平穏に至る物語   作:ローランゲート・ぺろぺろ丸

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朝起きて「さて、みんな小説みてくれてるかなー?」って思って開いたらお気に入りが倍になっててそわそわした。
気づいたら新しい話書けたので初投稿です。


お◯んこ(略称)

8話

 

 

 

 

助けて。(助けて)

 

 

 

皆さま、ご機嫌麗しゅうございます?私は全く麗しゅうございません。

現在の時刻は夜の9時。良い子はもう寝る時間でございますよね。なのにも関わらず、目の前のうちは サスケという少年はすっごい怖い目で俺の事を睨んでます。

 

いや、ホントに意味がわからなくて困ってんだよ。なんか俺が写輪眼を持ってた事に怒ってるみたいなんだけどさ。いや、どしてよ?

写輪眼って結構な人が持ってるじゃん。ほら、カカシせんせーでしょ?うちは君のお兄さんでしょ?後は、後は…クレイジーサイコホモでしょ?アレ?他にもいた気がするけど。

 

まぁ、とにかくこんだけいるなら俺なら写輪眼持ってても目立たないと思うんだけど。

アレかな?うちは一族全滅したのに、なんでお前だけ残ってるのか的な感じなのかな?

いや、そんな事言われてもなぁ。

ほら、そもそも苗字うちはじゃないもん俺。だったら気づかれなかった的な感じで自己完結してくんない?

 

やっべぇ。考え事してたから黙ってたけど、無視されてると思ったのか目に殺気が宿ってるんですけど!?

 

マズい、このままだと忍者やめるどころか命やめさせられそう(コナミ感)

 

 

「答えろっ。うちは一族でないお前が、どうやって写輪眼を手に入れたんだ…っ!」

 

 

知らないよぉ!(メメタァ)

 

だってメグル君の家にあった家族の情報って写真とものすっごい雑な母さんの日記っぽい何かだけだもん!

雑すぎて暗号かな?って思うくらい雑だもん!

 

×月×日

うちはの屋敷に行った。ラカン君との交際許可ゲット♡

 

◇月◇日

子供が出来た。名前はメグルと名付けるつもりだ。後ラカン君包容力スゴっ♡

 

◯月◯日

メグルが生まれて可愛いヤバい。ラカン君心配しすぎウケる♡

 

 

一冊の日記帳にこれだけしか書いてないんだよ!?なにこれ?◯witterってやれやこの一言メモ!後いちいち最後にハート付けるなよ!旦那が好きなのは十分伝わったけどなんか気まずいわ!!

わかったのが母さんがゆるふわ頭なのと父さんがラカンって名前な事だけだよ!家族の思い出どこ…ここ?

 

周りの人に聞こうと思ってもこの里『根っこ』さんがいるから聞くに聞けないしさぁ!『あ、なんやアイツ親の事聞き回っとるな。邪魔やし殺したろw』とか思われてもやだもん!

 

でも、このままだとうちは君に殺されかねないしなぁ。どうしよ………。あー。もういいや。

 

逆ギレしよ。(サイコ)

 

適当に理不尽な事言ってお茶濁ししてやろう。只でさえ今日は理想の忍者退職RTAに失敗してるんだ。多少文句言っても許されるって。(謎理論)

 

そんでうちは君の質問を有耶無耶にした後にテキトーにフォローしとけばこの場は凌げるはずだ。

 

 

勝ったな、風呂入って来る。

 

 

 

☆☆☆☆

 

 

 

 

メグルの胸ぐらを掴み、サスケは声を荒らげる。理由は1つ。この少年の持つ『うちは』の証の所在を聞くためだ。

 

 

昼間の演習場で、試験に合格した事を喜ぶナルトとサクラを見ながら、こんな奴らとやらなきゃいけないのか。なんて事をサスケは考えていた。しかし、己もまだ未熟。今回の試験で、自分に足りないものを仲間で補う事を覚えたサスケは、ならばいつかはそれを1人でこなす為に修行の質を上げる事を決意した。

全ては、己の目的のため。一族を滅ぼしたあの男を殺す為に。

その時、2人のように騒ぐ事もなく、それを無表情で見ているもう1人に目を向けた。

 

とりめ メグル

 

アカデミーで、サスケが唯一組手の稽古に敗北した少年。

それ以前は、他の子供にすら勝てなかったヤツであったため、肩慣らしにすらならないと思っていた。

 

勝負は一瞬だった。

 

振るった拳を軽く防がれ、油断している間に転がされた。

仰向けに転がったサスケに跨り、眼前で止められた拳。サスケはいったい何が起きたのか全く理解ができなかったのだ。

 

それでも、イルカに褒められていたメグルが零した言葉をサスケは聞き逃さなかった。

 

 

「この程度では満足できない。」

 

 

己の中のプライドが刺激され、サスケはメグルを睨む。しかし、その顔を見た時に感じたのは怒りではなく困惑だった。

 

その眼はサスケ自身が鏡で見たことがある、復讐者の眼だ。

 

自身と同じ…いや、それ以上とでもいうような怒りと悲しみの混じった瞳。

濁っているように見えるが、その実透き通るほど暗く澄んだ憤怒の感情。

 

その時、サスケは初めてとりめ メグルという少年を認識した。

 

 

担当上忍との顔合わせ。

ふざけた態度の男であり、この時はあれほどの実力者であるとは思わなかった。

しかし、この時に印象に残っていたのは、間違いなくメグルだろう。

 

「平穏…平穏に暮らすことだ。」

 

その眼が一瞬赤く染まったのを見た時、驚きで声が出なかった。今のは写輪眼だ。いや、しかし、ありえない。

 

サスケの中で思考が回る。『うちは』でないアイツが写輪眼を持っているはずがないと決めつけたいが、今の光景を嘘だとは思えなかった。なにより、少年の告げた言葉の方が嘘だと思った。

 

「(アイツは俺と似ている。俺と同じ、殺すべき相手がいる。奪われた誰かがいる。)」

 

半ば決め付けだとは思う。しかし、そう思わずにはいられなかった。失う事の辛さは、誰よりも知っているつもりだから。

 

 

そして、夜の演習場にてサスケはメグルと対峙する。

これはサスケのわがままなのだろう。メグルが写輪眼を持つ理由は、その復讐相手に関係しているのではないか。そう考えた。

もしかして、もしかして…。

 

彼の復讐相手とは、自分の復讐相手に近しいものなのではないか?

 

そう思った時、サスケは自然と口を開いていた。複雑な心境だ。そんなことはありえない。しかし、言い切れない。

そうあってほしい。だが、杞憂であってほしい。

 

俯いていたメグルの眼と睨むサスケの眼が重なる。その瞳の奥にあったのは、やはり憎しみの炎だった。

 

 

「うちは ラカンを知ってるか?」

 

「うちは…ラカン?」

 

 

その名を、サスケは偶然知っていた。己の父、うちは フガクの弟。

その姿を見た事はないが、一度だけフガクの口からその言葉を聞いたのを覚えている。

母であるミコトと何やら話していたので、こっそり話を聞いていたのだ。

といっても、その時はフガクのその言葉のみしか聞けなかったが。

 

 

「それでもラカンは、うちはの英雄なのだろう。アイツには悪い事をした。」

 

 

どのような思いでその言葉を零したのか、サスケはわからない。しかし、その時の父の寂しそうな顔は忘れられない。

 

メグルは投げかけた質問の答えを待っている。サスケは過去から意識を戻し、その質問に答えた。

 

 

「ラカンは俺の叔父にあたる人物だ。」

 

「それが俺の父だ。」

 

 

声は出なかった。しかし、驚きにより眼が開かれる。

つまり、サスケとメグルは従兄弟の関係にあたる。どうして今までその情報を知らなかったのか。

恐らく、フガクが何らかの目的によりうちはから遠ざけたのだろうとは考えるが、とにかく情報が少ない。メグルが写輪眼を持つ理由はわかったが、その負の感情の意味がわからないのだ。

 

そんなサスケの疑問に答えるよう。メグルが話を続ける。

 

 

「父は母と結ばれる為に、うちはの屋敷から離れた人物だ。フガク殿は当主故、扱いをうちはからの追放としたのだろう。そのことは母の日記に載っていた。(ま、実際はポ◯モンゲットだぜ!ぐらいの軽い感じだったけど。)」

 

 

メグルが話すその内容をサスケはしっかり頭に記憶しておく。この先だ。この先に、目の前の少年を復讐者足らしめる何かがある。

 

 

「しかし、父はそれでも…里を想い、家族を愛していた。あの日、九尾に襲われたこの里で警備を担当していたうちは一族は、当然前線での活動を余儀なくされた。本来なら多大な死者として多大な被害が出ただろうが、それを防いだのは父だ。」

 

「っ!?そんな…事が……っ。」

 

 

あの日、フガクが零した言葉の意味を、サスケはやっと理解できた。一族から離れるのだ。当主としてそう対応するのは仕方ない事だったろう。しかし、それでもラカンはうちは一族を救う為にその命をかけた。

 

 

「俺には母の血筋の能力により過去の記憶がない。だから母が残した日記だけの情報となるが…。父がうちはを想っていることは理解できた。それを尊敬した。…しかし、だ。」

 

 

あぁ、世界とはどうして残酷なのか。サスケは心が引き裂かれそうになる。

目の前の少年は父と言葉を交わすこともできなかった。それでも、父の行いを尊敬していた。それがどれほど尊いものか。だが、ラカンの行いは無に帰したのだ。他でもない、己の兄によって。

 

 

「うちは。お前の野望を聞いた時、俺はどうすればいいかわからなかった。協力も出来ない、共感はしてはいけない。しかし、俺のこの想いはどうすればいい?(あー。なんか適当に話してたらうまくいきそう。よし、このまま押し切るぞー。)」

 

 

とりめ メグルはうちは イタチを憎んでいる。うちは サスケも同様であるが、イタチはサスケの兄なのだ。なら、サスケの想いの複雑さを理解するメグルはそれを実行する事を拒むだろう。そうしてその憎しみに蓋をしようと、しかしそれが出来ないともがく己と同じ存在に、サスケは涙を流す。未熟だとは思うが、サスケはそれでもその波を止められはしなかった。

 

サスケはメグルを抱きしめる。涙すら流せないほどにその身を復讐に焦がす同胞に、もう1人の大切な兄弟である同胞に。

 

お前は1人ではないと教えよう。

 

 

「俺たちは…同じだ。共に苦しみ、同じ存在を憎んでいる。だからこそ、共に行こう。俺とお前で、奴をっ…!」

 

 

サスケは共に歩む事を選んだ。

己の兄だ。尊敬もした、目標とした。そして、憎みもした。そんな感情を理解できるからこそ身を引こうとする彼を、サスケは救おうと思った。

メグルならば奴に、兄に刃を向けるに足りる理由があるから。

 

 

 

こうして、サスケとメグルは同士となる。

 




まず、はじめに誤字報告をしてくださっていた方に、感謝と謝罪をします。少し前に直せたんですけど、サイトの機能よくわかってなくてモタモタしました。許して下さい何でもしますからっ!

感想・評価・お気に入りありがとうございます。
みんながこの小説好きになってくれて嬉しいです。今後もいっぱい評価してください。

今後の展開の為のアンケートです。頭空っぽにしてください。

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