平穏に至る物語   作:ローランゲート・ぺろぺろ丸

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アンケートはもうちょっと放置しときます。
頭空っぽにしたらみんな煩悩まみれで草。




鈴ちょーらーい!ちょーらいよー! 後編!

7話

 

 

 

パンジャンドラムになりたい(末期)

 

 

 

 

やぁ。(バーボン)

 

 

現在俺は、草木に隠れてトラップで宙吊りになってるうずまき君を見ておりまーす。

 

まぁ、やっぱりこうなるよなぁ。

一応うずまき君には協力しよーぜとは言ったんだけどさ、ダメだったんだよなぁ。

 

「下忍になったんだし、もう俺とメグルはライバルだってばよ!」

 

そんなんどうでもいい(マジレス)。

まぁ、作戦通りではあるけどねぇ(ねっとり)。

とりあえずうずまき君なら、こう言ってくれると思ってたからね。コレを他の2人にも行う。こっちも簡単だったよ。ほら、うちは君煽り耐性0だから。春野さんはうちは君の言葉にはイエスウーマンだから。こうしておくと、どうなると思う?

これでカカシせんせーが1人じゃ相手に出来ないほど強いってわかっても、プライドの高い下忍の子供たちは協力はしない。

 

俺の忍者退職RTAが早まるってわけだ(ニチャア)

 

よぉし、次は誰が行くんだ?春野さんかい?うちは君かい?どっちでもいいからカカシせんせーに挑んで負けてくれよなー頼むよー。

 

っと、うちは君が仕掛けたねぇ。うっわぁ、カカシせんせーの体が穴まみれかぁ。でも、変わり身なんでしょ?

 

煙の中から変わり身用の木がでてきたよ。

アレってなんで木なんだろうね。あのサイズの丸太とかどっから持ってくるんだろ?謎だよなぁ。

あ、うちは君逃げたね。春野さんも追従っと。なら俺もついてこうかなぁ。

 

 

 

 

 

やぁっと見つけたよ。ってあれ?うちは君それ何?新しい遊び?

なんか首から下埋まってるけど、もしかしてカカシせんせーの仕業かなぁ?

 

「ひぁぁあぁぁあぁ!!今度は生首ぃぃぃ!??」

 

あ、春野さんがそれ見て気絶した。今度はってことは、前回もなんか見たのあの子?さて、そろそろカカシせんせーさが「何やってんの?」

 

ぴやぁぁぁあぁああぁ!!?!?

 

 

 

全力で走ったわ。途中起爆札ばら撒いてやったわ。いや、ビビるって。本気で怖いからやめてくんない!?

あーやばい、めっちゃ心臓バクバクしてるもん。

考え事してるときに後ろから声かけられると本当に腰抜けるからな!!?イタズラだとしてもやめとけよ!!

 

「逃走までの判断、攻撃と目くらましを兼ねた起爆札。まぁ、悪くない手だけど。すこーしやりすぎなんじゃないの?」

 

やっば、この辺り何もないじゃん。カカシせんせー正面から普通に歩いてきてるし。チリンチリン鳴っててわかりやすいはずなのになんで背後取られたんだろ?

後、子供に飯抜きで鍛錬させてボコったり、平気で3時間4時間も遅刻して来る奴に言われたかないですー!現代人なめんなよ!?こちとらサビ残社泊の常連じゃコラァ!!毎日毎日アホみたいに増える仕事を捌き!頭の悪い上司の愚痴を聞いて!ダメな先輩と使えねぇ後輩の尻拭いをして!もらえるお金はすずめの涙!なんだよこれ…なんだよこれぇっ!?

 

(この時、俺は忍者を止める為にコソコソしてたことを完全に忘れていたのです。)

 

よし、久々に体に力が宿ってるぜ。怒りのパワーのおかげでいつも以上に体に力が入ってキタァ!これで目の前のドスケベ未婚おじさんにあの頃の理不尽な怒りをお見舞いしてやれる!

 

 

勝ったな、風呂入って来る。

 

 

 

☆☆☆☆

 

 

 

「(さて、コイツはどうでるかな?)」

 

 

カカシは目の前で己を睨みつける少年を見定める。先ほどまで気配を感じなかったところを見るに、誘き出したかったのだろう。釣られてみれば、起爆札による攻撃と目くらまし。更には、大きな音でナルト達に居場所を知らせる。かなり荒っぽいが、1つの手で複数の成果を出したのは評価できる。しかし、どうにも解せない部分もある。

 

 

「どうもアイツらがやられるまでじっとしてたみたいだけど、もしかして俺なら1人でもやれるとか思っちゃってる?」

 

 

恐らく隠遁で姿を隠している間に、ナルト達がカカシと一対一で対峙し、敗北する姿を見ていたはずだ。カカシ自身、ヒントという意味で見せてもいた。ならばこそ、自己紹介の時にカカシが素性をボカした意味を理解していたメグルが、この演習の課題に気付かないはずがない。

 

カカシの言葉に対し、メグルは一度辺りを見回す。まるで、ナルト達に聞かれるわけにはいかないとばかりに。

 

「だいじょーぶ。ナルトはまだ罠にかかってるし、サスケもサクラも動かない。」

 

その言葉にメグルは一考したのち、ゆっくりと口を開いた。

 

 

「ナルトは額当てを手にした経緯で増長している。うちはも、高いプライドが邪魔している。春野は周りが見えていない。こうでもしないと、協力は望めない。(いや、だってみんなはなりたかった忍者になったばかりだしさ。強敵を1人で倒したいとかじゃない?ゲームの縛りプレイみたいなもんだよね。)」

 

「(やはり、感づいていたか。いや…どちらかといえば、強敵相手に1人で敵わないと判断し、可能な手を打とうとした。そんなところか。)なるほどね。つまりは、元々共闘する気だったわけか。」

 

 

冷静な判断力。

中忍としては経験が足りないが、下忍としては十分にやっていけるレベルだ。

さらに、メグルは現状術をほぼ使っていない。

ひっそりと隠れ、相手を誘い、起爆札をばらまく。

自分の手の内を明かさない手腕は、アカデミーから卒業したばかりとは思えない。

この様子だと、アカデミーの成績も誤魔化していた可能性もある。

 

 

「現状、任務の続行は不可能。」

 

「諦めるって事?なら4人の内2人はアカデミーからやり直しになるぞ?」

 

「いや、それはない。俺がやるべきは1つーー

 

 

「時間稼ぎだってばよ!」

 

 

カカシが驚きの声を上げる前に、地面から飛び出した『ナルト』の拳が顎へ迫る。

現在、ナルトは1人で弁当を食べようとした罰で、投擲用の丸太に縛られているはずなのだ。

 

咄嗟に腕をはさみ直撃こそ免れたが、衝撃によりカカシの体が宙に浮いた。

『ナルト』は目的を達成したのか煙を上げて消える。

カカシがメグルを見る。赤い眼を光らせたメグルは身動きの取れないカカシの顔に目掛け手裏剣を投擲した。

 

「その状態では印は組めない、避けることもできないだろう。(よっしゃぁぁぁ!やっちまいなぁぁぁ!!)」

 

迫る手裏剣に対し、カカシは空いた腕で苦無を掴み弾き飛ばす。不安定な体制のまま腕を振るった為か、己の腕が視界を一瞬遮った。手裏剣を弾き終えた時には、既に目の前にいた少年の姿は消えている。

 

「っ!どこにいった…!?」

 

 

その言葉に答えるように、カカシの背後から地面を踏む音が聞こえる。視線を背後へ向ければ、既に助走をつけ飛び上がり拳を握るメグルが見えた。このままでは、メグルの攻撃はカカシを捉えるだろう。

 

カカシが上忍でなく、メグルがミスをしていなかったならだが。

 

カカシは後ろ向きに倒れていく体を捻り、地面に手をつき体を支える。そして、その身体能力で腕を軸に体を回し、メグルの腹を蹴り飛ばした。

長い髪により表情こそ見えないものの、カカシの反撃によりくの字に曲がったメグルは小さな放物線を描き地面に仰向きに倒れこむ。

 

やっとの事足を地面につけたカカシは、動かないメグルを警戒した。

 

 

「(さっきの『ナルト』は恐らくメグルの影分身が変化したものか。言葉で共闘はないと思わせたところへ、仲間に扮した影分身で攻撃。解除した影分身の煙で姿を隠している間に手裏剣を投げて俺の動きを制限するついでに、手裏剣を弾くために振った俺の腕で俺自身の視界を塞ぐ。その隙に背後に回って攻撃か。あの一瞬によくもまぁここまでこなせるもんだ。足音さえ無かったら、一撃入れられてたかもな。)」

 

 

今の戦闘により、カカシはメグルの戦闘力を分析する。純粋な格闘のみであれば、サスケに届かないだろう。しかし、忍術を駆使するのであれば、恐らく下忍ではトップの実力だろう。まだアカデミーから出たばかりとは思えない。

 

そんな事を考えながらもメグルから目を離さないカカシだが、どうやら先ほどの一撃で気を失っているのか、メグルは一切動きを見せない。手を抜いているとはいえ、上忍相手にここまで食い下がった少年だ。そう考え警戒していたが、どうやら考えすぎだったらしい。

 

「(ま、メグルは合格だな。まず共闘を考え、俺相手に足止めができるレベルの実力も見せた。そろそろ時間だろうし、先に戻るか。)」

 

カカシは立ち上がり、2・3歩ほど歩いた時に違和感を覚えた。咄嗟に鈴をつけていた部分に触れるが、そこには既に何もない。

咄嗟に辺りを見回せば、近くに落ちていた。カカシが苦無で弾いた手裏剣のすぐそばに。

 

ボフン、と。手裏剣から煙が上がる。

 

そこには、鈴をその手で掴んでこちらを見るとりめ メグルがいた。

目を見開き驚くカカシを赤い眼で見据え、メグルは口を開く。

 

「油断大敵だ、はたけ上忍。(取ったどォォォォ!!!)」

 

 

その言葉の後、仰向けに倒れたメグルが音を立てて消える。その時に、カカシはメグルの策に嵌まっていたことに気がつく。

 

最初に『ナルト』に変化してからの攻撃、その後の背後からの攻撃。続けてのソレに、カカシは思考誘導されていたのだ。

ナルトは最初からカカシを倒してから鈴を奪おうとした。サスケのように、戦闘の合間に盗ろうとはしていない。

だからこそ、メグルもナルトと同じ様に倒してから奪いに来ると決めつけてしまった。

 

 

「やられたな。一度ナルトに化けたのは、俺の意識を少しでも鈴から外すためか。」

 

「ナルトはそうする。そして、ナルトと戦ったはたけ上忍はそう判断する。(えっ?あ、あぁ!もちろん知ってたよ!カカシせんせーの考えなんかマルッとお見通しよ!)」

 

「(俺が4人の素性を調べているのも予想済み、か)…こりゃ俺の負けだな。」

 

 

所詮下忍と侮っていたが、中々どうして。冷静な判断力で研がれた刃も、しっかりと仲間を想える心も、カカシの想定していたレベルへとしっかり達している。己の班の正式な一員ではないが、これから育てるのが楽しみな忍者だ。

 

その後、カカシはメグルを合格にするが、他の3人に試練を与える為に黙っておく様伝える。メグルはそれを渋ったものの、カカシの彼らの為である旨を聞けば、静かに頷いた。

 

 

 

 

「ごーかっく。」

 

試練を課された3人ではあったが、カカシの命令に反し、サスケ・サクラ・ナルトは協力する事を決意。見事、カカシ班として明日から行動することとなる。

メグルも、三者三様嬉しそうにしている仲間を見ながら、無表情を崩す…事はなかった。しかし、どこか嬉しそうにしている。カカシにはそう見えた。そして、彼らが自分の手を離れるまでは、必ず守り抜こうと決意を固める。

 

こうして、第七班の試験は全員合格で幕を閉じ、明日の為にそれぞれが家路につく…はずだった。

 

 

「答えろメグル。何故、お前が写輪眼を持っている?」

 

再び演習場に集まった2人の少年。

とりめ メグルとうちは サスケ。

 

今日はまだ、終わらない。




メグル「気がついたら忍者続行してたもんなw」


感想・評価・お気に入りありがとうございます。
高評価は大好物です。(催促)
お気に入りが300件超えてすっごく嬉しいです。
このまま順調に伸びてくれる事を願ってます。

今後の展開の為のアンケートです。頭空っぽにしてください。

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