OverMagic-remake 作:ナナシ
「もう終わりかぁ…」
私が現実で頬を膨らませながら、足をバタつかせました。
それを見たモモンガちゃんは私の方に苦笑アイコンを出しながら話しかけます。
「俺も残念ですけどね。でもやっぱりマナさんが一番悲しいですか?」
「当たり前だよぉ…このキャラの為にどれくらい課金した事か…後どれくらいワールドアイテム注ぎ込んだ事か!」
「そ、そうですよね…ワールド・ディザスターとワールド・ガーディアンで魔法威力の底上げをして…」
「ワード・オブ・ディザスターでギリギリまで効率を追求!私程の後衛職は居ないって断言するよ?」
そう言いながら私が足を更に動かせば、彼はそれを面白そうに見ながら笑いアイコンを出してきました。
それを尻目に見つつ、私は机を両手で叩きながら何度も愚痴を言います。
「しかも!魔法を覚える為に何度も何度も
「でもそのお蔭でアウラウネの進化が出来たから良かったじゃないですか」
その一言に私は思わず首を傾げ…そうだったと思い出します。
過去に
「まず最初の条件がきついよね。アウラウネでモモンガちゃんと同じ量の魔法を覚えろって…課金前提とかさぁ」
「あれは酷かったですよね…まぁでもその情報を売った時かなり潤いましたよね」
「そのお蔭で私のNPCも作れたしね」
「…タブラさん、あの時一番悔しそうな表情を浮かべていましたよね」
その言葉に私達は互いに苦笑アイコンを出して…そして互いに無言の時間が続きました。
そして私は思い出した様に装備の話をしだしました。
「後は…アスクレピオスの杖、ケリュケイオン、テュルソス……とか」
「自分でも覚えてないんですか…?」
その言葉に私は目を背けつつ、今装備しているアスクレピオスの杖を見つめます。
回復系の魔法を使う時に効果量アップとMP消費量減少効果が好きで使っていたのだけど…うん、正直これくらいしか使ってないですね。
「…最後に一つ教えてくださいよ。ユグドラシル・ドライアド-サキュバスの方法…結局吊り上げるだけ吊り上げて知りませんでしたから」
「……モモンガちゃんはユグドラシルの根っこを知ってる?」
「いえ。知らないですね」
「そっか。えっと、ユグドラシル・ドライアド-サキュバスの転生方法がまぁそれの事で、根っこの障害を全て排除させ、スルトの炎を防ぐ手立てを見つけて防ぎ、人間とヘルと巨人の討伐数を全て同じ量にする」
「…え、討伐数を同じって…確かユグドラシル・ドライアド-サキュバスを取った時って…」
「1500人の後だったからさ。本当にきつかったし、条件も分からないから教授とかにも聞いてさ…」
…そう、最終的にヘルを1000匹程殺す事になりました。
流石に無理でしたので流石に諦めて
…そういえば私
「…一番最後がきつかったなぁ…」
「それ、マナさんが言います?私達の方が大変でしたけど…」
「…そう?まぁ私は九日間ユグドラシルで首を吊っただけだからまだ楽だったかな」
「…九日間ずっと守るのは大変でしたよ…」
そう言ってお互いに笑い合えば、扉からノックの音が聞こえました。
…お互いに顔を見合わせつつ、誰か来たのかと私達は頷き合います。
「…どうぞ?」
「ハッ。ご歓談中失礼します!モモンガ様、マナ様、御報告したい事がございましたので参りました」
…私達は、最初メンバーが来たのかと思っていました。
だけど、私達が話をしていた間に変わっている所が幾つかありました。
「…臭いが…それに、口…」
「どうされましたか?」
「……ああ、違うんだ。えっと、報告したい事ってどういう事?」
モモンガさんんの口がパカパカと開いたり閉じたりを繰り返してるのを見て、私は役に立たないなと思いつつも、それでも彼の…セバスの言葉に耳を傾けました。
「ハッ。実は外で警戒していた筈の小悪魔から連絡が途絶えたとデミウルゴスから連絡が来ました」
「……えっと…あー…」
「…セバスは外に出て私達に情報を渡してくれないかな?情報が無いと何も判断できないってモモンガち…さんも言ってたから」
「ハッ!それでは準備が出来次第ご命令を開始させて頂きます」
そのまま一礼をして去っていくセバスを見つつ、私はモモンガちゃんを見続けます。
ボケっとしているモモンガちゃんを叩いて治しました。
「……ハッ!そうか…」
「どうしたの?」
「…マナさん!俺の為に胸を触らせてください!」
…いえ、壊れた様ですね。