ちゃんと文は考えて投稿します。
目的地に着いた草壁一家は、目の前に聳え立つ大きな一軒家を見上げる。
草臥れた外装、生い茂る雑草に家の中を行き来する野生動物たち。
「今日のご飯は狐の丸焼きか……ふははははっ!!」と悪魔みたいな笑い声をあげるメイを横目に、サツキは呆然としているタツオの横腹を小突いた。
「お父さん、ぼうっとしてないで。お世話になる人に挨拶しに行くよッ」
「あ、ああ……そうだったな」
一家の大黒柱であるタツオは頼りのない笑みを浮かべており、顔も青ざめていてお世辞にも調子がいいとは言えない。サツキはノロノロと歩くタツオの後ろ姿を眺めてから、気を高め始めたメイの膝裏にドミネーターを照準。
【犯罪係数オーバー999。執行対象です。セーフティを解除します。
執行モード デストロイ・デコンポーザー。
対象を完全排除します。ご注意下さい】
音声がなったと同時に二、三歩後退してからサツキはドミネーターの引き金を絞る。ドン!という音ともに放たれたエネルギー弾はメイの膝裏に命中。
「ぬぉおおお!?」
メイは足裏を抑え、体勢を保てずに転倒。凄まじい衝撃波がサツキに襲いかかる。
咳き込みながらメイを見下ろすと、寝転がり膝裏に息を吹きかけながらこちらを見上げるメイがいた。
「な、なにをするッ!?」
「膝裏にあるツボの委中に向けて撃っただけ。なにか文句があるなら頸動脈に撃ってからなら話を聞くけど?」
「……ないです」
再びドミネーターの照準を合わされたメイは首をぶんぶんと振って否定。全くもう、と息を吐きながらサツキはタツオに目線を向けた。
「約束して、メイ。お父さんが元気になるまでちゃんと見張っていること。出来るね?」
「な、なぜだッ!?」
【───犯罪係数オーバー999……】
「わ、わかった!だからそれを向けるのはやめろッ!!」
無言でドミネーターの銃口を眉間に突きつけられたメイは顔を手で覆いながらサツキに懇願。サツキは非常に冷めた目付きでメイを見た後、わざとらしい溜息を吐いて、ドミネーターを懐のホルスターに収めた。
「それじゃあ行ってきます」
静かに正座をしている巨大な妹メイとそのメイに拘束される父のタツオ。その非常にシュールな光景に苦笑いを浮かべながら歩いていると、ドンと何かにぶつかる。考え事をしていたから誰かに当たってしまったのだろうか。謝らなくては、そんなことを考えながら顔を上げるサツキ。
「余所見をしていました。ごめんな───」
さい。言い切る前にサツキは絶句した。
サングラスをかけた他国籍の女性がサツキを見下ろしていたのだ。引き締まった体躯に、ブロンドの短い髪。日常生活でどのように使うかわからない意匠を身に纏い、戦士然としている彼女の姿はサツキを絶句させるのには十分だった。
女性はサングラスを外し、サツキの顔を覗き込むと、口角を上げて手を差し伸べてきた。
「───ああ、あなたが今日ここに来るって言う……」
「は、はい!草壁サツキです!!」
「そう、私の名前は大垣・サラ・コナー。この村のみんなは私のことを親しみを込めて大垣さんと呼ぶわ」
メイは目眩がした。タツオの話では、大垣さんは人当たりのいいおばあちゃんという話だった。それがどうだ、目の前に立っているのはおばあちゃんなどでは無い、歴戦の戦士だ。袖の間から覗く上腕三頭筋がよく目立つ。
「どうかしたの?熱でもあるのかしら……」
「い、いえ……その……聞いていた人と違うなーって……」
彼女に抱いた印象を正直に言うと、大垣さんはああと笑って手を振った。
「これの事ね。偶にここに来る人にはこの姿で会話しているから」
現れたのは老婆の着ぐるみ。なるほど、いつもそれを被って余所者と会話をしていたようだ。そして、この村の住民となった草壁家には本当の姿を見せた───そういうことらしい。
「それじゃあ、これから宜しくね。サツキ」
そう言う彼女の姿はとても眩しく見えた。
大垣・サラ・コナーってなんだよ。
これ茶番ですからね。本気で書いてるのは別の作品ですよ?
とりあえずこれ読んだ人には滅びの呪文デスアルテマします。
メイとの戦いは
-
熱戦・烈戦・超激戦 を元に考える
-
ブロリーを元に考える