌チャーシューも捨てがたい。うーむ。)」

 

「?。そんなに悩むなら、俺と同じやつにすれば良いってばよ。おっちゃん!味噌チャーシュー大盛り2つね!」

 

「はいよ!」

 

 

思わず勝手に決めてしまい少し悪い事をしたと思ったが、メグルから「気にしてない。楽しみだ。(いやー、俺優柔不断だから。むしろ助かったよ。)」と言われ、好きな物を共有できる事に幸せを感じた。

 

そんな事を考えていると、つい思ってしまったのだ。

 

 

「なぁ、なんで俺をメシに誘ったんだってばよ?俺って、その…。」

 

「…そうだな。今回の詫びと、後は…(あー、そうだよねぇ。里の人の殆どが無視とかするもんねぇ。あ、俺はアレだよ。キバ君がゴメンねって事で誘っただけだよ。まぁ、本音を話すとさ。)」

 

 

 

「友達になりたかった。(主人公とは仲良くしときたいじゃん?)」

 

 

 

思わず俯いてしまった。この無表情な少年に今の自分を見られたくなかった。

このニヤついてしまう顔を見られるのは恥ずかしかったのだ。

そんなナルトとメグルを、イルカとテウチは微笑ましい気持ちで見つめる。

メグルは無表情にメニューを見つめ、微動だにしない。しかし、ナルトを気遣って視線をあえてそらしているのだろう。

2人の大人の心には、小さな安堵が広がった。

 

「ヘイ!味噌チャーシューお待ち!」

 

3人の目の前にラーメンが置かれた。

いつもより美味しそうなそれの匂いにナルトは顔を上げる。

 

箸を取る。

 

いつもと同じ大きな声で、ナルトは声を上げた。

 

 

「いっただっきまーす!」




「(やっぱり醤油ラーメン食べたかったなぁ。)」


今回はナルトの話となりました。
マジで悩んだよ(´・ω・)
簡単な流れを説明すると。
いのちゃんの話書こう→うまくいかない→サスケくぅーん→ダメだ、闇堕ちする→ナルトの話かぁ。なら最初は飛ばそうかな→アレ、やっぱりアカデミーの話書くべき?→幼少期のナルト君のコミュニティってどんなもんだ?
みたいな感じで不完全燃焼のままでございます。
正直もっと頑張れた気がする。

前書きでも書きましたが、皆さまお気に入り登録ありがとうございます。
これからもそこそこ頑張りますのでよろしくお願いします。

今後の展開の為のアンケートです。頭空っぽにしてください。

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