平穏に至る物語   作:ローランゲート・ぺろぺろ丸

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最近下ネタ書いてないから辛い。書いていい?


やっぱ主人公が絡むから話が長いわ!(後編)

5話

 

 

 

だから2年経ったんだって(場転)

 

 

おっす、お前ら。元気してる?

俺はそうねー、とりあえず下忍の班を決めるこの待機教室から抜け出したいな。

 

 

え、何?前話の続き話せって?

 

 

………。

 

 

いや、この前言ったじゃない?忍者はやだって。でもさ、なんか伝えるタイミングなくてさ。

 

………。

 

 

わかったよ!話すよ!でも特になんかあったわけじゃないからな!?

 

まず結論から話すと、ミズキ先生敵だったわ。

いや、そういやまとめで序盤の敵として出てきてたなぁって思ったけどさ。

 

あの後いきなり後ろを指差して「あー!なんだアレ!?」とかうずまき君が言うもんだからさ、咄嗟に写輪眼発動して後ろみたけど誰もいないのよ。んで、視線を戻したらうずまき君もいない、と。

 

 

あの野郎俺の飯奢らずフケる気かぁ?(伝説の超サイヤ人感)

 

 

そんなわけですぐに追跡。この真っ赤なお目目から逃げられるわけねぇだろうが!お前が晩御飯だゴラァ!!(錯乱)

と、そんな気持ちでうずまき君を飛び越え着地。道を塞いだわけだ。

 

狼狽えるうずまき君に「やりたい事があるならそれまで待ってるから早くしろ」と伝えて、俺は近くの木に寄りかかった。

うずまき君も最初は戸惑ってたけど、急に笑って「ありがとな!」とか言った後巻物を読み始めた。なんかデカくないそれ?

 

まぁ、これで晩御飯の心配はしなくて済みそうだな。

なんて考えてたら眠たくなってさ、つい目を閉じちゃったんだよな。

そんで、やたら騒がしいなと思って目を開けたらさ。

 

血まみれのイルカ先生が目の前にいたのよ。(ポッカ◯ット)

 

んで、俺が身体を預けてた木の上にやたらと武装したミズキ先生が立っててさ。

どうやらイルカ先生がうずまき君を庇ってやられたみたいだし、そのうずまき君は逃げたみたいだし、ミズキ先生真下にいる俺に気付いてないみたいだからさ、バレないように逃げようと思ったのよね。

だって、イルカ先生中忍だよ?ミズキ先生も確かそうだったはずだし、アカデミーの俺ら邪魔じゃない。

そう思って動こうとしたら、イルカ先生が「ダメだメグル!動くな!!」って。

 

なんでバラしちゃうのん?(つぶらな瞳)

 

んで、俺は俺で大声でビビって動きを止めちゃってさ。背後に降りてきたミズキ先生に首元に苦無を突きつけられたわけだ。

 

 

(ミズキ先生が)勝ったな、風呂入ってくる。

 

 

 

☆☆☆☆

 

 

「っ…!」

 

「へっ。いくら優秀でもガキはガキだなぁ。」

 

「やめろミズキィ!!」

 

 

メグルはその長い髪をミズキに掴まれ、首に苦無を突きつけられている。

掴み上げられた髪により、無理に頭を持ち上げられているメグルは苦悶の声を上げた。

イルカはその光景に声を荒らげる。しかし、それはミズキの加虐精神を満たす事にしかならないのか、彼はその顔を笑みで歪ませる。

 

 

「イルカ、知ってるか?このガキは12年前にあの化け狐に両親を殺されてるんだ。お前と同じでなぁ。」

 

 

その言葉に、メグルの目に動揺が浮かぶ。表情こそ変わらないものの、その変化はイルカを驚かせるものであっただろう。

イルカは以前のメグルを知っている。

決して勤勉とはいえないが、よく笑う子供だった。よくキバに着いて行って遊んでいるのを知っている。そして、花壇の花の世話をするのが好きだったのも知っている。

記憶を失ってからそれなりに活発だった印象は消え、人形のようになってしまった。

なのに、まるで何かに追われるかのように修行をしているのも見たことがある。

組手の授業で、成績優秀だったサスケに勝ったことがあった。今まで誰にも勝てない子だったのもあり、修行をしている光景を見ていたイルカは褒めた。しかし

 

 

『いや、この程度では満足できない。』

 

 

そこに喜びはなかった。その変化のない顔が、イルカにはまだ見ぬ恐怖に震えているように見えたのだ。それが、堪らなく悲しかった。

 

そして、ミズキの言葉は続く。

 

 

「おっと。そういえばお前は記憶喪失で知らなかったんだよなぁ。そうだ。お前の両親を殺したのは、あのナルトなんだよ!憎いだろ?悔しいだろう?」

 

「やめろミズキ!メグルもナルトもそんな子じゃない!」

 

 

イルカの叫びが響く。これ以上、大切な生徒たちを苦しめるわけにはいかない。激痛を訴える肉体を無理矢理動かし立ち上がる。

しかし、状況は最悪だろう。

イルカとミズキ。地力に差はあまりないだろう。しかし、ミズキは無傷、十分な装備、さらに生徒を人質にしている。

対してイルカはどうだろうか?ナルトを探すだけだったのもあり、忍具も最低限。不意打ちで身体は血濡れになり、本来の動きは無理だろう。そして、生徒に対し距離の近い彼では、生徒が人質にされている現状でまともに動けるはずもない。

 

間違いなく、詰んでいた。

 

ここまでは。

 

 

「………ぅ……。」

 

「あん?なんか言ったか?」

 

 

ぼそり。

メグルがなにかを呟いた。

イルカはともかく、ミズキにも聞き取れなかったのか、彼は少年の髪を持ち上げる。

その言葉に、メグルはミズキを睨み再度答えた。

 

 

「どうした?それだけか?(髪痛いんで離してもらえません!?)」

 

 

赤い巴の目がミズキを捉えた。ミズキは内に湧いた苛立ちよりも違和感を覚える。このガキの目はこんなに赤かったか?

 

今回の件、ミズキは依頼者より2つのモノを盗ってくるよう依頼された。

1つは『禁術の巻物』。

もう1つは『とりめ メグル』だ。

 

このガキに一体どれほどの価値があるのかは知らないが、己の欲のためだ。上手くやればどうにでもなる。

実際、ミズキは上手く事を運んだ。

ナルトに禁術の巻物の所在を伝え、メグルにナルトを追わせた。

ガキ2人くらいどうとでもなる。殺すも、生かすも。

 

しかし、ここにきてミズキの経験からくる違和感が警報を鳴らした。しかし、あまりにも漠然としたソレをミズキは気の所為だと斬って捨てる。

このガキに出来ることはない。ただ、少し生意気だ。その目を抉り取ってやろう。

そう思い、持っていた苦無を振り上げた。

しかし、苦無を振り下ろす前に、自身の足元が暗くなる。たまたま下を見ていたからこそ気付けたミズキが咄嗟に上を向き、影の主をとらえた。

 

蛇がいた。

巨大な蛇が、こちらを見下ろしていた。

 

 

「う、うわぁぁぁ!?」

 

 

思わず叫び声を上げ、後ずさる。

背中に木が当たり、己が逃れられないと知った。

蛇は威嚇音を鳴らし、そして口を開ける。

ミズキの口から言葉が漏れるが、恐怖のせいか呂律も回っていない。

そして、蛇は口を開けたままミズキへ頭を振り下ろす。最後の抵抗か、ミズキは思い切り目を瞑った。

 

 

5秒

 

10秒

 

20秒

 

 

ミズキは訪れるであろう衝撃と痛みに身構えていたが、いくら待ってもソレこない。

 

ゆっくり、目を開ける。

 

眼前には誰もいなかった。

 

 

「あ?…………っ!?あぁ!?あ、あのガキィ!!?」

 

 

ここでミズキは気付いた。先ほどの大蛇は幻術。術者は赤い目の子どもだ。

なんと間抜けか。ロクな抵抗もできない、忍者ですらない子どもにしてやられたのだ。仮にも中忍。いくらでも気付くチャンスはあっただろうに。些細な油断により、ミズキは2人を見失ったのだ。

 

 

そして、まんまと逃げ果せた2人は森の中を跳び回っていた。

メグルはイルカを抱えながら辺りを見回す。

イルカの傷は深い。このままでは最悪も考えられる。しかし、イルカは言った。

 

「禁書の巻物をナルトが持っている。このままだと、ミズキに殺されるかも知れないっ!」

 

とりめ メグルの中身はまだ若くとも成人した大人である。

恐らく、イルカは以前の自分とそう変わらない年齢だろう。しかし、本当に同年代のセリフとは思えなかった。

 

「(マジかよ、こんなになってまで先生として生徒守んのかよ。忍者マジ怖い、でもしゅごいのぉ。)」

 

頭の中こそバカ丸出しではあるが、幸い外見は鉄仮面。長髪を靡かせスピードは緩めず、イルカの真剣な目を見据えた。

 

 

「すまない、メグル。お前も巻き込んでしまった…っ。」

 

「構わない。しかし、うずまきをどう見つける?(まぁ、もう今更感あるよねぇ。忍者ってホント危ないわ。」

 

「いや、見つけるのはミズキの、ほうだ。俺に作戦がある。」

 

 

一度立ち止まりイルカの作戦を聞いたメグルは、無表情でイルカを見る。イルカには、どうにもそれが責められているように感じた。

 

 

「足手まといにはならない。(そんなボロボロで何言ってんのさこの人!?常識人だと思ったけどやっぱり忍者かよ!?忍者だったねゴメン!)」

 

「大丈夫だ、先生を信じろ。」

 

 

イルカはメグルの頭を撫でる。

確かに、先ほどの幻術は見事だった。アレのおかげで、絶対的不利は覆った。しかし、だ。いくら卒業したとはいえ、まだ下忍ではない子どもに戦わせ、自分は里に戻るなんて出来るわけがない。

 

無表情なのにも関わらず何処か不貞腐れたように見えるメグルを見て、イルカは安堵する。

あぁ、この子は変わっていない。

記憶を失った。

口調も変わった。

しかし、その心は優しいままの俺の生徒だ。

 

ナルトも、メグルも、必ず守る。

 

忍びとして、教師として、兄貴分として。

イルカは心に刻みつける。

 

 

そして、

 

 

そして。

 

 

 

「アイツは、木の葉の里の

 

うずまきナルトだ。」

 

 

イルカはナルトに変化し、ミズキを見事誘い出した。

 

森の中、木に体を預けながら座り込むイルカ。

ミズキが、心の隙を狙うために聞いた質問に、揺らぐ事なくイルカは答える。

 

近くで隠れていたナルトにとって、それがどれほど嬉しい言葉だったか。

 

認められたかった。

ただ、この里に居てもいいという証が欲しかった。

それを一番最初にくれたのは、最も認められたかったイルカなのだ。

 

 

「……っへ。めでてぇ野郎だ。テメェは最後に殺すつもりだったが、やめだ。

 

 

さっさと死ねェ!!」

 

 

ミズキは背中にかけていた大きな手裏剣を投げ

 

「があっ!?」

 

る前に、飛び込んできた何者かに蹴り飛ばされた。不意に手から離れた手裏剣はあらぬ方向へと飛んでいく。

ミズキを吹き飛ばした何者かは禁書の巻物をもち、イルカを守るように立つ、オレンジのジャケットを羽織った金髪の少年。

 

 

「イルカせんせーに手ぇ出すな。殺すぞ…!」

 

 

名を、うずまきナルトという。

 

 

「ってぇなぁ。やってくれるぜクソガキ…!テメェなんざ一発でケリつけてやるよぉ!」

 

簡単な盗みだったのにも関わらず、何度も邪魔をされ苛立ちの隠せないミズキ。その声も荒いモノとなっていた。

 

「やってみろクズ!千倍にして返してやっから…っ!」

 

しかし、売り言葉に買い言葉。ナルトもミズキを睨みつけ、犬歯をむき出しに挑発する。

それに、ミズキの沸点が限界を超えた。

 

「ほざきやがれ、化け狐がぁ!!」

 

 

持っていた残りの苦無を片手に3本、両手に計6本持ち、ナルトに向けて放つ。

そのスピードは腐っても中忍。アカデミー生に捌けるハズもない。ミズキは笑みを浮かべ…。

 

 

「甘い。(うずまき君あぶなーい!))

 

「な、にぃ…!!?」

 

ナルトの前に現れた影が腕を横へ一閃。

放たれた苦無が金属のぶつかる高い音と共に四散。方々に散らばった。

 

「うずまき、今だ。」

 

「メグル………っ。おう!」

 

大きな手裏剣を持ったメグルが背後にいるナルトに声をかけた。それだけで、ナルトの心に光が溢れる。

 

イルカだけではない。ここにいる少女のような少年もまた、ナルトを認めてくれる大切な人だ。

 

ナルトはミズキを見据え指を十字に組む。

禁書の巻物に記された禁術の1つ。必死に修行し、覚えた己の火影への第一歩。

 

 

「『影分身の術』!!」

 

 

煙と共に現れたのは辺りを覆う程に分身したナルトの姿。それも、ただの分身ではない。実体を作り出すことで攻撃、伝達、囮。数多の手段に使える超高等忍術だ。

 

 

「ひ、ヒィィィ!?」

 

 

その光景にミズキはその場で尻餅をつく。逃げ場はなく、反撃は不可能。文字通り千倍にして返される。しかし、ミズキにとってさらに不運なのは、そこではない。

 

 

「「あれぇ?こないのぉ?」」

 

「「「じゃあ。」」」

 

「「「「「こっちから行くってばよ!」」」」」

 

 

例え抵抗しなくても、千倍からは逃れられないことだ。

 

 

 

 

 

朝日が差し込む。

メグルは木にもたれかかりながら、イルカとはしゃぐナルトを見ていた。

 

ナルトの額には、いつものゴーグルはない。代わりに、木の葉の忍びの証である額当てがつけられていた。

余程嬉しいのだろう。身体中傷だらけだと言うのに、全身を使い喜んでいる。

 

 

「さて、そろそろ帰るぞ。巻物を返しにもいかないとな。」

 

「うげぇっ!!そ、そうだったぁ。じいちゃんにめちゃくちゃ怒られるぅ!」

 

 

喜びから一転、絶望に染まるナルトを見て、イルカも笑い出す。

「笑い事じゃねぇってばよぉ!」なんてナルトが叫ぶも、イルカは御構い無しだ。

そんな光景を見ていたメグルは、小さくため息をついた。

 

 

「「あ。」」

 

 

すると、2人が騒ぐのをやめこちらを見ていた。メグルは一度後ろを振り返るも、もちろん何もない。

 

 

「メグル、お前…。」

 

「お前ってば、今笑っ…。」

 

「イルカ先生。そろそろ戻りましょう。『ナルト』、一楽の奢り。忘れるな。」

 

 

無表情でそう告げたメグルは、そのまま2人に背を向け歩き出す。

イルカとナルトはお互いに顔を見合わせ、そして笑顔になった後、メグルの後をついていった。

 

こうして、うずまきナルトの物語が始まるのであった。




「(や、やったぁ!笑えたっぽい!感情ゲットだぁ!でも見られたの超恥ずかしいぃぃぃ)」

お疲れ様です。原作が始まりました。
お気に入り、感想、評価ありがとうございます。
もっとくれたら喜ぶからもっとください(直球)

今後の展開の為のアンケートです。頭空っぽにしてください。

  • すっごく可愛いテンテンちゃんルート
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