<永遠亭 宴会の席にて>
≪side 小悪魔≫
「本当によろしかったのですか?何もしていない私まで宴会に参加して…」
私はお嬢様達から誘われ宴会に来ていた。
「それなら私もよ。」
パチュリー様は本を読みながら私にそう言った。
しかし、私は気づいているが彼女は本を読んでる振りをして私を監視していることが多い。
まあそれは置いておいて。
「何か取ってきましょうか?」
私は彼女に聞く。
「なら、お菓子を取ってきてくれないかしら?」
彼女にしては珍しい甘いものか…
「了解しました。」
私は返事をし彼女から離れようとしたその時…
私はある1組に釘付けになった。
その先には…
「は〜い!あ〜ん。」
「あ〜ん。モグモグ。」
「美味しかったですか?」
「ん!」
「良かった!」
「ゆーこ!よーむ!」
「ふふ、もう私達の名前も言えるようになったのね。」
「んー!」
まさか!?そんな?!だって彼女は…
「?どうしたの?小悪魔?そんな風に突っ立って。」
「パ、パチュリー様!彼女達について何か知ってますか?!」
私はパチュリー様に聞いた。
「え?彼女達は冥界を管理している亡霊とその従者よ。もう1人の子供は知らないけど…」
彼女、シロギーについては知らないのか…
「挨拶をしてきても良いですか。」
私は彼女に問う。
「い、良いけどその前に…。」
私は彼女から許可を貰いすぐにシロギーの元へ向かっていった。
「…私のお菓子は?」
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「あの、少しいいですか?」
私は彼女達の元へ到着し声をかけた。
「?何かしら?」
ピンク色の髪の亡霊が言った。
「初めまして、紅魔館の図書館で司書をしている者です。」
「あら、初めまして。西行寺 幽々子よ。冥界の管理をしているわ。」
「私は魂魄 妖夢。幽々子様の従者をしているものです。」
私はシロギーに視線を向け聞いた。
「…この子は…。」
「この子はシロギーよ。貴方は魔神でしょう?彼女について何か知らないかしら?」
!この人私の事を知って?!
「ああ、警戒しなくてもいいわよ。あなたが幻想郷に何もしなければ敵対はしないわ。」
そう笑顔で言ってきた。
なるほど食えないやつだ。
「…彼女は私の親友です。何かあったのですか?」
「それはね…」
彼女は今のシロギーの情報を教えてくれた。
「…そんな事が…。」
「そうよ、だからこの子は私達と暮らすことになったわ。」
「それは良かったです。」
本当に良かった。
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「話は済んだかしら?」
戻ってきた私にパチュリー様は聞いてきた。
「ええ!もう大丈夫ですよ。」
「……そう。……いい加減貴方の名前位教えてくれないかしら?」
………
「…はぁ。教えてくれないならいいわ。」
「………バアルです。」
「…そう。ならついでに教えてくれないかしら?なんで私の下についたの?利用価値があるから?」
………
「私を召喚した時の貴方、とっても寂しそうでしたよ。
そんな女の子を私は放っておけないですよ。」
「?!」
「さて!お菓子でしたね!今お持ちします。」
私は唖然とする彼女を余所にお菓子を取りに行った。
≪side out≫
やっぱり、月を見ながら飲むお酒は違うね!
あの魔神に頼んでおいて良かったよ。
……にしても他の奴らはどこにいるんだろう?
元気にしてるかな?
そう思いながら
<宴会から数日たったある日>
≪side 椛≫
あれから、異変の騒動も徐々に収まり何時もの平穏が戻ってきた。
私はラティオと天星先輩を引き連れて竹林にやってきた。
「えーっと、確か…お!あったあった!」
私達の目の前には完全に開いてしまった牢獄へ繋がる亀裂があった。
「…犬走、どうやら私一人では無理な様だ。塞ぐ事は出来るが如何せん私の場合は術式で塞ぐため破られやすい。…これでは根本的な解決にはならないだろう。ラティオ殿はどうだ。」
「…可能ですよ。少々強引ですが、主様のご命令に比べたら大した事はありません。」
強引?
「待て、何をするつもりか聞いてもいいか?」
「それはですね、この忌々しい空間を破壊して私の世界に作り替えるのです!」
は?!?!
「ラティオ殿!そんな事をしては中にいる囚人が脱走してしまう!」
ま、まずい!ラティオは先輩の言葉を無視してやろうとしてる!
次の瞬間ラティオの腕が輝き出したかと思うと……
光が消えた。
「…主様。私の能力がこの世界に干渉しません。」
彼女は驚いた様子で私に言ってきた。
「当たり前でしょ!そんなんで私の監獄がどうこうなる訳無いでしょ!」
突然私達の後方から気配を感じた。
「お?タルタロス、来たのか!もうちょっとしたら塞げるからちょっと待ってな!」
私は彼女にそう言った。
「塞ぐって…アンタら苦戦してる様に見えるけど?」
うっ。
「その亀裂には何か有るみたいなの。私が修復してもどんどん壁が薄くなって穴が空いてしまうみたいなのよ。幸いその穴はそれ以上大きくなることはない見たいだけど。」
…正直言うと私は空間関係の魔術は全く分からない。あとはこの3人に託すしかないな…。
「……広がらないなら別に塞ぐ必要は無いのでは無いか?」
天星先輩が突然そんな事を言い出した。
「な、何言ってるのよあんた。」
タルタロスは呆れた様子で彼女に聞いた。
「門をつけるのはどうだろうか?下手に亀裂を塞ぐよりも手っ取り早いし頑丈なものにすれば心配はいらない。」
そうか!その手があったか!
「それなら私も手伝える。ラティオ殿もご一緒にどうだ?」
「分かったわ、私も手伝う。」
よし!これで解決しそうだ。
<数十分後>
結構長い時間がかかったな。
私達は完成した門を見上げたが…
「なんと言うか…禍々しいな。」
私はタルタロスにそう言った。
「そう?私はカッコイイと思うけど。」
…相変わらずこいつのセンスには着いて行けん…。
まあいいか。帰って休もうか。あ!そうだ!
「もう1つはどうだ?」
私は彼女に聞いた。
すると意外な答えが帰ってきた。
「…本当に言い難いけど、もう1つは月にあるの。見ての通り外からじゃないと閉じれないし跡には巨大な門が残るわ。最悪な事に幻想郷と月は敵対関係にあるの。もし私達が何かしたら最悪月と幻想郷の戦争になるわよ。まだ向こうの亀裂が開いた訳じゃ無いから猶予はあるわ。」
なるほど…
「お前の監獄ザルだな。」
そう言った瞬間瘴気のクナイが飛んできた。
≪side out≫
<遠い宇宙の彼方にて>
「全システム 準備完了まで残り65%」
「目的地を決定 あと18日9時間42分58秒で地球に到着します。」
「機械兵の複製完了まで 86% 」
「ワープホール・プロトコルに移行します。」
「目的地5万キロメートル地点にて惑星侵略プロトコルに移行します。」
「警告 警告 警告 重大なエラーが生じました。只今より全エラーを修正します。」
「たす…け…て。マス…ター。」
その巨大な何かは着々と幻想郷に向かっていた。
「Ⅴ」
秘封ナイトメアダイアリームズすぎ…
クラピで詰んだ…