「私は一体何者なんだ!」白き狼の耳と尾を持つ
「どうして私は他の兄妹と姿が違うのだ!」その
「なぜ、なぜなんだ!」あまりにも純粋過ぎるが故に
「それは、ねぇ。あなたの家族があなたを愛していないからよ。」
本当の愛を
「やはり…そうか。」
「なら、どうすればいいかわかるわね。」
その、
「ああ、私が滅ぼし、新たに作り上げる。」
ピピピピピ
「う~ん」
私は犬走椛。妖怪の山を警備する哨戒天狗。いつも通りの時間に起きて、任務にでなければいけない。
この天狗の山は縦社会、上の命令には必ず従わなければならない。さもなければどんなペナルティが待ってるか。元々妖怪の山は鬼がトップだったけど、色々あって今は妖怪の山にはいない。おっと、そんなことより早く準備しなきゃ。今日は私と二人の先輩で見廻りだった。
急がなきゃ。
【少女準備中】
「遅いぞ!犬走!」
「申し訳ありません!」
そうだった、この人はとっても厳しいことで有名だった!
何せ、集合時間の1時間前にはもう到着しているのだ。別に私は遅れた訳ではないけど、ものすごくしかられている。
「もう止めないか。」
もう一人の先輩が止めてくれた。
「これから任務だ無駄口を叩くな。」
やっぱりこの人も厳しいな。
ちなみに、私を叱っていたのは、
もう一人は
「犬走!何をぼうっとしている!」
「!!! ご ご ごめんなさい!!」
≪時は、昼≫
うーん。対して何もなか「ばぁ!」
「ひゃぁモゴ! ムー!!」
「こらこら椛、脅かしたのは誤りますから静かにしてください。」
そう言って彼女は私の口を塞いでいた手をどけた。
「何するんですか文さん!」先輩方に聞こえないように極力声を小さくしていった。
「いやぁ、可愛い椛に会いにきたんですよ。」
この人は射命丸 文様。妖怪の山のトップであり天狗の長である天魔様の娘である。そんな彼女が私に会いにくる理由なんて…
「また特ダネ探しを手伝え~でしょ。」
「おお、話しが早い。お願いします!!」
「任務中なので今度にしてください。」
この人は文々。新聞なるものを出版している。別に新聞を出版しているのはいいことだと思う。でもほとんど嘘っぱちなのである。
「え~、お願いしますよ~。」
「そんなこと言ってもダメですよ。」
珍しく今日は粘ってくる。
「どうしたんですか?今日はやけに粘りますね。」
「実はこの間、湖のほとりに真っ赤なお屋敷を見つけたんですよ。」
ん?湖のほとり?確かそこは…
「確かそこには何もなかったと思いますけど…」
「そうなんですよ。突然出現したみたい何です。」
「まさか、そんな…」
「本当何ですよ。その感じ信じてませんね。」
「まぁ、にわかに信じがたいですけど…」
「まぁ続きを聞いてください。それで珍しくて入ろうとしたんですけど門番に止められて。」
「はぁ」
「なのでこっそり入ろうと思ったんですけどね。」
「コソ泥ですかあんたは?」
「まぁまぁ、でも入れなかったんですよ。入ろうとしたら外に叩き出される見たいに。」
「結界でも張ってたんじゃないですか。」
「私は、あの館には何か得たいの知れない大きな秘密があると思うんです。」
「つまり、あなたはその館の中を私の千里眼で覗いて欲しいと?」
「はい!」
「いやです。」
「ダメでしたかー。」
ようやく諦めが着いたようだ。
「椛が助けてくれないのが残念ですけど、この射命丸!絶対に諦めませんよ!」
「はぁ、頑張ってください。」
この人のめげない所は見習おう。
そうして彼女はどこかへ飛んでいった。
時々私は自由な彼女がうらやましい。誰に対してもフレンドリーだからどんな人や妖怪でも話せる。でもどうして彼女は下っ端である私なんかに話しかけてくれるのだろうか。
≪夜≫
結局、あれから何もなかった。強いて言うなら道に迷った人間を人里まで送ったことだけかな?でも何もなく平和なのが一番!
ずっとこれからも平和なのが良いな
「おい!犬走!何をぼさっとしている早く報告をしないか!!」
「ヒャイ!すみません!」
平和…かなぁ?
≪犬走家にて≫
「ふう、今日も疲れた。」
ん?家の前に何か荷物がおいてある。
「郵便?なんだこれ」
どうやら弟からのようだ
「え~っと?」
『姉貴へ
おみやげに酒を買った。泣いて喜べ。 弟より』
イラッ
「私あんまり酒飲まないんだよな~。て言うか何本目だよ。どんだけ酒好きなんだよ。」
うちには、弟が送ってきた酒のせいで、バーを開けるくらいにある。 全くどうしようか。
ん?まだなんか書いてある
『P.S.
たまにでいいから帰ってこい。兄妹全員が心配してる。』
…すまないな弟よ。
もうみんなに合わせる顔がないんだよ。
≪一方その頃≫
「パチェ、準備はできた?」
「後少し」
「フフ、後少しで幻想郷は私達のもの。」
紅い悪魔は高らかに笑う。
いかがでしたでしょうか。もし面白く思ってくれたらうれしいです。