OverMagic-remake   作:ナナシ

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プロローグ-2

「……わ、分かった」

「じゃあ…触りますね…?」

 

それと同時に私の胸を鷲掴みする骨を見つつ、私は考えを纏めていきます。

…こういうセクシャルハラスメント行為を働く変態骨は、基本的にユグドラシルだと警告されて、最終的にBANされます。

だけどそれが無いって事は、ユグドラシルにパッチが入ったんでしょうか?

……いや、そんな事は無い筈です。

風営法に引っかかるであろうこの行為を、ユグドラシルの運営が許すでしょうか?

答えは否、そんな事をしたらサービス終了を宣言する前に警察(たっち・みー)さんによって消される筈です。

 

「ひぅ…ぅ…」

 

だ…だからこそ、モモンガちゃんは私に対して揉ませろとか言ってきた訳…なんですよね?

私利私欲で触りたかったとかじゃ…ないんですよね?

というか何時まで触っているんですか…ほんと…に……

 

「…うわぁ!?ご、ごめんなさいマナさん!いえ違くて!この両手が悪いんです!」

「別に…だ…大丈夫だから…」

 

そう言いながら手を放されて、私は立ち上がります。

…膝がガクガクして少しあれですが…いえ、私こんなに弱かったでしたっけ?

ユグドラシルのアバターの方に絶対引っ張られていますね。

 

「…そ、その…怒ってます…よね?」

「ううん…その、身体の事も分かったから大丈夫……かな」

「…ああ、そっか。ユグドラシルのヘラの根っこ伸ばしでサキュバスでしたっけ?」

「うん…だから………あぶなかった」

 

その一言と共にモモンガちゃんの方を見れば、彼は焦って私から視線を外しました。

…骨だから別に欲も何も無いと思うんですけどね。

 

「…さ、さて!これからもしかしたら戦う事もあるでしょうし、一旦第六階層に行きましょうか!」

「うん…えっと、セバスに指示したのはどうする?」

「それも第六階層で聞いて…ああいや、それだったら階層守護者の全員にも話を通しますか?」

「それだったらモモンガちゃんが階層守護者に連絡してもらってていい?私は一旦休憩しておきたいから…」

 

そう言いながら身体を抱きしめてみれば、モモンガちゃんは私の方を見てビクリとした後…コクコクと頷きました。

その様子を見て意地悪出来た事に少しだけ微笑みつつ、そのままゆっくりと自分の部屋に歩き始めました。

 

「…あ、モモンガちゃん」

「な、何でしょう?」

「もしリアルに戻ったら女性メンバー全員にこの事を報告させて頂きますから」

「……えっ?」

「後たっち・みーさんにも報告をさせて頂きますね」

「…どうしましょう。私、帰りたく無くなりました…」

 

 

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